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【殿堂入り】兄嫁を借金のカタに預かることになりました。・・・俺にどうしろと!?(1/3ページ目)

投稿:2025-06-06 14:00:38

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本文(1/3ページ目)

名無し◆NjEoGDk(三重県/50代)

俺の名前は星川裕也。30歳、彼女なしの独身男だ。

一応真面目に働いているので生活には困っていない。むしろ早くに両親を亡くしており、その遺産で金銭的にはかなり余裕がある。

俺には3歳年上の兄がいる。兄は昔から容姿端麗、成績優秀、明るく社交的…というハイスペックで、両親…特に親父から期待されていた。

すべてにおいて家では兄貴が優遇され、俺は完全にアウトオブ眼中だった。一応、母は気にかけてくれてはいたが。

ただ俺は俺で自分の好き勝手できて、都合は良かった。兄貴に思うところがないわけじゃなかったが、それも憎むとかそんなレベルには程遠く、ほどほどの距離間で兄弟をしていた。

大きく変わったのは両親が亡くなったあと…7年ほど前のことだ。

両親は相手責の交通事故死だった。あまりの突然の事態にかなり狼狽えたが、しかし、やらなければならないことは山ほどあった。

兄貴はなぜか事故を起こした相手との交渉に力を注ぎ、それ以外の対応はすべて俺がすることになった。

慣れない対応に苦戦したが、何とか大きな問題を起こさずに乗り切った。

しかし、そのすべての対応は兄貴がやったことになっており、細かいミスは俺が起こしたことになっていた。

たぶん兄貴が親戚連中に都合の良いように話したのだろう。嘘はつかずにナチュラルにミスリードさせたんだと思う。

昔からそうだから今更だ。元々の評判自体が親父のせいで俺は低いから誰も俺の言うことなど信用しない。俺はただ…またかと思うだけだった。

しかし…遺産分けで兄貴は暴挙に出た。預貯金の分配は兄貴が実家を継ぐということで兄貴7俺3の比率。不動産はすべて兄貴が相続すると言い出した。

確かに不動産を分割するのは難しい。兄貴が受け継ぐならそれも良いだろう。100歩譲って家や墓をこれからも守っていくなら、俺が引いてやっても良かった。

しかし、兄貴はあの家には住む気はないのは分かりきっていた。自分でそう言ってたからな。

俺は反対したが、結局、兄貴が家に住むという発言を信じた親戚連中に説得され、俺は譲渡するしかなかった。

別に俺の金で建てた家ではない。開き直って兄貴の好きなようにさせた。その結果、俺の実家はなくなった。名義変更後、速攻で兄貴が売り払ったからだ。まだ、一周忌もすんでいないのにだ。

さらに親父達の相手側からの賠償金はすべて兄貴が受け取ることになっていた。

なるほど、兄貴が率先して動いたのはその為だったのか…俺は呆れて兄貴から距離をとることにした。

それから2年ほどして、兄貴からお金を貸して欲しいと連絡があった。どうやら会社を興す費用が足りないらしい。

提示された金額は3000万円。俺の遺産額のほぼ全額だ。むしりとる気満々だな。

5年後までに全額返済。3年間は無利子。2年間は利息0.1%。もし5年過ぎても返済できなければ利息0.3%の借用…さも俺の為と言わんばかりの口ぶりだ。

あれだけ遺産をとりながらビックリの要求だ。住宅ローンよりはるかに低金利で俺の遺産取り分全額とは馬鹿にしすぎ。

「金額は2000万。2年目から利息1%。5年後までに全額返金出来なければ利息8%。利息は毎月払い。」

「お前、それはとり過ぎじゃないか?兄弟だろ?それに遺産残ってるんじゃねーの?3000万ならいけるだろ?(笑)」

「嫌なら別にいい。他をあたってくれ。」

「ちっ…仕方ねーなー。それで借りてやるよ」

借りる方が偉そうってなんなんだろう。

俺は踏み倒されないように正式な公式文書を作った。正直、兄貴のことは、全く信用していない。

結局、兄貴はぶつぶつ文句をいいながら押印していた。

・・・

あれから5年…兄貴から一切の返済はなかった。利息すらも・・・。予想はしてたけど。

兄貴の事業が上手くいっていないのなら多少の融通も考えるが、事業自体は順調のようで従業員も増えているそうだ。

一昨年には結婚もしていて新居も建てているらしい。

ちなみにこれらの情報は親戚から得たものだ。自宅を売り飛ばしのも俺のせいにされかけたが、さすがに無理があり、何人かの親戚が兄貴のヤバさに気づいたようだ。

兄貴は俺に金を借りてから一度も俺と会おうとしないし、もちろん結婚式にも呼ばれていない。

どうも俺は体調を崩していたことになっていたらしい。なにそれ?めっちゃ元気に働いてるんだけど。

そして、先月、借金の返済期限が過ぎた。

予定通りに法的に有効な書類を送りつけた。そしたら兄貴から電話があり、会うことになった。

さてさて何を言ってくるやら・・・。

指定されたホテルのラウンジに行くと兄貴の他に女性が1人いた。やけに綺麗な人だが…もしかして嫁さんか?

