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体験談(約 29 分で読了)

後悔先の行方......。上巻(1/4ページ目)

投稿:2020-01-11 17:30:47

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スカートの中の通り道◆EZlzVVY
最初の話

初めての投稿です。読みにくかったらすいません。長いので、時間がある時にゆっくり読んでいただければと思います。そんなに遠くない、最近の思い出です。僕は初めての恋で自分の性癖を知る事になりました。小、中、高校とずっと机に向かっていた為、友達もかなり少なかったのです。そ…

前回の話

僕は呼び出された部屋で、突然、優衣香から告白をされた。優衣香「道流さん、一度でいいんです。私とセックスをしてください」その言葉は、別段驚くことではなかった。でも、そのときの表情だけは忘れることはできない。悲しみに彩られた瞳、今にもこぼれ落ちそうな涙、全身で悲願していた。道流「ど…

外はじめじめ、心はもやもや、僕は意気消沈していた。まさかこんなことになろうとは思ってなかったからだ。

幼なじみの愛子とは、高校に入ってからなかなか会うことも、連絡を取ることもなくなっていたが、久しぶりに携帯の画面に名前が表示されたときには心が弾んだ。

しかし、それは間違いだった。

愛子「......ねぇ、聞いてるの?」

呆れた様子で言った。

達也「あぁ聞いてるよ。てかさ、何か食べない?腹減ったよ」

僕は悪びれることもなく、目の前のことから自分を背けたかった。

ファミレスに入り、開始30分で音を上げた。その理由は受験勉強。

朝ベッドから目覚めて、踊る心を落ち着かせた。その後悠々と家を出て、愛子と会うまでの爽快、明朗な気分とでも言うのか、それが急転直下、一気に憂鬱になった。

そんな僕の様子に、愛子は目眩でも起きたのか、大きく肩を落として。

愛子「それで本当に大丈夫なの?」

達也「大丈夫大丈夫!なんとかなるって。余裕だよ」

豪語した言葉に嘘はなかった。高校の入学もその通りでなんとかなったし、それに試験なども、もちろん満点ではないけど、悦に入るには十分だった

宿題は溜めて溜めて前日に終わらせ、試験勉強は一夜漬け。僕にとってはそれが当たり前だったし、それに、今はまだ梅雨の時期。来年の受験までにはさすがに早すぎる。それが正直な気持ちだった。

達也「愛子は何食べる?」

テーブルに乗ってるノートや参考書の上からメニューを広げた。

愛子「はぁ......これじゃ京子さんに顔見せられないじゃん」

達也「てかさ、そもそもなんで母さん?」

メニューを見ながら問いかけた。

愛子「心配なの。そのなんとかなるが」

達也「いやだってさ、今までもそれで来れたんだから大丈夫でしょ」

愛子「それは今までの話しでしょ?これからはそうとは限らないし、ちゃんとやらないと後で後悔するよ?」

(今まさに後悔してますけどね)

胸の中でそっと呟いた。

南山愛子。僕の隣に住んでる幼なじみで、昔から地元では美人と評判だった。

少し天然というか、家では抜けてるが、一歩外に出ると才色兼備だし、短慮軽率な僕とは違って深謀遠慮という言葉がよく似合ってると思う。僕の勝手なイメージだけど。

背も高い方で、長い黒髪がよく映えてる。顔は目鼻立ちがくっきりとしていて、とても素敵なのだが、加えて頭も良いらしい。それに、高校は僕みたいな三流ではなく、私立のお嬢様学校だ。

