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狙われたいもうと3(2/3ページ目)

投稿:2026-08-12 22:40:55

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本文(2/3ページ目)

部屋に押し込まれ、鍵がガチャリと閉まる。

「うるせえな。おとなしくしろよ。昨日だって最後は気持ちよさそうにしてたクセによ」

男たちは嘲笑うように、美羽の制服のボタンに手をかけた。

「やだ、触らないで……っ!お兄ちゃん……助けて……っ!」

美羽が必死に叫んでも、狭い密室の中では誰にも届かない。バリバリと音を立てて制服が引き裂かれ、スカートが剥ぎ取られていく。

最後に残った下着姿になったところで、二人の男が容赦なく群がってきた。

「おっ、すげえな、この下着。じゃあまずは俺から、その上からたっぷり可愛がってやるよ」

ピチピチの下着の上から、敏感に開発し尽くされた胸元や下腹部をねっとりと、執拗に揉みしだかれる。

「ふあっ……ん、やっ……!そんなの、いや……っ!」

服の上からであっても、男たちの下卑た指先が這い回るたびに、美羽の身体は恐怖とは裏腹に、びくりと激しく痙攣してしまう。その情けない自分の反応が悔しくて、美羽の目から涙があふれ出した。

(美羽の心理描写)

(やめて……感じたくない。こんな奴らに触られて、気持ちいいなんて思いたくないのに……!お兄ちゃんが昨日の夜、あんなに優しく、私を全部きれいにしてくれたのに……どうして、またこんな目に遭わなきゃいけないの……?誰か、助けて……お兄ちゃん、私を助けて……っ!)

「ほら見ろ、口では嫌だと言いながら、下着のなかはもうぐちょぐちょに濡れてんじゃねえか」

仲間の男が下品な笑い声を上げながら、容赦なく美羽の下着を引き裂いて剥ぎ取った。

数秒後、美羽の身には一枚の布きれもない、完全な全裸がホテルの冷たい空気にさらされた。

ここから、地獄のような長い時間が始まった。

二人の男は、美羽に一息の休息すら与えなかった。

一人が頭の方から覆いかぶさり、耳たぶや首筋、敏感な胸を舐め回し、執拗に吸い上げる。もう一人が下から美羽のむっちりとした太もみを無理やり押し開き、その秘部へと容赦なく指を這わせ、ねっとりと、かき回すように責め立てた。

「ひああっ……!?あ、あああっ、やめて、もう壊れる……っ!」

二人の男に挟まれるようにして、全身を同時に愛撫され続ける。

逃げ場などどこにもなかった。どちらの男からも逃れられず、美羽の意識は次々と押し寄せる強烈な快感と屈辱の波によって、何度も白く染まり、真っ白に塗りつぶされていった。

「っ……じゃあ、そろそろ本番にいこうか。お前のような極上の玩具、二人でたっぷり味わい尽くしてやるよ」

言葉の通り、そこからの時間は筆舌に尽くしがたいものだった。

一人に抱かれ、意識が朦朧としたところで、もう一人が代わる代わるその身体を侵していく。犬のように四つん這いにさせられ、後ろから、正面から、容赦なく激しく腰を打ち付けられる。

「ひぐっ……あ、ああっ、お兄ちゃん……お兄ちゃんっ……!」

何度も名前を呼び、許しを乞うても、男たちは笑い声を上げるだけで、その手を緩めることはなかった。

どれほど時間が経ったのか。何分も、何時間も続いたかのように思える悪夢のような陵辱の果てに、美羽は声すらかすれ、ただただ涙を流しながら、ベッドの上でぐったりと痙攣することしかできなくなっていた。

どれほどの時間が過ぎただろうか。

二人の男がようやく満足し、「ふう、疲れたな……」とベッドの脇でタバコに火をつけようとした、その瞬間――。

ガチャン――……ッ!!

