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【高評価】新天地は下っ端。・・・2(福井課長、あらため)(1/3ページ目)
投稿:2025-06-29 16:46:34
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私は宮崎といいます。地方国立大卒、地方のIT企業の技術職、社会人3年目の25歳です。学生時代はラグビーをしていて、身長も180センチと体の大きさと頑丈さが取り柄です。大学時代にはじめて彼女ができて、有頂天になっていたら、ラグビーの合宿で離れている間に、彼女の寂しさの相談に乗るフリをして近寄った後…
前作から間があいてすみません。今後更新がスローペースになりそうですが、新しいタイトルでスタートします。******私は宮崎といいます。地方国立大卒、地方のIT企業の技術職、社会人3年目の26歳です。学生時代はラグビーをしていて、身長も180センチと体の大きさと頑丈さが取り柄です。社会人に…
その週の土曜日。事前にご実家の住所を教えていただいて、福井課長を迎えに行きました。
セカンドシートに赤ちゃんを乗せ、その隣に座ってもらいます。悠子ちゃん、やさしい表情の女の子で、とってもかわいいです。
「宮崎さん、ありがとう。チャイルドシート3つもあるのね。妹さんのところにもお子さん生まれたんでしたっけ。」
「理子さんの妹の里美さんは、以前ショッピングモールで会った事がある子ですが、理子さんの少しあとに子どもが生まれたんです。」うん、ウソは言ってない。笑
「そうなのね。でも、宮崎さんが理子さんの実家に同居ってびっくりだわ。宮崎さん、ご実家のほうは大丈夫なの?」
「はい、結婚してから顔合わせもしてなかったんで、先日、孫と嫁の顔見せがてら福島の両親も連れて実家に行って、同居の話もして、了解してもらってきました。」
「そうだったのね。よかったわ。うちもそうだけど、小さい子は大人の目が多いほうがいいでしょうし、双子だとなおさらよね。理子さんが安心して暮らせる環境になってるなら、私もうれしいわ。」
「そうですね。最終的には、二世帯住宅にしようか、っていう話にもなっていて、それも実家のほうにも話してあります。」
「すごいわね、ちゃくちゃくと人生設計進めてるのね~。理子さんも、いい旦那さん見つけられて、よかったわ。」
「あはは、そうだといいんですが。」
そんな話をしながら、福島家に到着しました。悠子ちゃんは、私が抱っこしていきます。
「ただいま~。」「おじゃまします・・・」
「いらっしゃい!先日はどうも!」
「福井課長!お久しぶりです~!」
「福島さん!今日はお招きありがとうございます!理子さんも元気そうでよかった!」
「玄関で挨拶もなんですから、とりあえずリビングへどうぞ。」
入ると、ソファに双子とゆうとが寝ています。
「おじゃまします・・・うわぁ、赤ちゃんがいっぱい・・!って3人?!妹さんも来てるの?」
「福井課長、おひさしぶりです。昔仕事でお世話になりました。宮崎くんの元上司だった、元藤原です。」
「藤原課長!!おひさしぶりです!お元気だったんですね!というか、どうしてこちらに・・・?それに、元って・・・」
「福井さん、はじめまして。福島の妻の愛美です。とりあえず、こちらにおかけください。いまコーヒー淹れましたから。」
愛美さんがダイニングテーブルに誘導してくれました。私は悠子ちゃんをだっこしたまま、席に着きます。
「あらためて、ご挨拶させてください。せっかくだから、知ってる顔も多いと思いますが、いろいろ状況も変わったりしてるので、ざっくり自己紹介もさせていただきます。先日も少しお会いしましたが、理子の父の福島です。宮崎くんには、ほんとに世話になってるんです。」
「理子の母の愛美です。宮崎さんのことは、ゆうくん、と呼ばせてもらってます。もう実の息子以上だと思ってます。」
「ここから先は、俺が説明するよ。俺と理子さんは、いいですよね。車の中でも話した通り、福島家で同居させてもらう選択をしました。双子の面倒もお父さんと愛美さんにも見てもらえて、とてもありがたい状況です。その双子は長ソファの2人、女の子の悠理(ゆり)と、男の子の理(さとし)です。」
