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体験談(約 29 分で読了)

バイト先の先輩の娘さんとの、波乱万丈な恋物語・番外編⑨ ハッピーシンセサイザ(1/4ページ目)

投稿:2021-04-19 06:56:23

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ボトムズヲタク◆GABTUFY
最初の話

俺の名前は誠人(マサト)。エッチな体験談に入る前に、先ずは、自分の生い立ちを語る事を許して貰いたい。俺の両親は、俺が物心つかないうちに離婚し、親父の顔はおぼろげにしか覚えていない。お袋はシングルマザーとして様々な仕事を渡り歩き、時に親父以上に厳しく、時に親父の分までも俺に愛情を注…

前回の話

マー坊とせっちゃん、「バカ夫婦」のエッチな体験談に早々と多数の続編希望のお声を頂き、エチケンのマー坊とせっちゃんのファンの皆様には本当に感謝感激雨あられで御座います。m(__)mペコリ晴れて二児のお父さんとお母さんになった、マー坊とせっちゃんのラブラブな結婚生活物語をお楽しみ下さいませ。…

マー坊とせっちゃん、バカ夫婦の拙いエッチな体験談にいつもいつも多数の続編希望のお声を頂き、本当に感謝感激雨あられで御座います。m(__)mペコリ

相変わらず読みづらい、拙い文章ではありますがマー坊とせっちゃんの甘々?な結婚生活物語をお楽しみ下さいませ。

登場人物スペック

「誠人❝マー坊❞」→レストランで働いている、仮性包茎でちっぱい好きなコックさん。せっちゃん命のクソ真面目な一穴主義者。

「節子❝せっちゃん❞」→19歳で2児の母親になった、輪姦被害経験の有るアニメ顔のちっぱい幼妻。マー坊命のちょっぴりヤキモチ妬きな一棒主義者。

「鉄さん」→誠人が働くレストランの先輩コックにして、節子の父親。厳つい強面で、仕事には滅茶苦茶厳しいが孫達にはジジバカ全開の根は良い人。

「真奈美」→誠人の腹違いの妹で、看護師を目指して勉強中の医大生。

・・・

「慎也さん、すいません。そこの…交差点を左折したところで降ろして下さい」

「了解」

「あ…慎也、悪い。俺もそこで降りるわ」

「誠人クン…真奈美ちゃん、わざわざ私達に付き合ってくれて、本当に有難うね」

「千夏さん…私達こそ、本当に有難う御座いました。お陰様で…良いストレス発散になった、そんな気がします…」

俺達腹違いの兄妹と慎也・千夏カップルはライブハウスで行われていた、ローゼスのライブに参加していたのだ。

初めのうちは戸惑いっぱなしだった真奈美ちゃんも、ライブの終盤には美乳を揺らしつつノリノリでジャンプしたり、他のお客さんに合わせて掛け声を掛けたりとすっかりライブの熱気に溶け込んでいた。

「慎也さん、千夏さん…今日は本当に、有難う御座いました!」

「慎也、千夏…今日は有難う。それじゃな、お二人さん…」

「あぁ…誠人、真奈美ちゃん…気を付けてな」

「誠人クン、真奈美ちゃん、それじゃーねー!バイバーイ!」

慎也が運転するランドクルーザーのテールライトが見えなくなったのを確認すると、俺達腹違いの兄妹は真奈美ちゃんが下宿している、超高級マンションのオートロック式の出入り口へ歩き出した。