ホテルの頑丈なドアが、爆発音のような凄まじい音を立てて内側へと吹き飛んだ。

「なっ……なんだ!?」

驚愕して振り返った男たちの視線の先に立っていたのは、全身から殺意のオーラを立ち昇らせた悠人だった。

その目は血走り、人間とは思えないほどの冷酷な狂気が宿っていた。

「……てめえら、よくも俺の美羽を……」

言葉は不要だった。

悠人は一瞬にして距離を詰め、手にした重い灰皿、あるいは室内の固いもので、一番近くにいた先輩の側頭部を容赦なくフルスイングで叩きつけた。

「ぐはっ……!?」

一撃で泡を吹いて床に倒れ込む先輩。もう一人の仲間も恐怖で青ざめ、逃げようとしたが、悠人に襟首を掴まれ、壁に何度も激しく叩きつけられてその場で失神した。

数秒後、部屋の中には男たちのうめき声と、静寂だけが戻った。

悠人は血まみれのまま、ベッドの上で全裸のままガタガタと震えている美羽の元へと駆け寄った。

「……みう」

自分のジャケットを震える美羽にそっと巻きつけ、その頭を優しく抱き締める。

「もう大丈夫だ……俺が来た。もう、誰もお前に指一本触れさせない」

「お兄ちゃん……怖かったよぅ……っ!」美羽は声を上げて泣きじゃくった。

そして、悠人はゆっくりと立ち上がると、床で気絶している二人の男を見下ろした。

その冷酷な瞳には、ただの暴力では終わらせないという、さらなる狂気が浮かんでいた。

悠人はまず、二人のスマートフォンを容赦なく踏みつけ、粉々に破壊した。中に入っている美羽の全裸の写真や動画のデータが完全に消滅したことを確認する。

さらに、気絶からわずかに目を覚ました男たちを引きずり起こし、冷徹に言い放った。

「お前たち、よく聞け。……これから、お前らがやったことをそのままお返ししてやる」

「な、なにを……っ!?」

「服を脱げ。全裸になれ」

逆らうことなど許されない圧倒的な恐怖の圧迫感に、男たちは泣き叫びながら言われるがままに自らの服をすべて脱ぎ捨て、完全な全裸になった。

「そこで、お互いに犯し合え。その醜い姿を、俺がこの新しいスマホで最初から最後まで撮影してやるからな」

「そ、そんなの無理だ……!ふざけんな……っ!」

「やるしかない。拒否権はない。今すぐ始めないと、ここで息の根を止めるぞ」

悠人が冷徹に鉄パイプを突きつけると、恐怖に精神を破壊された男たちは、泣き喚きながらお互いに無理やり醜態をさらす行為を強制させられた。そのおぞましい光景を、悠人は冷徹なレンズを通して何枚も、何十枚も写真に収めていった。

「……よく覚えておけ。この写真がどうなるか分かってるな?」

震える男たちに、悠人は地の底から這い出るような低く冷たい声で告げた。

「今すぐこの街から出て行け。二度と美羽の視界に入るな。少しでもこの街に残っていたり、再び近づこうものなら、この写真をネットのすべて、そしてお前らの学校や家族のスマホに一網打尽に送りつけてやる。……一生、この町から消え失せろ」

「わかった……!もう二度と来ない、絶対にこの町を出るから……だから、その写真を……っ!」

泣き叫ぶ男たちをその場に放置し、悠人はぐったりと疲弊しきった美羽をしっかりと抱きかかえると、その部屋をあとにした。

その日の夜遅く。

二人は別の、より安全な街の、見知らぬ静かなラブホテルの個室へと移動していた。

部屋の大きなベッドの上。

お風呂で綺麗に身体を洗い流され、ふかふかのバスローブに包まれた美羽は、まだ心に受けた恐怖と疲労で、うつろな目をしていた。

「……みう」

悠人はベッドの縁に腰掛け、美羽の冷えた手を優しく包み込んだ。

あの男たちに汚され、恐怖に怯えさせられた記憶。それをすべて自分の愛と、途方もないほどの時間をかけた愛撫で、完全に塗りつぶさなければならない。

「お兄ちゃん……私、あんな奴らに……汚されちゃった……」

美羽の瞳から、またぽろぽろと涙がこぼれ落ちる。

「汚されてなどいない。お前は何も悪くない。……今から、俺がその記憶をすべて溶かしてやる」

悠人は優しく、しかし有無を言わせぬ強い執着を込めて、美羽のバスローブの紐をゆっくりと解き放った。

白磁のような、しかしわずかに傷跡や恐怖の余韻を残すその柔らかな肉体が、ホテルの温かい照明の下に再び剥き出しになる。

「お兄ちゃん……私を……もっと狂うほど抱いて……あの男たちのことなんて、一秒も思い出せないくらい、私をめちゃくちゃにして……っ!」

美羽が懇願するように悠人の首にしがみついた瞬間、悠人はその唇に深く、優しく、しかし逃れられないほどの熱を込めた口づけを落とした。

その夜から、長い長い時間が始まった。

急ぐことはなかった。荒々しいだけの愛欲ではなく、美羽の心の隅々まで安心させ、恐怖の記憶を一本残らず消し去るように、悠人はねっとりと、執拗に、時間をかけてその全身を愛撫し続けた。