「そしてこちら、面識はあると思うんですが、私の元上司の元藤原あみさん、今は、福島あみさんになってます。実は、数ヶ月前に、理子さんのお姉さんであることがわかりました。」
「ええ!ど、どういうことなんですか?!」
「私が学生時代につきあって妊娠させてしまった女性がいたんですが、その直後に姿を消してしまって行方がわからなかったんです。実は実家で産み育ててくれていて、なんの御縁か宮崎くんの上司になってたんです。今は認知もして、我が家の戸籍に入ってもらっています。」
「そして1人掛けソファに寝てる子があみさんと俺の子、悠斗(ゆうと)です。あみさんは籍は入れていませんが、実質俺の奥さんとして、これからも一緒に暮らしていくことにしています。」
「え、ちょ、ちょっとまって、藤原課長、あみさんと呼んだほうがいいのかしら、どうして宮崎さんとの間の子がいるの・・・?」
「私が会社を辞める少し前のことなんですけど、当時、私とその時の夫との間に子どもが出来なくて、調べたら夫の方に問題があったんです。それで、ネットで托卵してくれる人を探して、顔がわからないように一度だけエッチして・・・ってことがあったんですけど、その時の相手が、宮崎くん、ゆうくんだったんです。」
「俺のほうで、その時の相手が藤原課長だって気づいて、1回だけじゃ妊娠できるとはかぎらないし、ちょうど旦那さんが出張だったこともあって、一週間くらい子作りをしませんか、って持ちかけて、できたのが悠斗なんです。その一週間で俺はあみさんに落とされました。」
「そのタイミングで夫の浮気が発覚して結局離婚して、私も実はゆうくんに落とされかけてたんですけど、さすがに10歳も上のおばさんが前途有望な若い男性を縛っちゃいけないと思ったんです。」
「そんな時、ちょうど同窓会で出会った、昔好きだった先輩に告白されたこともあって、ゆうくんへの思いを振り切ってその人と結婚して転勤で海外に行ったので、仕事を辞めたんです。」
「お仕事辞めたのって、そういうことだったのね・・・」
「それなのに、その夫が交通事故で亡くなっちゃって、帰国して一人で出産したんですけど、一か月検診に病院に行ったら、ゆうくんとばったり会っちゃって。」
「私はゆうくんが連れてきた人を見て、なんか不思議な繋がりと信頼感を感じて、同居することにしたんです。でも両親に説明しないと大変なことになりそうだったから、一緒にここに連れてきたんです。」
「そしたら、お父さんがあみさんの顔を見て呆然としてて、話を聞いたら、娘だった、ってわかったんです。」
「昔つきあっていた女性と、瓜二つだったんですよ。実家の場所も、親の名前も、あみが聞いていた父親の名前も、一致していました。」
「理子と宮崎くんが、あみも一緒に3人で夫婦の形で暮らしていく、というので、私たちも応援しています。もちろん、対外的には、あみは旦那さんと死別して実家に戻った娘、悠斗はあみの元旦那さんの子、という扱いになりますが。」
「そ、そうだったんですね・・・でも、みんな、幸せに暮らせてる、ってことなら、よかったです。藤原課長が急に辞めたって話を聞いて、会社は違えど、技術系の管理職っていう共通点もありましたしから、なにかトラブルでもあったのかと、ずっと気になっていたんです。」
「でも、そんなプライベートな話・・・どうして私にまで?もちろん、口外はしませんけど。」
「それは、うちの双子も悠斗も、福井課長のお子さん、悠子ちゃんと、兄弟姉妹だからですよ。」
「み、宮崎さんっ!こんなところでそれを言っちゃ・・・!」
「大丈夫です。我が家はぜんぶ共有していますから。私もあみさんも、うちの両親もです。」
「孫がいっぱいで喜んでるんですよ?」
「すみません、福井課長とのプライベートなことまで話してしまって。でも、家族で信頼し合うためには、隠し事を極力なくすようにしてるもので。はじめは理子さんに、次にあみさんに、私がしてきたことを全部伝えたんですが、福島のご両親とも、こうしてアケスケに話をするために、洗いざらい、話すようにしているんです。」
「私は大丈夫だけど・・・理子さん・・・あみさんも・・・ごめんなさい・・・。でも・・・それで大丈夫なの?」