本当にこんな子と幼なじみなんて、奇跡の二文字では言い表せないくらいおかしなことだと思う。

だからなおのこと、久しぶりの連絡だったので本当に嬉しかった。

達也「いくら母さんの頼みだからってさ、さすがに早すぎない?まだ蝉も鳴いてないよ」

愛子「本当にのんびりだね。むしろ遅いくらいだと思うけど。皆ちゃんと目標を立てて頑張ってるんだよ」

達也「へぇー皆真面目だね」

聞いておいてなんだけど、まるで興味がなかった。僕は僕、他人は他人が僕の信条。

でもそんな僕だからこそ、母さんも愛子も心配してくれたんだと思うけど、なかなかに尻上がりな人間には、早すぎる受験勉強は難しいよ。

愛子「本当に昔から変わらないね」

ずっと呆れ顔だ。

達也「愛子はもう進路決まってるの?」

愛子「決まってるよ。だからこうやってたっちゃんを見てるの」

達也「......彼氏とかは?」

愛子「え?」

意外な質問だったのか、愛子は不思議そうに聞き返した。

達也「いや、だからさ彼氏だよ彼氏。愛子って美人だからさ、いるのかなと思って」

愛子「いるよ」

寸秒の間も作らずに答えた。

達也「えぇっ!?」

僕はその言葉に体が飛び上がるくらい驚いてしまった。

すると、愛子は笑いながら意地悪顔で。

愛子「嘘だよ。う〜そ!凄くいいリアクションだったね」

からかっているのか、また笑い出した。

僕は今の自分の姿を想像したら猛烈に恥ずかしくなった。

達也「バカにすんなよ」

頬に熱を感じると、さらにいたたまれなくなった。

愛子「ごめんごめん。そんな驚くとは思わなかったからさ」

謝りながらも笑いを堪えているのが手に取るようにわかった。

ただ、そんな態度とは裏腹に、こんなリアクションをしてしまうくらい愛子の軽口が嫌だった。

好きかと言われると複雑だったけど、もし愛子に彼氏ができたら、おそらく嫉妬するし、凄く悔しい気持ちになると思う。

僕も愛子も、お互いにまだ恋人がいたことがない......はず。なのでより一層、そう思うのかもしれない。

ただ、愛子がすでに付き合っていたり、別れたりしていたらこの感情も薄れて違っていたと思う。

そもそも、僕みたいな男では愛子の恋人になるなんて夢物語に過ぎない気もするし、もし幼なじみという関係でなかったら、無論友達にすらなれていなかった気もする。

達也「欲しいと思わないの?」

少し悩み、間を置いてから。

愛子「うーん、どうだろ。いらないって言えば嘘だし。でも欲しい、とは違うかな」

曖昧な返答に僕は不安になった。おそらく浮かない顔をしてるはずだ。愛子は僕を見ることなくそのまま続けた。

愛子「今は進路のこともあるし、勉強しなきゃって気持ちだから......うん、今はいいかな」

(ということは、大学に入ったら作るってことだよな)

結局そのあとは、他愛のない世間話しや、お互いの学校のことで、いつの間にか本来の目的だったはずの、勉強のべの字も忘れていた。時計の針は進んで行き、窓の外は茜色に染まっていた。

