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新・狙われたいもうと(2/3ページ目)

投稿:2026-08-16 18:16:37

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本文(2/3ページ目)

「――そこまでだ、お前ら」

低い、冷ややかな声が部屋に響いた。

いとこの蓮が、急に表情を険しくさせ、私の胸をまさぐっていた友達たちの手を乱暴に払い除けた。

「なっ、なんだよ蓮、いいところだろ!」

「お前だって狙ってた癖に!」

文句を言う友達たちを、蓮は凄みのある睨みで黙らせた。

「……こいつは、俺が一番最初に目をつけたんだよ。お前らに好き勝手やらせる気はねえ。今日はもうお開きだ。さっさと帰れ」

冷や汗を流しながらも有無を言わせぬ蓮の気迫に押され、男たちは「チッ、ケチだな」「お疲れさん」と文句を言いながらも、次々と部屋から出ていった。

ガチャリ、と重いドアが閉まる音が響く。

広い部屋に取り残されたのは、下着姿でベッドの上にぐったりと横たわる私と、息を荒くした蓮の二人だけだった。

「はぁ……はぁ……」

私は荒い息を整えながら、恐怖と嫌悪感で体を小さく丸めた。

蓮はそんな私をじっと見つめ、ゆっくりとベッドの縁に腰を下ろすと、これまでにないほど真剣で、どこか焦燥感の滲む声で呟いた。

「……なぁ、結衣」

「……なに、よ」

「……俺は本気なんだよ。ずっと前から、お前が好きだった。だから……その、俺に抱かせてくれよ。頼むから、拒否しないでくれ」

最低最悪の告白だった。ゾッとするような寒気が背中を駆け抜ける。

私は涙を浮かべながらも、力なく、しかしはっきりと首を横に振った。

「絶対に……嫌。私は、お兄ちゃん以外の人なんて絶対に無理……」

私のその拒絶の言葉に、蓮の顔が歪んだ。

暴力でねじ伏せようと手を伸ばしかけたが、ふっと思い直したように手を下ろし、悔しそうに歯を食いしばる。

「……クソっ。……わかったよ。無理やりはしねえ……。その代わりだ」

蓮は私の体に飢えた目を向けたまま、低い声で条件を突きつけた。

「今夜は俺に抱かせるな代わりに、その服を脱いだまま、俺に好きなだけお前の体を触らせろ。……それも拒否するなら、さっきの友達を呼び戻して、今度こそどうなっても知らねえからな」

「っ……!」

選択肢など最初から用意されていなかった。

あんな最低な男たちを再び部屋に戻されるくらいなら――。

私は唇を噛み締め、屈辱に震えながらも、小さく頷くしかなかった。

「……触る、だけだからね……っ」

その言葉を聞いた瞬間、蓮の目に獣のような光が宿り、私は下着姿のまま、執拗な愛撫へと引きずり込まれていくのだった。

(お兄ちゃん……早く私を助けて……っ!早く、迎えに来てよ……!)

心の中で大好きなお兄ちゃんの名前を泣きながら呼び続けながら、私は薄暗い部屋で、最悪の夜の続きに身を委ねるしかなかった。

「やめて……っ、触らないで……っ!」

下着姿のままベッドに押し付けられた私は、蓮の執拗な手つきに耐えながら、必死に身体を小さく丸めていた。

これ以上抵抗しても無駄だとわかっているからこそ、せめてもの抵抗として、私はぎゅっと固く目をつぶり、現実から逃げるように息を殺した。

(早く終わって……。お願いだから、早く……)

