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【高評価】トラブル巻き込まれ体質!?・・・6(結子ちゃん危機一髪)(1/2ページ目)

投稿:2025-05-17 05:57:10

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本文(1/2ページ目)

IT社畜◆IBeJZ3k(北海道/20代)
最初の話

私は宮崎といいます。地方国立大卒、地方のIT企業の技術職、社会人3年目の25歳です。学生時代はラグビーをしていて、身長も180センチと体の大きさと頑丈さが取り柄です。大学時代にはじめて彼女ができて、有頂天になっていたら、ラグビーの合宿で離れている間に、彼女の寂しさの相談に乗るフリをして近寄った後…

前回の話

私は3人が寝ている内湯で、お湯に入ったり出たり、露天風呂で風に当たったりしながらまったり時間を過ごしていると、ほどなくして、3人、目を覚ましました。「あれ・・・なんで私ここで寝てるんだろ・・・」#コーラル「あ、亜美ちゃん、起きた?」#ブルー「おにいちゃん・・・私、どうしたんだっけ?」#コ…

エロ少なめです・・・。

******

夕食タイムになり、子どもたちを連れて宴会場に行きました。先に来ていた聡美さんには、両親に謝りに行って、大丈夫だったことを伝えておきました。

宴会場にはお膳が並んでいます。余っている座布団を借りて子どもたちを寝かせて、宴会です。

さやかさんが、地元の酒を「サービス」として出してくれました。

とはいえ、お酒を飲めるのは、ほぼ半分、私とお父さんと愛美さん、亜美ちゃん、結子ちゃんだけです。

さやかさんは、お酒を持って聡美さんのところに寄って挨拶したあと、聡美さんが飲めないので亜美ちゃんと結子ちゃんにお酒を注ぎ、続いて、お父さんと愛美さんのところへ。2人は美味しいお酒も飲めてご機嫌なようでした。

お父さんと愛美さんは、いつも以上に仲良くしてくれていて、よかったです。お父さんはちょっと疲れ気味っぽく見えますが、愛美さんは、ツヤツヤな感じでした。お父さん、もしかしてあのあとも絞られたのでしょうか・・・汗。

さやかさんは次に里美さんのところに寄って、楽しそうに話しています。お互い元気で子供もできたことで、共感するものもあるようです。

最後に私のところにきてくれました。

「宮崎さん、あらためてまして、お久しぶりです。今日は来てくださってありがとうございました。それから、奥様、理子さん、でしたよね。あらためて、ご結婚とお子さんのご誕生、おめでとうございます。ホントに幸せそうな宮崎さんと理子さん見ることができて、私もうれしいです。」

「さやかさんも、お子さん、おめでとうございます。ゆうくんの子、大事にしてくださって、うれしいです。」

「さやかさんも、飲みませんか?あ、授乳中だったら飲めないかな?」とグラスを差し出しかけて聞くと、

「旅館の切り盛りで手が離せないことが多いので、母乳はあきらめて、ミルクだけなんです。だから逆にお酒も大丈夫です♪」

にっこりわらって、グラスを受け取ってくれました。

「お互い元気で再会できたことに、かんぱい!」

そう言うと、はにかむような表情で乾杯してくれました。

「ほんの1年くらい前のことなのに、なんか、ずいぶん昔みたいな気がしますね。」

「ホントですね。もう、死にたいくらいの日々だったのを、救ってくれて引き上げてくれた宮崎さんには、感謝しかないです。」

「山口課長のこと、解決してくれたのは、当時奥さんだった白鳥さんですから。私のお願いを聞いてもらえて、しかもこうしてまた会うこともできるようになって、ほんとにうれしいです。」