指先で、唇で、舌先で。

美羽の敏感な肌の隅々を舐め回し、トレースし、自分の熱だけで彼女の身体を満たしていく。

「あ、んっ……お兄ちゃん……っ、優しい……っ」

怯えていた美羽の身体が、悠人の圧倒的な愛と執着に包まれるうちに、次第にとろけるような甘い熱へと変わっていく。

幾度も、幾度も、名前を呼び合いながら重なり合う体温。

外の世界の闇がどれほど深くとも、この部屋の中だけは、二人の狂おしいまでの愛と歪んだ独占欲の炎に包まれ、夜が明け、太陽が昇り切るその瞬間まで、止まることなく溶け合い続けるのだった。

数日間にわたる悪夢のような騒動が過ぎ去り、街には何食わぬ顔で「普通の日常」が戻りつつあった。

あの時、ラブホテルで二人の男を徹底的に叩きのめし、二度と近づけないよう徹底的な脅しをかけたことで、美羽を脅かしていた元凶の一団は完全にこの町から姿を消していた。

学校でも平穏な時間が流れているように見えた。

その日、美羽は新しく「図書委員」に任命され、放課後の静まり返った図書室で残務整理を行うことになっていた。夕暮れの光が差し込む古い図書室には、人の気配はほとんどない。

(……やっと、終わったんだ……。お兄ちゃんと一緒にいれば、もうあんな怖い思いをしなくてすむ……)

美羽が安堵のため息をつきながら、高い棚の整理をしていたその時、ガラリと重い扉が開く音がした。

振り返ると、そこに立っていたのは、学校でも一目置かれる札付きの凶悪な不良生徒だった。前の一団とはまた違う、より粗暴で、校内でも恐れられている男だった。

「おい、図書委員。ちょっと本を探してくれよ。上の棚にあるはずなんだがさ」

不敵な笑みを浮かべた不良が、わざわざ美羽のいる足場のすぐ下へと近づいてきた。

「……あ、はい。少々お待ちください……」

警戒心を抱きながらも、美羽は言われるがままに小さな踏み台に登り、手を伸ばした。

その瞬間――。

「へえ……いい脚してんじゃねえか。どれどれ……」

不良はあからさまに下から見上げるような体勢になり、美羽のスカートの裾から伸びる無防備な生足、そしてその奥の――白い下着の端をじっくりと凝視し始めた。

「っ……!?な、なにを……!」

羞恥心に顔を真っ赤にした美羽が、慌てて踏み台から降りようと足を滑らせた。

「おっと、逃がさねえよ」

逃げようとした美羽の腕を、不良の太い手がガッチリと掴んだ。

「待てよ、図書委員。お前、噂の可愛い子ちゃんだろ?ちょっと触らせろよ」

「やめて……っ!離して、大声出すよ……っ!」

誰もいない図書室の死角で、不良は容赦なく美羽の体を押し付け、その豊かに膨らみ始めた胸元や、むっちりとしたヒップを手の平で遠慮なく鷲掴みにし、ねっとりと揉みしだいた。

「ふあっ……!やめてっ……!」

恐怖と屈辱に涙を滲ませながら、美羽は必死に腕を振り払い、棚の陰を利用して何とかその場から全力で逃げ出した。

放課後の冷たい空気が漂う帰り道。

恐怖で心臓をバクバクさせながら急ぎ足で家路を急いでいた美羽だったが、学校から少し離れた人気のない曲がり角で、待ち構えていたかのようにあの不良が立ちふさがった。

「おいおい、いい逃げっぷりだったな。可愛い顔して、なかなか楽しませてくれるじゃねえか」

「っ……!来ないで……っ!」

悲鳴を上げる間もなく、美羽は不良に腕を掴まれ、力任せに近くにある古びた資材倉庫へと引きずり込まれていった。

ガチャン、と重い鉄の扉が閉ざされ、外の世界から完全に遮断される。

「ひっ……!お願い、何もしないで……っ!」

「うるせえな。昨日まであっちの連中に可愛がられてたんだろ?俺にも味見させろよ」

冷酷な笑みを浮かべた不良は、抵抗する美羽の制服のブラウスをバリバリと引き裂いた。

「やだ、やめて……っ!お兄ちゃん……っ!」

パニックになりながら必死に抵抗する美羽だったが、体格差のある不良の暴力的な力の前には無力だった。スカートも剥ぎ取られ、最後に残った純白の下着すらも無理やり引き裂かれていく。

数秒後、美羽の身には一枚の布きれもない、完全な全裸が倉庫の冷たい空気にさらされた。

(美羽の心理描写)

(なんで……どうしてまた……?せっかくお兄ちゃんが守ってくれたのに、またこんな……。嫌だ、もう二度とこんな思いしたくないのに、なんで私ばかり……!お兄ちゃん、助けて……私を助けてよ……っ!)