頭の中で大好きなお兄ちゃんの顔を思い浮かべ、ただ時間が過ぎ去るのだけを祈る。

しかし、その「目をつぶって耐えている無防備な姿」が、かえって蓮の獣のような独占欲を刺激してしまった。

「……うっとうしいな、そのブラも邪魔なんだよ」

「っ……!なにす――んっ!?」

目をつぶって油断していた隙に、蓮の荒々しい手が私の背中に回り、ホックを乱暴に外した。

「やっ、待って、それは約束――きゃっ!?」

拒絶する間もなく、身につけていたブラジャーが無理やり剥ぎ取られ、私の胸があらわになった。

さらに、蓮はポケットからスマホを取り出すと、レンズをパシャパシャと向け、半狂乱になっている私の無惨な姿を容赦なく撮影し始めた。

「やめて!写真なんて消してよ……っ!」

「うるせえ!おとなしくしてろ!」

抵抗しようと両手をバタつかせるが、高校生の男子の力に敵うはずもない。

無理やり両腕を押さえつけられたまま、蓮の熱を帯びた手が私のむき出しの胸に這い上がり、直に揉みしだかれ、しまいには熱い口づけとともに吸い上げられた。

「あはっ……あっ、やっ、んあぁっ……!」

お兄ちゃん以外の男に、こんな恥ずかしい場所を直接吸われるという想像を絶する屈辱と、体が勝手に覚えてしまう淫らな刺激に、私の頭はぐらぐらと揺さぶられた。

さらに、蓮の手は下着の上から敏感な股間へと滑り込んできた。

「いひひ、ここもすごく濡れてんじゃねえか。すげえ感じてやがるな、結衣」

「やっ、そんなとこ……触らないで……っ!お願い、もういや……っ!」

下着越しにグリグリと執拗に愛撫され、全身を電流が駆け抜けるような快感に、私の意識はプツリと途切れかけた。

あまりの激しさに目眩がし、体が完全に脱力してしまった、その瞬間だった。

「――よし、最後の仕上げだ」

「え……?」

意識が遠のく隙を突かれ、残っていた下着のショーツまでもが強引に引き剥がされ、私はついに完全に全裸の姿でベッドに晒されてしまった。

「うわ……すっげえ綺麗だな……。動くなよ、最高の記念にしてやるからな」

カシャ、カシャと、容赦ないシャッター音が静かな部屋に響き渡る。

恥ずかしさと絶望で涙が溢れ出る間も無く、蓮は顔を私の股間へと深く埋めた。

「あっ……!うそっ、やっ、ダメ……っ!なめないで――っ!」

「んっ……ちゅ、じゅる……」

柔らかい粘膜を直接刺激する、生々しい舌の動き。

自分の意思とは裏腹に、体が勝手に大きく跳ね上がり、喉の奥から甘ったるい声が漏れ出してしまう。

「やだっ、もう無理っ、おかしくなっちゃう……っ!」

蓮の巧みな舌使いと、容赦なく奥を突き上げる指のダブルの責めに、私の理性の糸はプツリと完全に音を立ててちぎれ飛んだ。

「あ、あぁ……っ!い、イッちゃう、こんなの、絶対ダメなのに――っ……!!」

頭の中で真っ白な光が弾け、私は激しい快感の波に飲み込まれながら、全身を大きく震わせて、生まれて初めての絶頂へと無理やり落とされてしまった。

「はぁっ、はぁっ……」

激しい快感の余韻でぐったりと力なく横たわる私の体に、蓮は満足げに覆いかぶさってきた。

もう抵抗する気力など一滴も残っていない。涙に濡れた目で天井を見つめる私に、蓮は低く湿った声で耳元に囁いた。

「……さすがにここで本番までやったら、お前がぶっ壊れちまいそうだな。だから、今日はこれくらいにしてやるよ」

「……っ……」

「その代わりだ。お前のその手で、俺をイカせろ」

拒否する間もなく、蓮はぐったりとしている私の手を無理やり引っ張り、自分の硬く熱を帯びたそこに掴ませた。

「ほら、動かせよ。お前が気持ちよくさせてくれたら、今日のことはこれ以上言いふらさねえからさ」

嫌悪感で吐き気がしたけれど、これ以上追い詰められるのが怖くて、私は震える手で言われるがままに動かすしかたなかった。

蓮の荒い息遣いと、醜く歪んだ表情のなかで、蓮は大きく体を震わせ、そのまま私の手を汚すように絶頂を迎えた。

どれくらい時間が経ったのか分からない。

服を着せられ、ボロボロになった心と体のまま、私は蓮と一緒に家に帰宅した。

玄関の扉を開けると、リビングから心配そうな顔をしたお兄ちゃんが飛び出してきた。

「結衣っ!?お前、今までどこに……!」

お兄ちゃんは私を見るなり、ものすごい勢いで駆け寄ってきて、私の肩を強く掴んだ。

本当なら、すぐにでも泣きながら「あんな最低な目に遭ったの、助けてよ」とすべてを話して、お兄ちゃんに縋りつきたかった。

――だけど、言えなかった。

あんな恥ずかしい写真を撮られたこと、下着を剥ぎ取られて滅茶苦茶にされたこと、自分の手で男をイカせたこと。そんな汚された現実を、一番大好きなお兄ちゃんに知られるなんて耐えられなかった。もし知られたら、お兄ちゃんはきっと私を汚いものを見るような目で見るかもしれない。それが怖くて、喉まで出かかった言葉を私は必死に飲み込んだ。

