体験談(約 31 分で読了)
美雪と僕の二年目....上巻。(1/5ページ目)
投稿:2019-11-04 14:05:38
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初めての投稿です。読みにくかったらすいません。長いので、時間がある時にゆっくり読んでいただければと思います。そんなに遠くない、最近の思い出です。僕は初めての恋で自分の性癖を知る事になりました。小、中、高校とずっと机に向かっていた為、友達もかなり少なかったのです。そ…
あの電話以降、僕はいつまでたっても動けずに、ただベッドの上で呆然としていた。時間は...お昼過ぎぐらいだろうか。家のベルが鳴った。すると、優衣香と美雪が勝手に開けたことを申し訳なさそうにそおっと入ってきた。しかし謝る前に僕の変化にきづいた。美雪「道流さん!大丈夫ですか!?…
桜並木が綺麗に色づいていた。爽やかな春風が目の前のスカートをふわりと舞い上がらせ、吹き抜けていきました。
あの日々から数ヵ月が経ち、去年美雪が入社した時のあの緊張の季節がやってきたのです。
これから新人の人達が入社式を迎えるのです。
「おはようございます道流さん」
聞き慣れた声が後ろから聞こえてきました。
道流「あーおはよう美雪。今日から先輩だね(笑)」
少し意地悪気に言った。
美雪「実は少し緊張してます(笑) 亜樹さんは元気ですか?」
道流「会社を辞めてからは、パン屋のパートを始めたからね。むしろキャリアウーマンの時より元気があって困ってるよ(笑)」
美雪「亜樹さんらしいですね。この前優衣香さんから連絡きましたよ。やっぱり海外は大変みたいです」
道流「へぇーまぁ優衣香は少しおっちょこちょいだからね(笑)でも確か...紅茶で有名な国じゃなかったっけ?帰ってきた時はお土産貰わないとね(笑)」
美雪「そうですね。優衣香さんの紅茶また飲みたいなー」
僕達の関係も少し変化がありました。亜樹は少し前に寿退社して、優衣香はある国に仕事の関係で自分から出向したのです。たまたまその先が紅茶に深い関係があったことで真っ先に手をあげたのです。とても優衣香らしいと皆で送別会をしたのはつい最近の事。
そして美雪と話しながら会社に着き、朝の朝礼です。
一人の女の子が同じ部署に配属されました。
上司「えーと今日から配属されることになった、真琴さんだ。皆よろしく頼むぞ」
その姿は身長は155cmほど、茶髪でショートカット。なんていうかクールでボーイッシュな感じです。
上司「じゃあ美雪さん、彼女の習熟をお願いするよ」
回りの男性社員が一斉にこちらを振り向いたのです。
真琴「よろしくお願いします」
そう言うと深々と頭を下げた。それだけでとても上品で優雅な印象を与えたのです。
美雪「うん。よろしくね」
道流「...残念」
僕は項垂れた。美雪が隣でその姿を見てクスッと笑っていたのです。
その日の昼休み、真琴を誘って僕達はあの応接室に向かいました。
美雪「真琴ちゃん、どうぞ」
美雪はドアを開けて、真琴を先に中に入れた。
真琴「はい....」
おどおどと中に入り、ゆっくりとソファーに腰かけた。続いて僕が入り向かいのソファーに、美雪は僕の隣に座った。
美雪「真琴ちゃんは何食べるの?」
真琴「えっ?あっサンドイッチです」
少し緊張しているようでした。先輩二人が目の前にいるのだからしょうがない気もします。
道流「いいよ、そんなに緊張しなくても。ここはある意味プライベートだから(笑)」
美雪「確かにそうですね(笑)」
真琴「そうなんですか...」
道流「真琴ちゃんていくつ?」
真琴「18です」
道流「そうなの!?美雪と同い年くらいなのかと思ったよ」
美雪「若い...」
道流「いやいや、あなたもだから」
真琴「道流さんはいくつなんですか?」
道流「26だよ...ん?そうだよね?」
美雪「え?普通自分の年齢忘れます?」
道流「...まあいいや、26で」
美雪「適当過ぎますよ」
道流「でも十代じゃお酒は飲めないから歓迎会の時はお店を考えないといけないなあ」
美雪「でもいつものお店にジュースありますから大丈夫ですよ」
道流「そっか、じゃあ真琴ちゃん。行くよ?」
真琴「えっ?はい」
驚いた表情にさらに目が点になっていた。しばらく会話は弾み少しづつ真琴の緊急もほぐれていきました。
真琴「美雪さんは彼氏とかいるんですか?」
美雪「いないよ。なんで?」
真琴「いえ、道流さんが指輪をつけてたので」
美雪「道流さんの奥さんは私の先輩で、二人は職場結婚だったんだよ」
道流「色々あったね(笑)」
真琴「へぇそうなんですね」
美雪「しかも二人は同期で。いいよねぇ、私も早く結婚したい。真琴ちゃんは?」
真琴「いないです」
美雪「そっか。じゃあ二人で見つけよっか」
美雪はニコっと笑いながら真琴に言いました。その時の表情は少し暗かった気が、気のせいかな...