「はい、みんな、ゆうくんに幸せにしてもらった仲間、だと思ってます。」
「そうなのね・・・福島さん、それならよかった・・・。ウチの子も、上の子が3人いるけど、この子だけはお父さんと遊んでもらったことがないままで過ごすんだ、ってちょっとかわいそうに思っていたの。」
「でも、宮崎さんがちゃんと認識してくれてて、ご家族も理解してくださってるなら、たまに遊んであげてくれるとうれしいわ。知り合いのおじさん、って立場でいいから。」
「もちろんですよ。少し大きくなったら、悠子ちゃんとうちの子たちも一緒に遊んでほしいです。悠子ちゃん、さっきからね、俺の顔をみてニコニコしてるんだよ?なんか俺、うれしくてさ。」
「悠子ね、結構人見知りなのよ?それがゆうくんに抱かれてるとすごく満足そう・・・。やっぱりなにかわかるのかしら・・・。それにしてもびっくり・・・いろいろびっくりすぎて、なんか、放心状態になっちゃったわ・・・。」
「それじゃ、一休みして、お土産に頂いたケーキ、みんなで食べましょうか。」
「愛美さんありがとう!それじゃ俺がコーヒー淹れるよ。あみさん、カップお願い。理子さん、ケーキのお皿ね。」
「は~い。」「いいわよ~。」
そしてあらためてケーキを食べながらコーヒーを飲んでます。おいしい♪
「なんか、ここのお宅、不思議ね。」
「え、どうしてですか?」
「もともとここの家の人じゃないはずの、宮崎くんとあみさんが、すごく自然に動いてるの。昔から住んでる実家みたい・・・」
「あはは、私がずうずうしく動いてるからですかね。あみさんは、頑張ってくれてると思ってます。」
「だって、私の新しい実家がここなんだもの。早く慣れたいじゃない。」
「十分慣れてくれてると思うわよ・・・。下の娘の里美や彩より、よっぽどきびきび動いてくれてるもの。たのもしいお姉ちゃんができた、ってホントに思ってるんだから。」
「なんか、家族の距離感が近くて、うらやましいわ。」
「家族ってこういうものかなって、俺は思ってて、あんまり違和感はなかったんですけど、そうでもないんですかね?」
「宮崎くんは、実家でも朝から動いてたよな。嫁の親としては、理子とあみも一緒に動いてくれててホッとしたけど、そういう意味だと、ここにいるときと変わらない感じだったよな。」
「そうなんですね。私は、なんか、仕事してる宮崎さんと、家にいる宮崎さん、あんまり変わらない、って感じました。」
「そうなんですか?」
「私が見てる範囲ですけど、自分のすることを把握したうえで、人の作業を確認して、全体を見通そうとしてる感じがするの。でも、ゴールがどこかは絶対忘れてない感じで。」
「ゆうくんは、どこにいても同じスタンスなのね。」
「あ~、ラグビーのせいですかね?自分が得点しなくても誰かがやってくれればいいわけで。それがうまくいく配置とか自分の動きとか考えるクセはあるかもしれないですね。」
お父さんがこちらをみて、うなずきました。
「福井さん、外からのそういう評価はありがたいです。ついでと言ってはなんですが、あみや理子の仕事ぶりも、福井さんはご存じだと思うんですが、ちょっとお伺いしたいんですが、どんな感じでしたか?」
「あみさん、藤原課長は、別格で仕事ができる人でしたよ。人にも厳しく見えていましたがそれ以上に自分に厳しい感じでしたけど、裏表がなくて、信頼できました。この人が無理といったら無理、できるといったらかならずやってくれる、そんな安心感もありましたよ。」
「以前の理子さんは、仕事はできるのに、ちょっと押しが弱いというか自信がなくて、せっかくいい案を出してるのに、人になにか言われたらひっこめちゃう、みたいなもどかしさがあったんですけど、宮崎さんと結婚したあたりから、なんかすごく変わってきた気がします。」
「ちゃんと主張できるようになってきたというか、それも相手が受け入れやすい言葉を選んでくれていて、わりとすんなり相手も提案を受け入れてくれるので助かってます。」
「なるほど、ありがとうございます。先日、福井課長に、宮崎くんのことをお伺いしにいったことがあったと思うんですが、実は、ちょっと理由がありまして。」
「もしかしたら、仕事がらみのそういうお話もあるかな、と想像してきました。お伺いしてもいいんですか?」