「でも、宮崎さんのお子さんが、こんなにあちこちにいるなんて・・・それもびっくりでした。どうしてそんなことに・・・?」

「それぞれ、御縁があって、ってことかなぁ。最初は、ここにいる、あみさん、私の元上司なんですけどね。」

「そういえば、昼間に集まったときに、おっしゃってましたね。」

「私から離れたはずなのに、今はこうして一緒にいようって言ってもらえて、私、ほんとに幸せ者なんです。しかも、こんなオバサンなのに・・・。」

「え、あみさんって、私とおなじくらいじゃないんですか?理子さんも、そうですよね?」

「さやかさんは、おいくつなんですか?」

「私ですか?26です。たしか宮崎さんと一緒ですよね?」

「若い・・・」「うらやましいわ・・・」

「え!お二人とも私より上なんですか?そうは見えないんですけど?!」

「ね、若く見えるでしょ?この2人。でも、あみさんは私の上司だって言いましたけど、新卒で配属されたときに、すでに課長でしたよ。」

「私だって、バツイチだし・・・。そもそも、ゆうくんと同期の里美が、私の4つ下の妹ですから。」

「えええ~!!お二人とも、全然そんなふうに見えないです!」

「おかげさまで、ゆうくんは、年齢とか気にしないで本人を見てくれるから、私達、救われてるんです。」

「そういう意味だと、私だってあんなに汚れた体だったのに・・・宮崎さん、一生懸命私のこと、なんとかしようとしてくれて。ほんとにうれしかったです。」

「あみさんとさやかさんがゆうくんを振ってくれたおかげで、私、結婚できたようなものですからね。私、お二人には特に感謝してるんです。」

「やだ、振ったなんて・・・。でも、そういうことですよね・・・。」さやかさんが言うと、

「そういう意味だったら、私が振ったのが最初ね?どう?えらい?笑」あみさんも笑いながら言いました。

「まったくよね!あみさんが一番ですから!」

「そういえば、里美もゆうくんを振ったのよね?もしかしてゆうくんって、振られまくり?私がおこぼれを拾ってかっさらっちゃった、ってこと?」

「あ~!言われてみればその通りだよね?!振られまくって落ちてた俺を理子さんがひょいって拾い上げてくれたんです。いかに俺がモテないか、ってのがよくわかる・・・。汗」

「それなのになぜこんなに女性が集まってるんでしょう・・・。ゆうくん、ヘンだよね。笑」

「うふふ、ホントですね!」

ひとしきり笑ったあと、しばし言葉が途切れ、さやかさんが、なにかいいたそうにしているのが雰囲気でわかりました。

「さやかさん・・・?どうしたの?なにか、あった?」

そう聞くと、理子さんにつねられました。ひい!な、なんで?!

「ゆうくん、さやかさんに言わせるつもりなの?ひどくない?ゆうくんから言ってあげないの?あみさん、どう思います?この鈍感男。」

「そうよね、ゆうくんって根本的に女心に鈍感すぎよね。」

「え”・・・。俺?俺がさやかさんに言いたいことなんて、決まりきってるけど、理子さん、俺から言っていいの?」

「いいから言ってるんじゃない。いつもの条件で、ね。」

「いつもの条件・・・?」さやかさんが、なんの話だろうと小首をかしげます。そんなしぐさ一つ一つが相変わらずかわいいです。

「あ、あの、さやかさん、俺、いまは結婚して子どももいる身だし、さやかさんも、もう旦那さんもお子さんがいる人妻だけど、もし許されるなら、俺、さやかさんと、あの時みたいな時間をもう一度過ごしたいんだ。少しだけでいいから、さやかさんの時間、俺にくれないかな・・・。」

「宮崎さん・・・うれしい・・・で、でも・・・」

さやかさんが、ちらちらと理子さんのほうを見ます。

「さやかさん、ご存じの通り、ココにいるゆうくんと関わった女性たち、みんな私がゆうくんと知り合う前の関係なんです。みんなゆうくんとの繋がりを大事に思ってくれてて、私、ポッと出で妻の座をかっさらえたからって、そんなご縁を完全に断ち切っていいようなものじゃない気がしてるんです。」

「でも、知らないところでされるのはやっぱりちょっと、っていうのもあって。だから、私も一緒にいてもかまわなければ、さやかさん、ゆうくんのお願い、聞いてくれるとうれしいです・・。もちろん、ご主人との間でトラブルの元にならなければ、なんですけど・・・。」

「理子さん・・・。ホントに?ホントにいいんですか?私のほうから、理子さんと宮崎さんにお願いしたいと思ってたんです。もちろん、宮崎さんを取ろうとも思ってないですし、理子さんが不安に思うようなことがあるなら、それも望んでないです。」

「でも、あの時の宮崎さんと過ごせた時間って、私にとっては宝物で。もし、もう一回あの時間を過ごせるなら、むしろ私からお願いしたいです・・・。宮崎さん、今夜、私を抱いてくださいますか?」