「……ごめん、お兄ちゃん。友達と、ちょっと遅くなっちゃって……」

震える声でそう嘘をつくのが精一杯だった。

お兄ちゃんは「心配させんなよ……!」と私を強く抱きしめてくれたけれど、その優しい温もりに触れた瞬間、罪悪感と恐怖で涙が溢れそうになり、私は必死にお兄ちゃんの胸にしがみついた。

(お兄ちゃん……ごめんなさい、私、汚されちゃった……っ)

その夜。

自分の部屋に戻っても、恐怖の震えと、お兄ちゃんへの罪悪感で眠れなかった。

居ても立ってもいられなくなり、私は深夜、こっそりとお兄ちゃんの部屋の扉をノックして滑り込んだ。

「結衣?こんな夜中にどうしたんだよ」

ベッドに腰掛けていたお兄ちゃんが驚いた顔をする。

私は何も言えず、ただ縋りつくようにしてお兄ちゃんに抱きつき、その腕の中に潜り込んだ。昼間の出来事のせいで、お兄ちゃんの匂いに触れただけで、私のなかの「お兄ちゃんに対する独占欲と大胆さ」が限界を超えて膨れ上がっていく。

「ねえ、お兄ちゃん……。もっと、強く抱きしめて……」

いつもより圧倒的に甘え、そしてどこか強引な私の態度に、お兄ちゃんは戸惑いながらも優しく背中に手を回そうとした。

その瞬間、私は我慢できなくなり、自分からお兄ちゃんの首に腕を回して顔を寄せた。

「っ……え、結衣……?」

驚くお兄ちゃんの唇に、私は自分の唇を重ね合わせた。

最初は戸惑いがちに触れるだけのキスだったけれど、私の心の中にある不安や、誰にも言えない汚れを拭い去るように、私は自分からお兄ちゃんの唇をこじ開けた。

お兄ちゃんが息を呑んでわずかに体勢を崩した隙に、私は舌を滑り込ませ、お互いの口の中をねっとりと絡め合わせる。

「んっ……ちゅ、ぷぁ……っ」

長くて深い、溺れるような濃厚なキス。

お兄ちゃん以外の男に触られた身体の記憶を、すべて大好きなこの人の温もりで塗りつぶすように、私は貪るようにお兄ちゃんの唇を味わい尽くした。

「……結衣、お前、今日どうしたんだよ……っ」

息を乱し、真っ赤な顔で私を見つめてくるお兄ちゃん。その戸惑う姿が愛おしくて、私は胸が締め付けられる思いだった。

そして、翌朝。

昨夜の熱が嘘のように静まり返ったリビング。

学校の制服をきちんと着こなし、いつもの無防備な美少女の仮面をまとった私は、テーブルの端でコーヒーを飲んでいるいとこの蓮を、冷ややかな一瞥ですり抜けた。

「じゃあ、お兄ちゃん、行ってきます」

昨日の最低な記憶も、蓮に向けられたねっとりとした視線も、すべて背後に追いやって、私は涼しい顔で玄関の扉を開けた。

いとこには二度と屈しない――そう心の中で冷たく吐き捨てながら、私は青空の下、学校へと足を踏み出していくのだった。

午後の授業が終わり、校内に放課後の静けさが訪れた頃、私の机の上に一枚のメモが置かれた。

『放課後、旧校舎の裏に来い。来ないと、昨日の写真をどうするか……わかってるよな?』

送り主はもちろん、あのいとこの蓮だった。

胸の奥が冷たく凍りつくような不快感と嫌悪感が広がったが、あのスマホに保存された恥ずかしい写真の存在を思い出すと、逆らうことはできなかった。私は重い足取りで、生徒の誰も寄り付かない薄暗い旧校舎へと向かった。