「こちらこそ、ぜひ聞いていただきたいんです。」
そしてお父さんは、先日家庭内会議で話された、新しい仕事の話を福井課長にしました。
「それでですね、その会社のスタッフをこれからスカウトしていこうと思っているんですが、私が最初に白羽の矢を立てたのが、宮崎くんでした。それで、宮崎くんの外からの評価を知りたくて、福井課長にいろいろ伺いに行ったわけなんです。」
「そうだったんですね。別会社とはいえ同じプロジェクトに関わったメンバーとしては、要のメンバーに抜けられるのは痛いですが、適任なんじゃないかと思いますよ。」
「それで、まだ続きがあるんです。今度は、宮崎くんに、他の適任者を推薦してもらったところ、3人、名前が上がりました。」
「そうなんですか。誰だろう?私が知ってる人?」
「ここの3人ですよ。」
「え?!理子さんと、あみさんと・・・・え?私も?!」
「たかだか4年程度の経験ですが、その中で、信頼して仕事をお願いしたり、任せられたりできる人、と考えたとき、圧倒的にこの3人で、他には思いつきませんでした。同じゴールを見ている人、という安心感がある人たちです。」
「あみさんと理子さんは、適任だと思うわよ。でも私・・・技術でやっていく自信がなくて技術営業って形でお茶を濁してるのよ?」
「それって、自分の力量とや家庭環境と仕事とを、常にフィードバックしてるってことですよね。」
「私が欲しい人材も、そういう人なんですよ。特に立ち上げのメンバーは、お互いに技量も知り合っている信頼できるメンバーで始めたいんです。」
「私、福井課長の下で働いてたから、女性なうえに引っ込み思案な性格でも、能力を引き出してもらえて仕事に活かせてた気がするんです。」
「でも、ウチの会社、女性に対する評価って、厳しいですよね。特に、産休だけでなく、育休も取る話をしただけで、これだから女は使えない、って言葉を、何人かから言われました。そりゃ、育休を取りにくい雰囲気にすれば取らない男性と違って、女性はそれなりに取らざるを得ないと思うんです。でも、それって違いますよね。」
「たしかにそれ、私も今回言われたわ。以前技術営業に移ったのも、3人めが生まれたあとで、上のほうの複数人からいろいろ言われて自分の自信が傷つけられたのもあるし。」
「入社してしばらくは当時は上司にも恵まれて男女関係なく頑張れる気がしてたけど、役職がついて上の様子がわかるようになってきたら、会社の上の人たちは旧態然とした意識の人ばっかりでね。」
「それでもあの会社にいればそこそこ安定してるし、いつか認められるかも、と思ってずっとがんばってきたけど、離婚と出産が立て続けにあったことでいろいろ見えちゃって、そろそろ潮時かもしれない、って思い始めてたトコなの。ああいうのって、上が変わらないと、どうにもならないわよね。」
「そこで、自分たちで立ち上げるってどうですか、っていうお誘いでもあるんです。あみさんも、一度退職していますし、これから力を発揮できる再就職って、なかなか難しいと思うんですよ。しかも、このメンバー、全員育休中か、育休明けなんです。フルタイムでまともに働く前提の既存の会社とは、なじまないと思うんですよ。」
「私達は、そういうメンバーを前提とした働き方とか仕組みを考えていこうとも思っています。そうでないと仕事がまわらないメンバーですし、フルタイムを8時間で回すのは、子育てと両立させるのは無理だと思っていますから。笑」
「実は宮崎くんも、今の会社で、トラブルに遭ってるんですよ。先日、飲み会で複数の女性に計画的に薬を盛られて、あぶなく既成事実を作られるところでした。幸い内部にこっち側の人間がいたので被害は最小限だったんですが。」
「ひどい・・・私たちの宮崎さんにそんなことするなんて・・・」
え、福井課長、私たちの、って・・・もしかして、私はみんなに共有されてる前提なんでしょうか・・・いや、いいんですけど・・・汗。
「会社自体が悪いわけじゃないですが、そんなこともあって、職場に対する信頼感とか、安心して働ける場所っていう感覚が地に落ちちゃってるんですよ。仕事自体は面白いと思っていますが、やってみたら面白かっただけで、他に面白いことがあるならそれに固執する必要もないと思ってますし。」
