官能小説・エロ小説(約 6 分で読了)
【評価が高め】おしとやかな彼女は、酒乱で淫乱だった(9) 完結 月夜のマリア様。
投稿:2022-05-30 15:37:39
今 人 が閲覧中あとで読む
この話のシリーズ一覧
本文の表示設定
本文
「私ね、、ちょっとだけエッチなところがあるんだ...。高木さんは?」「え!え!??」オレは一瞬、彼女が何を言ってるのか分からなかった。「だから、、私ってエッチなの。高木さんもそうでしょ?」「あ、あ、ああ、、男だからね。人並みにはスケベだよ。アハハ!」あの穏やか…
“しばらく実家に帰る”との置き手紙を残しマリアは出て行った。荷物を確認すると必要最低限のものだけ持って行ったようだ。これだけの荷物、いっぺんに持っていけるはずもなく、、いずれ取りに来るのだろうか?それとも...。当たり前だがオレの浮気が赦せなかったのだろう。後悔先に立たず...。…
マリアはあっけなく死んだ。
深夜、マリア母から電話があり、不吉な予感にドキッとする。
「マリアがアナタに会いたがっています。すぐ来てくれますか?」
マリア母は泣いていた。容態が急変したのか?軽自動車を飛ばし病院に向かった。マリア!マリア、マリア。
病室に入ると、マリア父と母が顔に白い布を被されたマリアにしがみつき泣き崩れていた。
前日の夕方はまだ元気で「高木さん、私の分まで生きてね...」なんて言うから「ふざけたこと抜かすな!」と、怒ってやったばかりじゃないか。
(うそだろ、マリア!お前の最期に間に合わなかったよ...)
マリアの死を前にして、悲しさと悔しさでオレは号泣するかと思っていたのに意外と冷静なのが不思議だ。
マリアのお父さんとお母さんが、本当にこの世の終わりかと思うほど悲しんでいる、号泣している。
マリア!こんな良いお父さんとお母さんをこんなにも悲しませて、お前ってやつはなんて親不孝なんだ。
あまりにもあっけなかったので、オレは涙ひとつ出やしない。現実感がないんだよ。まだ、そこらにいるんだろ?
フワフワと浮遊しながら「セックスしよ!」なんて言ってるんだろ?
せっかく、お前のお父さんとお母さんを通して天から奇跡的に美しい肉体を授かったんだ、、そこらに浮遊してるのなら元に戻れよ。そして、目を覚ませ。目を覚ませよマリア!
マリアの葬儀は粛々と進んだ。
オレはマリアとその両親のために手伝いをした。親戚縁者の誰よりも必死になって働いた。当然だと思っている。
最後、あんなにも美しく何度もセックスした愛するマリアの肉体が骨になってもオレは涙が出なかった。
そりゃ悲しいさ、、喪失感もスゴい。でも、マリアがこの世にいないなんてウソだろ?現実を受け入れられない。
全てを終えマリアのご両親に深々とお辞儀すると、オレはマリアと暮らしたマンションに戻った。
数日は何もしなかった。思い出が詰まった部屋なのに涙も出ないし、マリアはオレの夢にも現れてくれない。
多分、涙が出ないのは現実を受け入れていないからで、何も見ないし何も考えないようにしているからだろう。
オレは魂が抜けちゃったよマリア!
お前のせいだ。マリアはバカだろ?
マリアの葬儀から2~3日後。
マリアとよく通ったバー『罠』に顔を出しに行った。
「あ!高木さん。この度は色々大変でしたね。心中お察しします...」
マスターはマリアの葬儀に参列し、目を赤くしていたのを覚えている。オレ以上にマリアとの付き合いは長い。彼もまたマリアのために泣いてくれた。それなのにオレときたら。。。
「高木さん、、もっと落ち込んでいると思ってましたが、案外しっかりしておられる。安心しました。」
「そうなんだ、マスター。ちっとも泣けないし涙も出ない。でも、心にぽっかり穴が空いたようで何をする気にもなれないんですよ...」
マスターは複雑な表情でオレを見た。そして、静かにマリアとの思い出を語り合った。
「今夜はこれをマリアさんのために飲んであげて下さい」
ここに来ると、マリアがいつも頼んでいたカクテル、オレンジブロッサム。彼女は柑橘類が好きだったのだ。
それを見た一瞬、マリアの顔がチラつき、何か胸に迫るものを感じた。
「マスター、マリアのスカートずり落ち転倒事件覚えてますでしょ?」
「はい!あれは本当に強烈なインパクトとして忘れられません...」
マリアと初めてお酒を飲んだ日、オレはここに連れて来られた。そして飲みすぎた彼女は酩酊状態。
トイレに行くと、マリアはスカートの後ろファスナー全開で戻って来ようとする。そして、スカートがずり落ちると、それが足首辺りまで落ち躓いた彼女は前のめりに倒れた。
パンツ丸だしのお尻を上に向けマリアは倒れうつ伏せになった。
そんなマリアの姿が甦った。
「あははは!マリアってさ、、マリアって、普段はおしとやかできちんとしているくせに、酔っぱらうとハイテンションになるんだよ。酒乱だったからね、面白すぎる!ファスナー全開でスカートずり落ちて、転んでパンツ丸見えだぜ!腹いでえ、、あははは!」
オレはあの時のマリアを思い出し腹を抱えて笑った。マリアの姿が滑稽に思い出されれば思い出されるほど、オレは笑いが止まらなくなり、カウンターの台を叩いて大笑いした。
そんなオレをマスターは、苦笑を交えながらも心配そうに眺めている。
その時、閃光のような記憶が突然甦ってきた。(倒れているマリアを助け起こそうとするオレに、マリアは抱き付いてキスをしてきたな。舌を絡ませてくる激しいものだった)
あの夜、マリアを初めてオレの部屋に泊めた。そして、ふたりの仲は急速に深まっていったのだ。
マリア!オレの大切なマリア。
今まで抑えていた感情が溢れ出してきた。ああ、、マリア、マリア...。
大笑いした反動だろうか?違う!