旧校舎の入り口を入ると、埃っぽい匂いと静寂が私を包み込む。

人気のない廊下を進み、指定された古い教室の扉を開けると、そこには腕を組んで壁にもたれかかっている蓮の姿があった。

「遅せえじゃねえか、結衣」

蓮はニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながら私を見据えた。

私は警戒心を隠せない目で睨みつけながら、一歩引いた。

「……何の用?写真のことでしょ。早く返してよ」

「はっ、返却?なに甘いこと言ってんだよ」

蓮は鼻で笑うと、ゆっくりと私との距離を詰めてきた。私は反射的に後ろに下がろうとしたが、背中が冷たい教室の扉にぶつかり、それ以上逃げ場がなくなった。

「昨日のお前の可愛い姿、見返してたらまた疼いちまってさ。……だから、続きをしようぜ」

「やめてよ……!ここは学校だよ!?」

「だから何だ?こんな旧校舎に誰も来ねえよ。それとも、あのときの写真を全校生徒に見られたいのか?」

脅し文句に、私の息が詰まった。昨日の恐怖がフラッシュバックし、体が小刻みに震え始める。

蓮は満足げに笑うと、冷酷な命令を言い放った。

「ほら、ごちゃごちゃ言ってねえで、その制服を全部脱げよ。自分で脱いで、俺によく見せろ」

「っ……、そんなの……できるわけないでしょ……!」

「できないなら、スマホの送信ボタンを押すだけだけど?」

蓮がポケットからスマホを取り出し、画面をちらつかせる。

涙が滲みそうになるのを必死にこらえながら、私は絶望感と屈辱に震える手で、自分の制服のブラウスのボタンに指をかけるしかなかった。

震える指先で、私は一つ、また一つと制服のボタンを外していった。

ブラウスがはだけ、スカートが床に落ちていく。冷たい旧校舎の空気が、無防備に剥き出しになった肌を刺すように撫でた。昨日の夜に引き続いて、またしてもこの最低な男の言いなりになり、下着姿のまま彼の前に立ち尽くしている。

「……はは、すっげえ……」

蓮の喉の奥から、乾いた、しかし熱を帯びた欲望のうめき声が漏れた。

彼はギラギラと獣のような目を光らせ、私の上半身から足元まで、舐め回すように視線を這わせる。

「昨日も思ったけどよ、本当にたまんねえ体してやがるな、結衣。お前のその無防備な顔、マジでそそるぜ」

「……っ、早くしてよ……」

屈辱で声が震え、涙がこぼれそうになるのを必死に奥歯を噛み締めてこらえる。

だが、蓮は私のそんな拒絶の意思など楽しむかのように、一歩、また一歩と距離を詰めてきた。そして、遠慮のない荒々しい手つきで私の体に触れてくる。

「っ、やっ……!」

ブラジャーの上から、膨らみかけた柔らかい胸を容赦なく鷲掴みにされ、グアッと強く揉みしだかれる。服の上からではごまかせなかった温もりと皮膚の摩擦がダイレクトに伝わり、敏感な先端がこすれて甘い熱が胸の奥で疼いた。

「いやっ、触らないで……っ!うっ、んあっ……!」

「嘘つけよ、こんなに敏感に反応してんじゃねえか。見てみろよ、ここ、すっげえ硬くなってんぞ」

蓮のもう片方の手は、下着のショーツの上から私の下腹部、そして股間の割れ目へと滑り込んできた。布越しにねっとりと這い回る指の動きと、容赦ないグリグリとした愛撫に、私の足の力が一気に抜けかける。

お兄ちゃん以外の男にこんな淫らな場所を弄ばれているという強い背徳感と嫌悪感が脳裏をよぎるのに、私の体は勝手に熱を帯び、甘い喘ぎ声を漏らしてしまう。それが悔しくて、私はたまらず唇を強く噛み締めた。

「おい、隠すなよ。もっとよく見せろって」

蓮はそう言うと、自分の服の裾を乱暴に引っ張り上げ、一気に脱ぎ捨てた。

彼は下着姿になると、そのまま体重をあずけるように私の身体へと覆いかぶさってきた。

「ぐっ……おもっ……!」

「抵抗すんなよ、結衣。ほら、ちゃんと俺を見て絡み合えよ」

「……嫌っ!絶対に見たくない……!」

私はぎゅっと固く目を閉じた。蓮の顔なんて見たくない。今この瞬間、私の頭の中で大きく膨れ上がっているのは、昨日も私を救ってくれなかった絶望感と、それでも私を一番に愛してくれるはずの――大好きなお兄ちゃんの顔だった。

(お兄ちゃん……助けて……私、今また、この人に汚されてるよ……っ!)

