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初桜と共に散る、君の知らない場所(完)(5/21ページ目)

投稿:2025-07-27 00:16:14

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本文(5/21ページ目)

膝が勝手に震えて、掴んだ手に力が入る。

「これ、だめっ……だめ、だめ……っ……」

K男の親指は、優しい動きのまま止まらなかった。

振り返り、口を開く。

全部伝えたくて、でも、私の中に言葉が無くて。

そんな最低限すら知らない私を肯定するように、優しく唇が触れ合う。

息も、手も、唇も、全部が触れ合って、全部を知っていく。

その奥で、知らない熱がじんわりと生まれ始める。

一瞬、ふわっと身体が浮いたような感覚があった。

息が止まった。時間も止まったように感じた。

次の瞬間、胸の奥がぎゅうっと縮こまり、目の奥に熱いものが滲む。

「っあ……あぅっ……!!」

何がどうなったのか、うまく説明はできない。

大きすぎる快感に飲み込まれて、体の全部が、彼の指先ひとつで支配されていた。

K男が、ゆっくりと指を引き抜き、耳元で優しく囁く。

「ずっと俺のこと、離してくれなかった」

そう言って、引き抜いたばかりの指を舐めるK男。

私はあまりの恥ずかしさに止めようとする。

そんな私を見下ろしつつ、意地悪そうに微笑んで一言。

「……あっま」

その響きに、胸の奥がぎゅっと締め付けられたまま、恥ずかしさで視線を前に戻す。

視界の端に映った、彼の意地悪そうな微笑みを見て、ちょっと拗ねたように背を預ける。

その時、じんわりとした熱が、お尻にぴたりと伝わってきた。

硬く膨らんだものが、布越しにぬるく、確かな形を主張している。

思わず、無意識に腰を少し動かしてしまう。

グリ……グリ……

そのたびに熱は形を変え、より深く私に押しつけられてくる。

思っていたよりも硬く、熱く、私の中のどこかを焦がすように主張してくる。

奥の方がきゅっと疼いて、息が詰まりそうになる。

K男がくすっと笑う気配を背中越しに感じる。

「ふふ、気になる?」

優しく問いかけるその声に、私は小さく首を振る。

けれど、逆にその一言が意識をそこへ集中させてしまって、もう自分でもどうしたらいいかわからない。

すると、K男の手が私の腰を包み、そっと動かされる。

前へ、後ろへ。

ゆっくりと、でも確かに。

私の下腹に押し当てられた熱が、擦れるたびにどんどん強く、濃く、溶けるように伝わってくる。

それはもう、感じたくないなんて言えないほど、身体の奥に染みつきはじめていた。

K男にそっと手を引かれ、私はそのまま導かれるように床へと膝をつき、K男の方を向く。

膝に触れるじゅうたんの柔らかさが、やけに現実味を帯びて伝わってくる。

座ったままのK男の手元から、小さく金属の音が響く。

カチャッ、カチャッ、とベルトを外す音。

その瞬間、私は反射的に顔を伏せてしまう。

胸の奥が強く鳴って、喉の奥に何かが詰まる。

目の前のK男の脚が少し開かれ、ズボンの中で何かが動いた気配。

パンツの奥から引き出された熱が、空気越しにじっとりと存在を主張する。

見えないのに、確かにそこにある。

そんな感覚が、背筋をじわりと這い上がってくる。

「……手、握ろうか?」

低く落とされた声に、私は何も言えず、ただそっと右手を差し出した。

K男の指が、その手を包むように優しく重なる。

「いいよ」

その言葉に、私はギュッと目を閉じてから、静かに顔を上げた。

赤黒く、自分が知ってるどんな姿よりも大きい。

息を吐くことも忘れ、自分の目より少し上の、オスの象徴、おちんちんを見つめる。

ピクピクと小さく震えるその姿の奥には、少し切なそうなK男の顔が見える。

薄暗い照明の下、存在感を放つそれが、少しだけ跳ねる。

その瞬間、先端の方に透明な液体が滲む。

「あっ……」

思い出したように声が漏れ、息を吸う。

甘くないのに、頭がぼうっとするほど濃い匂いが、一息ごとに肺を満たしていく。