「さやかさん、もちろんだよ。さやかさんもそう思っててくれたなんて、俺、うれしいよ。」

「ゆうくん、よかったね!じゃあ、さやかさんのお仕事が済んだら、私たちの部屋に来ていただいていいですか?そのあとのことは、それから考えましょうか。」

「はい!ありがとうございます!あ、あの、あと、ウチの夫ですけど、夫からも、ぜひ、と言われてますので、そこは安心してくださいね。それじゃ、」

そしてさやかさん、にっこり笑って、「お酒、もうないですね。持ってきますね!」

そう言って、宴会場を出ていきました。

「・・・ゆうくんから、話だけは何度も聞いてたけど、想像してた以上に美人でかわいいわね・・・。」

「・・・勝てる気がしないです・・・。」

「ゆうくんって、どうして振られた相手にこんなに好かれてるんでしょうね・・・。」

「人のこと言えないけど、おかしいわよね・・・。」

理子さんとあみさんが、なんか言ってます・・・汗。

そこへ、聡美さんがお酒を持って来てくれました。本人は授乳中で飲めないながら、お酌をしに来てくれたようでした。

「宮崎さん、さやかさんとは、うまく話ができた?」

「おかげさまで、はい。聡美さんに今回誘っていただけなかったら、次いつ会えたかもわからなかったので、ほんとにうれしいです。ありがとうございます。」

「いいのよ、私のほうも、実家のこんなこと、損得なしでお願いできる人たちなんて他に思いつかなかったし。でも、ここに入った若夫婦がさやかさんたちのことだっていうのは、私も知らなかったのよ?」

「俺はこの前聡美さんから電話で聞いたとき、あれ?もしかしてさやかさんも関わりあるのかな、と思ったりしてましたけど、まさか前面に出て来てくれるとは思ってませんでした。」

「やっぱりこれも宮崎さんマジックなのかしらね・・・。」

「自分ではよくわかんないですけど、ありがたいと思ってますし、うれしいです。」

「宮崎さんに関わった女性たち、みんな幸せになってる気がするんだけど、違うかしら?」

「少なくともここにいる女性は、みんなそうですよね。」

「ゆうくん、女性を色眼鏡で見ないですよね。年齢とか、離婚歴とか、過去のこととか・・・」

「ほんとね、私なんて、さやかさんをレ◯プした男の妻よ?最初は脅されてホテルに連れて行かれたんだから。なのに、そんな相手でも、状況が変わったらさらっと水に流してくれて。」

「あはは・・・あの時はすみませんでした・・・。さやかさんを救いたい一心だったもので。」

「でも、ホテルまで連れ込んだのに、無理やりしようとはしなかったじゃない。あの時の私、魅力なかった?」

「そんなことないですよ?すごく色気ありましたよ。スタイルもいいし。でも、無理やりって、ダメですよね?」

「そもそも脅してホテルに連れ込んでる時点でダメだと思うけど・・・。しかも、娘さんまでホテルに連れ込んでるし。ゆうくんだとそれを許せちゃうのって、なんでかなぁ・・・。」

「え?!それは知らないわよ!宮崎さん、亜美をホテルに連れ込んでたの?!」

「あ・・・汗。ゆうくん、ごめん・・・」

「いいよ。聡美さん、実はそうなんです。山口課長のセクハラを辞めさせるためになんとか白鳥家と伝手を作りたくて、最初に見かけたのが亜美ちゃんだったんです。」

「亜美ちゃん、お父さんの女性関係と、お母さんの不倫を知ってた、って話しましたよね?亜美ちゃん、18歳の誕生日に、援交しようとしてたんですよ?キモデブなおっさんと。」

「え・・・そ、そうだったの?」

「さすがにそのおっさんは気持ち悪くてやめたみたいですけど、替わりにターゲットになったのが、たまたま近くで様子を見てたのに話しかけるきっかけが作れずに困ってた俺だったんです。」

「じゃあ・・・亜美から誘ったってこと?」

「結果としてはそうなんですけど、ホテルに連れ込んだことはかわりないですから・・・。」

「駅前で亜美ちゃんに声をかけられて、お金も渡して、ホテルに行ったんですが、そこで亜美ちゃんの事情を聞いて、泣き出した亜美ちゃんをしばらく慰めて、俺はエッチするのやめようと思ったんですけど、彼氏と別れるから吹っ切るためにエッチしてくれって言われて、したんです。」

