官能小説・エロ小説(約 131 分で読了)
初桜と共に散る、君の知らない場所(完)(5/21ページ目)
投稿:2025-07-27 00:16:14
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本文(5/21ページ目)
膝が勝手に震えて、掴んだ手に力が入る。
「これ、だめっ……だめ、だめ……っ……」
K男の親指は、優しい動きのまま止まらなかった。
振り返り、口を開く。
全部伝えたくて、でも、私の中に言葉が無くて。
そんな最低限すら知らない私を肯定するように、優しく唇が触れ合う。
息も、手も、唇も、全部が触れ合って、全部を知っていく。
その奥で、知らない熱がじんわりと生まれ始める。
一瞬、ふわっと身体が浮いたような感覚があった。
息が止まった。時間も止まったように感じた。
次の瞬間、胸の奥がぎゅうっと縮こまり、目の奥に熱いものが滲む。
「っあ……あぅっ……!!」
何がどうなったのか、うまく説明はできない。
大きすぎる快感に飲み込まれて、体の全部が、彼の指先ひとつで支配されていた。
K男が、ゆっくりと指を引き抜き、耳元で優しく囁く。
「ずっと俺のこと、離してくれなかった」
そう言って、引き抜いたばかりの指を舐めるK男。
私はあまりの恥ずかしさに止めようとする。
そんな私を見下ろしつつ、意地悪そうに微笑んで一言。
「……あっま」
その響きに、胸の奥がぎゅっと締め付けられたまま、恥ずかしさで視線を前に戻す。
視界の端に映った、彼の意地悪そうな微笑みを見て、ちょっと拗ねたように背を預ける。
その時、じんわりとした熱が、お尻にぴたりと伝わってきた。
硬く膨らんだものが、布越しにぬるく、確かな形を主張している。
思わず、無意識に腰を少し動かしてしまう。
グリ……グリ……
そのたびに熱は形を変え、より深く私に押しつけられてくる。
思っていたよりも硬く、熱く、私の中のどこかを焦がすように主張してくる。
奥の方がきゅっと疼いて、息が詰まりそうになる。
K男がくすっと笑う気配を背中越しに感じる。
「ふふ、気になる?」
優しく問いかけるその声に、私は小さく首を振る。
けれど、逆にその一言が意識をそこへ集中させてしまって、もう自分でもどうしたらいいかわからない。
すると、K男の手が私の腰を包み、そっと動かされる。
前へ、後ろへ。
ゆっくりと、でも確かに。
私の下腹に押し当てられた熱が、擦れるたびにどんどん強く、濃く、溶けるように伝わってくる。
それはもう、感じたくないなんて言えないほど、身体の奥に染みつきはじめていた。
K男にそっと手を引かれ、私はそのまま導かれるように床へと膝をつき、K男の方を向く。
膝に触れるじゅうたんの柔らかさが、やけに現実味を帯びて伝わってくる。
座ったままのK男の手元から、小さく金属の音が響く。
カチャッ、カチャッ、とベルトを外す音。
その瞬間、私は反射的に顔を伏せてしまう。
胸の奥が強く鳴って、喉の奥に何かが詰まる。
目の前のK男の脚が少し開かれ、ズボンの中で何かが動いた気配。
パンツの奥から引き出された熱が、空気越しにじっとりと存在を主張する。
見えないのに、確かにそこにある。
そんな感覚が、背筋をじわりと這い上がってくる。
「……手、握ろうか?」
低く落とされた声に、私は何も言えず、ただそっと右手を差し出した。
K男の指が、その手を包むように優しく重なる。
「いいよ」
その言葉に、私はギュッと目を閉じてから、静かに顔を上げた。
赤黒く、自分が知ってるどんな姿よりも大きい。
息を吐くことも忘れ、自分の目より少し上の、オスの象徴、おちんちんを見つめる。
ピクピクと小さく震えるその姿の奥には、少し切なそうなK男の顔が見える。
薄暗い照明の下、存在感を放つそれが、少しだけ跳ねる。
その瞬間、先端の方に透明な液体が滲む。
「あっ……」
思い出したように声が漏れ、息を吸う。
甘くないのに、頭がぼうっとするほど濃い匂いが、一息ごとに肺を満たしていく。
鋭く吐き、鼻で吸う。
