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【俺と沙織 番外編】初めての夜まで、そして (沙織サイト)(1/2ページ目)
投稿:2022-11-02 18:01:58
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もの凄く昔の話なんで、さらしても時効でしょう。当時、結婚4年目。俺、サラリーマンというかセールスマン。33歳。妻、生保キャリア。29歳。身長160cm、体重44kg。異業種の俺たちは、共通の友人の紹介で出会って二年で結婚した。妻はルックスはかわいい系だか、手足はスラッとして、胸は…
国道246号から環状7号線を左折して甲州街道へ。深夜のタクシーの中、何度目かの自問。「なんでこんなことに、、、。」タクシーの後部座席。俺の左肩に無防備なかわいい顔を寄せて、沙織は幸せそうに眠っている。普段だと少しロリっぽい印象を醸し出す彼女のやや垂れた瞳は閉じられて、長いまつげが…
「あはは~、振られちゃいましたよ~」
、
この表現で正解だと思う。
だって初めて会ってから、2ヶ月以上、連絡が無いんだもん。
、
私は早見沙織。
とある生保本社の総合職で、忙しい毎日を送っている。
あの人(み⚪⚪さん、後の旦那様=みっちゃん)と初めてあったのは、今年、夏の社員総代(相互会社の株主総会みたいなものです)のとき。
今、考えると、この出会いは、目の前のA男先輩の策略だったんだろうと思う。
あの頃は、二回目の社内恋愛に失敗(ひっぱたいて別れた。別にこの年でかまととぶるつもりもないけど、何であんなにがっつくのだろう)して、
「も~仕事が恋人で良いや~」
とか思っていた時期だったから。
、
A男先輩。
課長には悪いけど、実質的な課の中心。
私たち仲間のこと、本当に良く見ている。
柔道二段だったかな?一見細いんだけど。
飄々としたしゃべりかたにちょっと悪~いウィットを忍ばせる。
女性受けは半々かな?顔は悪くないんだけど。
正直、特定の彼女がいないのは本当に不思議。
私?私含めて周りの女性でA男先輩の彼女になろうってのは、いないだろう。
だって、、知れば知るほど、えぐい本質が見えるんだもん!
、
だから、あの、社員総代の夜のお酒の席での、あの人にはびっくりした。
だって、あの先輩と対等以上に渡り合ってるんだもん。
あんな人がいるんだ!って。
、
あの夜は、本当に楽しかった。
大体は、あの人が、よくそんなことに頭回るな~っていう、強烈なツッコミを入れて、先輩が笑いながら飄々と躱わしていく感じ。
後で先輩に聞いたら、二人とも私に気を使って、下ネタ封印していたらしいけど。
どうも、あの人は純粋に私に気を使って、先輩は私が平気で下ネタについてきて、初日から私の印象が崩れるのを気にしたらしい。
本当、失礼しちゃう。
、
、
私の「振られた」話に、先輩の悪~い表情がどす黒くなって、怖いくらいになってきた。
A男「あのボケ!!」
先輩、先輩!落ち着いて、本当、見たことが無いような凶悪な雰囲気ですよ!!
A男「お前、まだ付き合っているやつ、いないな?」
「はあ、いませんが。」
A男「後、二週間、彼氏作るな。」
「はあ?」
A男「いいな!先輩命令だ!!」
出たよ、必殺先輩命令。
それは逆らえませんよ。
、
、
仕事でも人間関係でも、先輩がそのフレーズを使った場合、ほぼ例外無く物事が好転してきたのを見てきたから。
でも、振られてると思うんだけどな~、
ちょっとだけ残念な気もするんだけど。
「何かすみません。」
A男「正直、お前のことは、これっぽっちも心配してしていない。お前は放っとけば、勝手に男でも何でも作るだろう。」
「酷、、私の扱い雑、、、じゃあ何なんですか?」
先輩は、苦虫を噛み潰したような顔で呻くように呟く「あいつのためだ!」
A男「この機会逃したら、あいつは一生彼女なんか諦めちまう、、、。」
何それ。
「私って、そんなに敷居低く見えるんですか~!?」
そうじゃない、って、先輩はことさら悪~い笑いを浮かべた。
A男「本当にここだけの話だけどな、お前はあいつのドストライクなんだよ。」
ほんまかいな。
先輩が何か怒っているような顔で離れていく。その後ろ姿を見ながら、やっぱりA男先輩ってホモなんじゃ?などと不埒なことを考えた。
あの人の貞操、ピンチ!?、
、
、
その後、すぐ。
会社に回覧していた、私が所属するアマチュアオーケストラの発表会の入場券を二枚買いたいと先輩からオファーが来た。
、
先輩ったら、誰と来るんだろうと興味津々だったから、照明配置的に分かりやすい指定席を用意してやった。
「もしかして、あの人と?」
直前のあのやり取りから、万が一あの人と並んで鑑賞していたら、、、この人達、ホモ達確定だわ、とか思ってた。
、
、
発表会当日、私が用意した席にはあの人がいた。
フォーマルなドレスを着た、とっても綺麗な女性を連れて。
、
、
なんだこいつ!
、
、
何かあたしばかみたいじゃないか。
悔しくて、悔しくて、でも何か心に火が点いて、演奏自体は会心の出来だった。
放心しながら戻った楽屋には、花束とカードが届いていた。
「み⚪⚪さん!」
あわてて飛び込んだ観客席には、既にあの人は居なかった。
、
、
、
本当に
、
、
、
何なのあいつ!!
不覚にも涙が溢れてくる。
何で?
