官能小説・エロ小説(約 7 分で読了)
クラス会に行ったら10年ぶりに元カノと会えた件...みーちゃん視点....9月中旬
投稿:2025-07-26 18:39:04
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お盆前の夕暮れは、じっとりと湿気を帯びた空気が肌にまとわりついてくる。駅前に降り立った瞬間、セミの鳴き声が頭上から降り注ぎ、夏の終わりの濃密な気配が胸に広がった。久しぶりの地元、29歳、独身のオレは、中学校のクラス会のためにこの短いローカル線の終点駅にやってきた。オレは就職して以来、ここには…
夜。エアコンの涼しさと、夏の名残を残した夜の湿度が部屋を満たす。ベッドに横たわり、手をお腹の上で重ねる。今夜は、最初から下着をつけていない。誰にも見られない、ひとりきりの時間だからこそ、私に正直でいたいと思えるようになった。あの日――8月の私を思い出す。まだなにも知らず、ただ怖さ…
はじめて降りる駅だった。1泊2日の予定で荷物は小さくした。ホームから階段を下り、人どおりが少ないほうの出口へ向かう。
9月中旬の土曜日。午後の日差しは、まだ夏の名残があるけど、秋の気配もあった。
待ち合わせは改札の前。ひろくんが待っていて、手を振ってくれた。
「ようこそ。」
ラフな格好で、足元もクロッグだった。
「あとは、ウチでゆっくりしようよ。夕食も、なにか買って帰って、ゆっくりと。」
日なたに立つと汗ばむくらい。でも、日陰に入れば、さらっとした風が肌をなでて、薄手のカーディガンがちょうどよかった。
駅前のロータリーには自転車がずらりと並び、古い街の落ち着きがあった。
「夕食はなんにしようか。なにか食べたいものはある?」
「お鍋を作るのはどうかな。暑いかな。」
「いいね。鍋は仲良くなれるよね。エアコンあるし、涼しくして食べるものもいいかも」
「鶏の水炊きかな、いろいろ楽だし。お鍋はあるかな。」
近くのスーパーでお肉の値段を眺めながら、なんとなく落ち着かなかった。ひろくんの生活に、踏み込んでる気がした。
──鶏肉、白菜、長ネギ、玉子、お豆腐、最後に入れる白飯
水炊きのダシって出来てるのがあるはず。あとはポン酢かな。
他の売り場をのぞいていた、ひろくんから声がかかる。
「デザートは、カップアイス。味はどんなのがいいかな?オレはチョコミント」
「普通のバニラ」
「あとはビールでいいかな。」
「氷と麦茶もいいかな」
ぽつぽつ聞いてみる。
「食器はあるよね。ご飯は炊ける?」
パックのご飯も買っておけば、安全かな。
あとは、キッチンを見てからにしよう。何か足りないものに気づいたら、買いに行ってもらえばいいし。
コンロや食器や鍋がちゃんとあるかどうかは、まぁ、なくても、てきとうに。
「ひろくんは、他に食べたいものある?」
「任せた。」
彼の部屋は、駅から10分ほど歩いた11階にあった。
白いタイル張りのマンション。エントランスでテンキーを打つと扉が開いた。
エレベーターを降りた先、風が抜ける廊下の向こうに暮らしの気配が静かに揺れていた。
部屋のドアを開けると、冷たい空気がふっと動いた。
靴を脱いで上がると、そこに色はなかった。
グレーのカーペット。ベッドと枕もとのテーブル。ローテーブルとノートパソコン。
必要なものだけしかない感じで、モノクロのカレンダーは二ヶ月前で止まっていた。
「落ち着くでしょ?」って聞かれて、「うん」って答えたけど、落ち着いてるのは、ひろくんの暮らしで、私はそわそわしていた。
冷蔵庫を開けたら、缶ビールが1本と、食べかけのポテトサラダのパックだけ。買ってきた鶏肉と玉子、麦茶と缶ビールを入れる。
冷凍庫には使いかけの氷が残っていて、氷とカップアイスを詰め込んだ。
「エプロンないの?」
「たぶん、ない。」
問題ないか。
フライパンは少し焦げてたし、炊飯器の内釜もくもってた。
食器と鍋も確認した。あとは、必要なものが足りなかったら、ひろくんに買いに行ってもらえばいい。
ひろくんの暮らしの中に、自分が参加する感覚。それは、私にとっては、ちゃんとした感覚だった。
キッチンが狭くて、ひろくんに肩がぶつかった。
包丁を動かしてる私の腰のあたりに、ひろくんの手がのびて、なぞられた。
