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体験談(約 27 分で読了)

巨乳の高校教師妻との物語28〜あいかの決意、かなでの決意〜(1/3ページ目)

投稿:2026-05-10 13:22:22

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本文(1/3ページ目)

かなで♂◆JGV5CVY(兵庫県/40代)
最初の話

●ゆまとの出会いガヤガヤとした居酒屋の喧騒の中で、僕の視線は一点に釘付けになっていました。「……あの子、誰?」同僚にこっそり尋ねます。広い座敷の端、地味なネイビーのブラウスを着て、控えめに笑っている女性。派手さはないのに、透き通るような肌と、黒髪ロングのストレートヘアそして何より…

前回の話

かなでとゆまが出会う前の物語です。えりかの物語は書いていて楽しいです。予備知識が必要な事柄が多々ありますが、楽しんでいただければ幸いです^^「西野先生、一年間よろしくお願いします」「はいっ、よろしくお願いします!」#ピンク職員室に、自分の高い声が響く。とびきりの笑顔、鏡の前で何度も練…

参考・イメージ画像

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1月の冷たく澄んだ空気が、車のフロントガラスを白く撫でていきます。

「ちょっと早く着きすぎたかな」

「いいのいいの、渋滞回避で早起きしたんだから、ゆっくりできる時間が長くなるだけだよ」

助手席でゆまが機嫌よく笑います。

混雑を避けるために早朝に出発した二人の道中は、拍子抜けするほど順調でした。

「かなでくん…ちゅうは?」

「え……と、ちゅっ」

「もっとぉ……」

「甘えん坊だね」

「だってぇ、実家じゃこんなことできないよぉ……ん……ちゅっ、ちゅう……」

「ん……」

ゆまは、ちゅぽっと名残惜しそうに唇を離すと「帰ったらいっぱいしようね」と降りる準備を始めました。

石原家の門をくぐり、玄関を開けると、懐かしい木の香りと共に出迎えてくれたのは、ゆまの母・静子でした。

「ただいまぁー!」

「あらあら、ずいぶん早いのね、お昼くらいかと思っていたわ」

「いいじゃん、実家に帰ってくるんだから、あー、シートに座りっぱなしで疲れた!」

ゆまが伸びをしながらリビングへ上がり込もうとする横で、かなでは丁寧にお辞儀をします。

「おはようございます、朝早くからお邪魔してすみません、静子さん、あけましておめでとうございます」

「はい、あけましておめでとう、かなでさん……ほらゆま…あんたもまずは挨拶でしょうに、もう、だらしがないわね」

「あ、忘れてた、あけましておめでとう、お母さん、今年もよろしくお願いします」

うやうやしく頭を下げるゆま。

しかし、その静寂を破るように、奥の廊下から、ドタバタ!と激しい足音が響いてきました。

「かなでくーん!あけおめぇー!」

弾け飛ぶように現れたのは、ゆまの妹・あいかでした。

その格好に、ゆまとかなでは思わず目を剥きます。

真冬だというのに、彼女は太ももを大胆に露出した超ミニスカート姿、上着も襟ぐりが大きく開いており、前かがみになるたびに、若々しく張りのある胸の谷間が強調され、中から柔らかな双丘がこぼれ落ちそうです。

