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【評価が高め】美しくも毒を持った妖艶で性愛に自由な女に気に入られて結婚してとことん振り回されるのに、底知れない魅力を感じて離れられない男の物語/その2「結婚」

投稿:2025-08-22 07:57:55

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オッタテマシオ◆KREAcEM
前回の話

その男、郡谷育夫(こおりたに・いくお)は打ち合わせのため、駅に併設された商業ビル二階にあるオープンスペースのカフェで、人を待っていた。彼はフリーランスのグラフィックデザイナーで、1年前に所属していたデザイン事務所を退職し、今は仕事を選ばず何でも引き受けてはいるものの、正直そんなに発注がある訳…

郡谷育夫(こおりたに・いくお)は、フリーランスのグラフィックデザイナーをしていて、間もなく37歳になる。

フリーになってまだ日が浅く、単発の仕事ばかりで、まだ大きな利益を出すまでは至ってはいないが、日々奮闘はしている。

そんな育夫が、蝶子という女性と出会ったきっかけは、ある年の初夏、仕事の打ち合わせで待ち合わせをしていたオープンスペースのカフェで、偶然居合わせた蝶子に育夫が思い切って声をかけたことからだった。

蝶子との出会いは「一期一会」「決断力を持つこと」を信条とする育夫にとって、正に運命的な出会いだった。

蝶子は……恐らく女性への性的な欲求を持つ男性であれば、誰が見ても「いいオンナ」と感じてしまう……そんな女性だろう。

170センチ以上はある、女性にしては高い身長に、小顔で手足も長く、スリムな体形ながら異様にバストは飛び出していて、それでいて乳房は重力に逆らい、2つの乳首はツンと上向いている。

そして、その豊満なバストに比例するように、ヒップも程よい大きさに張り出し、フェイスも、少し切れ長だがパチリとした大きな目、スッキリと通った鼻筋、ポッテリとした唇……育夫はこれほど可愛くて官能的な女性は他にいない、と思っている。

そして蝶子のもう一つの特徴は、存在しているだけで、とてつもない「色気」を常に放っているところだろう

モデル体型の「美人」は、俗世間には少なくても、芸能の世界などに目をむければたくさん存在している。

だが、蝶子がそんな「美人」と決定的に違うのは、普通に道などを歩いていても、どこかしら「性の匂い」というか、淫靡な雰囲気を周囲に漂わせているところにある。

初めて彼女と出会った育夫がそうだったように、服を着たままの彼女と出会ったりすれ違ったりすれば、思わず多くの男性の性的な興味を引くことは間違いない。

だからと言って、特に日本においては、街ですれ違ったり、たまたまカフェなどで偶然に居合わせたとしても、ナンパしたり口説いてくる男は正直少ない。

蝶子曰く「海外ではまだしも、日本で私に声をかけてくる男はチャラい、くだらない男ばかり。どいつもこいつも通り一遍の声かけしかしない」らしい。

そんな蝶子にとっは、カフェで堂々の蝶子の前に座り、それも元気な大きな声で口説いて来た育夫は新鮮だった。

育夫の真っすぐな想いをド直球で伝えたナンパは、蝶子にとっても「子宮に響く」程の衝撃で、思わずその場で「イッタ」というから、2人はやっぱり運命的な相性の良さがあったのかもしれない。

それからしばらくして、育夫が初めて果敢にも蝶子の肉体に挑んだあの日の夜、お互いの想いを告白しあい、それぞれの液体を高級ホテルの部屋の床にばらまいた直後から、この物語は再開する……。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

全裸の育夫が、その芸術的で見事な肉体をソファーに深く沈めている蝶子にフラフラと近づくと、蝶子はいきなり育夫の右手を掴み、強く引っ張った。

その反動で育夫は思わず膝を付いたのだが、蝶子もそのままソファーから床上のカーペットに膝を付き、育夫を抱きしめた。

「オ、オッパイが……胸に当たってる……なんてデカイのだろう……」

何とも言えない柔らかな肉の感触を胸で味わいながら、育夫は心臓が張り裂けるのではないかという程胸が高まり、同時に自らの下腹部のイチモツが、人生において最高の固まりになっていることを感じた。

