体験談(約 26 分で読了)
夏休み、中学一年生の妹と小学六年生の従妹と(1/3ページ目)
投稿:2023-04-21 14:14:40
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小学生低学年のころ、ほかに友だちがいなくてせっちゃんという近所の女の子といつも一緒に遊んでいた。原っぱで花を摘んだり虫を捕ったり、まだ踏み入れてないエリアを探検したりしていた。自分の二つ下の妹はスカートをはいてなかったからその反面で、いつも赤いスカートをはいているせっちゃんがかわいいなと思っ…
中学三年生の夏休み、ぼくは中学一年生の妹といっしょに5日間、遠くのおじさんの家に飛行機で旅行に行くことになった。パパとママに出発ゲートで見送ってもらい、教えてもらったとおり保安検査を済ませて搭乗口に向かう途中、ベビーカーを停めている若い女性がいた。「わぁ、かわいい赤ちゃん」#ピンク…
中学一年生の妹とぼくは、成田空港で飛行機を降りて、ターミナルまで迎えに来てくれたみさおおじさんや小学六年生のいとこのいずみちゃんと無事に出会い、カーブサイド前まで移動した。
「ここで待ってで、車取ってきっから。いずみもここで待ってろ」
「了解!」
おじさんが一人で駐車場に行き、ぼく、妹、いずみちゃんの3人がその場に残った。ぼくは久しぶりにいずみちゃんにあったので照れくさいが、妹は頻繁に連絡をとっているだけあって、親しそうに話している。今回のサプライズ旅行も、事前にいずみちゃんから妹だけに話が通じていた。
それにしてもいずみちゃんは、本当にきれいになった。前に会ったときもジュニアアイドルのように可愛かったが、いまは清楚な中にも色気を感じるほどになった。単なる小学校六年生の美少女という言葉では言い尽くせない雰囲気を持っている。
夏なのにほとんど日焼けせず肌の色は白いままだし、眉毛はきりっとして、鼻すじが通っている。大きな目は黒目がちで、まつ毛が長い。涙袋が発達していて、唇は赤みがかってプルンとしている。愛想がよくていつも笑顔を絶やさず、口角もきゅっと上がっている。
その上、胸まで大きくなった。小学生で胸が大きくなった女の子は、幼稚な男子からからかわれがちだ。それが嫌で目立たないように猫背になる子もいる。しかし、いずみちゃんは姿勢よく堂々と胸を張っている。小学生だから少女なのにスタイル抜群だ。
無地の白いTシャツに、デニムのショートパンツ。すらっとした腕も太腿も、夏なのに白い。地肌がよほど白いのだろう。思わず見とれていた。
「ちょっと、おにいちゃん、口がだらしなく開いてる!」
妹が突っつく。
「えっ、そんなことないよ」
確かにいつの間にかぼくの口元が緩んでいたのを自覚させられた。つばを飲み込んだ。
ぼくの妹だって可愛い。外をいっしょに歩いていると必ず振り返られるレベルだ。スポーツが得意で健康的でスタイルもいい。ただ、同じ中学一年生の子たちと比べても、見た目も性格も子どもっぽい。最近急にふっくらしてきた感はあるが、まだ胸は成長を始めたばかりだし、動きに女性らしい滑らかさがない。印象で言えば、曲線的でなく直線的だ。
「さっきからずっといずみちゃんばっかり見て・・・って、見比べないで」
「久しぶりに会ったけど、いずみちゃん、すごくきれいになってたから、つい」
思わず本音が出てしまった。
「あきれた」
「もう、おにいちゃんたらー」
いずみちゃんは性格も良くて、全然嫌味もない。ほめてもらって素直に照れている。
「きまり悪ぃなあ」
「おにいちゃんは、きれいな女の子を見ると、すぐに惚れちゃうからね。いずみちゃんも気をつけなよ」
妹はときどき鋭く本質を突く。
「え?(そうなの)」
いずみちゃんがこちらを見る。
「そ、そんなことないって」
いずみちゃんは、以前会ったもっと年下だったころから場の空気を読むのに長けていた。おじさんとおばさんが食事中に熱くなって夫婦喧嘩に発展しそうなとき、ほんわかした発言でその場を和やかにしていた。
おじさんもおばさんもカラッとして言いたいことは遠慮なく言う性格なので、ぼくがいたときだけでも数回以上、いずみちゃんが場を鎮静化する場面に遭遇していた。ぼくは近くで言い合いが始まると緊張してしまうタイプなので、いずみちゃんのおっとりした発言にはいつも救われた。