さて、この時期は毎度お馴染みの忙しい仕事なのです。
僕は必死に眉間にシワを寄せながらデスクに向かっていました。今は亜樹や優衣香も頼れる人がいないので大変。
そんな僕を横目に、美雪は真琴の仕事を見ていました。
美雪「そう。それでこうやって。これでおっけー」
真琴「ありがとうございます」
道流「美雪、助けてよ〜」
美雪「もう少し頑張って下さい」
道流「ハァ...今日は残業だなこりゃ、亜樹に怒られる(泣)」
美雪「亜樹さんがいたら間違いなく怒られてますね(笑)」
美雪と真琴は定時で終わったのですが、僕は全然無理でした(泣)悲しみにまみれながら二人を先に帰すことにしました。
おそらくその時の僕の顔は世界の終わりのような感じだったのでしょう。美雪が笑っていました。
しばらく一人で泣きそうになりながら作業をしていると、電話がかかってきました。時刻は21時くらいでした。
道流「もしもし〜亜樹〜終わらないよ〜(泣)」
亜樹「やっぱり残業なのね。待てども待てども帰ってこないと思ったら...五年目なのにまったく進歩しないのね」
道流「だってさ。人も減ってるからしょうがないよ。今年は...」
亜樹「言い訳しない!!それを時間内にどうやって終わらせるかを考えなさいよ!仕事量が多いのにいつも通りやったって終わるわけないでしょ?こういう時に日頃のやり方が正しいのか間違ってるのかが分かるわけよ」
電話越しからでも分かるくらいに怒っている。しばらく説教は続き...
道流「...はい、頑張ります」
亜樹「よろしい。待ってるから、早く帰ってきてね」
例え怒られたとしても、あの日々から亜樹の一言一言がとても好きになっていました。何気ない言葉でも愛情を感じられるくらいに僕の意識が変わっていたのです。
道流「よし!後ちょっと!」
気合いを入れ直したその時...
道流「あれ?どうしたの?」
美雪が通路からスッと顔を出したのです。
美雪「さっき近くで真琴ちゃんとご飯を食べてたんですけど、気になったので戻ってきました」
道流「そっかありがとう。真琴ちゃんは?」
美雪「帰りましたよ。まだ18歳ですからね」
道流「若いよな〜」
美雪「隣いいですか?」
道流「ん?もちろんどうぞ」
何故か恥ずかしそうに、隣に座った。
道流「どうしたの?そんなモゾモゾと」
美雪「...いえ、なんか...会社で、夜遅くに二人でいるなんて、不思議な感じがするんで」
僕はその言葉の意味を分かったので、少し意地悪く。
道流「ムラムラしてるの?」
案の定美雪は顔を真っ赤にした。
美雪「ちっ違いますよ!...違います!」
道流「亜樹じゃないけど、ヨシヨシしてあげようか?」
美雪「いいです!遠慮します!」
道流「本当に美雪は可愛いね(笑)」
美雪「茶化さないで下さい!」
僕の中では美雪とセックスをしたい気持ちは常に持っていた。でもそれは浮気ではなく、僕なりの気持ちでもあった。亜樹からも、もし美雪が求めてきたらちゃんと責任をもってしてあげなさいと言われていた。おそらく亜樹にも、美雪をこの世界に引き込んでしまったという思いがあるのかもしれない。もちろんそれは後悔ではないと思う。
道流「美雪。おいで」
美雪「...いいんですか?」
道流「もちろん。僕には浮わついた気持ちはないし、僕は美雪が好きだから。それは心の底から思ってることだよ。それに亜樹も言ってた、美雪ちゃんだったら信頼してるからって」
美雪「...本当に...でも...私も道流さんのことが好きです。亜樹さんのことも...やっぱり怖いです。これは本当に...いいんでしょうか?」
とその時。通路で足音がコツコツと聞こえて来た。
すると警備員の人が姿を見せた。
警備員「お疲れ様です。進捗はどうですか?」
道流「あーごめんなさい。もう終わりますので」
警備員「分かりました。遅くまでご苦労様です」
警備員はまた引き返して行きました。
僕達はさっきまでの奇妙な緊張感がなくなってしまいました。
道流「...仕事終わらせちゃうね」
美雪「はい...私も手伝います」
拒むつもりはない。
そもそもこの性癖の本質は、他人に大切な人が抱かれる姿に興奮するというものなのだから...浮気になるのかな?そんな単純ではない?
僕には亜樹や美雪を他の人に抱いてほしいと思っている。それは否定しない。そういう性癖なのだから。
そしてさっき美雪が言った、本当にいいのでしょうか?という言葉はいったいどういう意味なのか。僕を好きな女の子を他の人に抱いてもらうっていうのは、どっちに属しているのか...寝取られ?浮気?