「そうだ…真奈美ちゃん。お友達は…出来た?」

「ええ、お陰様で…メールアドレスを教え合うクラスメートも、何人か…」

「そうか…そりゃ良かった…」

「あの…お兄様…」

「何?真奈美ちゃん…」

「確か…再来週、御祖父様の老人ホームに御伺いするんでしたよね?もし御迷惑でなければ…私も同行して宜しいでしょうか?」

「勿論だよ!この間、満さん御夫妻に真奈美ちゃんの事を話したら…❝是非一度、直接会って話をしたい❞って言ってたからね…」

「うわぁっ、嬉しいです!」

「それじゃ…真奈美ちゃん。お休みなさい」

「お兄様…失礼します!」

そして俺は鉄さん宅に帰宅する。

「ただいまー」

「あ…誠人さん、お帰りなさい♡ローゼスのライブは楽しかったですか?」

「せっちゃんただいま!勿論だよ、真奈美ちゃんも最後はすっかりノリノリになってたからね」

「誠人…お帰り」

「おとーたん、おかえりなちゃーい」

「ばぶー」

「お袋…美花子…早矢斗、ただいま。しかし珍しいな、お袋がこんな時間から晩酌なんて…」

お袋はフランス産の赤ワインをちびちび飲みながら、おつまみのカマンベールチーズと生ハムをぱくついている。

「ねーねーばーば、みかこもぐれーぷじゅーちゅのみたいなー」

「美花子ちゃん?残念だけど、コレはジュースじゃなくてね…ワインって言う、大人しか飲めない飲み物なの」

「美花子。ぶどうじゃないけど…お隣さんから頂いた、果汁100パーセントジュースが有るんだ。それで良かったら…飲む?」

「うん!みかこもばんしゃくする!」

「本当に美花子の発想って…楽しくて、面白いなぁ…」

「あ…誠人さん。節達もうお風呂に入りましたから…」

「そっか…ならひとっ風呂浴びてくるわ」

俺は脱衣場で服を脱ぎ、柿渋石鹸とスポンジで汗と垢をこそぎ落とすと、ややぬるめのお湯が張られた浴槽に浸かり、心と身体をリフレッシュ。

バスタオルで汗と水滴を拭き清め、衣類を纏ってリビングに戻ると、美花子は既に椅子の背もたれに身体を預けて眠りの世界に落ちていた。

「すーすー…すーすー…」

「あ…誠人さんごめんなさい。美花子…❝おとーたんとさしのみするー❞って頑張って起きてたんですけど…」

「あはは…可愛いなぁ、美花子。けど…子供はもう、おねんねの時間だからね…」

「あの…すいません誠人さん。美花子を…2階に連れて行く間、早矢斗を見ててもらえますか?」

「うん、良いよせっちゃん」

と言いながら俺は食器棚から赤ワイン用のワイングラスを取り出し、お袋と向かい合わせに座る。

「お袋…俺にもワイン、良い?」

「あら誠人…どういう風の吹き回し?」

「…俺だって伊達に23年もお袋の息子してねぇよ。なんか有ったんだろ?」

「敵わないわねー、誠人には…」

と言いながらお袋は、俺のワイングラスに静かに赤ワインを注ぐ。

「それじゃ頂きます…んんっ、渋くて苦え!」

「ぷぷぷ…」

「良くこんなシロモノ飲めるな…アレ、でも、最初の渋いのを我慢するとほんのり甘い…」

「良く分かったわねー。流石コックさんしてるだけの事は有るわね」

「茶化すなよお袋。それより、何が有ったんだ?会社で…」

お袋が勤務するアパレルメーカーに新年度から…30代の男性社員が縁故採用で働きだしたのだが。

この男性社員は「男性age、女性sage」を擬人化した様な輩で、異様にお袋の事を敵視。

重要な連絡事項を伝えないのはまだ序ノ口で、「貴女の様な、会社に害を為すだけのお局様が会社を駄目にするんですよ」と、ネチネチとボディーブローの様にお袋に嫌味を発し続けた結果。

ローゼスの皆さんがお袋に発注していた、ステージ衣装の材料が注文されていない事態に。

幸い、お袋の人望故に発注元、仕立て業者、そしてお袋のチームが一丸となって今日行われたライブの前日に衣装をギリギリ間に合わせたのだが。

「本っ当、女性って使えないっすよねー」の一言に完全にキレたお袋は社長さんに直接、辞表を叩き付けてきたのだが…。

社長さんはお袋が叩きつけた辞表をその場で破り捨て、「貴女がこの会社に尽くしてきてくれた功績を考えれば…この辞表は受け取れない」「秋に使う予定だった長期休暇を…来週からに繰り上げなさい」と言ってくれたそうだ。

「良い社長さんじゃねぇか…」

「本当…思わず泣きそうになったわよ…」

「にしても許せねぇな、その野郎…」

「…誠人。その気持ちは…本当に嬉しいわ。けど…暴力を振るうのだけは、絶対やめてね」

「・・・」

「…無論、せっちゃんや美花子ちゃんが犯されそうになった時は…その限りではないわ。けど…暴力を振るうのが許されるのは、生命の危機に瀕した際の最後の手段よ。それは…覚えておいて」