「おっ、すげえじゃねえか。肌もむちむちで、鳴き声も最高だな」

不良は容赦なく全裸の美羽をコンクリートの床へと押し倒し、その敏感な身体へと覆いかぶさった。

ここからの時間は、耐えがたい苦痛と陵辱の連続だった。

不良は美羽の抵抗を完全に無視し、時間をかけて、ねっとりと、執拗にその全身を愛撫し続けた。

敏感に開発し尽くされた美羽の身体は、恐怖と屈辱で涙を流しながらも、逃れられない快感の波に強制的にさらされていく。

「あ、やっ……そんなの、い、や……っ……」

「口では嫌だと言いながら、身体はすっげえ感じてんじゃねえかよ」

そして、容赦ない挿入が始まった。

幾度も、幾度も、まるで自分の欲望のはけ口にするかのように、不良は激しく腰を打ち付け、ねっとりと時間をかけて美羽の肉体を貪り尽くした。

どれほど時間が経ったのか。意識が朦朧とし、声すらかすれてただ涙を流すことしかできなくなった頃、不良はようやく満足したように立ち上がった。

「ふう……今日はこれくらいにしてやるよ。また明日な」

ぐったりと床に倒れ込む美羽を放置し、不良は笑いながら倉庫を後にした。

その日の夜遅く。

ボロボロになり、魂の抜けたような状態で家に戻った美羽を、リビングで待っていたのは悠人だった。

「……遅かったな、美羽」

悠人は玄関の扉を開けた美羽の姿を見た瞬間、表情を凍りつかせた。

まただ。あの時と同じ、強烈な異臭と、何者かに踏みにじられた後のような絶望的な空気が、美羽の全身から漂っている。

「っ……!」

美羽は顔面蒼白になり、恐怖でその場に崩れ落ちた。

(言えない……。また別の男に同じことをされたなんて、絶対にお兄ちゃんに言えない。知ったら、お兄ちゃんがまた壊れてしまう……!隠さなきゃ、絶対に……っ!)

「お兄ちゃん……ごめんなさい、ちょっと道に迷って……」

震える声で嘘をつく美羽。しかし、悠人の鋭い眼光はその震えや、隠しきれない傷痕を見逃さなかった。

(……何かがあった。俺がいない間に、またあの虫けらどもが……いや、別の誰かが、俺の美羽に触った……?)

胸の奥で黒い殺意と激しい怒りが渦巻いたが、目の前で怯えきっている美羽を問い詰めることはできなかった。今、彼女に必要なのは追求ではなく、すべてを包み込むような圧倒的な愛と、あの男の記憶を消し去るための濃厚な儀式だった。