「……いろいろスゴイことになってるわね……ウフフ、可愛い……ね、ギュッとして……強く私を抱きしめて……」

育夫は、そう言われて蝶子を思いっ切り抱きしめた。

「……私ね……こんな風にされたこと、意外と少ないんだ……ああ、温もりを感じる……育夫って、多分、体だけじゃなくて、心も温かい人なんだね……」

「……抱き合うだけで、そんなこと…わかるんですか?」

「わかるわよ……こう見えて、経験は豊富だから……」

「いや、どう見ても経験は豊富でしょ!」とは思ったが、そんなことは言い出せない育夫も、華奢なのにパーツパーツは女性特有の美しさを十二分に感じさせる膨らみと豊かさに満ちた蝶子の肉体から、これまで感じたことのない温かみと安らぎを感じていた。

しばらく抱き合ったあと……2人は少し離れて……そこでお互いの顔を見つめ合った。

育夫は、そのポッテリとした魅力的な蝶子の唇を前にして「キスしたい!」と思い、頑張ってリードすべく、蝶子を抱き寄せながら、自らの顔を蝶子の唇に近づけようとしたが……。

「早いよ」

「え?」

「私たち、キスするほど、まだ分かり合えてない」

「そ、そうかな?」

「私、ビジネスでキスはするよ……だけど、今はビジネスじゃない。プライベートな恋人同士なら、キスは、心が通じ合ってからするものだ思うの。だから、まだダメ」

「恋人同士……」

「そうよ。まだ私たち、恋人同士になってないでしょ」

「じゃあ、どうすれば……」

「……こうするかな……」

そう言うと、蝶子はいきなり育夫をフカフカのカーペットの床に押し倒した。

「蝶子さん……何を……」

「あなたが……才能のあるデザイナーだけど、まだ成功はしてなくて……だけどとても誠実で、正直な人、というのはわかった……そして…あなたのストレートな告白に、私は感じ、とても強く惹かれている……」

「あ、ありがとうございます……」

「でも、コッチの相性が良くないと、恋人同士にはなれないでしょ?」

そう言って蝶子は、仰向けになった育夫の腰の上にその長く形の良いしなやかな脚を上手く畳んで跨った。

左右に開かれた両脚が見事なMの字になったかと思うと、蝶子は育夫の肩を両手で押さえつけながら、暴発しそうなぐらいに膨れ上がり、血管に浮きまくっている肉棒を、しっとりと濡れ輝いている股間の秘貝に擦りつけた。

「ウッ……」

思わず育夫がそう呻くと、ニヤリとした蝶子は見事に張り出したヒップをクネクネと揺らしながら、卑猥で艶めかしく腰を上下にゆっくりとグラインドし始めた。

挿入せず、ただ擦りつけているだけなのに、育夫の下腹部にどうしようもない射精感が湧き上がってくる。と同時に、これまでのオナニーやセックスでは一度も感じたことのない快感も、亀頭から全身の神経に行き渡るように広がっていくのを育夫は感じていた。

蝶子の秘貝の両脇に生えている花弁や、貝の上部にある剥き出しの突起物は、育夫の数少ない経験で出会ったどの女性器のソレより、大きくて形が余程ハッキリしているのか、肉棒への刺激の度合いは凄まじいものがあった。

「蝶子さん……イキそうです……」

「ダメよ。まだ挿れてもないでしょ。今ここでイッタら、今日はここで終わり。もちろんキスもないわ」

「……そんな……」

「私の恋人になりたいんでしょ?」

「な…なりたいです!」

「じゃあ、頑張らないと!」

「は、はい!頑張ります!」

「ウフフ……じゃい、イクわよ……」

蝶子は腰をグランドさせながら、手も添えず、巧みな腰の動きを調整してその火口の入り口に育夫の肉棒の先端を引っかけると、一気に火口の奥底まで烈火の如く熱い陰茎を、深く深く挿れた。

「あ……熱い……オチンポが焼けるようです……」

「それは私のセリフ……あなたのも熱いわ……」

そして蝶子は、ゆっくりと腰を上下し始めた……育夫は、蝶子の淫靡な壺に入った自分の肉棒のカリの部分に、数億もあるのではないかという程のヒダのようなものが、ギュッと締めるように纏わりつくような感覚を覚えた。

