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彼女が友達に寝取られてしまう話2

投稿:2026-04-29 18:20:29

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shokichi◆IJgoQAg
前回の話

「お疲れー」ドアを開けるなり、大輝が片手を上げた。「早くね?」「今日講義なかったし」テーブルにはすでに缶が並んでいる。いつもの光景だった。「唯衣は?」「もうすぐ来るって」「そっか」ソファに座ってスマホを眺める。特に何かするわけでもないのに、なんとなく時間を潰す。(…

「まぁ、こういうのって慣れじゃないですか?」

唯衣が軽くそう言った。

「慣れ?」

「はい。最初はちょっと気になるけど、別に大したことじゃないなっていうか」

スプーンを口に運びながら、さらっと言う。

「ふーん」

大輝が少し面白そうに笑う。

「じゃあさ」

缶を揺らしながら、少しだけ間を置いてから言った。

「どこまでなら平気なの?」

「え?」

「いや、今みたいなやつってさ。人によって無理なラインあるじゃん」

「あー…」

唯衣が少し考える。

「どうだろ……あんまり考えたことないです」

「例えばさ」

大輝が軽く前のめりになる。

「さっきみたいなのはセーフでしょ?」

「はい」

「じゃあ、もうちょい距離近いのは?」

「距離って?」

「こういうの」

そう言って、ソファの背もたれに腕を乗せる。唯衣のすぐ後ろ。触れてはいないけど、距離は近い。

「……」

唯衣が一瞬だけ視線を上げる。

「別に、それくらいなら大丈夫ですよ?」

と、少しだけ曖昧に笑った。

(近いな)

そう思う。でも、本人が気にしてないなら、何も言えない。

「へぇ、意外とガードゆるい?」

「ゆるくないです!」

唯衣が少しだけ強めに否定する。

「普通ですって」

「普通ねぇ」

大輝が笑う。

「颯太はどう思う?」

急に話を振られる。

「何が」

「唯衣のそういうとこ」

「……別に」

少しだけ言葉に詰まる。

「そんな気にしたことない」

「ほんとかよ」

「ほんとだよ」

「でもさ」

大輝がぽつりと続ける。

「そういうのってさ、案外どこまでいけるか気づいてないだけだったりするよな」

「どういうことですか?」

唯衣が首をかしげる。

「いや、なんかさ。ノリとか雰囲気でさ」

少しだけ笑いながら、

「“ここまでならいいか”って、どんどんズレてくみたいな」

その言葉に、少しだけ空気が止まる。

「まぁでも」

大輝がすぐに軽く流す。

「そういうのって人それぞれだよな」

「そうですね」

唯衣もあっさり頷く。

「てかさ」

少し間を置いてから、大輝がまた口を開く。

「颯太ってさ、そういうの嫌じゃないの?」

「何が」

「自分の彼女が、他のやつと距離近いの」

「……まぁ」

言葉を選ぶ。

「普通は嫌だろ」

「だよな」

大輝がニヤッとする。

「でもさ」

そのまま続ける。

「世の中、そういうの逆に好きなやつもいるらしいぞ」

「は?」

「なんかほら、動画とかでもあるじゃん」

軽く、冗談っぽく。

「他の男に〜みたいなやつ」

一瞬だけ、心臓が跳ねる。

「……まぁ、見るだけならな」

適当に返す。

「だろ?」

「現実は別だろ」

「まぁなー」

大輝が笑う。

「唯衣はどう?」

「え?」

「そういうの」

「いやいや、ないですって」

少し困ったように笑う。

「普通に嫌ですよ」

「だよな」

会話はそれで終わった。何事もなかったみたいに、また別の話題に流れていく。でも、さっきの話だけが、少しだけ頭に残った。

(現実は別、か)

そう思いながらも、どこかでその言葉を反芻していた。

「でもさ」

大輝が軽く言う。

「結局こういうのって、どこまでいけるかだよな」

「まだ言います?」

唯衣が少し笑う。

「いや、さっきの話の続き」

そう言いながら、大輝が体を寄せる。

背もたれに置いていた腕を下ろして——唯衣の肩に手を置いた。

指が、服の上から軽く触れる。

「このくらいは平気なんでしょ?」

「……まぁ」

唯衣が少し視線を落とす。

それでも手は払わない。

「てかさ」

大輝が軽く笑う。

「俺、最近フラれたって言ったじゃん」

「あー、言ってましたね」

「ちょっとくらい慰めてよ」

そう言いながら——

肩に置いた手を、そのままゆっくり動かす。

肩から腕へ、軽くなぞるように。

「え……」

唯衣の体が少しだけこわばる。

でも、引かない。

「ほら」

大輝がこっちを見る。

「このくらい触るだけ」

言葉で区切る。

「腕とか、肩とか」

何をするかを、はっきりさせる。

「それくらいならいいよな?」

「……」

止める理由はある。

でも、唯衣は拒否してない。

それに——

その光景から目が離せない。

「……まぁ」

短く答える。

「そのくらいなら」

「だよな」

大輝が笑う。

そのまま——

唯衣の腕を軽く引いて、自分の方へ寄せる。

肩同士が触れる距離。

さっきより、明らかに近い。

肩同士が触れる距離。さっきより明らかに近い。

「近いですって」

唯衣が少しだけ身をよじる。でも、完全には離れない。

大輝の手はそのまま唯衣の腕に触れている。

「このくらいならいいんでしょ?」

軽く確認するように言う。

「……まぁ」

唯衣が小さく頷く。

その返事を聞いて、大輝が少しだけ笑った。

「じゃあさ」

ほんの一瞬、間を置く。

「ほっぺくらいならいい?」

「え?」

唯衣が顔を上げる。

「なにがですか」

「キス」

さらっと言う。

「いや、口じゃなくてさ」

「軽く、ほっぺに」

空気が一段、変わる。

(来たな)

心臓が強く鳴る。

「だめですよ」

唯衣がすぐに言う。でも、その声は強くない。

「なんで?」

大輝が笑いながら返す。

「そのくらいならさ」

肩に触れている手を軽く動かす。

「さっきの延長じゃん」

「延長って……」

唯衣が言葉を詰まらせる。

「減るもんじゃないし」

「だからそれなんなんですか……」

少し困ったように笑う。でも完全に拒否しきれていない。

「颯太」

また名前を呼ばれる。

「ほっぺだぞ?」

はっきり区切る。

「それくらいならいいよな?」

「……」

止めるならここ。でも、さっき自分で“このくらいなら”って言った。その延長線。それに——目の前のそれから目が離せない。

「……ほっぺだけなら」

気づけばそう答えていた。

「お、マジ?」

大輝がすぐに反応する。

「唯衣もいいよな?」

「え、ちょっと……」

唯衣が戸惑う。一瞬こちらを見る。

「……」

目が合う。

「……一回だけですよ?」

小さく、そう言った。

この話の続き

「よっしゃ」大輝がすぐに動く。肩に触れていた手をそのまま使って、唯衣の体を少し引き寄せる。距離が一気に縮まる。「ちょ、ちょっと……」唯衣が戸惑う声を出す。「一回だけだろ?」「……そうですけど」逃げきらないまま、顔の距離が近づく。そしてそのまま——唯衣の頬に軽く…

-終わり-
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