「ちょっと、危ないってば。包丁つかってるんだから。」
「ごめん」と言いながら、まったく反省してなさそうに笑う。
でも、その顔を見たら、怒る気はしなかった。
何とか、それらしく出来た鍋は、あたたかくて、ふたりで食べるのにちょうどよかった。
ふつうの野菜や鶏肉が、少しだけ特別に感じられて、言葉は少なかったけれど、空気はやわらかかった。
食後、明日の朝の雑炊の準備と洗い物をすませると、カーテンを閉めた部屋の中は、しんと静かになった。
流れていたのは、ピアノとドラムとベースのゆっくりした音。ジャズなのかな。
ひろくんはベッドの上に座っていた。
隣に腰を下ろし、肩にもたれると、彼の手が腰にまわってくる。
背中から脇の下へ、Tシャツの裾から指先が入ってきて、お腹とおへそが、ひやりと空気に触れた。
「……シャワー、浴びてくるね」
そう言って立ち上がると、彼は微笑んで、うなずいた。
洗面所にはタオルが2枚とバスタオルが1枚。どう使うか、ちょっと迷った。
バスタオルを巻いて、シャワーから戻ると、部屋の空気が少し冷たくなっていた。カーテン越しに、街の光がうっすら透けている。
入れ替わりに浴室に入った彼のシャワーの音が聞こえてきた。
パンツ1つの姿で浴室からでてきた彼と、ベッドの上にふたりで並んだ。
ひろくんは、ベッド脇のティッシュの位置を確かめてから、コンドームの箱をふたりの手元に置いた。
「……コンドーム?」
「うん。買っておいた。ちゃんと話そう。みーちゃんが、どう思ってるのか知りたい。」
「……うん。ありがとう。考えてくれてたんだね。」
「これまで4回、ナマで挿れて、直前で外に出してた。……リスクはあったと思う。」
「うん。わかってた。ちゃんと気をつかってくれてたと思った。」
「迷ったけど、結局……甘えてた。ごめん」
「謝ることでもないと思うよ。大丈夫。私も受け入れてた。嬉しかった。」
少しだけの沈黙。
「これからどうするかは、ちゃんと決めた方がいいと思ったんだ。」
「……ねぇ、ひろくん」
「ん?」
「コンドームって……うまく受け止められるか自信ない。そのままで入ってきてくれたことが、すごく嬉しかったの。ひろくんを受け止めてる気がして。」
ひろくんは黙って聞いてくれている。
「それでね、思ったの、できちゃったら、それでもいいかもって。……それって、変かな。」
「……ちっとも変じゃないと思うよ」
「ひろくんの気持ちを聞いておきたくて。できちゃったら、どうする?」
「一緒に育てよう。逃げたりはしない。みーちゃんとなら、ちゃんと向き合えると思う。」
迷いなく、しっかりと答えた彼の目を見て、深く息を吸った。本気で考えてくれてたんだ。
「ひろくんに、まかせていいかな。私は、ひろくんを受け止めたい。ひろくんが中に出すなら、受け止める。」
口にした瞬間、まちがっていないよって、身体の奥が教えてくれた気がした。
ひろくんが中で出すのは、私が初めてなのかな。
「私の中で出すライセンスをあげる。」
小さな声で、思いついたことを言ってみた。
「お誕生日のプレゼント」
彼が、両腕で抱きしめてくれた。
なにかを、真剣に考えているようだ。
やがて、決意した眼差しで口を開いた。
「みーちゃん。結婚しよう。結婚してください。できるだけ早く」
私は、少し間を置いて、
「はい」
と、小さく返事をした。また、腕で抱きしめられた。
抱きしめられて、抱きしめ返した。
気持ちがいっぱいになってしまった。ちょっと休憩。
自分の鼓動がはやくなっているのが、わかった。
もう、ちょっと休憩。
プロポーズされた。はい。って答えたよね。
そうだよね。ひろくんのお嫁さんになるって、今、決まったよね。
もう、ちょっと、なにも考えられなくて。いっぱいになって熱くなった。
ひろくんのお嫁さん。
もっと、いっぱいになって涙があふれ出てきた。
彼の胸に額を押し付けた。優しく抱きしめて頭を撫でてくれた。
しばらく抱きしめてもらった。
部屋の静けさが、さっきの言葉を包み込んでくれるようだった。
耳元でささやかれた。
「今日は、安全な日かな。」
私は、うなずいた。
「誕生日とプロポーズ記念で、中で出してもいいかな。」
うなずいた。
「ありがとう。なるべく早く籍を入れようね。」
そして彼は、私の胸に手を伸ばしてきた。