もちろん、こんな感覚は初めてだ。

「ああ……イイ……イイわ……最高……育夫、あなた、コッチも最高じゃゃない……素敵よ……お願い……私の恋人……ううん、良かったら私の夫になってほしい……」

「……オ、俺で良ければ……ぜ、是非……」

蝶子の腰の動きが次第に激しくなり、肉棒に絡みつくヒダの数もまたどんどん増えて厚みも増していくような感覚に育夫は襲われた。

「……いいの?……私、常識では測れない女よ……それに、私が何をしている女なのか……まだ何も知らないでしょ……」

「か、関係ないです……俺は……自分の一期一会を……信じます!……蝶子さん……ダメ……出る!……」

「まだダメ!もっと我慢するの!……勝手にイクのは許さないわよ!イクなら一緒に!」

「……はい……」

蝶子は、結合したまま体を倒し、その豊かな2つの乳房を育夫の胸板に押し付けながら、そのプックリとした唇を、育夫の唇に押し付けると、その細く長い舌を口内に押し込み、育夫の舌を巻き付けるように絡ませてきた。

蝶子の唾液が育夫の口内に一気に流れ込んできた。

育夫にとって、舌で味わう蝶子の唾液の味は、まるで甘い蜜のようだった。

やがて濃厚な舌と舌の絡み合いによる刺激は、下腹部の激しいピストン運動から全身に広がっていく生じる快感に、自分の胸板いっぱに感じる豊満な乳房から受ける刺激も相乗効果となり、育夫の脳髄を痺れさせるのには十分だった。

「ああん!あふう!おおお!ゔゔゔゔ!」

自分の口の端から、熱く濃厚な接吻を止めない蝶子の嗚咽とも喜悦ともつかない声が洩れ始め、より育夫は興奮した。

「これだけ情熱的なキスをしてくれるということは、俺は恋人として認められたということだよな……ダメだ……もう我慢できない……」

蝶子の腰の動きはますます激しくなった。

育夫は意識が朦朧となりながら、下腹部が熱いお湯のようなもので濡れている感覚も感じていた。

「……蝶子さんのアソコから、お湯が出ている?……これってアダルトビデオで観たことがある、ハメ潮?……」

その瞬間、陰茎の全神経が弾ける感覚が育夫を襲った。そしてその感覚は、一瞬にして全身の全神経に広がった。

「イキます!出る!」

育夫がそう叫ぶと同時に、蝶子もまた、一瞬その唇を育夫から離すと、大きく背中をのけぞらせながら、豊かでたわわに実った2つの見事な果実のような乳房を、プルンプルン弾ませながら叫んだ。

「このちんぽイイ!イグううううううう!」

育夫の肉棒の先端から、育夫がこれまで経験したオナニーやセックスの史上、最大量の乳液が、一気に蝶子の神秘の穴底深く、注がれた。

……そのまま2人はしばらく動かず……お互いにその肉体の奥から湧く温もりの感触を味わい、確かめ合っていた。

「育夫、サイコーだった。体同士じゃなく、心と心でつながってセックスした、て感じがしたよ」

「オ、俺もです」

「そう、良かった。まさか……これで終わり、とは思ってないよね」

「は、はい!蝶子さんがよろしければ、限界まで頑張らせていただきます!」

育夫がそう返事をすると、仲良くシャワーを浴びた2人は、結局朝まで、何度も何度も求め合い、時折ウトウトはしたものの、気が付けば翌日の正午過ぎまでセックスをしていた。

それからおよそ1年。

育夫はフェスのロゴが好評だったこともあって、イベントプロデューサーの吉田に認められてから、吉田が手がける様々なイベントのステージコンセプトや広告のデザインを任されるようになった。

そのデザインを見た、もともと勤めていたところとは別の広告代理店の担当者から新たな仕事も舞い込むようになり、仕事は次第に安定してきた。

そして、蝶子と正式に籍を入れ、晴れて2人は結婚した。

デザイン事務所はそのままにして、育夫はアパートを引き払い、2人で事務所にほど近いマンションの一室を購入してそこでの新生活が始まった。

それなりの金額ではあったが、頭金は……蝶子が出してくれた

「私が援助するのは最初だけだよ。あとは旦那さん、頑張って私を食べさせてね」と蝶子から激励され、毎月の住宅ローンは、育夫が何とか支払っている。

蝶子は34歳で、育夫より少し年下だった。

やたらと大人びている蝶子は自分より年上ではないか、と育夫は思っていたので、少し意外だった。

蝶子は少し浮世離れと言うか、例えば、蝶子自身、良く言われるらしいが、見た目も雰囲気も「峰不二子」なので、まるで歳を取らないマンガのキャラクターのようにも見えるから、いろいろと現実を知ると、これまた育夫は驚きの連続だった。