「お袋…今更、2児の父親に何言ってんの?」

と言いながら俺は、ゆりかごの中ですやすやと眠る早矢斗の可愛い寝顔を暫し見つめる。

「誠人は…せっちゃんの事になると、直ぐムキになるからよ」

…と、噂をすればなんとやら。

「お待たせしました、誠人さん」

とせっちゃんが、2階の寝室からリビングに降りてきた。

「お母様…節も参加して、良いですか?」

「勿論よ、せっちゃん」

「それじゃ誠人さん…かんぱーい♡」

「乾杯」

俺のワイングラスとせっちゃんの果汁100パーセントジュースが注がれたウィスキーグラスが軽くぶつかり合い、心地良い接触音がリビングに響く。

「わーい、おーいしーい♡」

「・・・」

「誠人さん、どうしました?」

「いや、早矢斗の可愛い寝顔を見ながら飲むお酒って、格別だなって…」

「誠人さん…」

「毎日毎日…心も身体もくたくたになって帰宅しても、美花子と早矢斗、そしてせっちゃんの笑顔を見ると…❝明日もまた、頑張ろう❞って働く意欲が湧いてくるんだ…」

「誠人さん…嬉しい…」

「うふふ…こんな❝こんな究極のラブラブな旦那様❞に出会えたせっちゃんは、本当に幸せ者よねー」

「…!」

俺は思わず、口に含んでいた赤ワインをそれこそグレート・ムタの毒霧の様に吹き出しそうになるのを必死に堪えていた。

「…お、お袋っ!いきなり、変な事口にするんじゃねーよっ!」

「だーかーらー…せっちゃんの事になるとそういうふうに感情丸出しになるところが、まだまだお子ちゃまだって言ってんのよ…」

「仕方ねぇだろ。こんな不器用で冴えない俺を本気で好きになってくれたせっちゃんは、❝世界で一番大切な人❞だからな…」

「…誠人さん♡」

「あー…ハイハイお二人さん御馳走様でした。でも…この調子なら、3人目の孫の顔を見られる日もそう遠くはないかもね♡」

「お母様…」

「…お袋」

・・・

「で…マッキー。赤ちゃんの名前は、どうなったんでぇ?」

「ゆうと…❝優しい人❞と書いて、優人と名付けました…」

「思いやりの有る、優しい人になって欲しいって事か…」

「はい…」

「なぁ、マッキー。❝強くなければ生きていけない。優しくなければ生きている意味がない❞って言葉を知ってるか?」

…と、休憩室で雑談を交わしていると。

「あっ、ちょっとお客さん!おーい、食い逃げだぁーっ!」

と言う、利章さんの叫び声。

俺達が慌てて休憩室から飛び出すと、見覚えの有る詰め襟の制服を着た男子が利章さんを蹴飛ばして走り去るところだった。

「とっちゃん…大丈夫か!?」

「鉄さん、すいません…」

「利章さん、それで犯人の特徴とかは…」

「すいません、本当に突然の事でしたから顔立ちとかは何も…咄嗟に食い逃げ犯の足元に、カラーボールを投げ付けるのが精一杯でした…」

「でかした、とっちゃん!おいマー坊、高校に電話入れろ!」

「分かりました!」

俺は事務所に駆け込み、母校に食い逃げの事実を連絡。

程無くして利章さんが投げ付けたカラーボールが決め手となり、食い逃げをやらかした兄ちゃんが担任の先生に連行されてレストランに連れ戻された。

「さて…食い逃げをやらかしたお兄ちゃん、お名前はぁ〜?」

「た…た、辰也と言います…」

「ふーん、それで…なんで食い逃げなんか、やらかしたんですかぁ〜?」

と鉄さんが、893顔を活かした凄みの有る笑顔で食い逃げをやらかしたお兄ちゃんに詰め寄る。

「そ…それは…」

俺達は食い逃げをやらかした理由を聞いて…ズッコケそうを通り越してすっかり呆れてしまった。

要はクラスメートと雑談している際に、「鉄さんを初め、強面揃いのレストラン○☓で食い逃げを成功させたらヒーローだよなー」「よっしゃ、なら俺がやってやるぜ!」…的なノリで食い逃げに及んだ、と言う訳らしい。

「…誠人クン。御両親に、連絡を…」

「分かりました」

俺は食い逃げ犯から聞き出した父親の携帯番号をプッシュし、ICレコーダーで会話を録音しながら食い逃げの事実を説明したが。

「辰也が何をやらかそうが、我々の感知するところではない」

「アイツの事はそちらで適当に処置してくれ」

…と言う、まるで他人事の様な言い草に俺は。

「…分かりました。ならば…今から警察にお電話させて頂きますね」

と宣言すると。

「…け、警察!?」

「当然です。食い逃げは、立派な犯罪ですから」

「ちょ…ちょっと待ってくれ!今警察沙汰になったら、今就活中の勝也の今後のキャリアに傷が付く!頼むから、警察だけは!」

「あの…何を言ってるのかイマイチ理解出来ないんですが…さっき❝そちらで適当に処置してくれ❞って仰ったのは何だったんですか?」

「上の息子の勝也は…一流企業から内内定が出ているんだ!頼むから…内内定をフイにされるのだけは!」

「さっきから聞いていれば…随分と御勝手な言い分ばかりじゃあないですか?第一、そちら様からまだ謝罪の御言葉を御聞きしていないんですが…」

「…も、申し訳無い!済まなかった!頼むから、警察沙汰だけは!」

「…兎に角。今息子さんをお店でお預かりして居ますので…コチラに御越し願えますか?この際です、面と向かって直接話合いましょう…」

「…分かった!」

俺はレストランの住所を告げると受話器を置き…大きな溜め息を吐き出した。

「先輩…」

「話にならねぇな、マッキー…ノブノブが言う様にICレコーダーで会話を録音しておいて正解だったよ…」

俺達レストランの従業員は、それこそ「2ちゃんねるまとめサイト」に登場する様な「キチ・セコ」なお客様に対処する為に、ICレコーダーを白衣のポケットに忍ばせておくのがお約束になっている。