「ちょっとあんた!なんて季節感のない服装してんのよ!」

「えー?だってかなでくんに会うんだもん、気合入れなきゃ」

あいかが満面の笑みでかなでに飛びつこうとした瞬間、ゆまが音速の反応で二人の間に割り込みました。

「だ、だめ!色々と緩すぎるわよこの子は……!」

「ちょっとお姉ちゃん、邪魔だよぉ、めちゃくちゃ久しぶりに会うんだから、ハグの一つもいいでしょ?かなでくんも、若いJDの方が嬉しいよね?」

あいかはゆまの背後から身を乗り出し、わざとらしく胸のラインをかなでの腕にかすめるようにして、上目遣いで微笑みます。

20歳を目前にした彼女の肢体は、姉のゆまよりも引き締まって張りがあり、しかし柔らかな曲線が強調されていました。

「ダメなものはダメ!かなでくんは私のものなんだから……!」

「まぁまぁゆま、あいかちゃん、あけましておめでとう、今年もよろしくね」

かなでが苦笑いしながらたしなめると、あいかは「ちぇっ」と唇を尖らせた後、すぐに艶っぽい笑みを浮かべました。

「うん、かなでくん、二人で今年こそ、よろしくしちゃおうね」

「何よそれ!」

すっかりあいかのペースに引き込まれてしまったところで静子に促され、二人はまず亡き父・レイジの仏前へと向かいました。

かなでにとっては、ここが今日一番の正念場です。

線香の香りが立ち込める中、かなでは居住まいを正して深く手を合わせました。

(……お義父さん、ご無沙汰しております…ゆまさんとの毎日は本当に幸せで……あ、いや、その前に、ご報告がありまして……)

かなでの脳裏に、前回の訪問からこれまで、身に降りかかった女性たちの影がよぎります。

同僚のえりか、喫茶店店主のわか、国語科のいろは、ケンタロウの妻のひなた……みはるもか……さらにはその他思い返せば熱心すぎる保護者や抱きついてくる生徒たちの顔。

(西野先生とはあくまで仕事でして……わかさんの店には、その、コーヒーを飲みに行っているだけで……!いろは先生の資料作りを手伝ったのも、善意100パーセントです!ひなたのハメ撮りは見せられただけで……本当です!信じてください!)

かなでの額にうっすらと汗が浮かびます。

祈りというよりは、もはや必死の弁明です。

あまりにも長い時間、かなでが動かずに手を合わせ続けているので、隣で見守っていたゆまが不審そうに首を傾げました。

「か、かなでくん?手……合わせすぎじゃない?なんか前もこんなことあったような……」

「えっ!いや!そう?!そんなことないよ!ほら、新年の誓いっていうか、お義父さんへの愛の報告っていうか!」

「愛……?」

「あ、あはは、じ、じゃあそろそろ行こうか!」

かなでは逃げるように立ち上がりました。

ゆまは釈然としない表情を浮かべつつも、彼が父に対してこれほど熱心に(?)向き合ってくれている姿自体は、悪い気はしないのでした。

「かなでくんってば、真面目なんだから……」

ゆまのその言葉が、今のかなでには一番の毒に感じられるのでしたが、石原家の正月はまだ始まったばかりです。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