そしてその「現実」も、またまた「マンガ」のようだった。

蝶子の正体は、やはりと言うべきか、最初に育夫が感じた、いわゆる「高級コールガール」だった。

正確に言うと、富裕層や外国人のお金持ちなどを相手に契約を交わし、短い時は数時間、長い時は数日や数週間、最大で1年ということもあったらしいが……セックスの相手を含めて、様々な「癒し」を提供する「プロの愛人」が本業だ。

顧客に英語圏と中国語圏の人が多いからか、英語と中国語はペラペラで、アラビア語も日常会話ていどなら問題ないという。

料理を作れば完璧だし、和洋中華だけでなく、育夫が聞いたことも見たこともないような料理も時々作ってくれる。

また様々なことに気が配れ、世界の政治状況や経済などの知識も豊富だから、育夫は蝶子の底知れないスキルやポテンシャルに日々感心していた。

だが、家で過ごしている時は、意外と甘えん坊で、少しドジなところもあったりかるので、日々蝶子の新しい面を発見することも、育夫の楽しみの1つだった。

結婚した時、育夫と蝶子はいくつかの「決め事」をした。と言うよりは、蝶子が結婚するにあたって一方的な条件を育夫に提示したのだ。

「いつかは育夫との子どもを持ちたいけど、仕事を辞めたくないから、当面子づくりはしない。でもね、セックスはちゃんとしてあげるし、あなたへの愛は絶対だから安心して。あと、私の仕事に関しては、嫌がったり、邪魔したり、とにかく一切口を出さないこと。今の私は、仕事が生きがいでもあるの。出したらそこで即離婚だからね」

これには育夫は蝶子の迫力にも押され「はい」とか言いようがなかった。

「私は正直言うと、育夫よりお金持ちよ。仕事に必要な物を含めて、服やお化粧品とか、自分に関するモノは全部自分で用意するから、そこは心配しないで。ただし、食と住に関しては、結婚したんだから、仕事先での食事以外での食費や生活費は、私は全て育夫に依存する。だから頑張って仕事してね」

これもまた、育夫は「はい」としか言いようがない。

育夫としては、仕事とは言え、愛する妻が他の男性ともセックスをすることに抵抗がない、と言えば嘘になる。

だが、最初に蝶子に会った時に感じた「一期一会の決断力」を信じているからこそ「あなたへの愛は絶対」という蝶子の言葉を受け入れることもできた。

それに、蝶子曰く「仕事のセックスと、愛あるプライベートのセックスは全く別物」なのだという。

育夫はアソコに多少の自信はあったが、初めて蝶子とセックスをした時は圧倒的に主導権を握られたように、セックスに関してはプロ中のプロである蝶子から見たら、育夫など赤ん坊のようなものだ。

結婚してからも、どんなに肉棒を立てようが、育夫が夜の営みで優位に立ったことは一度もない。

なので「お客さんに、メチャクチャセックスが上手い人っているよね?そんな時は感じないの?あと、物凄いお金持ちとか、死ぬほどカッコイイ男性から口説かれたりはしないの?」と心配した育夫が聞いた時、蝶子はこう答えた。

「感じるに決まってるじゃない。本当に上手な人に当たると、メチャクチャ乱れるよ。あと、アソコがデカイのも堪らないわね。だけどそれはそれなの。愛情とは全く違うから。あと口説かれるなんてしゅっちゅうと言うより、ほぼ毎回かな。口説かれたり求婚されたり、仕事じゃなくプライベートな関係になってくれ、て何億円も積まれたこともあるかな」

何億円……数十万円の仕事を獲得するのに日々必死な育夫からすれば、我が妻でありながら、まるで別世界だ。

この話をされた時、育夫は思わず勃起した。

「上手な人やデカイ人とすると、メチャクチャ乱れるんだよね……あと、何億円も積まれて口説かれるんだよね……」

そう呟きながら、育夫が前をビンビンにしてしまうと、蝶子は思わず噴き出した。

「あんたさあ、私と初めて会った時も凄かったけど、今も凄いよ。最近、寝取られが流行ってる、て言うけど、ソッチの趣味もあるんだね」

「だって、蝶子のことが大好きだからさ。約束通り、仕事のことは何も言わないけど、メチャクチャ乱れる、なんて言われたら、こんなになるよ。ねえ、その……仕事で乱れる様子とか、録画したりしてないの?」