「でも、すぐ失神しちゃって、目覚めたあとは、ほんとに数学教えてましたよ?」

「亜美・・・そこまで思い詰めてたなんて・・・。知らなかった・・・。」

「聡美さんを家に連れ帰って会ったときの亜美ちゃんの様子を見て、しっかり吹っ切れてたみたいに感じられて、俺も安心したんです。気になってましたから。」

「じゃあ・・・あの頃、なんか勉強に身が入らないみたいだったのも、あのあと気持ちを入れ替えたみたいに勉強しはじめたのも、宮崎さんのおかげだったのね・・・。」

「いや、数学を教えてみた範囲では、ちゃんと理解できてたし、地頭のいい子だと思ったので、ほんのちょっと後押ししただけですよ。あとは全部亜美ちゃんの力です。」

「でも、あのままズルズル行ってたらと思うと・・・ウチの家族、どうなってたかわからないわ。宮崎さんに救ってもらったってことなのね。」

「いやいや、たまたまですって。俺だって、かわいい女子高生の亜美ちゃんとエッチできて、役得だったんですから。」

「理子ねぇも、ゆうくんに会ってから、人が変わったみたいに明るくなったんですよ!」

里美さんが、会話に参戦してきました。

「え、理子さんって、昔からこんな感じだったんじゃないの?」

「昔の理子ねぇって、すごく引っ込み思案で、人のことを気にしすぎて自分がしたいことを言えなくて、なんとなく人に合わせる感じだったよね。みんなと一緒でいい、って口癖だったよね。」

「お恥ずかしい限りですけど、その通りなんです・・・。親に勧められて女子高行って、そのままエスカレーターで女子大行って、合コンで知り合った人となんとなく求められるまま結婚して、言われるままに離婚して・・・」

「そうだったの・・・。今は全然そんなふうには見えないけど・・・」

「ゆうくんと出会ってからなんです。」

「私も、片親で育って、その親も亡くなって肩肘張って暮らした挙げ句、気づいたらバツ2になって・・・。それがこうしていられるなんて、今でも夢みたいなんです・・・。」

「みんな、それぞれいろいろ抱えてたのを宮崎さんが変えてくれたのね。」

「そういう意味じゃ、里美はゆうくんと関わっても、変わってないよね。」

「え~!そんなぁ!」

「いや、褒めてるんだよ。少なくとも俺が知ってる里美さんは、昔から自分の中に価値観と判断基準がちゃんとある感じだよね。ブレないっていうかさ。でも俺はそれにずいぶん救われたと思ってるよ。それに、亜美ちゃんと援交するきっかけを作ってくれたのも、里美さんからの電話だしね。」

「あの電話がそんなきっかけになったなんて全然知らなかったよ!でも、結果的にそれで亜美ちゃんと聡美さんを救えたならヨシとしますか♪」

「結子ちゃんの人生だって、宮崎さんが軌道修正してあげたしね。」

「それは私と聡美さんと亜美ちゃんの3人でした感じですかね。」

「でも、そもそものきっかけは、3人でここに泊まりに来たときなんだから、宮崎さんがいなかったら、ここに来たりしなかったわよ?」

「た、確かに・・・。でもまぁ、少しでも役に立てたならなによりです。」

「少しじゃないわよ・・・。理子さん、宮崎さんの女性への影響力の自己評価の低さ、もうちょっとなんとかしたほうがいいんじゃない?じゃないと、知らないところでとんでもないことしでかしそうで心配だわ・・・。」

「とんでもないことって・・・汗。俺はただのしがない平サラリーマンですからね・・。そんなことあるはずないですから・・・。」

「当面自覚しそうになさそうね・・・。ますます心配になってきたわ・・・。」

「確かに・・・。」

「あの仕事一筋で純粋な男の子だったゆうくんがこんなふうになっちゃうなんて・・・。」

「理子さんとあみさんまで・・・。汗」

「でもゆうくんさ、育休が終わって仕事に戻ったら、ヘンなことに巻き込まれないように気をつけてよ。社内でさ、ヤバい計画がある話、聞いたことあるよ?」

「里美?なにそれ!ヤバい計画って、どんなの?」

「一部の女性社員で、宮崎くんを浮気させて離婚させて奪い取る計画みたいなのがあるみたいよ?」

「やだ、誰?それ。誰がそんなこと考えてるの・・・?」

「人事の松本さんとか、伊吹さんとか。ゆうくんの優しさに付け込んで浮気させて離婚させるところまで協力して、その先はそれぞれ頑張る、みたいな話が漏れ聞こえてきてたよ・・・。」