私は観客席の暗さを利用して、泣き続けた。
、
、
、
A男「み⚪⚪からの伝言。この間のオケのお礼におごりたいってよ。」
「何で、先輩通してくるんですか。」
電話番号は初めて会ったときに渡してある。
本当、何なんだ。
A男「そりゃ、3ヶ月音沙汰無しじゃ電話もしずらいんだろ?あいつ、そこそこ給料良いから良いもんおごって貰いな。」(笑)
「はあ、でも、今さら過ぎて。」
「何だ何だ、沙織先輩はご機嫌斜めか?まあ、ほったらかした、あいつが悪いな!じゃあ、俺が責任持って断って」
「行かないなんて、言ってないじゃないですか~!!」
A男「、、、怖」(笑)
ホントにもう!
その見透かしたような態度、先輩もてませんよ!!
「先輩、あの人、実はプレイボーイなんじゃないですか?」
A男「、、まず、大前提として、あいつは確かに意外ともてる。ま、俺ほどじゃな、、睨むな!」
いや、先輩以下のもてなさなら、それはもてないって言うんじゃゴニョゴニョ。
A男「だけど、あいつはプレイボーイとは対極にいるやつだと思うぞ?」
先輩は、あの人の悲恋話、不倫で別れた彼女の話、壮絶な修羅場の話を教えてくれた。
A男「あいつは恋愛に臆病なんだよ。俺は、不倫話とかとは対極に位置する女性と見込んでお前を親友に紹介したつもりなんだけどなあ。」
「悪友の間違いでしょ?」
違いないと笑う先輩。
ちょっと心にズキンと来る。
そう、確かに私は
、
もう二度と不倫なんかしない。
、
やらない。
、
、
、
なんか先輩は、すべて分かって言ってそうで、本当に不気味。
そんなんじや絶対、彼女なんか出来ないと思う。
、
、
、
あの人チョイスのイタリアンレストラン、素敵だった。
この人の穏やかな雰囲気、本当に安心出来る。
あの人は、3ヶ月の不実を謝ってきた。
「ごめん、外せない仕事があって」(汗)
私は、ちょっと怒って拗ねたふりをしながら、軽くこの話題を躱した。
多分、仕事のことだけではないのだろう。
この人が、穏やかで優しいだけの人ではないのだろうというのは、私のような小娘でもなんとなく判る。
、
、
、
じゃないと、あのA先輩とは付き合ってられないよね!私は俄然、この人の人となりに興味がわいた。
うん、付き合ってみれば分かるよね!
、
ちなみに前回の綺麗な人は職場の同僚で、オケに一人で来るのが恥ずかしくて頼み込んで来て貰ったらしい(本当かな?)。
私がちょっと拗ねたふりをしたら、アワアワとしてかわいい。
、
帰り際に、次のお休みに一緒に、富士急ハイランドに行く約束をした。
「何で、富士急ハイランド?」
「あそこって、絶叫マシンとかお化け屋敷が有名でしょ?吊り橋効果って、知ってる?」
「バカですか!?」
思わず素で突っ込んじゃった私にあの人は楽しそうに笑って見せた。
、
、
あの人は、本来、土日は仕事なんだけど、この頃は結構、お休みを合わせてくれて、私たちはいろんなところに行った。
木金曜日を中心に飲みに行ったりもして。
楽しかったんだけど、だんだん気になることが(汗)
、
、
全然、手を出して貰えない!?、
ここ数回の社内恋愛は、最初から求められて、ひっぱたいて終わってたから、穏やかな、み⚪⚪さん、やっぱり紳士的~とか思ってたんだけど、半年も手を出されないと(汗)。
、
、
「私ってそんなに手を出しにくく見えるのでしょうか!?」
課の飲み会。
私は酔った勢いで、A男先輩に絡んだ。
A男「そりゃお前、うちの課や近くの課で、
お前に手を出そうってやつはいないと思うぞ。」
「何でですか~!」
A男「そりゃ、仕事中の鬼気迫るお前見ちゃったらなあ。」
周り中が、うんうんとうるさい。
「近くの有象無象はどうでも良いんです!!」
A男「酷」(笑)
まあ、支社の男性とのひっぱたき恋愛終了事件も結構広まっているみたいだから、社内で今さら、私に手を出す男性はいないかもしれない、ちょっと悲しいけど、後悔は無い。全く。
、
、
、
そう言えば、先輩っては、私のこと、どれくらいあの人に伝えてるんだろう!?何だか物凄く不味い予感がしてくる。
A男「怖!?なんだよ!?」
早急に速やかに尋問の機会を作る!!
何か、こいつ、ゆするネタ探さなきゃ。
、
、
、
A男「まあ、言いたいことは分かるけどな。前にも言っただろ?あいつは臆病なんだよ、
恋愛ってやつにはさ。」
「恋愛にはって?」
A男「まあ、いずれ分かるだろうけど、あいつは女には強いぞ。ベッドではな。」
意外、、、でもさ!
「だって相手にして貰えないんだもん」(涙)
A男「それだけあいつはお前のことを大事に思ってるんだと思うけどな」(笑)
A男先輩は、笑って謀略を授けてくれた。
A男「あいつは確かに土壇場に強い。開き直ると本当に頭が回るからな。逆に言えばまずは開き直らざるを得ない状況を作っちゃえば良い。」
A男「後な、女の涙には滅法弱い。基本、お人好しだからな。」
涙浮かべてベッドに押し倒しちゃえば良いのさ!ってA男先輩は笑った。
A男「ただしな。マジな話をしちゃうと。あいつのセックスについては、はまるはまらないが分かれるとは思うが。」
「どうして、分かれるんですか?」
というか、さっきから何でそんなことを知ってるの?やっぱり、ほ⚪?
A男「それは、自分で確かめるんだな。ただな、もしあいつのセックスがはまったなら、多分世界が変わるぞ。」
「、、、、」
A男「俺は、お前は、はまるタイプと見ているんだがな。」(笑)
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