「そんなこと言うのは約束違反になっちゃうよ。お客様の信用に関わるから、そんなのできる訳ないじゃん。お客様の特定につながることは、職業や素性も含めて、育夫にも絶対言えないし、墓場まで持って行く、て決めてるから」

蝶子はそうキッパリ言った。その意志の強さは筋金入りだ。

育夫が聞いた話だが、蝶子には両親と言うか、親戚も含めて身内はいないのだという。いろいろあって、養護施設に預けられ、中学時代までそこで過ごしたらしい。

高校は寮住まいだったらしいが、途中で高校を辞め、そこからいわゆる「アンダーグラウンド」の世界に入った。だがその世界で救う人が現れ、蝶子は「高級娼婦」として磨かれ、通信制で大学まで卒業し、現在に至るという。

この話も「救った人って誰?」「磨かれたって何を?」などなど育夫にとってはいろいろ疑問も残るが、目の前の蝶子を信じる、と決めた以上、育夫はあれこれ詮索はしなかった。

……にしても、テントの張りは治まらない。

「仕方ないなあ。鎮めてあげるから、短パンとパンツ脱ぎな」

そう言って、育夫が素直に短パンとパンツを脱ぐと、蝶子はいきり勃った育夫の肉棒をパクリと咥え、その巧な舌裁きと信じられないようなディープスロートですぐにイカしてくれるのだ。

「ペロ、ペロ、ペロ、ペロ……じゅる、じゅる、じゅる、じゅる、ジュボ、ジュボ、ジュボ、ジュボ、ジュボ……」

蝶子のプロフェッショナルな口技は次第に激しさを増すと、育夫の肉棒のカリ首から丸みを帯びたその先端を、喉奥のポケットに格納し、ノドチンコを巧みに操りながら、ネットリとした粘膜で刺激してくるのだ。

こんな「技」ができる女性など、世界中にどれだけセックスのプロがいるか知らないが、そんなにいる訳ではないだろう。

「仕事のセックスと愛情あるプライベートのセックスは別」と言いながらも、「育夫が喜ぶならら」と時折こうしてプロの技を駆使してくれる蝶子を、育夫は優しいとも思うし、愛おしいとも思うし、ありがたいとも思うのだ。

そして育夫はあっという間に果てた。それでも治まらないので、たいていはそこからベッドへ……がお決まりのコースだ。

だが、それからというもの、育夫の頭からは蝶子の「上手な人やデカイ人とすると、メチャクチャ乱れるんだよね」の言葉が頭から離れなくなってしまった。

何とかして、蝶子の「仕事のセックスが見たい」欲求が日々、育夫の頭の中で、また股間の中でますます膨らんでいったのだ。

とは言え、知りもしない顧客とのセックスを隠し撮りなんかできる訳もないだろうし、蝶子のカバンなどの持ち物に隠しカメラを……などと妄想はするものの、そんなことをしてもしバレたら約束違反で即離婚だし、何より蝶子を信頼し愛してる育夫に絶対そんなことはできない。

そんなある日、育夫はイベントプロデューサーの吉田と打ち合わせのあと、飲みに行った。

蝶子があまりに魅力的だから、いろいろと面倒なことになるとも思ったのか、隠すつもりはないが、結婚したことは育夫はあまり他人には話していない。

もちろん、親にはちゃんと蝶子を連れて挨拶はしていて、了解は得ている。ただし、蝶子の仕事のことは秘密だが……。

育夫には母親はいるが、父親はもう亡くなっている。

育夫の親戚が集まった祝いの席で、父親の兄である伯父がだらしない顔をしながら育夫に「ありゃいいオンナだなあ。アッチは凄いんたろ?」と耳打ちした時は、自分の親族ながら嫌悪感を感じてしまった。