鋭く吐き、鼻で吸う。

何度も、何度も。

味わうというより、浸食が止められないような、そんな。

「そこまでしてくれるの?」

K男の少しうれしそうな声に、顔を上げる。

あまりにも、近づいてしまっていた。

K男の顔ではなく、K男のおちんちん。

顔に触れそうなほど、鼻につきそうなほど。

どうしようもないほど、分かってしまう。

これが、自分がもう求めてしまっているものだってこと。

そして、それを本能が受け入れてしまっていることも。

K男の問いかけにどう返せばいいか分からない。

けれど……私は……

ヒクヒク跳ねるおちんちんに、優しく頭を当てる。

何も知らないんだ、私は。

行為も、肯定の言葉すらも。

K男は空いている方の手で、優しく私の頬を撫でる。

恥ずかしすぎて、顔は見れない。

右頬に、手よりも鋭い熱が触れる。

ヒクヒク跳ねて、濃い匂いで。

頬を撫でられながら、顔を上に誘導される。

背筋を伸ばし、促されるままに顔を下げる。

唇に、熱。

思わず体が驚く。

私の頭の上のK男の手は、私を急かさない。

けれど、逃がさない。

何度も深呼吸し、口を開く。

熱が、口に入ってくる。

口を大きく開け、なんとか受け入れる。

どんどん大きくなっていき、そして返しのような部分がギリギリ入る。

その後、口の中に当たる熱。

「ヨダレいっぱいつけて」

夢中で口を動かす私の耳に、K男の声に混じってかすかに電子音が鳴った気がした。

けれど気にする余裕はなく、言われるままに口の中のヨダレを舌ですくい、おちんちんに塗る。

ゆっくり抜き、先の方に塗り、また深く入れる。

ギリギリまで入れると、K男の手が少し髪を掴み、思い出したように撫でる。

それが気持ちいい合図だと気づいた時には、もう抵抗なく口で奉仕できていた。

急にK男の手が、私の頭を離すように押す。

口の中から熱が、ぬるりと、ちゅぽっと音を立てて抜けた。

「今の、マジで危なかった。本気で出るかと思った」

K男の声が、ほんの少しだけ掠れていた。

さっきまでと同じような優しい声なのに、どこか熱が混ざっていて、思わず私の喉が鳴る。

何も言えず、小さく頷く。

ゆっくりと頭を撫でられながら、耳元で囁かれた。

「……嫌だったら、拒否って」

その言葉があまりに優しくて、胸がぎゅうっと締め付けられた。

そんなこと、できるわけないのに。

そう言われた時点で、もう全部決まっていた。

身体の奥がきゅっと反応して、自分でもわかるほど熱を持つ。

舐めてただけなのに、こんなに。

口に含んでいた間中、ずっと濡れ続けてた。

K男が手にしていたスマホを、ふっと一瞥して笑う。

少し楽しげに何かを確認してから、ベッドの端に無造作に投げ捨てた。

その動きすら自然で、私は何も疑わなかった。

K男は黙って私を抱き寄せると、ゆっくりと立ち上がる。

私はされるがまま、肩に額を預けた。

柔らかな布団が背中を受け止め、すぐ隣でK男が膝をついた。

リブニットの裾をつままれ、ゆっくりと上へ引き上げられる。

胸元で少し引っかかった布が、頭をくぐると、すとんと抜け落ちる。

ブラとスカートだけになった私を、K男が静かに見つめる。

その視線のまま、言葉が落ちる。

「……可愛いね」

低く、やわらかく、でも確かにこちらを褒めてくれている声だった。

なんでもない普段着だったのに、そんなふうに言われたら……ずるい。

胸の奥が、きゅっとなる。

彼の手が背中に回り、ブラのホックが外される。

ストラップが肩を滑り落ちるのと同時に、胸が露わになる。

その瞬間――K男の目の奥に、かすかな熱が灯る。

ほんの一瞬、抑え込んでいた本音が、にじんだように。

すぐに視線は優しく戻り、そっと言葉が重なる。

「綺麗だよ」

静かすぎない、でも押しつけがましくもない。

まるで大事に扱われているみたいな、その声に、私はまた、何も言えなくなった。

スカートのウエストに手がかかる。

前ファスナーがゆっくり外され、布がするりと膝下まで滑り落ちる。

太ももをなぞるように流れる空気が、ひどく冷たく感じた。