「そんなタイミングでたまたまお父さんから出てきた話なんですけど、もし、福井課長に、もうひと冒険、したい気持ちが少しでもあれば、一緒に、やりませんか?福井課長は上のお子さんたちもいらっしゃるし、私たち以上に安定を求める気持ちもあるかもしれません。無理を押して、とは言えませんが、どうでしょうか。」
「考えることの中には、私たちがどこまで信頼できるか、ということもあると思うんですよ。この3人はまだしも、私ですね。福井課長から見た私がどれだけ信頼できるか、という話もあるかと思います。」
「今夜は泊って頂けるんですよね?このあと宴会しながら、いろいろ話しませんか。そういう中で見えるものもあるんじゃないかと思います。」
「わかりました。面白そうなお話ですし、私、技術的にはもうフェードアウトしないとダメかなと思ってたんですけど、悔しい気持ちもあったんです。もう一花さかせるチャンスとして、考えたいと思います。今夜ご一緒させていただいて、明日帰る前にお返事する、でもいいですか?」
「もちろんです。いいお返事をお待ちしていますが、無理だけはなさらないでください。」
そこで、子供たちが泣き出しました。
「じゃあ、ちょっと早いけど、宴会にしちゃいますか?」
「その前に、オムツとミルクタイムですね。福井課長、悠子ちゃんはまだ大丈夫ですか?」
「うちもそろそろかな、それじゃ、一緒にしちゃおうかな。そろそろオムツタイムだし。」
「じゃあ、客間で一緒にオムツ替えしますか。理子さん、俺は悠理を連れて行くね。」
「りょうか~い。じゃあ私は理ね。」
みんなで客間に移動して、座布団をならべておむつ替え。
引き続き、理子さんとあみさんは、授乳タイムです。私は3人分のミルクを作ります。悠子ちゃんはミルクだけなので、福井課長と一緒にミルク作りです。
ミルクを持って客間に行くと、理子さんとあみさんはまだ授乳中でした。
「福井課長、悠子ちゃんにミルクあげたいんですけど、いいですか?」
「いいの?!じゃあおねがい。ありがとう。それじゃ、私は理くんにあげていい?」
「あ、助かります。おねがいします。」
私は悠子ちゃんを抱っこして、ミルク授乳です。悠子ちゃん、ミルクを飲んでいる間も、じっとこっちを見ています。ときどき、頬が引きつるようににや、と笑っているような表情をするのも、ほんとにかわいい。福井課長も、理子さんの理の授乳が終わったあと、抱っこしてミルクをあげてくれています。
「宮崎さんって、子供好きなのね。悠子にも伝わってる気がするわ。すごくご機嫌だもの。」
「こんな小っちゃい時期って、ほんのわずかですからね。楽しまないと損ですよ。」
「ほんとよね。でも、他のこともしてると、なかなかそこまで余裕のある気持ちになれないことも多いのよ。私も最後の子だし、もう少し育休取りたかったんだけど、会社からいろいろ言われちゃって。あ~あ、そういう意味でも、辞め時なのかもしれないわね~。」
「そういう不満って、蓄積していきますよね。もし一緒に仕事ができるようなら、そういう不満って、次の人も同じように感じるはずだから、気付いた不満はできるだけその場で潰すか、せめて課題として拾い上げていけるような職場にしたいですよね。」
「ほんと、そう思うわ。すでにある組織じゃなじまないのかもね、私たち。」
悠子ちゃん、つぶらなひとみでこちらを見ていましたが、飲みっぷりはよくて、あっという間に飲み終えてしまいました。ゲップさせると満足げにくたっと脱力して肩にもたれてきて、愛おしいです。そっと座布団に寝かせて、哺乳瓶を洗いにキッチンへ。
「そうだ、ゆうくん、あれ、持って来て~」
「あれですね、わかりました。ちょっとまってくださいね~。」
客間に戻ると、福井課長に「義理のお母さんともあれで通じるのね・・・すごいわ・・・」と言われました。
「あはは、それは、あの、愛美さんの手元を見ればだいたい・・・」
「そういう観察もしてるんだ・・・。」
「俺、もともと料理も好きなんで、愛美さんと一緒に朝食作ったりもしてるんです。愛美さんの手際とかも参考になるんですよ。だから愛美さんの動きとか、次にすることとか、なんとなく次を予測して動くこともあるので・・・。」