目をつむり、現実逃をする私に対し、蓮は容赦なかった。

「ふん、目をつぶってやがるのかよ。現実逃避しても無駄だっての」

蓮の顔が近づき、次の瞬間、無理やり私の唇が奪われた。

「んっ……ちゅ、じゅるっ……!」

無理やりこじ開けられた口の中に蓮の舌が侵入し、私の舌とねっとりと絡み合う。生々しい唾液の音が旧校舎の薄暗い部屋に響き渡り、息ができないほどの深い口づけに、私の肺の空気が奪われていく。嫌悪感で吐き気がしたけれど、逃げることは許されなかった。

唇が離れた瞬間、蓮は私の下着のショーツに手をかけ、一気に引き裂くように剥ぎ取った。

「これで、お前も完全におしまいだな」

その言葉とともに、私の体から一切の布が消え失せ、完全に全裸の姿が冷気に晒された。

それと同時に、蓮もまた自分の下着を脱ぎ捨て、完全に全裸となって私の体に密着してきた。

「っ……!やだ、これ以上は……っ!」

「昨日みたいに、またイッてみろよ。お前がどんな風に乱れるか、よく教えてやるからさ」

蓮の全裸の身体が私に押し付けられ、手と舌を使った容赦ない愛撫が再び始まった。

敏感な太ももの内側に這わせる熱い舌、そして奥深くまで容赦なく突き入れられる指。全裸同士で擦れ合う肌の熱と、頭がおかしくなりそうなほどの激しい快感が、私の理性を容赦なく粉々に砕いていく。

「やっ、あはっ、もう無理っ、そんなの……っ!い、行っちゃう、頭が……っ!」

「いいぞ、もっと声出せよ、結衣!」

私の抵抗の言葉は、快感に満ちた甘い喘ぎ声にかき消されていった。

自分の意思とは裏腹に、体が激しく波打ち、私はまたしても強制的に、強烈な絶頂の波へと突き落とされた。

「ひゃあぁっ……!あ、あぁぁ……っ……!!」

全身を激しく痙攣させ、真っ白になった頭で私はベッド(あるいは古い床)の上に力なく崩れ落ちた。

――だが、これで終わりではなかった。

絶頂の余韻でぐったりと息を荒らげている私の手を取り、蓮は自分の股間へと強引に導いた。

「はぁ、はぁ……いい顔だったぜ、結衣。……でもよ、俺はまだ全然収まんねえんだよ。お前の番は終わったけど、今度は俺をイカせろ」

「っ……もう、いや……」

「嫌だなんて言わせねえよ。昨日みたいに、お前のその手で、最後までしっかり気持ちよくさせろよ」

拒否する気力すら残されていない私の手は、蓮の熱を帯びた硬いそこに押し付けられた。

逃げ場のない旧校舎の一室で、私は涙を流しながら、言われるがままに手を動かし、最低な男の欲望の処理に付き合わされるのだった。

深夜。静まり返った自室のベッドを抜け出し、私は音もなくお兄ちゃんの部屋のドアを開けた。

「……結衣?」

ベッドの上で本を読んでいたお兄ちゃんが、驚いたように顔を上げる。

その瞬間、私のなかに溜まっていた歪んだ熱と、昼間の旧校舎で刻み込まれた恐怖や屈辱が一気に溢れ出した。私は一言も発さず、そのままお兄ちゃんの胸へと飛び込み、しがみついた。

「どうしたんだよ、そんなに震えて……」

お兄ちゃんが戸惑いながらも、優しく私の背中に腕を回して抱きしめてくれる。

その温もり、大好きな人の匂いに触れた瞬間、私のなかの「兄に対する異常なまでの執着と大胆さ」のタガが完全に外れた。

(あんな最低な男に汚されたこの体を、お兄ちゃんで上書きして……。全部、お兄ちゃんで満たしてよ……っ!)

「お兄ちゃん……お願い、もっと強く抱きしめて……。私を、私だけを見て……っ!」

涙声でそう訴えながら、私は自分からお兄ちゃんの首に腕をからませ、その唇に自分の唇を押し付けた。

戸惑うお兄ちゃんの口をこじ開け、昨夜以上の熱量で、ねっとりと深く舌を絡め合わせる。

「んっ……ちゅ、ぷぁ……っ、はぁ、お兄ちゃん……」

お互いの唾液が混ざり合う濃厚なキスを繰り返しながら、私は自分の手でお兄ちゃんの服の裾に手をかけ、引き剥がすように脱がせていった。

お兄ちゃんは私のただならぬ気迫と、いつにないほど官能的で大胆な様子に息を呑み、そして拒むことなく、熱を帯びた瞳で私を受け入れてくれた。

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