スカートが足元からすべり落ちる音が、妙に大きく感じた。

太ももにかすかに残る体温。

冷たい空気よりも、その温もりの消え際のほうが、なぜか気になった。

脚を開いたまま、脱がされた恥ずかしさが、心臓の音をせき立てる。

でも、それ以上に――胸の奥で何かが、ふわっと浮いた。

悪いことしてる、って思ってるのに、その悪さごと抱きしめられてるみたいで。

私、なんだか、女の子って、こういうものなのかもって、ちょっとだけ思ってしまった。

K男の指がまだ触れていないのに、そこはもうぐっしょりと熱を孕んでいた。

私はまだ、頭の中で言い訳を探していた。

彼氏にちゃんと会えてたら、こんなこと、起きていなかったはず。

寂しかっただけ。

K男が優しくしてくれるから――求められるのって、悪いことじゃない、きっと。

私は、ちゃんと、頑張ってたけれど。

そんな言葉を自分に繰り返していた。

K男は黙って立ち上がる。

シャツの裾を掴み、ゆっくりと引き上げる。

空気が変わるのがわかった。

布が肩を滑り落ち、裸の胸板が露わになる。

無駄のない力強い胸筋が、低く鼓動しているのを感じる。

腹筋も締まっていて、触れたら硬く冷たいだけでなく、温かく柔らかそうな躍動をも秘めている。

脈打つおちんちんが、ぬるりとした湿り気を帯びて膨らんでいる。

さっき自分が舌を這わせたぬめりと匂いが、甘くまとわりついている。

K男の肉体のすべてに、目を奪われた。

「……や……うそ、これ……」

身体の奥から、とろりとした熱が滲み始める。

じんわりと広がり、まるで体の内側から溢れ出すように、内ももからお尻のほうまで伝わっていく。

本当は理屈で押し殺したいのに、ズルすぎる。

身体は正直に反応していた。

頭の中では抗おうとしていたけれど、もはや意味がない。

身体が先に答えを出してしまっていた。

濡れていくその感覚が、偽りのない証拠だった。

K男が静かに顔を寄せ、唇が優しく触れてくる。

短く、浅いキスが、いくつも重なって――そのたびに、足先から力が抜けていく。

やがてK男の手が私の太ももに添えられ、そっと膝を開かされる。

拒まない私の体に、K男の体がゆっくりと入り込んでくる。

片足ずつを、彼の筋肉質な足の上に乗せられる。

K男の身体が、ぬるく熱を帯びながらゆっくりと重なってくる。

肌が触れ合いそうな距離に迫って、私は思わず言葉を漏らす。

「……その……ゴム、だけ……」

そう口にした私の声は、思っていた以上にかすれていた。

K男は、ほんの少しだけ眉を寄せて、私の頬を撫でる。

指の腹が優しく触れて、私はその仕草だけで、なぜか胸の奥が揺れた。

「初めては……ゴムあると、痛いよ?」

恐がらせるでもなく、言い訳をするでもなく、

ただ、そっと教えてくれるみたいに。

「……でも」

そう言いかけた私の言葉を、K男が静かに遮る。

「……絶対、出さない。ちゃんと我慢するから。だから……ね」

一瞬、声に甘さが混ざって聞こえる。

私を大切にしようとしてくれてる――そう思ってしまった。

そんな風に頼まれて、そんな声でお願いされて、それでもまだ拒めるほど、私は強くなかった。

K男の顔が近づいてきて、唇が触れる。

やわらかく、優しくて、どこまでも熱かった。

頷いたわけじゃない。

言葉にもしていない。

それでも私の身体は、もう――受け入れる準備を始めていた。

K男の指が、私の足の付け根をなぞると、とろりと熱いものが指先に絡む。

柔らかく湿った音が、くちゅ、と小さく響いた。

その後、おちんちんの先端を押し付け、私の熱を全体に馴染ませている。

ぬちゅ、ぬちゅ、と重ねるたび、そこがさらに溶けていくのがわかる。

「……ん、ふ……っ」

思わず声が漏れそうになって、私は咄嗟に唇を噛む。

視線を逸らしたまま、感じていないふりをする。

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(2020年05月28日)

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