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クラスカースト上位のレズ女と最下位の俺の秘密〜大学編⑪(1/3ページ目)
投稿:2026-06-06 07:39:14
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誰一人知り合いのいない地方都市…今日からここで俺のキャンパス生活が始まる。大学近くの格安の寮が俺の新しい根城だ。俺の名前はユウト。何処にでもいる冴えない男だ。ヒョロヒョロで中性的なタイプ…。しかし、一部分だけ普通の男とは違う部分が有る。その一部分のせいで俺の高校生活は波乱に満ちたモノ…
ミユ「ギフテッド…何よそれ?」#ピンクユウキ「生まれ持って凄い才能を持つ人の事よね…?」#イエロー清美「う…うん…叔母さんは…そのギフテッドなん…です…。本来なら叔母さんの持病ならマイナスに働くはずなのに…叔母さんは逆に働いて…」#スカイブルーユウキ「知能や運動機能に障害が出るってやつ?…
詩音「まだ…ユウトの意識は戻らないの?」
ミユ「はい…全身に渡る打撲と裂傷…骨折も…内臓の損傷も深刻で…」
ユウキ「まるで熊かライオンにでも襲われたかの様な怪我らしくて…」
清美「う…」
ユウキとミユが清美を見る。その眼差しは睨むような怒気を込めた眼差しではなく縋るような怯えた瞳だった。
清美「この酷い怪我…叔母に間違い有りません…」
詩音「…例の人か…」
そんな時…病院のロビーで待つ皆の元に懐かしい男の声が響いた。
西田「…一応…峠は超えたらしいぞ…」
詩音「アンタが来てくれるなんてな…今は誰の力でも欲しいからな…ありがとう…」
西田「礼には及ばないよ…ユウトは親友だからな…。まあ…俺が勝手に親友だと思ってるだけかもだけど…」
詩音「そんな事ないよ…。普段疎遠でも窮地な時に駆けつけてくれるのが親友…だろ?」
今は高校を卒業し警察官への道へ進んだ西田が俺の窮地に駆け付けてくれていた。
西田「詩音…」
西田の顔が緩み涙が溢れる。
病院の前にタクシーが停まり中から女性が駆け出してきた。
美璃夢「詩音!詩音…ユウトは…?」
美璃夢が身重の身体で駆け付ける。
まるでモデルの様にマタニティドレスすらも着こなしている。
詩音「おい…無理するなって言ったろ?美璃夢…」
ミユ「…あの人が美璃夢さん…」
ユウキ「ちょ…ミユ…何あの超美人…詩音さんにも負けてない…。あの人もまさか…ユウトの…」
ミユ「アンタも知ってるでしょ!現実を受け止めなさい!このロリっ娘!」
容姿な歴然たる差にしょぼんとするユウキ。
ユウキ「美人過ぎだろ…」
美璃夢「貴方達が…ミユちゃんとユウキちゃんね…ユウトがお世話になってます…」
ミユ「い、いえ…コチラこそ…」
ユウキ「はぐっ…!…その…あの…」
ミユがユウキの脇腹を小突く。
ミユ「何キョドってんのよ!普段の悪態は?」
ユウキ「はぐ…」
詩音「ユウトは…峠は越えたらしい…よ…」
美璃夢「そう…良かった…」
西田「でも…全身骨折に…内臓も損傷していて全治3ヶ月の重傷らしい…」
ミユ「それより…」
ミユがユウキへ目線を送る。
ユウキ「あの…これ…ユウトの…顔に掛けてあったの…」
「Welcome_to_the_world_of_AIDS」
美璃夢「これ…アメリカの都市伝説の…」
詩音「何か知ってるの?」
美璃夢「少し前に…アメリカの都市伝説として流行ってたの…。本来だとワンナイトラブを過ごした男性が目覚めると鏡に口紅でその文言を書いてあって絶望するって話…。」
詩音「…アメリカか…繋がるね…その女と…」
清美「はい…」
ミユ「クソ!ユウトにエイズなんて…移しやがって!」
ユウキ「わ、私は…ユ、ユウトが…エ…エイズだって!き、き、気にしないわよッ!」
震えながらユウキが叫ぶ。
ミユ「…無理すんなよ…お前が本当にユウトを好きなのは皆理解してっからよ…。それに…私だって…」
詩音「…ユウト…」
詩音の瞳が潤んでいる。もう涙が何時零れ落ちてもおかしくない。
美璃夢「詩音…コッチ…おいで…。ずっと頑張ってくれたよね…ユウトの事も…会社の事も…。私…全部…貴女に背負わせて…」
美璃夢が詩音を抱き締める。
詩音「うっ…美璃夢…うぅ…うわぁぁ…ん…」
緊張の糸が切れたのか…気丈な詩音が人目も憚らず子供の様に泣きじゃくる。
その詩音を美璃夢が優しく抱き締め頭を撫でる。
美璃夢「大丈夫…大丈夫…。私が…私がなんとかするから…」
朱菜「ちょっと…何がどうなってんのよ…」
西田「朱菜…来てくれたのか!」
朱菜「別に…アンタの為に来た訳じゃないわよ…ユウトが大変だって言うから…」
難関大学の法学部に進学した朱菜が来てくれた。
西田「良かった!頭の良い朱菜がいてくれたら…心強い!」
西田が朱菜の肩に手を回す。
パシン!