何度も、何度も。
味わうというより、浸食が止められないような、そんな。
「そこまでしてくれるの?」
K男の少しうれしそうな声に、顔を上げる。
あまりにも、近づいてしまっていた。
K男の顔ではなく、K男のおちんちん。
顔に触れそうなほど、鼻につきそうなほど。
どうしようもないほど、分かってしまう。
これが、自分がもう求めてしまっているものだってこと。
そして、それを本能が受け入れてしまっていることも。
K男の問いかけにどう返せばいいか分からない。
けれど……私は……
ヒクヒク跳ねるおちんちんに、優しく頭を当てる。
何も知らないんだ、私は。
行為も、肯定の言葉すらも。
K男は空いている方の手で、優しく私の頬を撫でる。
恥ずかしすぎて、顔は見れない。
右頬に、手よりも鋭い熱が触れる。
ヒクヒク跳ねて、濃い匂いで。
頬を撫でられながら、顔を上に誘導される。
背筋を伸ばし、促されるままに顔を下げる。
唇に、熱。
思わず体が驚く。
私の頭の上のK男の手は、私を急かさない。
けれど、逃がさない。
何度も深呼吸し、口を開く。
熱が、口に入ってくる。
口を大きく開け、なんとか受け入れる。
どんどん大きくなっていき、そして返しのような部分がギリギリ入る。
その後、口の中に当たる熱。
「ヨダレいっぱいつけて」
夢中で口を動かす私の耳に、K男の声に混じってかすかに電子音が鳴った気がした。
けれど気にする余裕はなく、言われるままに口の中のヨダレを舌ですくい、おちんちんに塗る。
ゆっくり抜き、先の方に塗り、また深く入れる。
ギリギリまで入れると、K男の手が少し髪を掴み、思い出したように撫でる。
それが気持ちいい合図だと気づいた時には、もう抵抗なく口で奉仕できていた。
急にK男の手が、私の頭を離すように押す。
口の中から熱が、ぬるりと、ちゅぽっと音を立てて抜けた。
「今の、マジで危なかった。本気で出るかと思った」
K男の声が、ほんの少しだけ掠れていた。
さっきまでと同じような優しい声なのに、どこか熱が混ざっていて、思わず私の喉が鳴る。
何も言えず、小さく頷く。
ゆっくりと頭を撫でられながら、耳元で囁かれた。
「……嫌だったら、拒否って」
その言葉があまりに優しくて、胸がぎゅうっと締め付けられた。
そんなこと、できるわけないのに。
そう言われた時点で、もう全部決まっていた。
身体の奥がきゅっと反応して、自分でもわかるほど熱を持つ。
舐めてただけなのに、こんなに。
口に含んでいた間中、ずっと濡れ続けてた。
K男が手にしていたスマホを、ふっと一瞥して笑う。
少し楽しげに何かを確認してから、ベッドの端に無造作に投げ捨てた。
その動きすら自然で、私は何も疑わなかった。
K男は黙って私を抱き寄せると、ゆっくりと立ち上がる。
私はされるがまま、肩に額を預けた。
柔らかな布団が背中を受け止め、すぐ隣でK男が膝をついた。
リブニットの裾をつままれ、ゆっくりと上へ引き上げられる。
胸元で少し引っかかった布が、頭をくぐると、すとんと抜け落ちる。
ブラとスカートだけになった私を、K男が静かに見つめる。
その視線のまま、言葉が落ちる。
「……可愛いね」
低く、やわらかく、でも確かにこちらを褒めてくれている声だった。
なんでもない普段着だったのに、そんなふうに言われたら……ずるい。
胸の奥が、きゅっとなる。
彼の手が背中に回り、ブラのホックが外される。
ストラップが肩を滑り落ちるのと同時に、胸が露わになる。
その瞬間――K男の目の奥に、かすかな熱が灯る。
ほんの一瞬、抑え込んでいた本音が、にじんだように。
すぐに視線は優しく戻り、そっと言葉が重なる。
「綺麗だよ」
静かすぎない、でも押しつけがましくもない。
まるで大事に扱われているみたいな、その声に、私はまた、何も言えなくなった。
スカートのウエストに手がかかる。
前ファスナーがゆっくり外され、布がするりと膝下まで滑り落ちる。
太ももをなぞるように流れる空気が、ひどく冷たく感じた。
スカートが足元からすべり落ちる音が、妙に大きく感じた。