悠斗と双子たちのミルク授乳もそろそろ終わる頃でした。3人分の哺乳瓶を持ってまたキッチンへ。赤ちゃん4人までなら、里美さんがいたときにもしていたので、なんとなく流れが掴めてます。
子どもたちも含め、今日は福井課長が来る前に入浴を済ませておいたし、福井課長も先に済ませてきてくれたそうなので、そのまま、出前で頼んであった寿司を囲んで宴会開始です。お父さんが日本酒を出してくれました。
福井課長の上のお子さんたちの話、反抗期が始まりつつある話や中学に入っておしゃれするようになって、気になってる、などの話を聞いたり、昔は産休だけで育休なんて取れなかった話とか、いきなりフルタイム8時間で体がついていけなくて大変だった話など、働く女性の生活環境、いろいろ大変だった話を聞きました。
今でも職場によっていろいろありそうです。逆に、どんな会社にしていくかっていうことにも繋がっていく話です。
そして私たちも、新しい仕事に参加することにした場合、子どもたちをどうするか、考える必要があります。悠子ちゃんも含めると赤ちゃんが4人です。全員愛美さんに見てもらうわけにはいかないですし、となると保育園に預けるのか、誰かを頼むのか、課題はいろいろ出て来そうでした。
それでもこの先、理子さんとあみさんと、ずっと一緒に働けることになりそうで、それを考えただけで、いろいろ問題解決していくモチベーションにもなりそうです。
福井課長とあみさんも、話がはずんでいるようでした。私と理子さんのように、昔、会社は違えど同じチームで働いたことがあったようで、私も知らなかったことですが、思った以上に距離感が近そうで、うれしいし、頼もしいです。
福井課長、例によって酒が進んでます。一升瓶は、あっという間に空になりました。そんなこともあろうかと、芋焼酎も準備してます。茜霧島です。
「それ!大好きなの!!もらっていいの?!」「もちろんです!ってか、私も飲みますよ!」「私も飲みたい~!」
「みんなすごいな・・・俺も、飲むかな。」
そして酒チームは揃って焼酎モードに切り替わりました。私と福井課長はロックで、お父さんと愛美さんはお湯割りにするみたいです。氷とお湯とグラス準備して戻り、それぞれのお酒を作って、あらためて乾杯です。
「福井課長と一緒に飲んだのって、これが3回目ですけど、楽しいですね。話題も豊富だし、私たち家族と価値観もすごく似てる気がして、うれしいです。」
「私は、仕事では何度も会ってるのに、福井課長と一緒に飲むのは初めてなの。なんかうれしいな。」
「あの、ちょっとお願いしてもいいですか?私の呼び方なんですけど、理子さん以外は会社も違うし、いまは仕事でのお付き合いの延長じゃない気分だし、名前で呼んでもらえるとうれしいです。それに離婚して旧姓に戻ってて、今は石川なんです。」
「そういえばそうですね。ええと、お名前はたしか、文章のふみこさん、でしたっけ?」
「・・・宮崎くん、よく覚えてるわね・・・。でも、読みが違うわ。文章の文は合ってるけど、あやこ、って読むの。よく間違われるんだけどね。」
「私達は石川さん、とお呼びすればいいでしょうか?それとも、理子やあみのように、名前で文子さん、とお呼びしたほうが?」
「私は名前で呼ばれてるから、名前で呼びたいわ。文子さん、って呼んでもいいですか?」
「なんか、結婚してからずっと福井で呼ばれてたから、石川に戻ってもなんかなじまなくて、できたら皆さん名前で呼んでいただけたらうれしいです。私も理子さん、あみさん、って呼ばせてもらってますし。」
「それじゃ、お言葉に甘えて、文子さん、って呼ばせてください。うれしいなあぁ!」
「え、ゆうくん、なにがうれしいの?」
「名前で呼ばせてもらえるって、なんか認めてもらった感じがあるじゃない。しかも、理子さんとかあみさんとか、愛美さんとかの含め、美人を名前で呼ばせてもらえてるって、ご褒美だよ?」
「宮崎さん・・・褒めても何も出ないわよ?」
「いや、たしかにな。宮崎くんの意見に俺も一票だ。」
「福島さんまで・・・。だめだわ、このメンバーでいると居心地良すぎて、もう会社に戻れない気がしてくるわ。」
福井課長はそう言って、焼酎ロックをぐいっとあおり、グラスが空いたので、私は茜霧島を注ぎました。
