体験談(約 47 分で読了)
〔高〇生〕文化祭準備の時、女子にフェラしてもらったら三角関係になった話〔2人目〕(6/11ページ目)
投稿:2026-08-19 03:23:48
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「キスされそうになったときなんて、身体が勝手に拒否しちゃった」
佳子は自嘲するように笑った。
「最低だよね、私」
「そんなこと……」
「佐藤にも愛想を尽かされて、別れた」
そして佳子は、俺を見た。
「でも、それでも俺くんのことが好きだった」
俺は何も言えなかった。
「夏子のことも大切」
「……」
「だから、二人には幸せになってほしい」
「……」
「でも、俺くんが夏子と楽しそうにしてるのを見ると、嬉しいのに苦しい」
佳子の涙がまた落ちた。
「応援したいのに、応援したくない」
「……」
「幸せになってほしいのに、私が隣にいたかったって思っちゃう」
声が完全に崩れた。
「私、どうしたらいいの?」
その問いに、俺は何も答えられなかった。
何か言わなければと思う。
でも、どんな言葉も違う気がした。
「ごめん……こんなこと言うつもりじゃなかった」
そのときだった。
ぽつり。
頬に冷たいものが落ちた。
雨だった。
最初は数滴だった。
しかし、すぐに雨脚が強くなる。
佳子は空を見上げた。
「……雨、降ってきちゃったね」
「佳子……」
「今日はもう帰るね」
「待って」
佳子は立ち止まった。
でも、振り返らなかった。
俺は佳子の肩を掴み、こちらを向かせた。
そして佳子の唇を奪った。
「んっ……!!」
最初はやや受け入れた様子の佳子だった。
しかしすぐに俺を突き放す。
「いやっ!」
「佳子」
「そんなことして欲しかったんじゃない…」
「俺くん、お願い」
「……」
「夏子を大切にしてあげて」
「……」
「それだけは、本当にお願い」
佳子はそれだけ言って、雨の中を歩いていった。
俺は追いかけられなかった。
ただ、立ち尽くしていた。
雨が髪を濡らしていく。
服も濡れていく。
それでも動けなかった。
佳子が俺を好きだった。ずっと。
そして、もしかしたら俺も……
その事実だけが、頭の中で何度も繰り返されていた。
―――――数日後。
夏子とデートの日だ。
いつものデート。
いつものように話していた。
そしていつものようにホテルでセックスをした。
「夏子っ!イクっ!!」
「……んっ、あっ!!」
でも、その日は夏子の様子がおかしかった。
行為中もどこか上の空な気がした。
「夏子、どうした?」
「……話したいことがある」
「何?」
夏子はベッドの上でしばらく黙っていた。
そして、ゆっくり口を開いた。
「佳子のこと」
胸がざわついた。
「……何かあった?」
「この前、佳子と話した」
「いつ?」
「俺くんと会った後」
俺は何も言わなかった。
夏子は前を向いたまま続けた。
「私、知ってたんだ」
「何を?」
「佳子が俺くんのこと好きだったこと」
心臓が止まりそうになった。
「……知ってたの?」
「うん」
夏子の声は震えていた。
「ずっと知ってた」
「じゃあ……」
「佳子に、私たちをくっつけてもらった時も知らないふりしてた」
俺は言葉を失った。
「最初は、嬉しかった」
夏子は苦しそうに笑った。
「佳子が協力してくれて、俺くんと付き合えたから」
「……」
「でも、途中から分かってた」
夏子の目に涙が浮かぶ。
そして胸の上に涙が流れ、乳首を通ってベッドの上に落ちた。
「佳子が無理して笑ってること」
「夏子……」
「私、ずるかったんだよ」
「そんなことない」
「あるよ」
夏子は首を振った。
「今だってこうして言い出せなくて俺くんとエッチしてる」
「俺くんと離れるのが怖い」
「佳子が俺くんを好きなのを知ってたのに……私はその気持ちを利用した」
「違う」
「違わないよ」
「俺は夏子が好きだから……」
「だから、余計につらいの」
夏子は足を止めた。
俺も立ち止まる。
「私、俺くんといる時間が幸せだった」
「……」
「今だって、別れたくない」
「じゃあ……」
「でも」
夏子は涙を拭った。
「佳子も幸せになってほしい」
嫌な予感がした。
「夏子……何を言ってるの?」
夏子は俺をまっすぐ見た。
そして、震える声で言った。
「俺くん……佳子と一緒になってあげて」
その言葉を聞いた瞬間。
胸の奥が、ぐしゃりと潰れたような気がした。
俺は何も答えられなかった。
夏子も泣いていた。
俺も、どうすればいいのか分からなかった。
大切なのは夏子なのか。
それとも、ずっと俺を想っていた佳子なのか。
そもそも、誰かを選ぶことが本当に正しいのか。
三人の気持ちが絡まり合って、もう簡単にはほどけそうになかった。
「夏子、何言ってるんだよ」
「……言ったでしょ、そのままの意味だよ」
「意味わかんない」
「私も、わかんない」
夏子は泣き笑いのような顔をした。
全裸のまま、両腕で自分の体を抱くようにして俯いている。
さっきまで繋がっていた。
確かにさっきまでは温かくて、気持ちよくて、幸せだった。
なのに今、目の前の夏子は震えている。
涙が胸の谷間を伝って、へそのあたりで止まり、また流れていく。
「夏子……お願いだから、そんなこと言わないでくれ」
「でも、このままじゃ私、ずっと佳子に申し訳ないままなの」
「佳子は夏子の親友だろ」
「親友だからだよ」
夏子の声が裏返る。
「親友だから、佳子の気持ちを知ってて、それでも俺くんを取った」
「夏子が取ったわけじゃない。俺が夏子を選んだんだ」
「でも、佳子は私に譲ってくれたの」
「……だからって、俺を譲り返すのかよ」
「そういうことじゃないの」
「じゃあ何なんだよ」
夏子は答えない。
俺はベッドから降りて、夏子の正面にしゃがんだ。
「夏子、俺のこと嫌いになった?」
「違う」
「じゃあ、なんで別れようとするんだ」
「別れたいわけじゃない」
「だったら、一緒にいよう」
「でも、それじゃ佳子が……」
「佳子は関係ない」
言った瞬間、夏子の目が大きく見開かれた。
「関係なくないよ」
「今は俺と夏子の問題だ」
「違うの……私、佳子の涙を見たの」
「……何の話」
「この前、佳子と話したときにね、泣いてた」
「……」
「俺くんに会った日のこと、話してくれた」
俺は黙った。
「佳子はね、俺くんに告白した自分をずっと責めてた」
「……責めることないのに」
「でも、佳子からしたら、私を裏切ったことになるんだよ」
「俺は………夏子だけだ」
「でも、俺くんは佳子とキスした」
心臓がドキンと鳴った。
「……してたんだよね」
夏子は俺を見た。
その目は濡れていて、でも真っ直ぐだった。
「俺くんが佳子にしたこと、佳子から聞いたよ」
「あれは……」
「いいの、責めてるんじゃないから」
「……」
「私、その話を聞いたとき、悔しかった」
「……ごめん」
「ううん。でもね、同時に思ったの」
「何を?」
「俺くんは、もしかしたら佳子のことを好きなんじゃないかって」
俺は言葉を失った。
「私じゃなくて、佳子を」
「……違う」
「本当に?」
「本当だよ。俺が好きなのは夏子だ」
「……ありがとう」
でも、夏子は笑わなかった。
ただ、涙をまた流した。
「その言葉だけで、私は嬉しい」
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