その手を払い落とす朱菜。
朱菜「ちょっと…触らないでくれる?」
西田「し、朱菜…」
西田はずっと朱菜に片思いしているのだ。
朱菜「それにしても…許せない…私のユウトを…」
ミユ「もしかして…あの…インテリ美人もユウトの…?」
ユウキ「もう…見たくも知りたくもない…。どれだけ女の子に手を出してんのよ…あの…デカチンポ…」
ミユ「次に誰が来ても私は驚かないわよ!」
ユウキ「私だって!」
病院のロビーに超絶美少女達が一斉に集っていた。
他の患者や病院関係者が何かのドラマの撮影か見間違える程の美少女達の集まりだった。
西田も普通にイケメンの上澄みであった。
そんな時…病院のエントランスには不釣り合いな超高級車が乗り付けた。
黒いスーツを身に纏った長身の執事が車のドアを開けると中から真っ黒なドレスを身に纏い真っ黒な帽子を目深に被った小柄な女性が手に一杯の深紅の薔薇を抱えて降りてきた。
朱菜「…何…?アレ…?」
ミユ「…?」
ユウキ「…?!」
清美「ま、まさか…?!」
真っ暗な服装とは違う。ドス黒いオーラを纏った女性。
サラサラとした黄金の髪をなびかせて病院のロビーへと歩を進める。
長身の執事が厳かにエスコートする。
美璃夢「…彼女が…そうか…。やはり…」
詩音「…?…美璃夢…?」
美璃夢の胸で泣いていた詩音も…病院のロビーを包むただならぬ空気に気付く。
マリア「あら?皆様…ご機嫌麗しゅう♡」
清美「叔母様…よくも…白々しいッ!」
マリア「清美?…貴女も居たの?うふふ…♡」
ミユ「コイツ!コイツだ…」
凄まじい殺気を放つミユ。
今にも飛び掛かりそうな勢いだ。
ユウキ「やめな…ミユ!アンタが強いのは知ってるけど…モノが違う…。あんなに…ドス黒いのは初めて見たよ…」
美璃夢「ミユちゃん…今は我慢して…」
マリア「あら?別に私は構いませんことよ?うふふ…♡」
マリアの化け物ぶりは重傷を負った俺の姿から皆が理解していた。
詩音「…何しに来た…?」
マリア「何をしに…とは?…私はユウト様のお見舞い差し上げに参りましたの♡」
朱菜「…」
朱菜は何も言わずマリアを見定める。彼女の頭の中で様々な情報が入力され分析される。
マリアの顔…表情…服装…所作…執事の服装…使っているブランド…全てを記憶し分析しようと思考をフル回転させている。
西田「…この…ハーフの…超絶美少女が?…ユウトを…?有り得ない!」
西田が小声で呟く。
清美「間違い有りません…気を付けて…」
動揺し緊張した表情の詩音達とは対極に涼しい顔で余裕を醸し出すマリア。
マリア「ユウト様は…私にとって既に契りを交わした存在…♡法的にも肉体関係を無関係とは認めませんよね…?ねぇ…法律にお詳しい朱菜さん?」
ハッとする朱菜。
朱菜の心「私が…法律を専攻しているのも…知ってるって事?…それに名前まで…!コイツ…!舐めやがって…!」
西田の心「ユウトの奴…こんな超美少女ハーフともやってんのかよ…俺なんかまだ…童貞なのに…凹むわ…」
皆の心を見透かした様な不敵な笑みを浮かべ軽く会釈をするマリア。
マリア「それでは…皆様…私はこの辺で失礼致しますわ♡…ユウト様の容態が気になりますので♡」
カツン…カツン…
マリアの細いヒールの踵が甲高い音を立てて病室へと続くエレベーターへと消えていく。
ミユ「…何も出来なかった…」
初めて目にするマリアの凄みに呆然とする一同。
ユウキ「な…何言ってんのよ!それどころじゃない!早く追うよ!ユウトが危ないかも!」
ミユ「なんで?」
ユウキ「お見舞いなんて口実でしょ!しかも面会謝絶なのに!こんな時間に!うちらでも断られてるのに!」
詩音「まさか!ユウトにトドメを!?」
全員に戦慄がよぎる。
慌ててエレベーターへ向かう全員。
皆が追いつく前に無情にもエレベーターのドアが閉まる。
ゆっくりと閉まるエレベーターの隙間…その向こうでニヤリと不気味に笑うマリアの顔。
ミユ「間に合わなかった!ヤバい!」
ユウキ「階段!行くよッ!詩音さん達は隣のエレベーターで来て!」
西田「俺もッ!」
運動神経バツグンの3人が疾風の様に階段を駆け上がる。
ミユ「ユウキ…アンタも足早いじゃん!」
ユウキ「ふん!伊達にバレー特待じゃないわよ!」
俺の眠る病室へ急ぐ3人。
ミユ「5階!ここだ!」
ユウキ「え!なんで?防火扉降りてんのよ!?」
西田「開かない!くそ!」
ガン!ガンガン!