リビングのテーブルには、元日の朝に届けられた大量のチラシが山のように積まれていました。

普段、自分たちの生活圏ではデジタル派の二人にとって、紙の束からお得な情報を探す作業は、どこか宝探しのようなワクワク感があります。

「うちは新聞取ってないから、なんだかこういうのって新鮮だねぇ」

ゆまが色とりどりのチラシをめくりながら、目を輝かせます。

「そう?僕は学校でよく見てるよ、ここ安いなぁとか、週末のお出かけ情報とか、結構バカにできないしね」

「あらあら、家事はまだまだかなでさんに任せきりなのねぇ」

台所から戻ってきた静子が、クスクスと笑いながらコーヒーを差し出します。

「任せきりじゃないもん!私だってやってるもん!」

ゆまが頬をぷくっと膨らませて抗議しますが、その説得力はあまり高くありません。

「ちゃんと分担してやってますよ、こないだなんてパエリア作ってくれたんです、エビが一度揚げてあって、魚介の出汁も効いてて、すごく美味しかったんですよ」

かなでがすかさずフォローを入れると、隣でソファに深く腰掛けていたあいかが、身を乗り出して驚きの声を上げました。

「えぇっ!お姉ちゃんのパエリア!?大丈夫、それ?爆発したり、炭の塊が出てきたりしなかった?」

「あんた、ホント失礼ね!私の料理をなんだと思ってるのよ……ねぇ、美味しかったよね、かなでくん♪」

ゆまが甘えるようにかなでの腕にすり寄ります。

「うん、もちろん、あ、今日またお母さんたちに作ってあげたらどう?僕も下準備を手伝うよ」

「いいじゃないゆま、かなでさんが手伝ってくれるなら」

静子の言葉に、あいかもニヤリと笑いました。

「かなでくんが手伝うなら、私も食べようかな」

「ちょ、ちょっと!私一人だとダメなわけ!?」

「「まぁ……」

静子とあいかが声を揃えて答え、ゆまは「ひどい!!」と頬を膨らませます。

「私だってやればできるんだからね!こないだのオムレツだって……」

ヒートアップしそうなゆまを宥めるように、かなでがチラシの一角を指差しました。

「まぁまぁ、ゆま、あ、見て、ここのショッピングモール、初売りセールだって、ゆまの好きなブランドも70%オフみたいだよ、ゆまが着たら似合うだろうなぁ、可愛いゆま、いっぱい見たいな」