私も、手で確かめると、彼は固く大きくなっていた。
次の声が出せるまでに、ちょっと時間がかかった。
「……やってみたいことがあるの。」
ひろくんが何も言わずに私を見る。
8月のクラス会の3日間。そのあと、ずっと考えていた。
10年前のふたりでは、できなかったこと。
まだ、つながっていなかったから、できなかったことを考えていた。
ネットでも探した。
何をしてみたいか考えて、どんなふうにしたいかを考えて、ひとりで濡れてた。
彼をみつめながら、ゆっくりと、私は上に跨った。
一番してみたかったのが、この形「騎乗位」。
こうして見下ろすのは、なんどか見た光景でもある。
高3の夏からの2年間で、ふたりで、いろいろしたもの。上になったり、顔に跨ったりもした。
今夜は、つながって、したいことをする。
彼に跨って、胸の上に手を置くと目があった。
私の入り口と彼の先端を手で確かめて、あてがった。
「大丈夫かな」
自分の重さと力で入れていく。もう、たくさん濡れていたので、スムーズに入っていった。
いったん、一番下まで腰を下ろして、彼が全部入ったことを手で確かめた。
「ぜんぶ、入ったかな」
そこから、私は、脚と腰に力を入れて身体をあげた。
ここかなと思ったあたりまで、ゆっくりと。
また、手で確かめた。ここが一番上。そして、腰を沈めていく。
1回目の上下ができた。
ひろくんが、そっと言った。
「脚を、もっと、開いたほうが楽かも。……そう、たぶん、それでいいよ」
2回目の上下をする。たしかに楽になってスムーズになったようだ。
ゆっくり揺れるたびに、彼の手が太ももにそっと触れる。
あとは、深さも、速さも、自分の感覚で動かしていく。
「いいよ、ゆっくりでいいよ」
声は、小さくて優しかった。
いいって聞いたら、胸の奥が少し熱くなって、動きが自然と深くなる。
恥ずかしさと、気持ちよさの境目が、どこかで、ひとつに溶けていく。
ひろくんの声が、耳元で柔らかく響く。
「それで、いいよ。オレも気持ちいい。」
その言葉に、私の動きが少しずつ大胆になる。胸の奥の熱が、体の芯まで広がっていく。
ひろくんの手は私の腰をそっと支え、やさしく撫でる。
息が少しずつ乱れて、でもどこか安心感がある。
私のリズムに合わせて、彼の腰が少し動く。
無理なく、急がず、二人のペースで。
「みーちゃん、気持ちいい?」
ひろくんが小さく尋ねる。
声は控えめだけど、ちゃんと私のことを気にかけてるのがわかる。
「うん……あっ」
もう、答える余裕もなくなってきて、呻きになって、どこか遠くから聞こえるみたい。
ふたりの体の動きが、自然とひとつになる。
「…あっ…うっ」
深く、ゆっくり、でも確実に近づいていく感覚。
「あん」
ときおり、ちょっと声がでてしまう。
ひろくんの呼吸が少し速くなって、私の手を握る力が強くなる。
「みーちゃん…そろそろ…」
声に少しだけ切なさが混じる。
私は小さく頷く。一生懸命、上下し、前後した。
「あん、あん、うん、うっ」
彼の腰も、それにあわせて、私を迎える様に上下した。
ひろくんの体が一瞬硬直して、温かい吐息が私の首に触れる。
射精の瞬間、ひろくんの手が私の背中に回り、ぎゅっと抱きしめてくれる。
私は彼の胸に倒れ込むように身を預ける。
中でしてもらうのは、想像をこえて、良かった。
暖かさが、私の中で広がったのがわかった。
とても、よかった。
私の背中にも震えがおこった。
私の中のなにかが、ひろくんのほとばしりに反応しているようだ。
どくどくと耳に響く。私の心臓がリズムをとって体中が鳴ってる気がした。
しばらく、二人とも動かずにいた。
枕元の灯りが、静かに揺れてる。ひろくんが私の髪をそっと撫でて、
「大好きだよ、みーちゃん」
「うん」
短く答えるのが精いっぱいだった。
10月の土曜日。オレの童貞喪失から8日目午後2時。大学近くの加奈子の住まい。そばにある並木道に車を停めた。枝の合間からこぼれる秋の陽光が、静かに落ち葉を照らしている。車の上にも、落ち葉が舞い降りてきた。「着いたよ」とスマホで打って送った。「いま出ます」と加奈子からの返信があった。…
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