最初は爽快、次は憂鬱、でもファミレスを出る頃には、また爽快な気分だった。

楽しかった。僕は友達が多くないし、ましてや異性の友達などいなかったから、こうやって愛子と話せただけでも、今日の一日は鮮やかに色付いた気がする。

帰り道、住宅街を二人並んでそろそろ歩いていた。

もうすぐで会えなくなると思うと、引き留めたくなる。お隣同士なのにと、不思議な葛藤を心中でしていた。

しばらくすると、家が見えてきた。二階建ての一軒家が僕と愛子の家だ。お互いに車は乗らないので駐車場が物置場になっているが、小さい頃はそこが二人の遊び場だった。

そして、手前の愛子の家に着いた。

愛子「また明日ね」

達也「え?」

その言葉が頭に染み込むまで時間がかかり、さらに聞き返してしまった。

愛子「あれ、聞いてなかったの?明日も......ううん、明日こそ、勉強するからね」

やっと理解できたが、嬉しいやら悲しいやら。

達也「マジで?えぇ、そんなの聞いてないし」

あくまで口ではうんざりな空気を醸し出した。さすがに気にしていることを悟られたくなかった。

でも、これがデートだったらどれだけ飛び跳ねて喜んだことか。

愛子「じゃあ明日家に行くからね」

達也「え?家?」

愛子「さっき考えてたの。ファミレスだと集中できないから、それだったら家の方がいいかなって」

愛子は僕の家に顔を向けて続けた。

愛子「それに、いざとなったら京子さんにも見てもらえるでしょ?」

達也「えぇ!?それは勘弁して」

僕は項垂れた。

愛子「それじゃあきっちりやらなきゃね」

本当にその笑顔は可愛いんだけどな......。

達也「はいはい」

僕は愛子に手を振り、玄関の鍵を開けた。

達也「ただいま」

入って廊下があり、右手に二階への階段。正面のドアはダイニングに、その手前の左のドアがリビングだ。

どの部屋からも、返事は返って来なかった。

僕はゴムバンドの腕時計を見た。いつもなら、すでに母さんがパートから帰ってる頃だったが、遅れてるのかと思い、二階の自室に入った。

カバンを置くと、一階からガチャっと音が聞こえた。

京子「ただいま!」

母さんの声が家に響いた。

すると、階段を上がって来る足音が聞こえて、そしてまたガチャっとドアが開いた。

京子「ただいま、達也」

達也「おかえり。てかさ、毎回言ってるんだからノックしてよ」

京子「それより今日どうだった?愛ちゃんとだったからバリバリ捗ったでしょ」

達也「ううん全然」

軽々しく否定した。

京子「は?じゃあ何してたの?」

母さんはぽかんとしながら再度問いかけてきた。

達也「話してただけ」

そう言うと、母さんは額に手を当てて首を左右に振った。

京子「はぁ。明日は頑張ってよ」

達也「大丈夫、なんとかなるって」

僕は口癖のように言うと、母さんはドアを閉め、階段を下りて行った。

僕の頭の中では、珍しく色々な考えが錯綜していた。愛子への気持ち、母さんの言葉と心配、進路。

勉強をしなければいけないことはわかる。この先何に対して役立つのか、それとも必要になるのかはわからないけど、知識を身につけるに越したことはない。

僕の部屋には、小学校の入学と同時に買ってもらった学習机と、ベッドがある。あとはマンガがぎっしり詰まった棚。

この部屋では、よく愛子もマンガを読んでた。

それも別々の高校に入学すると、次第に会う機会も減り、一緒だった頃は全然気にならず、むしろ口うるさく言って来るのが、たまにイライラしたこともあったが、それが無くなると途端に寂しくなるし、会えない日々が長くなると、彼氏でもできたのかと心配になったこともあった。

よくドラマや映画で、いなくなったり、なくなってから気付くというシーンがあるが、それは本当らしい。まさか楽観視してた自分が体験することになるとは思ってもみなかった。

(僕は......愛子のこと、好きなのかな?)