「……そうか。怖かったな、もう大丈夫だ」

悠人は冷徹な感情を押し殺し、優しく美羽を抱き上げると、その日の夜も、いつものようにベッドの上で激しく愛し合った。

美羽の身体に残る新しい傷や硬さを隠すように、悠人はねっとりと、時間をかけてその全身を舐め回し、愛撫し、自分の熱で塗りつぶしていく。

「お兄ちゃん……もっと強く……私を抱いて……あの男の匂いも、記憶も、全部消して……っ!」

涙を流しながら縋る美羽を、悠人は狂おしいほどの独占欲で抱きしめ続け、二人は夜が明けるまで激しく求め合った。

そして、翌日の放課後。

平穏を装って学校の廊下を歩いていた美羽の前に、再びあの悪魔のような影が現れた。

「よお、昨日はよくも逃げ出しやがったな。図書委員さんよ」

ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべる不良が、美羽の腕を強引に掴んだ。

「やめて……っ!離して!」

「うるせえ。お前のその可愛い身体、今日もたっぷり味見してやるよ。昨日よりもっと激しくな」

抵抗する間もなく、美羽は再びあの薄暗い資材倉庫へと引きずり込まれていった。

ガチャン、と重い鉄の扉が閉まる。

「やだ、助けて……お兄ちゃん、お兄ちゃん……っ!」

叫ぶ声をかき消すように、不良は容赦なく美羽の制服を剥ぎ取り、昨日よりもさらに激しく、暴力的にその全裸の肉体を陵辱し始めた。

逃げ場のない密室の中で、長時間にわたるねっとりとした凌辱が繰り返される。

美羽の抵抗は完全に踏みにじられ、ただただ涙と絶望のなかで、その身体を貪られ続けるしかなかった。

「はぁ……今日もいい玩具だったぜ。じゃあな」

夕暮れ時、ようやく解放された美羽は、ボロボロになった服をかき集め、生気を失った足取りで家路へと向かった。

その日の夜。

自宅のリビング。

「……ただいま、お兄ちゃん」

震える声で帰宅を告げた美羽を、悠人は無言で迎え入れた。

昨日は隠し通せたと思っていた。だが、二日連続でこの状態の美羽を見た瞬間、悠人のなかの理性のダムは、音を立てて完全に崩壊した。

「……美羽」

低い、底冷えのするような悠人の声。

美羽はビクリと肩を揺らし、青ざめた顔で首を振った。

「ちがうの、お兄ちゃん……これは……」

「誰だ。……あの男は、誰だ」

悠人はゆっくりと立ち上がり、血走った目で美羽に歩み寄った。その圧倒的な狂気と怒りのオーラに、美羽はもう隠し通すことができないと悟り、その場で崩れ落ちて声を上げて泣き叫んだ。

「ごめんなさい、ごめんなさいっ……!図書室で、あの不良に目をつけられて……昨日も、今日も、あの倉庫に連れ込まれて……っ!中まで、何度も……っ!」

すべてを聞き終えた瞬間、悠人の全身の血が逆流した。

怒りではない。嫉妬でもない。

自分の目の届かないところで、自分のすべてである愛しい妹が、また別のゴミのような男に何度も踏みにじられたという事実。それが悠人の理性を完全に焼き尽くし、修羅をも凌駕する極限の狂気を呼び覚ました。

(――許さない。あの男の存在を、この世の地図から完全に消し去ってやる……!)

殺意で手が激しく震えたが、次の瞬間、目の前で自分にすがりつき、死に物狂いで許しを乞うている美羽の姿が飛び込んできた。

ボロボロになり、自己嫌悪と恐怖で精神が崩壊しかけている愛しい妹。

ここで怒鳴りつけたりすれば、美羽は完全に壊れてしまう。今、彼女を救えるのは、そしてあの男の汚濁の記憶を自分の愛の熱で完全に焼き尽くせるのは、世界で自分だけだった。

悠人は激しく波打つ殺意を心の奥底の深淵に叩き込み、表情をそっと緩めると、床にひざまずいて震える美羽の体を力強く、壊れてしまわないように優しく抱き締めた。

「……泣くな、美羽」

その声は、かつてないほどに優しく、しかし底知れない狂気的な執着の熱を帯びていた。

「お前は何も悪くない。悪いのは、あのクズだ……。だから、もう泣きなさい。すべて、俺が綺麗にしてやるから」

「お兄ちゃん……私を……私を抱いて……っ!あの男の匂いも、記憶も、全部……お兄ちゃんで消して……!汚されたこの身体を、全部あなたのものにして……っ!」

美羽は泣きながら悠人の首にしがみつき、必死に懇願した。

「……ああ、当たり前だ」

悠人は冷徹な仮面をかなぐり捨て、剥き出しの狂気的な愛欲と、誰にも渡さないという絶対的な誓いを胸に、その身体を抱き起こした。

その夜、二人はかつてないほどに激しく愛し合った。

あの男に触れられた肌のすべてを、悠人が自分の唇と指先でなぞり、溶かし、執拗に上書きしていく。

「もっと……もっと強く抱いて……お兄ちゃん……っ!」

「ああ、お前は俺のものだ……永遠に、俺の腕の中だけにいろ……っ!」

外の世界の夜が更けていくのも忘れ、二人は互いの身体を貪るように求め合い、永遠に終わらない背徳の愛欲の底へと深く、深く堕ち続けていくのだった。

前夜、美羽の告白によって引き裂かれた平穏の殻。

不良という新たな脅威が自分の目の届かない場所で妹を貪っていたという事実が、悠人の心を黒い狂気と冷徹な殺意で満たしていた。

翌日の放課後。

悠人は自分のクラスの授業が終わると同時に教室を飛び出し、誰にも気付かれないよう、数メートルの距離を保って美羽のあとを密かに尾行していた。

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