「あ~、あの人たちか・・・。タチ悪いわね・・・。」

「なんで里美、そんな話知ってるの?!」

「私さ、ゆうくんと仲良かったじゃない。会社でもゆうくんと仲良くしてるのがわかる女子って私しかいなかったみたいでね、ゆうくんが結婚した相手が私の姉だって言ってないから、私がばっさり捨てられたって思われたらしくて、結構同情されたのよ。笑」

「でね、松本さんと伊吹さんが、私を仲間に引き入れようとして声がかかったの。面白いから、いろいろ話聞いちゃったんだけどさ。笑」

「私、千葉さんとつき合ってるのも結婚するまで公表してなかったし、いまも総務の人しか知らないからさ、すごく同情してくれてるように話してきたけど、別れさせた後は自分で奪う気満々みたいだったよ。」

「肉食女子だ・・・。ホントは里美が振ったほうなのにね・・・。」

「それは言わないで~笑。それ、あの人達に知られたら、ヤバいかも・・・笑。」

「ゆうくん・・・、思いのほかゆうくんって狙われてるのね・・・。会社が違うから知らなかったけど、だったらなんで今頃?あみさんと関係するまで、彼女もいなかったんでしょ?」

「あ~、ゆうくんって、私の下にいて厳しく扱われてたから、そもそもそんな余裕、なかったんじゃない?内輪の飲み会以外、ほとんど出るヒマなかったわよね?それが私から開放されてから仕事でメキメキ頭角を現して、社内でいい噂が流れたのかもしれないわね。異動とかあると、人事とか総務とか、目につきやすいし。」

「あ~そういうことなのね!わかる気がする~!確かにね、異動のたびに、話題になってたよ?ヘンな異動が多かったもん。」

やばい話を聞いていると、さやかさんが日本酒を持ってきてくれて、亜美ちゃんとちゃんさんも集まって来ました。

「おにいちゃん!飲もう!」

「おにいちゃぁん!飲みましょう!!」

「え、おにいちゃんって・・・」

「さやかさん、ごめんなさい、ウチの娘とその友人なの、宮崎さんに懐いちゃって、おにいちゃんって呼んでるのよ。」

「そ、そうなんですね・・・。たしかに、若い子から見たら、お兄さんみたいに頼りになりますよね。」

「2人とも飲むのはいいけどさ、飲みすぎないようにね・・・。」

「だいじょうぶれすっ!」

「結子ちゃん、全然大丈夫じゃない気がするけど・・・。まぁいいか、酔ったら俺が部屋に連れて行くよ。」

「お姫様抱っこで?」

「え!酔ったらお姫様抱っこしてもらえるの?!私ももっと飲む~!」

「こらこら・・・しかたないなぁ。。。順番だからね。」

さやかさんが、その様子を見てクスッと笑いました。

「宮崎さん、若い子にもモテモテなんですね。」

「ね、さやかさんとお会いしたころは、彼女もいない寂しい男だったはずなのに、不思議ですよね~。」

と、結子ちゃんが、すくっと立ち上がりました。

「結子ちゃん、どうしたの?」

「お手洗い行ってきますっ!」

そう言って、ふらふらと出ていきました。酒の飲み過ぎでトイレが近くなったのかもしれません。たしかに、意識しだすと、私も急にトイレに行きたくなってきました。

「ごめん、俺もトイレいってくるよ。」

「途中で結子ちゃんに会っても襲っちゃだめよ~。」

「結子ちゃん、おにいちゃんに襲われるんだったら、ウェルカムかも・・・」

「そうかもしれないわね・・・。笑」

そんな声を聞きながら宴会場を出て、トイレへ。って、あれ?どっちだっけ?