------------俺の病室
薄暗い病室…呼吸器と心電図の緑色の光が満身創痍の俺の姿を映す。静まり返った部屋にはただ機械音が静かに鳴っている。
マリア「うふふ…♡…無様な姿ね…ユウト様♡…私に敗北を味あわせた2人目の人…♡」
赤い薔薇の花束を抱えたマリアがベッドの頭の側に立つ。冷酷な笑みを浮かべ眠る俺の頬を手でスッと撫でる。
マリア「そう…初めての敗北…女として…人として…全てに於いて…私に敗北を味あわせた人…みゆき…♡その…お兄様…♡」
頬を撫でる手が俺の瞼に向かい軽く撫でた。俺がどれだけ深く寝っているのか確認する。
マリア「悔しい…とも…思えないくらいに…私を打ち負かした女…みゆき…。憎い…という感情すら持てなかった…。ただ羨ましい…愛おしい…独り占めしたいと思ってしまった…。兄妹揃って…私を…うふふ…♡」
マリアの手が俺の髪を撫でる。
マリア「ユウトに触れて…ユウトに抱かれて…理解しましたの…。…貴方が…貴方との絆が…みゆきという私の理想の女を…作り上げたという事を…」
マリアの目がとても優しい。まるで産まれたばかりの自分の赤子を愛でるような慈愛に満ちた瞳だ。
マリア「だから…壊して差し上げますの…♡…貴方とみゆきの絆を…」
俺の骨折した腕を…足を…手で撫で確認するマリア。
マリア「もっと…もっと壊して差し上げますの…ユウト…。私が…初めて愛した男性…♡」
みゆき「…もう…やめて…マリア…」
マリア「ダメですの…貴女の為にも…止まれませんの…」
みゆき「私の事を…想うなら…お願い…」
俺の病室…意識を失い眠る俺とマリアしかいない病室。
マリアは虚空に向かい独り言葉を紡ぐ。
そこにみゆきの姿はない。
執事「マリア様…そろそろ…」
病室の外から執事が声を掛ける。
マリア「ありがとう…分かりましたわ…。では、そろそろお暇いたしましょうか…」
エレベーター前…
チーン…
エレベーターが到着した音が間抜けに響く。
詩音「なんでこんなに遅いのよ…?このエレベーター?」
美璃夢「コッチは患者とかストレッチャーが乗るから振動防止で遅いんじゃない?…とにかく病室へ…」
慌てて病室に向かう詩音達。
何故か一人も職員や看護師に会う事もない。
西田「やっと開いた!」
時を同じくして防火扉を開け病室へ向かうミユ達。
美璃夢「誰も居ないね…」
詩音「…ユウトは!?」
美璃夢「大丈夫の様ね…生きてる…」
ベッドの上で機械に繋がれ眠る俺。
西田「だ、大丈夫か?」
ミユ「ユウト…!」
ユウキ「大丈夫ッ!?」
俺の姿を見て安心する皆。
美璃夢「ユウト…久し振り…ね…。こんな形で…再会なんて…」
呼吸機と心電図に繋がれた俺。全身包帯グルグル巻だ。
看護師「何をしてるんですか!面会時間はとっくに過ぎてますよ!勝手に入らないで下さい!」
今頃現れる看護師。美璃夢との再会に水を指す病院の規則。
西田「すいません…お邪魔しました…」
--------------1階…病院のロビー
ミユ「アイツ…居なかったね…」
ユウキ「エントランスの車ももう…無かったわ…」
詩音「ここは皆…お開きにしましょう…私達が居ても何も出来ないし…アイツも何もしないと分かったから…」
ミユ「あれ?美璃夢さんがいない…?」
-----------------俺の病室
美璃夢「赤い薔薇が生けてある…やっぱりあの人は来たのね…」
ピコ〜ン…ピコ〜ン
心電図の音が一定のリズムで機械音を鳴らしている。
美璃夢「大勢いたからね…どさくさに紛れて私だけ残っちゃった…ユウト…♡」
咄嗟に部屋の影に隠れてナースをやり過ごした美璃夢が俺の部屋に一人残っていた。
美璃夢「ユウト…包帯だらけだね…顔も…手も…足も…」
昏睡状態の俺…夢の中で美璃夢が出て来た。
相変わらず良い香りだ…美璃夢の甘い香り…でも…以前とは違う。少し…女性らしい暖かく包容感を感じさせる…そう、母性を感じさせる香りだ。
俺「…み…り…ぅ…」
美璃夢「え…?…ユウト…?…私が分かるの…?」
呼吸機から繋がる半透明のマスクが俺の息に合わせて白く曇っては元に戻る。
俺「み…りむ…」
マスクに遮られて美璃夢の香りなんて嗅ぎ分ける事なんて出来ないハズなのに…俺は夢の中で美璃夢を感じる。
美璃夢「ユウト…?」
美璃夢が俺のマスクをずらして鼻と口を解放する。
夢の中の俺…一気に美璃夢の香りを強く感じる。俺は夢の中で美璃夢を求め走り続ける。
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