「えっ……あ、もぉ……かなでくんてばぁ………行っちゃう?」

ついさっきまでの怒りはどこへやら、ゆまの表情は一瞬でとろけるような笑顔に変わります。

「時間があるなら行こうか」

「うんっ♪」

その様子を横で見ていた静子とあいかは、呆れたように、しかし感心したように顔を見合わせました。

「かなでさん、完全にゆまのこと飼い慣らしてるわねぇ……」

「すごいねぇ、お姉ちゃんの操縦桿、完全に握られてるじゃん」

「……聞こえてますけど」

ゆまがジトっと二人を睨みますが、その頬はまだ幸福そうに上気したままでした。

ーーーーーーーーーーーーーー

かくして、かなでの運転で一行はショッピングモールへと向かいました。店内は初売りの熱気に包まれ、どこを見渡しても人、人、人で溢れかえっています。

「私はあっちの方を見てくるから、また後でね」

自由奔放な静子は、混雑をものともせず、人混みの中へ消えていきました。

残されたのは、かなでと、その両脇を固めるゆまとあいかの三人です。

「かなでくん、はぐれないようにしてね!」

ゆまが右腕をぎゅっと抱きしめます。

厚手のコート越しでも、彼女の柔らかい胸の感触がかなでの二の腕を圧迫します。

負けじと、左側からはあいかが「私はこっち!」と、さらに大胆に腕を絡めてきました、もちろん服装は家のまま。

「ちょっとあいか、近すぎよ!」

「お姉ちゃんだってくっついてるじゃん、ほら、かなでくん、行こ!」

あいかが一歩踏み出すたびに、薄着の胸元で豊かな双丘が、ぽよん、ぽよんと大きな弧を描いて揺れます。

V字に開いた襟元からは、谷間の奥深くが今にも露わになりそうで、すれ違う男性客たちが、思わず歩みを止めて振り返るほどの破壊力でした。

「ちょっと……二人とも、目立ちすぎだよ……」

かなでが冷や汗をかきながら周囲を見渡すと、案の定、周囲の男たちの視線は釘付けです。

ゆまの清楚ながらも、ぎゅっと腕を押し付けてくる健気な色気、そして、冬の寒さを無視したあいかの、はち切れんばかりのダイナミックなボディ。

「いいのよ、見られても、私はかなでくんのなんだから、それを見せつけておかないきゃ」

ゆまがわざとらしく、自分の胸の膨らみにかなでの腕をさらに深く埋め込ませます。

「そうそう、かなでくんは2人のものだからねぇー」

「わ、私のよっ!」

ゆまの抗議もなんのその、あいかはさらに悪乗りし、かなでの手を自分の胸のすぐ下に誘導しようと密着します。

歩くたびに、あいかの柔らかな弾力が、ぷるんとかなでの左腕を跳ね飛ばし、反対側ではゆまのしっとりとした柔らかさが右腕を包み込む。

周りの男たちの羨望や嫉妬の視線を浴びながら、かなではひたすら前だけを向いて歩くしかありません。

衣料品フロアに到着すると、二人の勢いはさらに加速しました。

「かなでくん、これどうかな?」

ゆまが試着したのは、少し背中の開いた大人っぽいワンピース、少し照れながら「似合う……?」と上目遣いで尋ねます。

「すごく似合ってるよ、ゆまの体のラインが綺麗に見えるよ」

「そ、そう…?買っちゃおうかな…」

かなでの言葉に、ゆまは嬉しそうに体を捻ります。

その拍子に、ピッタリとした生地がゆまの腰の曲線と、形の良いお尻のラインをさらに強調し、かなでの眼福は留まるところを知りません。

一方のあいかは、さらに刺激的でした。

「ねぇかなでくん、このニット、ちょっと透けすぎかなぁ?」

試着室のカーテンを少しだけ開けて呼ぶあいかの姿に、かなでは心臓が止まりかけました。

選んだのはタイトな白のリブニット、生地が薄く、その下に着ている黒いレースの下着が、彼女の膨らみの上でうっすらと浮き出ています。

「あいかちゃん!それはさすがにダメだって!そんな着方する服じゃないでしょ!」

「えー、かなでくんがダメって言うなら、これ買っちゃお」

いたずらっぽく笑うあいかの胸元が、呼吸に合わせて波打ち、かなでの視線は図らずもその渓谷へと吸い込まれていきました。

結局、二人の可愛い攻撃に屈したかなでは、両手いっぱいの紙袋を抱えることになりました。

ゆまはパエリア用の魚介を大事に抱えています。

「あー、楽しかった!かなでくん、ありがと」

「もう、歩きすぎて足が疲れちゃった、ねぇ、かなでくん、帰ったら揉んでくれる?」

帰りの車内、ゆまは助手席でうとうとしながらかなでの左手に自分の手を重ねます。

後部座席のあいかは、あれくらいの歩数で疲れるはずはありませんでしたが「私も足がいいな、ふくらはぎから、太ももの付け根まで、じっくりね♪」と、意味深な言葉を投げかけてきます。