「ふぅぅ、今日のお酒、ほんとにおいしいわぁ。こんな美味しいお酒、前にバーで宮崎さんと飲んで以来よ?実家にいるとお酒を飲む相手がいないし、一人で飲んでると母親が酒ばっかり飲んで、とか母に小言言われるし、かといって、職場も、小さい子がいるから帰るんですよね、って言われて、あんまり飲み会にも誘われないし」
「え、確認してくれないんですか?」
「うん、上の部長がね、そういう言い方をする人なのよ。職場で仕事以外のストレスを感じるのって、モチベーションめちゃ落ちるのよね~。」
「そりゃそうですよね。やだなぁ。聞いてくれれば済むだけの話なのに。」
「前の旦那もね、結構そういうところがあって、引っかかるときが時々あったのよ。」
「うちはゆうくんと私とあみさん、細かいことも結構話しますよ。勝手に判断して違ったら困るし、3人意識合わせておかないとってすごく思ってるし。ね、あみさん。」
「そうね、私も話さないと、ってすごく思うわ。でも前の結婚のときから考えたら、びっくりするくらい。というか、家のことをする担当が決まってないのに回るってすごく不思議かも。ゆうくんが動いてるからなんですけど。」
「いいなぁ。みんなそう思ってくれるといいのにね。ウチにも1人、宮崎さんが欲しいわぁ。離婚してせいせいしたのはある半面、一人じゃ寂しい時もあるのよね。生理前の週末の夜とか、特にムラムラ・・・あ・・・な、なんでもないですっ!」
「だって福井課長、まだ30代ですよね?それは仕方ないんじゃないかしら。私、もう50過ぎて、もう生理もないですけど、むしろ若い頃よりしたくなっちゃうし、卓也さんも仕事がほぼ在宅というか時間に縛られなくなったから、結構な頻度でしてますよ。」
「ちょうどゆうくんが理子と結婚したあたりから、いろいろ環境も変わって、私達も以前よりするようになった気がします。ね、卓也さん。女だって、いくつになってもしたくなりますよね。」
「私も管理入院中は、したくてたまんなかったです。週末はゆうくんが来てくれて、ゆうくんの飲ませてもらったりして少し落ち着いたけど、平日が、ちょっと辛かったです。妊娠中だから、お酒で紛らすこともできなかったし。」
「私は夫が亡くなって一人になってから、実はゆうくんのこと、毎晩のように思い出して、一人でしてましたよ・・・。出産後はそれほどでもなかったですけど、ゆうくんと暮らすようになって、満たされるようになって、キモチも安らぐようになりました。」
「ま、愛美さん・・・それに理子さん、あみさんまで・・・。あ、あの、福島家って、そういう話、結構オープンなんですか・・・?」
「そうですね・・・。少なくとも私と理子さんは2人で奥さんしてるから、2人でゆうくんの気持ちとか、どう攻めようか、今日はどっちが、とか確認したりする必要がありますし。」
「私と家内も、宮崎くんたちと話すようになってから、夜の生活もすごくできるようになって、感謝してるんですよ。」
「おもちゃとか、勧めてもらったりね。」
「ええっ?!そんなことまで?!でも、おもちゃってなんか虚しくないですか?」
「私も自分で使うのは抵抗があったんです。でも、卓也さんに抱きしめられながら使ってもらったりすると、すごく満たされるんですよね。この前はゆうくん、理子の妹夫婦にも勧めてたわよね。」
「そうなんですよ。あと、実家の妹カップルには、AV見るのを勧めたりとかしましたよ。それ以来前戯の時間が長くなってよかったって言ってますし、いろいろ知識を持って楽しんで、2人で満足できたほうがいいじゃないですか。」
「そ、そうなのね・・・。うらやましいわぁ。でも、私の場合は満たしてくれる相手もいないし・・・。いまさら再婚しようとも思わないし、かといって、欲求を満たすためだけに相手を探すのも、ちょっとね・・・。」
「男性だと風俗とか簡単に使えるかもしれないですけど、女性だと難しいし、女性用のもあるらしいけど、近くでそういうの使ってバレてもいやだし。そもそも女がそういうことをっ考えるのもダメなことみたいな後ろめたいキモチとか、雰囲気とか、ありますよね。」
そんな話をしていると、理子さんとあみさんが、顔を見合わせて頷き合ったあと、2人でこっちを見てきます。え?なに??