オレの胸の中で何かがグシャリ!と音をたてた。すると、オレの目から一粒の涙が溢れ、それはオレンジブロッサムの中に落ちた。
次から次、止めどなく落涙した。
感情が堰を切って漏れ出してくる。脳の中がグニャリっとなった。
感情?抑えていた感情...。
そんな単純なものではない。
マリアが勝手にやって来る。マリアの記憶が思い出がメモリーが、鋭い槍のように容赦なく降ってくる。鋭利な刃物のような悲しみが、オレのハートをグサリ!と刺してくる。
そして、ズタズタにされた。
「マリア~!マリア、マリア~~!」
気が付くと、オレはカウンターに突っ伏し号泣していた。
他の客が驚いたように見ている。マスターはその客に向かって静かに首を横に振った。そっとしておいてやってくれ...の意思表示だった。
部屋に戻ってもオレは、泣き止むことはなかった。号泣?慟哭と言ってもいいだろう。
寂しいよ、悲しいよ、マリア。
愛するマリア、、オレはどうにかなってしまいそうだよ。
その後。
オレは悲しみに暮れ、マリアのことを追憶しては泣いていた。
会社も辞めた。
マリアと暮らしたこの思い出の部屋も引き払い、今はガラーンとしている。しばらくは埼玉は川越にある実家に身を寄せるつもりだ。
マリアとの思い出が多過ぎて、ここにいるのはつらい。このままでは立ち直れず気が狂ってしまいそうだからだ。
荷物は引越し業者に託し、オレはガラーンとした部屋に一人立っている。
(これで、マリアと暮らした部屋ともお別れだ、、ありがとうございました)
ふと、キッチンの上にストロングゼロ缶が2本あるのが目に入った。
冷蔵庫に入れたままだったので、引越し業者が置いていったのだろう。
ストロングゼロを見て、オレはまた涙が溢れてきた。
(やめろ!と言っても、マリアはこれをよく飲んでいたっけ...)
ストロングゼロを持って、オレはベランダに出た。そして、マリアの分と自分の分2本を開けた。
「カンパーイ!マリア」
ベランダに座り込むと、オレはマリアの幻想と乾杯する。
マリアはこのベランダが好きだった。全裸で眠ったり、駅弁ファックや立ちバックしたり色々したなぁ。
裸エプロンもかわいかったね。
マリアとの情交に溺れる日々?
マリアとのセックスは決していやらしいものではなかった。
それはこの世で最も崇高なる愛の儀式であったと思うのだ。
マリアは本当に美しかった。
朝日に照らされたマリア。
月光を浴びるマリア。
きれいだったなぁ...。
そんなマリアが全身全霊で、オレの指一本一本まで全身に奉仕してくれた。マリアの魂は、オレの身体の隅々まで細部にまで宿っているんだ。
今夜は月のきれいな晩だ。
部屋にお別れを告げると、最後にババアの店に顔を出した。
「高木ちゃんも引っ越しちゃうんだねぇ?寂しくなるよ。でも、無理もないよねぇ、、頑張ってね」
「中山さん、カレーライスと目玉焼き出来ますか?マリアの得意料理だったんです...」
「マリアさんの?出来るよ、出来る。マリアさん本当にきれいだったね...」
ババアのやさしい言葉に、オレは涙が溢れそうにんった。それを見たババアが、そのしわくちゃの顔を更にしわくちゃにさせシクシク泣いた。
オレとババアは手を握り合ってしばらく泣いていた。
「毎年マリアの命日にはここへ来て、中山さんの料理を食べに来ます。それまで元気にしていて下さい。」
「そうだね、、待ってるからね」
ババアの店を出ると、星空がきれいだった。そして、まん丸のお月様。
あの星空のどこかにマリアはいるのだと思うことにしよう。否、ひときわ美しいお月さまがマリアだ。
月夜のマリア様。。。
オレはどうなっちゃうか分からないけれど、頑張ってみるからね。
ありがとうマリア。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
一年後。
マリアの命日。
墓参りを終えると、あのマンションの前にオレは立った。
あの思い出の部屋には新たなカップルが入っているという。
小料理屋のババアはオレの顔を見ると大喜びしてくれた。
来年の再会を約束して店を出た。オレとの再会を励みに頑張ると言ってくれたババアは相変わらず元気だ。
マリア!