バックミラー越しに見えるあいかの足は、ミニスカートから惜しげもなく投げ出され、暖房で火照った肌が艶やかに光っていました。

「……やれやれ」

かなでは、自分の中に溜まった熱を冷ますように、冬の冷たい道を慎重に運転するのでした。

ーーーーーーーーーーーーーーー

石原家に戻り、コーヒーを淹れてほっと一息。

静子は「友達とお茶して帰るから」と帰宅は遅くなりそうです。

そのとき新年の穏やかな空気を切り裂くように響いた呼び鈴は、思わぬ賑やかな訪問者を連れてきました。

「はーい」と、ゆまが玄関の扉を開けると、そこには長男マサキの妻であるすずかと、その息子であるゆうすけが立っていました。

「わぁ!ゆまちゃんいたぁ!あけましておめでとぉ!」

ゆうすけの元気いっぱいの声が廊下に響き渡ります。ゆまは目を丸くして驚きました。

昨日すでに石原家へ挨拶に来ていたはずだったからです。

「ゆうくん!あれ、昨日来たって聞いたけど……」

戸惑うゆまに、すずかが苦笑いしながら補足しました。

昨日はゆまが不在で会えなかったため、ゆうすけが酷く落ち込んでしまったのだと言います。

今朝、あいかから連絡をもらって、急遽こうして顔を出すことになったのでした。

「そうだったんだぁ、昨日はごめんね、あけましておめでとう、今年もよろしくね」

ゆまが優しく微笑むと、ゆうすけはぴしっと背筋を伸ばし、「うん!ゆまちゃん、ことしもよろしくおねがいします」と、子どもながらに精一杯の礼儀正しさで応えました。

そこへ、リビングから戻ってきたかなでが、ゆまに小さな包みを手渡します。

「あっ、ありがとかなでくん、はい、ゆうくん、お年玉だよ」

「えっ、やったぁ!ありがとうございます!」

無邪気に喜ぶゆうすけの横で、すずかも「ありがとうございます」と丁寧に頭を下げました。

しかし、ゆうすけの目的はお年玉だけではありませんでした。

彼はゆまの服の裾をぎゅっと掴み、期待に満ちた眼差しで見上げます。

「ゆまちゃん遊ぼう!プレイパーク行こう!」

聞けば、ボールプールやアスレチックが楽しめる屋内の遊び場が、お正月も大盛況なのだと言います。

ゆまは一瞬、隣にいるかなでの顔を見ましたが、ゆうすけの勢いは止まりません。

「いこうよぉゆまちゃん、ぼくがあそんであげるからぁ」

「うふふ、いいよ、じゃあかなでくん、準備……」

ゆまがかなでを誘おうとしたその時、ゆうすけが「かなでくんはダメ!」と断固拒否の姿勢を見せました。

「ゆまちゃんとデートなんだから!」

「あらら……仲良くなったと思ったんだけれど」

かなでは苦笑いしながら肩をすくめます。

小さな少年にとって、憧れのゆまちゃんを独占することこそが、新年の最重要任務なのでしょう。

「仕方ないね、じゃあゆうくん、ゆまちゃんとデートしよっか?」

「うん!ぼくが『えすこーと』するから!」

「えぇー、嬉しいなぁ」

スッと片手を出し、大人びた単語を口にする息子に、すずかは「あはは……主人の影響で……」と申し訳なさそうに笑いました。

「じゃ、かなでくん、ちょっと行ってくるね」

「うん、わかった、パエリア、下ごしらえだけしとくよ」

こうして、ゆまとすずか、そして小さな紳士・ゆうすけは、賑やかに家を出ていきました。

ーーーーーーーーーーーーーーー

「やれやれ、嵐のようだったな……」

かなでは三人を玄関で見送り、ガチャリと鍵をかけた瞬間、言いようのない違和感に襲われました。

(あれ、これ……まずくないか……?)

静子は出かけたまま、ゆまも連れ出された、ということは、今この広い家の中には、自分と……もう一人しかいないことになります。

かなでは慎重な足取りで、誰もいないはずのリビングへと戻りました。

静まり返った室内、ほっと胸をなでおろした瞬間、背後から柔らかな衝撃が彼を襲いました。

「かなでくぅん!」

背中にのしかかる温もりと、甘い香り、あいかです。

「あ、あいかちゃん!やっぱり!」

「やっぱり?やっぱりってなぁに?」

あいかは腕を離そうとせず、かなでの耳元で楽しげに囁きます。

「お姉ちゃんはデートだよね、お母さんも夕飯までには帰るって言ってたし……ねー、かなでくん?」

かなでは必死に理性を保とうと、「ダメだってば!」と彼女を宥めようとしました。

しかし、次の瞬間、あいかはふっと力を抜き、彼から離れました。

その顔は、先ほどまでの悪戯っぽい表情とは打って変わり、どこか伏目がちでしおらしくなっています。

「あのさ、ちょっと相談に乗って欲しくて、いいかな……?」

あまりに急な雰囲気の変化に、かなでは毒気を抜かれてしまいました。

普段の奔放な彼女からは想像もつかない、消え入りそうな声。

「そ、相談?」

「そう……部屋、来て」

逆らう隙を与えない不思議な重みを感じ、かなでは彼女の後に続くしかありませんでした。

新年の午後の静寂が、二人の間に重く、そして甘く立ち込めていました。

ーーーーーーーーーーーーーーー

あいかに促されるまま、かなでは彼女の自室へと足を踏み入れました。

そこは、等身大の女の子らしさと、勝負の世界に生きるアスリートの顔が共存する不思議な空間でした。

壁には数々の大会で勝ち取ったリボンやトロフィー、メダルが誇らしげに並び、傍らには愛馬の首を優しく抱くあいかの写真が飾られています。

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