だが、吉田には、育夫にとっては大きな仕事をくれる恩人であることもあって、蝶子を紹介し、一度、一緒に食事をしたこともある。

育夫が蝶子と初めて会った時、そこに吉田もいたから、吉田は蝶子のことをしっかりと覚えていた。

食事をした数日後、吉田は育夫にこう言った。

「正直言うと、僕はかなりの好事家でね。世界中を旅して女を買ってきたし、今はいないけど、複数の愛人を囲ってた時もあった。お陰でこの年になっても独身だけどね。だからこそ言うけど、蝶子さんはどう見てもそっちのプロだぞ。それもかなり最上級の。郡谷君、結婚して本当に大丈夫か?」

吉田の心配はごもっともだが、これに対して育夫は、蝶子の自分への想いや言葉を、そして自分の気持ちを吉田にも伝えた。

「そういうことなら、僕はもう何も言わないが……君は僕にとっても大切な仕事のパートナーだから、君に傷ついてほしくないし、何より私生活が仕事に影響してほしくないんだ」

そんなことを言ってくれる吉田を、育夫は信頼していた。

そしてその日、遅くまで飲んだ時、吉田は思わず育夫に言った。

「君の奥さん……蝶子さん……ありゃ本当にいいオンナだ……一回でもいいからヤリたいなあ。僕も、世界中の風俗街を回ってきて、テクニックには自信があるんだけど……あ、スマン、今の言葉は忘れてくれ」

その言葉に、育夫は思わず蝶子の「上手な人やデカイ人とすると、メチャクチャ乱れるんだよね」という言葉を思い出し、結びつけてしまっていた。

その夜遅く、タクシーで吉田を自宅まで送った時、独身と言うのにかなりの高級マンションに住んでいることを知った育夫の中に、とある計画が持ち上がった。

それは、吉田に蝶子の客になってもらって、その様子を吉田から詳しく聞きたい、あわよくば映像に撮ってもらって見られないか、というものだった。

だがこの計画は、ともすれば蝶子との約束違反にもなりかねないから、育夫は吉田に相談する前に、バカ正直に蝶子に相談した。

「もしかしたら嫌われるかもしれないし、離婚を突き付けられるかも」とも思ったが、「愛する蝶子の、仕事での乱れる姿を見たい」という欲望に、育夫は勝てなかった。

「本当にバカだなあ。だけどそんな育夫の欲望に正直なところ、私は好きだよ。でも吉田さんって信頼できるの?私とのことを口外しない、育夫との仕事に影響させない、とか、いろいろ細かいところで契約書を交わせるなら……。但し、そうなったとしても、吉田さんが契約破ったら大変なことになるし、その時は育夫にも影響が及ぶよ。吉田さんの仕事はできなくなるかも。それでもいいの?」

「いいよ。それしか、蝶子の仕事での様子を俯瞰で見れないなら仕方ないさ」

この「俯瞰で見る」というのが、育夫にとっては大事だった。

蝶子から顧客の素性を明かさず、「こんなセックスをした」と聞いても興奮しないのだ。あくまで客観的に、顧客サイドからの「蝶子の乱れた様子」を知りたい。そうじゃないと、興奮しないのだ。

蝶子はそんな育夫に呆れるかと思ったが、蝶子は「性癖はいろいろだよ。それこそ、いろんな男を見てきたからわかるよ。育夫の気持ちもわかるから、その程度で私の気持ちや愛情は変わらない。それで興奮する、ということは私を愛してる、ということでもあるものね」と言ってくれた。

あと、蝶子はもう1つ気になることを言った。

「ただし……私は……高いよ」

蝶子は自分では客を取らない。

様々な面倒事を避けるために、蝶子には「石井」という、40代の男性で、落ち着いた物腰の専属エージェントがいるのだ。

直接取り引きはせず、金額や条件など、顧客との契約書のやり取りは全てこの石井が行ない、蝶子と顧客が会うのは契約に基づいた「その時」だけだ。

そのルールは、夫の知り合いであっても絶対であった。実は育夫が最初に蝶子と会って依頼されて作った名刺にある電話番号もメールアドレスも、石井のものだった。

育夫は、石井が作ってくれた「蝶子の客となる条件」が書かれた書類を、思い切って吉田に見せて「蝶子と寝る覚悟はありませんか?」と聞いてみた。

そして……吉田の答えは「イエス」だった……。

その厳しい条件と、育夫にとっては目玉どころか、いろいろなものが飛び出るほどの高額な料金提示に、吉田は承諾したのだった……。

-終わり-
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