オレはどうにかやってるよ。
思い返すと、マリアは本当に実在したのだろうか?と思うことがある。
あれは、オレの心が作り出した幻、幻影ではなかったのか?と。
そうでなかったら、その美しさの説明がつかないんだよ。
でも、現実に存在したんだ。
「私の分まで生きてね...」
その意味が、最近やっと分かってきたような気がするんだ。
マリア!平均寿命からいって、オレはまだ50年も生きるかもしれない。
待っていてくれるかい?
寂しいけれどその日まで頑張ろう。
愛してるよマリア!
これからも、ずっと、ずっと...。
END
- #お泊まり
- #カップル・恋人同士の話
- #ディープキス
- #デート
- #告白
- #官能小説・エロ小説
- #彼女
- #恋愛
- #日常のエロス
- #正常位
- #淫乱
- #清楚・清純・可憐
- #男性視点
- #立ちバック
- #純愛
- #美乳
- #美人・美少女・可愛い人
- #自宅
- #駅弁
お気に入り登録は可能です
※上記の投票数は24時間に1回、またはコメントが投稿された時に更新されます。
※この投票比率は「殿堂入り」や「お勧めタグ」の条件に使用します。
この記事の解析グラフを見る投稿される方の参考になるかもしれません。
ブロックすると、この投稿者名で投稿された記事が新着やカテゴリなどで非表示になります。
※データはブラウザに保存されるので、キャッシュを削除したり端末を変更するとブロックデータは消えます。
ブロック中の投稿者一覧
- 祭りで拾った女子高生に振られて赴任先で新入社員とやってしまった
- 10歳歳下の子と付き合った時③
- 幼馴染に育乳マッサージをしていただけなのにクラスで一番かわいい子まで乳を揉まれに来た話
- 他の男を見ていた女の子の部屋に、泊まることになった。
- 腐れ縁の女友達のおかげで知り合った、生意気な後輩との最悪の出会い
- 隣に住んでいるミス大学がデリヘルやってるのを突きとめたら超肉食女子だった③
- 高校デビューした中学の同級生をセフレにしたら新しい義理の姉の親友だった
- 中学校の野球部の指導者を申し出たら美人の顧問教師と仲良くなった話〜第3話〜
- 隣に住んでいるミス大学がデリヘルやってるのを突きとめたら超肉食女子だった④
- 親友の彼氏に感じてしまった私5
- ムカつく年下女上司に復讐を
- 妹ミキに負けた兄は遂に
- 臭くて汚い醜男の虜になった私
- 熟女にしか興奮しなくなった俺。3
- 小学校に入学してすぐ、隣の席の陽キャ女子に恋をした㉒〜美人姉妹を俺の華麗な手捌きでイかせてみた〜
話の感想(4件)
※コメントの上限:1万件
※ここは感想を述べる場です。雑談は雑談掲示板でお願いします。ルールを守れない方はアクセス禁止にします。
※コメントのいいね数はコメント投稿時に最新に更新されます。
作品のイメージ画像設定
・作品本文TOPと新着リストに表示されます。
※画像はすべて管理人がチェックし、問題があれば削除します。
※削除された画像を何度もアップロードした場合は下記のルールを読んでいないものとし、アップロード機能を凍結します。
※個人が特定できる画像、陰部の無修正画像、児童ポルノ、著作権上問題のある画像はNGです。
※目隠しの線がズレていたり細かったり薄かったりするのもNGです。
※AIで作成した画像であれば目隠しなしでOKです。
※エチケンでは実際に3人の逮捕者が出ています。アップロードするデータには十分ご注意ください。
解析グラフ
アクセスの解析データを見る
※表示に時間がかかる場合があります
※表示のエラーを修正しました。
(2020年05月28日)
体験談やHな話を募集中!
エチケンでは体験談やエッチな話を随時募集しています! 1日に10万人が訪れる当サイトにあなたの話を掲載してみませんか? 皆様のエッチな投稿を心よりお待ちしております!