「ゆうくんさ、文子さんのストレス解消、お手伝いしてあげたら?」
「え?!俺?」
「だって、他に、いないじゃない?ってかゆうくんじゃなかったらお父さんしかいないよ?」
「そ、それはそうかもしれないけど・・・」
「え?!理子さん?あみさん?ダメでしょそれ?!宮崎さんはかっこいいし、福島さんはダンディだし、私はシングルだからどちらもウェルカムですけど、宮崎さんも福島さんも、浮気になっちゃうわよ?!」
「でも、文子さんがよくて、理子とあみが認めるなら、いいんじゃないですか?なあ、愛美。」
「そうね。ストレスって、そもそも仕事だけじゃないと思うんです。赤の他人で関係ないならまだしも、近い関係でチームになっていくとしたら、公私の区別、難しくなってくるし、どちらもストレスであっても、仕事に影響すると思うんです。」
「これから一緒にお仕事するなら、各自が今持っているストレス、できる範囲で極力チームとして解消できるようにしていったほうがいいんじゃないかしら?私も、たまにですけど、ゆうくんに解消してもらってるんです。卓也さんも知ってるの。基本的には中には入れないで気持ちよくしてもらうんですけど。」
「ま、愛美さん・・・。福島さんも、それで大丈夫なんですか?」
「愛美が私の方をちゃんと見てくれていることを信じてるし、むしろ、以前よりも愛美の魅力が増してるんですよ。宮崎くんのおかげで、私達の時間も以前より濃厚になってるんです。」
「ゆうくんは何回もできるから、他の人にしてあげても理子やあみへの回数が減ったりすることはないだろうから、そういう意味でも安心よね。普通の人じゃそうはいかないと思うし、卓也さんは宮崎くんとちがって普通の人だから、お手伝い程度ならしてあげられるかもしれないけど、私の回数が減っちゃうのは困るわぁ。」
「お、俺は愛美一筋だぞ?」
「ありがと。それは知ってるし、うれしいわ。だから、お手伝い程度なら、って。」
愛美さん・・・いろいろ敷居が下がってきてませんか・・・。
「あ、あの、俺が口を出すのもどうかと思うんですけど、結局は個人の許容範囲と、それを大事な人と共有できるか、っていうことだけだと思うんです。少なくとも、理子さんとあみさんとの間では、それを共有できてると思ってますが、暴走しないように、ジャッジは理子さんにお任せしてるんです。」
「そうだ、宮崎くん、この前の温泉の集合写真、あるかい?あれで説明したらどうかな。」
「あ、そうですね。文子さん、これ、見てください。先日、招待されて温泉に一泊してきたときの写真なんですけど。」
「え、温泉の話?それとどう関係があるのかしら・・・」
「これです。旅館の前で撮影した写真なんですけど。」
実家でも出したタブレットを持ってきて、写真を見てもらいました。
「集合写真なのね、知らない人も何人かいるけど、みんなきれいな人ばっかり・・・。着物着てる美人さんは、女将さんかしら、赤ちゃんが・・・あれ?3人多い?」
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話の感想(4件)
※コメントの上限:1万件
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※コメントのいいね数はコメント投稿時に最新に更新されます。
-
4: IT社畜さん 作者 [通報] [削除]
名無しさん
あー、待ち遠しくて待ち遠しくて、夜しか眠れません!(笑)でも、新たな展開なので、まずはお体をお大事に!環境がだいぶ変わったご様子なのですからね!風邪などひいては赤ちゃんたちにうつしかねません。更新は気…
お待たせしました。やっと更新できました~!
引き続きよろしくお願いします♪0
返信
2025-07-13 12:25:03
-
3: 名無しさん [通報] [コメント禁止] [削除]あー、待ち遠しくて待ち遠しくて、
夜しか眠れません!(笑)
でも、新たな展開なので、まずはお体をお大事に!
環境がだいぶ変わったご様子なのですからね!
風邪などひいては赤ちゃんたちにうつしかねません。
更新は気長にお待ちしております〜2
返信
2025-07-09 21:22:06
-
2: IT社畜さん 作者 [通報] [削除]
Kさん
忙しい中、更新ありがとうございます。待っておりました!文子さんを交えてのSEX、凄く良いですね。エロい!興奮しますね。新たな4Pの始まりですね。卓也お義父さんと文子さんの絡みも今後あったりして…。ちょ…
Kさん、さっそくのコメントありがとうございます。
愛美さんと理子さんの許容範囲、特に愛美さんのほうはよくわからないので気をつけつつも流されたら楽しいことありそうな気もします(笑)。
ぼちぼち続きも書き始めていますので、気長にお待ちいただけるとありがたいです。3
返信
2025-06-30 08:18:41
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1: Kさん#Nkg5cpc [通報] [コメント禁止] [削除]忙しい中、更新ありがとうございます。
待っておりました!
文子さんを交えてのSEX、凄く良いですね。
エロい!興奮しますね。新たな4Pの始まりですね。卓也お義父さんと文子さんの絡みも今後あったりして…。ちょっと期待しておりますが…。
愛美さんもダメとは言ってないのでw。
新しい事が始まって大変かと思いますが、
また時間をある時に続編をお願いしたいです。
楽しみにしております。1
返信
2025-06-29 22:40:42
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(2020年05月28日)
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