うろうろしていると少し離れた旅館の奥のほうの場所にトイレを見つけ、用を足して戻ろうとすると、今度は宴会場がどっちだったかわからなくなりました。

「そもそもどっちから来たんだっけか・・・。汗」

宴会場の笑い声とかが聞こえるほうはどっちかな、と耳を澄ますと、声が聞こえてきました。女性の声です・・・が、なんかおかしい。

「あんた・・・急に・・・」

「なんで偉そ・・・お客に・・・」

「やめ・・・ださい!」

最後の声は、たしかに結子ちゃんです。でも、トラブルっぽい。時々立ち止まって声のするほうを辿ってみると、奥の方の、従業員のエリアのようで、関係者以外立入はご遠慮ください、と書かれた札がありました。結子ちゃん、なんでそんなところに??

そしてある部屋の前に行くと、声はそこから聞こえていました。従業員の休憩室のようです。そっと少しだけ戸を開けて、スマホを動画録画状態にして中を見ると、結子ちゃんが仲居の服装をした2人に左右から押さえつけられていました。

結子ちゃんの浴衣ははだけ、下着も下ろされて酒のせいかほんのり桜色に染まった体に薄めのヘアが見えています。色っぽい・・・。汗

そして正面にもう1人、金髪の、仲居の服装をした女。なにか言っています。

「お前が急に辞めるから雑用押し付けるヤツがいなくなって大変なんだよ!しかもお前の退職のせいで支配人まで首になって、私ら、おいしい思いができなくなったじゃないか。」

すると、ふすまが開く音がして、隣の部屋から誰か入ってきたようでした。そして男性の声がしました。

「お前、仲居やめて大学行くんだってな。そんないい体してるんだったら、俺達の相手をするほうが性に合ってるんじゃないか?」

「支配人っ!いやぁ!見ないでぇ!」

「お前のせいで俺は首になったんだ。コイツからお前が客で来てるって連絡があったから来てみたんだが、ちょうどいいから、お礼させてもらおうと思ってな。」

「いやですっ!やめてくださいっ!」

そして布がこすれるような音が聞こえました。

「どうせこんなトコまで誰も来ないだろうしな、これで楽しませてもらおうかな。」

「いやぁ!ヘンなもの出さないでぇっ!」結子ちゃんがなにかから顔をそむけます。

すると金髪の女が結子ちゃんの顎を掴み前を向かせて

「ほら、ちゃんと支配人のモノ、よく見ろよ。どうせお前処女なんだろ?支配人に女にしてもらえばいいじゃないか。大学なんて行かなくたってあっという間に大人の仲間入りさせてもらえるよ。ははっ。」と言いました。

すると、男が横から近づいてくるのが見えました。下半身、ハダカです・・・これは結子ちゃんじゃなくても見たくない・・・汗。

そして、結子ちゃんの体に手を伸ばし、「ちょっと痛い思い、するかもしれないけどな、すぐに気持ちよくしてやるから、感謝しろよ。」

男はそう言って、結子ちゃんの薄いヘアに、手を伸ばしました。

「やめてぇっ!!!おにいちゃんっ!たすけてっ!!」

その声に、頭が沸騰しました。

部屋の戸を開けて中に飛び込み、男を横にふっとばして股間を蹴り上げました。股間を蹴ったのが効いたのか、丸まって泡を吹いているように見えます。

「お前誰だっ!やめろっ!お前たちもコイツを押さえるのを手伝えよっ!」

金髪の女が叫び、飛び掛かってきたので、押さえつけてうつ伏せにさせて後ろ手に捻り上げました。結子ちゃんの左右にいた2人もいっしょに私を引き剥がそうとしたことで、結子ちゃんから離れたので、

「結子ちゃん、さやかさん呼んできて!」と言うと、

「はいっ!」

と返事をして、浴衣の前を合わせると、走って出ていきました。

「離せっ、お前誰だよ!お前に関係ねーだろ!」

女性とは思えない言葉遣いの汚さ、というか、客として来てたの、見てないんでしょうか。浴衣を見ればわかりますよね?

脇にいた2人が私を引き剥がそうと掴みかかってこようとしたので、金髪女の腕をひねりあげると、「痛い痛い!折れる!やめて!」と叫び、その声に女たちもビビっているようです。

ガタイがいいので威圧感があるのかもしれません。

すぐに、足音がして、さやかさんを先頭に、聡美さん、亜美ちゃんと結子ちゃん、理子さんが来てくれました。お父さんもいます。

「なにがあったの?!」

「女将さん!!急にこの男が部屋に入ってきて暴れて、支配人を襲って、私も襲われたんですっ!」

とんでもないことを言ってます。

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