話が通じない輩から身を守る為の自衛手段と思えば…諭吉先生が飛んで行く位、安い投資だ。

閑話休題。

「店長、失礼します!食い逃げをやらかした兄ちゃんの御両親がいらっしゃいました!」

との声に導かれ、如何にも不貞腐れた表情の御両親が事務所に入室して来た。

「どうぞ、お掛け下さい…」

と店長が文字通り、「静かなる怒り」を秘めた口調で御両親に告げる。

「此の度はウチの馬鹿息子がとんでもない事をやらかし…本当に申し訳有りませんでした!オイ辰也、お前も頭下げろ!」

と言うと御両親は土下座をし始めた。

「…御両親に御伺い致します。食い逃げされた元を取る為には、どれだけのメニューを捌かなければならないか御存知ですか?」

「いいえ…」

「最低でも同じメニューを3食捌いてやっと元を取れるか否か、と言うところです…チェーン展開しているファミレスなら兎も角…ウチの様な個人営業の店では、❝食い逃げ❞は文字通り、誇張抜きで店の存亡に関わる重大な事案なのです…」

「・・・」

「増して、スリルを満たす為だけに食い逃げをやらかしたとなれば…尚更許す訳にはいきません。申し訳有りませんが、この一件は…」

「待って下さい!上の息子の勝也は、一流企業から内内定が出ているんです!」

「それが…何か?」

「…え?」

「今の話を御伺いして…上の息子の就職>越えられない壁>下の息子の食い逃げと言うのは理解出来ました」

「・・・」

「もし御子息が誤った事を仕出かしたら…叱り、導き、そして2度と同じ過ちを繰り返さない様に諭すのが御両親の役目では有りませんか…?」

「それは…」

「私も…2人の息子を持つ父親ですが、息子達が悪い事をやらかしたその時は…キッチリと❝ケジメを付けさせる❞事で、❝何が悪かった❞のかを分からせてきた、つもりです…」

と利章さんが会話に割り込む。

「友人の携帯ゲーム機を壊した際は同等の額のお小遣い返上…身体が不自由なクラスメートをカ●ワと馬鹿にした際は身体障害者の疑似体験をさせ…自分が如何にしてはならない事をしたのかを、分からせてきたつもりです…」

「・・・」

「申し訳有りませんが、土下座は要りません。肝心なのは❝如何にケジメをつけさせるか❞では有りませんか?」

「ケジメ…」

「・・・」

「・・・」

何時まで続くのか分からない沈黙に業を煮やした俺は…腹に閉まっておいた提案を吐き出した。

「店長…すいません。夏休みが終わるまでの間、この兄ちゃんにウチの店でアルバイトして頂くってのは…どうでしょうか?」

「悪くねぇなぁ…マー坊!おっと…もし万が一夏休みが終わる前にトンズラしたその際は警察に被害届を提出する、って事で良いですかい?」

「皆さん、良いアイデアですね…それでは、それで行きましょう」

「店長さん…有難う御座います!」

「但し!口約束では何ですから…今から念書を書かせて頂きますが、宜しいでしょうか?」

「念書…分かりました…」

・・・

「それでは誠人クン…声出しを御願いします」

始業前の朝礼で店長に指名された俺は、一歩前に踏み出し。

「信用を得るには長年の歳月を要するが、それを失墜するのは実に一瞬である。しかして信用とは、金銭では買う事は出来ない!」

「信用を得るには長年の歳月を要するが、それを失墜するのは実に一瞬である。しかして信用とは、金銭では買う事は出来ない!!!」

「それでは皆さん…今日も一日、頑張りましょう!」

「ハイッ!」

「それでは…解散!」

朝礼を終えた俺達厨房スタッフは事務所を出ると、手洗いとアルコール消毒をして厨房に入って行く。

「おうっ、辰也クン!今から厨房内での、お前さんの渾名を決めとかねぇとなぁ!辰也…辰也…」

「・・・」

「よしっ、閃いた!辰也クン…今からお前さんの渾名は…❝タッチ❞だ!」

「タッチ…」

「あ…もしかして元ネタは、野球漫画ですか?」

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