その日の夜は、星が綺麗だった。

―――

翌朝、リゾートにでも来ているのかと思うくらい目覚めがよかった。

ベッドから立ち上がると、大きく両手を広げて伸びをした。

単純なのか、前日に愛子と話をしただけなのに、久しぶりに気分が開放的だった。

幼い頃のクリスマスの日のようにウキウキしていた。自分のことなのに、恥ずかしいと思うほどに。

達也「おはよう」

キッチンで洗い物をしていた母さんの背中が振り返った。

京子「おはよう。さあいっぱい食べて、頑張って勉強してね」

僕は大きくため息を吐いた。

勉強。わかってはいるけど、あらためて言われるとやっぱり嫌になるな。

進路も三流の下の方の大学なら勉強しなくても入れるんじゃないかな。愚かな考えを巡らせながらも、しなければいけないという現実を認めたくなかった。

達也「はいはい」

朝ご飯も食べ終わりしばらくすると、家のインターホンが鳴った。

二階にいる僕ではなく、母さんがバタバタと足音を鳴らすと、ドアが開く音と声が聞こえてきた。その二つの音は階段を上がって来て、ドアが開いた。

京子「ほら、愛ちゃん来たわよ」

愛子「おはよう」

達也「おはよう愛子。てかさ、母さん......」

その先はいつものこと。母さんはわかったのか。

京子「はいはいごめん。じゃあお若い二人でゆっくりね」

母さんは意味深な言葉と表情を残して一階に下りて行った。

達也「ありがとう。わざわざ来てくれて」

そのとき、愛子は唖然とした。

愛子「えっ?どうしたの?熱でもあるの?」

突然、愛子は僕の額に手を当てた。

達也「ちょちょ!なんだよ!」

すぐにその白く細い腕を掴んで離した。

愛子「ごめん。なんかたっちゃんらしくないなと思って」

愛子はクスッと笑った。

達也「それどういう意味だよ」

愛子「だって、昔からありがとうなんて言葉使わなかったからびっくりしちゃって」

達也「待て。それは失礼だろ。僕だってお礼の一つや二つ言えるよ」

愛子「成長したんだね」

愛子はふたたび笑い出した。

僕はそんな愛子に眉を細めたが、昔のことを引き合いに出して笑ってくれる、僕のこと覚えててくれてるんだって、内心は嬉しかった。

愛子「それじゃ始めよっか」

今日の愛子は、普段通りのどこか安心する格好だった。

もちろん出かけるときは身なりに気を使うのだろうけど、僕の家に来るときはいつもラフな格好なのだ。

白いTシャツと膝上丈のチェックのヒラヒラスカート。

愛子はそのスカートの整えながらカーペットに座った。

円形の木製のテーブルに、参考書とノートを広げる。

達也「愛子のお父さんはまだ帰って来ないの?」

ペンを持とうとした愛子は、手を止めて答えた。

愛子「まだだよ。たっちゃんのお父さんは?」

達也「同じく」

愛子「そっか。本当に一緒だよね。父親は二人ともよく出張だし、母親はパートで、しかも同い年だしね」

達也「だからあんなに仲良いんでしょ。最近も家の前で二時間喋ってたよ」

愛子「それ私も知ってる。凄いよね。私もお母さんになったら同じになるのかな」

不意な言葉にドキッとした。

(僕の嫁さんが愛子......いやいや、何を考えてるんだ)

達也「さすがにならないでしょ」

愛子「だね。私もそれだけは自信ないや」

僕と愛子は顔を合わせて笑った。

開始は順調だったものの、やがて気分は萎えていき、僕の視線は参考書よりも愛子になっていた。

あらためて見ると、大人の体になってる気がする。一枚のTシャツが、下からの膨らみで押し上げられてる。おそらくDくらいかな?そんなこと、前の僕だったら考えもしなかったのに、それに狭い部屋の中だからか、いい香りがする。香水とかじゃないだろうけど、朝にシャワーでも浴びたのか、シャンプーの匂いが心地よく漂ってくる。

愛子「......聞いてる?」

達也「ん?あぁ、聞いてるよ」

愛子「ホント?絶対聞いてなかったよね?」

目を細め疑いの眼差しを向けた。

達也「嘘じゃないよ。ここでしょ?」

参考書の片隅をペンで突いた。

愛子「ちーがーうっ!ここっ!」

そのペンの先は反対のページだった。

愛子「まったく。やる気あるの?」

達也「うーん、もうちょいしたら出てくるかも」

愛子はそっとペンを置いた。

愛子「はぁ。少し休憩ね」

そう言うと、愛子は僕に背中を向けて立ち上がる。そのとき、座るときに付いたのか、スカートの裾に折り目がついていて、太ももの上の方が見えた。僕はその姿を固唾を飲んで眺めた。

愛子が部屋を出て行くと、僕は一人静寂の部屋で記憶を辿った。

(あと少しだったのに。てか、愛子の下着って何色なんだろ?)

遡り考えたが、幼い頃から一緒だったにも関わらず、一度も見たことがない。僕は何故か無性にもったいない気分になった。

時を移さずして、早々と愛子はお盆にグラスを二つ乗せて部屋に戻ってきた。

愛子「どうぞ」

達也「ありがと」

渡されるやいなや、僕は口を着けた。さきほどの余韻が残っているのか、どうしても視線は体を見てしまう。

愛子「ん?何か付いてる?」

愛子は自分の体を見回した。

達也「あ、あぁごめん違う」

感づかれる前にと思い、すぐに否定したが、愛子は疎んじ顔で。

愛子「......エッチ」

達也「ち、違うよ!」

すでにバレていた。

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  • 2: スカートの中の通り道さん 作者 [通報] [削除]

    翁さん
    今さらですが、明けましておめでとうございます。新シリーズですか、下地は頭の中にアップロードされました、どんな展開になるか楽しみにしています。ちなみに不思議な世界観のあちらも楽しかったですよ、これからと…

    翁さん

    こちらこそ、おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
    前々からどこかのタイミングで書こうと思っていた話しなので、今回、新年最初の投稿とさせていただきました。是非楽んでいただけたらと思います。

    実は、またサイトの仕様が変わっていまして、続編希望の評価が、15ポイントから30ポイントに変更したんです。そのため、なかなか続編ものの投稿が難しくなりました。
    突然投稿できなくなる可能性もありますので、申し訳ありませんがご理解していただきたいと思います。
    ですが、できるかぎりは頑張って書いて行きたいと思います。

    0

    2020-01-11 20:50:45

  • 1: 翁さん [通報] [コメント禁止] [削除]
    今さらですが、明けましておめでとうございます。
    新シリーズですか、下地は頭の中にアップロードされました、どんな展開になるか楽しみにしています。
    ちなみに不思議な世界観のあちらも楽しかったですよ、これからと思ったら引っ越しちゃいましたが(笑)。
    道流君シリーズもまたお願いします。

    0

    2020-01-11 19:27:52

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