太ももにかすかに残る体温。
冷たい空気よりも、その温もりの消え際のほうが、なぜか気になった。
脚を開いたまま、脱がされた恥ずかしさが、心臓の音をせき立てる。
でも、それ以上に――胸の奥で何かが、ふわっと浮いた。
悪いことしてる、って思ってるのに、その悪さごと抱きしめられてるみたいで。
私、なんだか、女の子って、こういうものなのかもって、ちょっとだけ思ってしまった。
K男の指がまだ触れていないのに、そこはもうぐっしょりと熱を孕んでいた。
私はまだ、頭の中で言い訳を探していた。
彼氏にちゃんと会えてたら、こんなこと、起きていなかったはず。
寂しかっただけ。
K男が優しくしてくれるから――求められるのって、悪いことじゃない、きっと。
私は、ちゃんと、頑張ってたけれど。
そんな言葉を自分に繰り返していた。
K男は黙って立ち上がる。
シャツの裾を掴み、ゆっくりと引き上げる。
空気が変わるのがわかった。
布が肩を滑り落ち、裸の胸板が露わになる。
無駄のない力強い胸筋が、低く鼓動しているのを感じる。
腹筋も締まっていて、触れたら硬く冷たいだけでなく、温かく柔らかそうな躍動をも秘めている。
脈打つおちんちんが、ぬるりとした湿り気を帯びて膨らんでいる。
さっき自分が舌を這わせたぬめりと匂いが、甘くまとわりついている。
K男の肉体のすべてに、目を奪われた。
「……や……うそ、これ……」
身体の奥から、とろりとした熱が滲み始める。
じんわりと広がり、まるで体の内側から溢れ出すように、内ももからお尻のほうまで伝わっていく。
本当は理屈で押し殺したいのに、ズルすぎる。
身体は正直に反応していた。
頭の中では抗おうとしていたけれど、もはや意味がない。
身体が先に答えを出してしまっていた。
濡れていくその感覚が、偽りのない証拠だった。
K男が静かに顔を寄せ、唇が優しく触れてくる。
短く、浅いキスが、いくつも重なって――そのたびに、足先から力が抜けていく。
やがてK男の手が私の太ももに添えられ、そっと膝を開かされる。
拒まない私の体に、K男の体がゆっくりと入り込んでくる。
片足ずつを、彼の筋肉質な足の上に乗せられる。
K男の身体が、ぬるく熱を帯びながらゆっくりと重なってくる。
肌が触れ合いそうな距離に迫って、私は思わず言葉を漏らす。
「……その……ゴム、だけ……」
そう口にした私の声は、思っていた以上にかすれていた。
K男は、ほんの少しだけ眉を寄せて、私の頬を撫でる。
指の腹が優しく触れて、私はその仕草だけで、なぜか胸の奥が揺れた。
「初めては……ゴムあると、痛いよ?」
恐がらせるでもなく、言い訳をするでもなく、
ただ、そっと教えてくれるみたいに。
「……でも」
そう言いかけた私の言葉を、K男が静かに遮る。
「……絶対、出さない。ちゃんと我慢するから。だから……ね」
一瞬、声に甘さが混ざって聞こえる。
私を大切にしようとしてくれてる――そう思ってしまった。
そんな風に頼まれて、そんな声でお願いされて、それでもまだ拒めるほど、私は強くなかった。
K男の顔が近づいてきて、唇が触れる。
やわらかく、優しくて、どこまでも熱かった。
頷いたわけじゃない。
言葉にもしていない。
それでも私の身体は、もう――受け入れる準備を始めていた。
K男の指が、私の足の付け根をなぞると、とろりと熱いものが指先に絡む。
柔らかく湿った音が、くちゅ、と小さく響いた。
その後、おちんちんの先端を押し付け、私の熱を全体に馴染ませている。
ぬちゅ、ぬちゅ、と重ねるたび、そこがさらに溶けていくのがわかる。
「……ん、ふ……っ」
思わず声が漏れそうになって、私は咄嗟に唇を噛む。
視線を逸らしたまま、感じていないふりをする。
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(2020年05月28日)
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