道流「美雪」
美雪「はい?」
道流「美雪は...いいの?」
美雪「え?...どういうことですか?」
道流「...いや、ごめん何でもない。よし!これで終わり!ありがとう美雪」
美雪「はい...」
僕達は会社を出て駅で別れた。僕は帰りの電車の中でふとあの時の光景に耽ってしまった。美雪が男に痴漢をされて犯された時、あれは自分から求めた結果だ。でもそれは僕が見たかったから、もしも僕がいなかったら、美雪はいったいどうしてたのかな。あの時は否定していたけど、本心では犯されることを求めていたのかな...
僕はフゥーと一息ついて自分を落ち着かせた。
色々考えたところで、頭では理解できないほどだったので、考えてもしょうがないということは分かってる。
ガチャっと家のドアを開けると、亜樹が笑顔で迎えてくれた。
亜樹「ただいま!」
道流「おかえり!...って逆だから!(笑)」
亜樹「結構かかったね?」
道流「うん。でも途中から美雪が手伝ってくれたんだ。本当に助かったよ」
亜樹「ええ?じゃあ今度お礼しないと。本当に使えない先輩を持つと大変。美雪ちゃん可哀想に」
その顔はニヤニヤと笑いながらも皮肉たっぷりだった。
道流「はいはいすいませんでした。亜樹、晩御飯何食べたの?」
亜樹「まだだよ」
道流「え?なんで?体調悪いの?」
亜樹「愛する夫が仕事で頑張ってるんだから、妻は帰宅を待ってから一緒に食べますよ(笑)」
道流「...亜樹ー!!」
亜樹「道流ー!!」
僕達は抱き合った。とんだ茶番劇をした後で二人でゆっくりご飯を食べた。ため息がつくほどに落ち着く。亜樹と一緒にいられることに毎日感謝しています。
翌日、朝の会社に向かう途中、美雪が声をかけてきました。
美雪「おはようございます」
道流「おはよう。昨日は本当にありがとう。亜樹もありがとうって言ってたよ」
美雪「いえいえ、お安いご用ですよ(笑)」
道流「よかったら今日ご飯でもおごらせてよ?」
美雪「えっでも...」
道流「亜樹から言われてることだから、おごらせて」
美雪「はい。じゃあお言葉に甘えて...お刺身がいいです!」
道流「だと思ったよ(笑)了解!」
その日の会社もどこかピリピリとはりつめた空気だった。僕はさすがに今日こそはと思い必死に作業をこなした。
隣では美雪がまるで別世界にいるような優しい雰囲気の中で真琴に仕事を教えている。
美雪「よしできたね!偉い!(笑)」
真琴「はい!ありがとうございます」
真琴の表情はみるみると明るくなっていった。前日とくらべると見違えるほどに。美雪の教え方もまるで亜樹みたいだった。
道流「ははっ」
美雪「どうしました?」
道流「ごめんごめん。なんか亜樹とかぶっちゃって」
美雪「?」
道流「美雪の教えてる姿が亜樹にそっくりだったんだよ」
美雪「本当ですか?嬉しいです!亜樹さんみたいになれたんですかね?」
美雪はとても嬉しそうだった。
真琴「亜樹さんて凄い人だったんですか?」
美雪「もちろん。私に仕事を教えてくれた人なんだけど、今のこの量あるでしょ?亜樹さんだったらパパって終わらせちゃうよ」
横に積まれていた用紙の束を指差しながら言った。
真琴「え?これをですか?凄いですね」
美雪「でしょ?私でも半日かかるよ(笑)」
道流「僕だったら二日はかかるね(笑)」
美雪「そんな自慢することじゃないですけどね(笑)」
オフィスの中には春の日差しが入り込み、少し明るい雰囲気になっていた。亜樹と優衣香がいないくても、これからの三人を照らしてくれているように。
道流「今日は頑張るぞ!」
―――
―――
―――
終わりません。
道流「どうしてだよー!!」
身体の奥底からの咆哮が会社内に響き渡った。
美雪「残念ですね(笑)」
道流「いや笑い事じゃないんだよ〜(泣)今日はやり方を変えたのに、このやり方だったら終わるってシミュレーションしたのに...ハァ」
美雪「しょうがないですね。手伝いますよ」
道流「美雪!ありがとう!!」
真琴「あの...私でよかったら何か手伝いましょうか?」
道流「ありがとう!真琴ちゃん!」
美雪「いや、あの、それはさすがに...」
真琴「美雪さん大丈夫ですよ。猫の手かもしれませんけど、少しでも力になれるなら」
道流「ありがとう!!」
二人が天使に見えたのでした。
そしてしばらくして...廊下から足音が聞こえてきて、その人がひょこっと顔を出したのです。
亜樹「おっす!」
今日はご飯に行く予定でしたが、あまりにも帰りが遅かったために亜樹が会社に出向いてくれました。
美雪「亜樹さん!」
道流「やった。助かった...」
真琴「...」
亜樹「あなたが真琴ちゃん?いつも旦那がお世話になってます」
真琴「あっえっいえこちらこそお世話になってます」
真琴は深々と頭を下げた。
亜樹「いいよ。そんなにかしこまらなくても。私は部外者だから」
美雪「ごめんなさい遅くなってしまって」
亜樹「なんで美雪ちゃんが謝るの?原因は道流でしょ?ねえあなた」
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(2020年05月28日)
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