「おにいちゃんなら、いっかなー」
今回も、いずみちゃんがホンワカした発言で救いの手を出してくれた。いずみちゃんは、1歳上の妹のことをおねえちゃんと慕って尊敬している。その妹は、ぼくをリスペクトしているので、いずみちゃんもそのままぼくをリスペクトしてくれているように感じた。
「ちょっと、いずみ、それはだめでしょ」
「あ、いけね」
日頃から密に情報交換していて、2人だけの認識のベースがありそうな口ぶりだ。
「おにいちゃん、いずみちゃんはまだ小学生なんだからね」
「わかってるよ、っていうか、そもそもそんなことは考えてないって」
「“そんなこと”?」
「いや、単なる言葉の綾で」
いずみちゃんが赤面している。赤面していても可愛い。赤面していても色白なのでピンク色までにしかならない。
「変なことしたら、おじさんに言いつけるからね」
「勝手に話を広げるなよー」
険悪になりそうな気配を察して、いずみちゃんが話をそらす。
「あ、おとうちゃんの車、来た・・・ちがったー」
「おにいちゃん。おねえちゃん、こっちにいる間、やりたいこと決まってる?」
「(いずみちゃんとデートしたいなー、なんて冗談でもただでは済まない)」
この旅行がサプライズだったし、おじさんの家だからあまり自由に行動できないと思って何も下調べしてこなかった。つい無言でいずみちゃんを見返してしまった。
「・・・」
「・・・あ、“やりたいこと”って言っても、そんなことじゃなくて。あ、違うの、“そんなこと”じゃないの、どこかに遊びに行くとか・・・」
何を言っているのかわからない。ひとりであたふたして赤面している。
「わかってるよ、いずみ・・・フィールドアスレチックとプール、行きたいなー」
妹はやはりいずみちゃんから事前情報を得ている。
「フィールドアスレチックって、なに?」
「いずみ、説明してあげて」
ついに妹からいずみちゃんへの呼び捨てが定着してきた。
「うん。うちの近くに大きな公園があったでしょ?その公園ん中に、プールもフィールドアスレチックもあるの。それで、フィールドアスレチックっていうのはねー、丸太とかロープで作った遊具がいっぱいあって、順番にやっていくゲームだよ。ちっちゃい子向けの易しいコースから、大人向けの難しいコースまであるよ。」
「いずみもやったことあるの?」
「実はねぇんだ」
照れくさそうな笑顔でペロッと舌を出す反応がチャーミングでまた見とれてしまう。
「(やばい、また妹に何か言われる)」
幸いにも妹には突っ込まれなかった。
「あと、パターゴルフもおすすめだよ」
そういえば、おじさんはゴルフが大好きだった。おじさんの家の敷地の中に、パターの練習場もあった。
「それもやりたい」
「公園の中にコースもあるから、それも行くべ。かっちゃんが上手だよ、いつも庭で練習してっから」
かっちゃんはいずみちゃんの3歳下の弟だ。今は小学校3年生だ。
「そういえば、今日はかっちゃんはどうしたの?」
「車が狭くなるから私だけになった」
「あ、そうか」
「あ、あれ、おじさんの車じゃない?」
「そう!おとうちゃん、来た」
おじさんが車を横付けにしてくれた。スーツケースをトランクに入れ、助手席にぼく、後部座席に妹といずみちゃんが乗った。
「初めての飛行機はどうだった?」
「最高でした」
「ほんとうに良かったよ」
「窓際だから外も良く見えました。初めてあんなに高いところから地上を見ました。ありがとうございます」
「そう」
おじさんは満足そうだ。
「雲の上まで上がったし」
「空の色が濃くて感動しました」
「楽しめたみでえだね、良かった、心配なこどはなかった?」
「揺れたのはこわかったー」
「ジュースがこぼれるかと思いました」
「フライトアテンダントのお姉さん、とても親切でした。飛行機って飲み物とかもらえるんですね」
「んだよ、長距離だど食事も出るよ」
「えーそうなんだー。いつか長距離も乗ってみたいなー」
「外国語を勉強しで、将来海外旅行するどいい」
「おにいちゃん、早く外国語をマスターして私も連れてって」
「いいなー、おとうちゃん、私も行きたーい」
「いずみも勉強頑張りなさい」
「えー、私、勉強は苦手なんだよなー」
「こっちにいる間、教えてあげようか?」
「えっ、いいの?教えて教えて」
「ぺん太、教えでくれだらお小遣いあげっと」
「ほんとですか、頑張ります」
「私も教えるー」
「よし、由美にもお小遣いをあげる」
「やったー」
「じゃあ、午前中は勉強しで、午後に遊びにすっぺ。あど、早起きできんなら、工場のお手伝いをしてぐれてもお小遣いあげるよ?」
「早起きって、何時に起きればいいの?」
「4時だよ。5時でも途中からお手伝いできるよ」
「えー、無理そう」
「その分、夜早く寝っから、できるかもよ」
「じゃ、もし起きれたらやってみる」
「ぺん太はできそうけ?」
「うーん、できるかなー、できるだけやってみます」
「無理しなくでいいがらな」
おじさんの家に着くまでの間に、こちらでの行動計画がほぼできあがった。
おじさんの家に着いた。
「ごめんくださーい」
「いらっしゃーい。初めでの飛行機はどうだったー?」
おばさんが出迎えてくれた。
「お世話になります。最高でした。ありがとうございます」
「ステキだったよ。眺めもすごかったし、サービスも最高だった」
「ぺん太は礼儀正しいねー、リラックスしでいいがらね」
「はい」
「あと“ごめんください”じゃなくて“ただいま”にして。自分のうちにいると思って」
「はい」
おばさんは、ケラケラケラっと明るく笑った。
おじさんが車を置いて戻ってきた。
「スーツケース、勝手口に置いてあるがらな」
「ぺん太と由美ちゃんで、2階を全部使っていいからね。和室と洋室と洗面とトイレ。あとでスーツケースを2階に運びなさいね。ふどんは自分たぢで押し入れがら出しで敷いて、朝になったら自分たぢで片づげでね。掃除も自分たぢで。簡単でいいから」
おじさんの家は、工場に隣接している。昔住み込みで働いていた人が2階に間借りしていて、今はそこが空いている。そこを5日間使わせてもらえるわけで、ぼくと妹の2人には十分すぎる広さだ。ぼくたちの部屋の下は事務所になっていて、自動車が往来する通りに面している。
キッチン・ダイニングは、通りから見ると1階の事務所の奥にある。おじさんたちの家族の寝室やリビングは、敷地内の離れにある。事務所の2階の空き部屋を僕たちが使わせてもらって、夜はいずみちゃんやかっちゃんも集まって4人で寝る予定だ。
ぼくはスーツケースを2階に運んだ。建物自身が古くてギシギシ音が鳴った。階段が狭くて運びづらかった。
2階の和室は8畳間だった。角に鏡台が置いてあるだけで他には何もなく、とても広い。通りから見てその奥に8畳の板間のリビングがある。そちらにはソファーが置かれていてサイドボードもある。事務所に来た人の応接室として使われていたスペースらしい。
和室と洋室の境界は、和室から見ると和紙の襖、洋室から見ると木目調の引き戸になっている。日中は開け放してあり、和室で寝るときには、閉じる。
ぼくは畳が傷まないように、スーツケースを洋室に置いた。こんな広い2階全部のスペースを妹と使えると思うと嬉しかった。しかも、おじさんやおばさんが寝るのは離れの建物で、朝早いから夜も早く寝てしまう。ということは、妹とぼくに対する干渉は一切ない。
洗面には、合宿所みたいに横幅が3メートルぐらいいあるステンレスのシンクがあって、蛇口が3か所についている。一度に3人の人が同時に歯磨きや洗面できる。
「(でもお風呂はないんだよな)」
シャワーとか使えれば完璧だが、洗面で何とかするしかない。
もう一つ大きな問題は、いずみちゃんとかっちゃんが一緒に寝るということだ。
「(2人とも小学生だし、早朝から工場の手伝いがあるってことだから、さっさと寝てくれるといいな)」
ほぼ完全に近い自由を手に入れられたと思う。ギシギシ階段の音を立てて、再び1階に降りて行った。
1階では、おじさんとおばさんが、お茶にするか早昼にするかで揉めていた。いずみちゃんが場を和ませて、早昼に決まり、太っ腹のおじさんがお寿司の大皿を出前注文してくれた。大トロ、うに、いくら、あわび、鯛、どのネタをとっても最高に美味しかった。
「ふー、美味しかった」
「とても美味しかったです。ごちそうさまでした」
「こごのお寿司は本当にうめえんだ。」
おじさんは満足そうだ。
「午後はどうする?飛行機で疲れたか?」
自分は全然大丈夫だったが、妹が疲れたかもしれない。
「近所を散歩してきてもいいですか」
「それなら神社があるがら、行って来たら?」
「いいですね、行ってきます。由美も行く?」
「うん、行く」
「いずみちゃんとかっちゃんは?」
「行くー」
「行かない」
「えー、かっちゃんも行きなよー」
「ゲームしてた方が楽しい」
「かつひろ、せっかくおにいちゃんたちが来てるんだよ」
「いいよいいよ。またパターゴルフとかも行くし」
傍目では、おじさんはかっちゃんの躾にとても甘い。かっちゃんはかなりわがままな性格に育っていて将来が心配だ。たぶん、おじさんとおばさんの言い合いが多くなる原因がここにもあると思う。
「じゃあ、3人で散歩してきます」
「行ってきまーす」「行ってきまーす」
いずみちゃんに案内してもらって、神社に行った。神社の由縁とかは、いずみちゃんは知らなかった。広い境内に高い杉の木が何本も生えていて荘厳な雰囲気だった。財布をもっていかなかったので、お賽銭は出せなかったが、手を合わせてお祈りをした。
「おにいちゃん、なにお祈りしたの?」
「いずみちゃんともっと仲良くなれますように、とか」
またいずみちゃんが赤面した。
「・・・おねえちゃんは?」
「いろいろとね」
「なに、それ。知りたーい」
「あとでね」
「いずみちゃんは、なにお祈りしたの?」
「いろいろとね」
いずみちゃんは妹と顔を見合わせてにっと笑った。美少女2人で絵になる。年も近いし、女の子同士で仲が良い。可愛い子を二人も連れて、ぼくはいい気分だ。
境内を歩きながら深呼吸してリフレッシュする。午前中は飛行機から車までずっと閉鎖空間で座っていた。いい気分転換になった。
散歩から帰ったら、かっちゃんが庭で一人でパターの練習をしていた。パターを貸してもらって一緒に練習した。持ち方とか打ち方とかうるさく説明されて、辟易とした。でもさすがにかっちゃんのパットは上手だった。
夕飯の時間になった。おばさんが手料理を2台のテーブルに並べてくれていた。普段は4人家族だから1台で足りるが、ぼくと妹がいるし、おかずの数も多いので2台必要なんだろう。いずみちゃんが丸々と太った大きな猫を抱いてきた。もがいては諦めているので、隙あらば逃げようとしているように見える。
「いずみー、猫は置いてきなさい」
「はーい」
「ぺん太と由美ちゃんがいるんだから」
「ちびが寂しそうだったから」
「ちび?」
「さっきの猫」
「?」
「昔は小さかったんだって」
2台のテーブルで、6人で夕食をいただいた。おばさんの手料理はとても美味しかった。
「美味しかったです。ごちそうさまでした。」
「じゃあ、ぺん太、先、お風呂入って。早めに出てね」
次の朝が早いので、おじさんたちの家族は夕飯もお風呂も就寝も早い。ペースに慣れるまで大変そうだ。おじさんたちは、夕食前にお風呂を済ませていたようだった。
その後の夜に何か起きることを期待して、お風呂ではいつもより念入りに身体を洗った。自分の後でいずみちゃんが入るかもしれないので、お湯に毛が残ってたりしないかチェックした。ぼくが出た後は、妹といずみちゃんが二人で一緒に入った。チェックしておいてよかった。
お風呂から出ても時間が早いので全然眠くなかったが、おじさんの家全体が就寝モードに入っていた。2階の和室に行って、布団を4組敷いた。お風呂を済ませた妹といずみちゃんが上がってきた。
湯上りのパジャマ姿のいずみちゃんも魅力的だった。4組の布団が敷いてあるのを見て、いずみちゃんは残念そうに言った。
「ごめんなさい、ちびが心配だから向こうで寝るね」
がっかりしたような、そうでないような、複雑な気分だった。妹はお風呂の中ですでにその話を聞いていたようだった。
「おにいちゃん、残念だったね」
なんか棘を感じる言い方だ。
「そう、じゃまた明日ね、おやすみ」
「おやすみなさい(ウインク)」
「いずみ、おやすみ(ウインク)」
いずみちゃんが和室を出て、シーンと静まり返った。
「静かだね」
「・・・」
「あれ、いずみちゃん、離れに帰ったんだよね、そう言えば、階段を下りるときの音、聴こえた?」
「聞こえたよ、うん!」
「全然気づかなかった。ところで、かっちゃんは?」
「かっちゃんも来ないって」
「そう」
かっちゃんは、年齢も離れているし、男の子だし、来なくて構わない。
「かっちゃん、わがままだよね」
「ま、いいや。布団、敷きすぎちゃったな」
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