それになんでそんなに大荷物?旅行か?

席につくと世間話もなしで本題を切り出してきた。一応、5年ぶりなんだけど。

「会社の運営が厳しくて・・・」

「調べたよ。会社、だいぶ調子いいみたいだね。」

兄貴は一瞬、顔を歪めたが、すぐに真顔に戻り、いろいろと言い訳をし始めた。

俺はさらりと聞き流し…

「で、来月からきちんと振り込んでくれるんだよね。」

「お前、俺の話きいてたか?(怒)」

「俺は約束を守ってくれたらそれでいいよ。」

「ちっ…」

ん?なんか兄貴がニヤけてる?

「提案がある・・・借金のカタといってはなんだが、利息の代わりに俺の嫁…瑞希を貸し出すっていうのはどうだ?」

「・・・は?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【瑞希視点】

私は3年ほど前に夫と知り合いになり、昨年、結婚した。

夫はイケメンでベンチャー企業の共同経営者。明るくて、会話も楽しい。知り合ってからすぐに好きになり…結婚を考えるようになるまで時間はかからなかった。

彼のご両親はすでに他界しており、家族と呼べるの弟1人らしいのだが、この弟は体調が悪いらしく、結婚式にも呼ばなかった。

私は挨拶ぐらいはしておきたかったのだが、結局は会わせてもらえなかった。

彼は弟のことを引き篭もりで体調が良くないと言っていたのでその時は納得したが、後になって具体的な話は何も言っていなかったことに気づいた。

結婚してしばらくした頃、私の両親達と食事をしている時、彼は家を建てると言い出した。すでに設計をお願いしていると…

両親は喜び、彼を褒めた。ただ…私は全く聞いていない話だった。帰宅後、彼に聞くと彼は笑いながらサプライズだと言った。

家をサプライズで建てる?そんな簡単なことだろうか?私の感覚がおかしい?

一緒に生活するにつれ、いろいろ小さな違和感を感じるようになった。

暴力をはたらくわけじゃないし、極端なモラハラをするわけでもない。たぶんだが、浮気とかもしていない…はず。

多少、お金遣いが荒いとは思うが、きちんと生活費は入れてくれるし、問題はない。

夜の生活もそれなりに上手くいっていると思う。子供は相談してまだ作ってはいないがそれで揉めるようなこともない。

でも何か違和感がある。それが何かは分からないが・・・。

母は夫婦と言っても元は他人なんだから多少は仕方ないと言う。その内慣れるとも・・・。

ただ、家族の顔合わせのあと…姉が凄く言いづらそうに・・姉の旦那さんが彼の言葉は…信用出来ないと言っていたと。

姉の旦那さんは私が知る限りとても良い人だ。その人が根拠もなく悪口を言うのはあまり考えにくい。

その時は聞き流したけど・・・一度、お義兄さんに聞いてみた方が良いかも知れない。

そんなある日…

「瑞希…ちょっといい〜?」

「うん。何?」

「明日なんだけど…弟に会うことになった。一緒に来てくれない?」

「えっ?・・い、いいけど…」

なんだろう?今まであんなに紹介するのを嫌がってたのに?

「ああ、そうそう…行く時、一応、何日か分の着替えを持って行って。向こうに泊まるかも知れないから。」

「えっ?泊まるの?き、急だね・・わ、分かった。あなたの分も・・・」

「俺の分は要らない。瑞希の分だけでいいよ」

「なんで?」

「なんでって(笑)泊まるのは瑞希だけだからね」

「・・・えっ?」

「俺さ、弟に借金あるんだよ。あいつ、セコくてな。返せ、返せってうるさいんだよ。こっちはできたら返すって言ってんのに、利息だけでも払えって。」

借金?初めて聞いた。

「えっ…と…だからなんで泊まることになるの?」

「利息なんか払いたくないじゃん?だから瑞希に手伝ってもらおうかなって」

何を手伝えと言うのだろう?お店でもやっているのかな?

「何を手伝えばいいの?私に出来ることなら・・・それより、借金って…」

「ありがとう。瑞希なら簡単な仕事だよ。いわゆる家事手伝いだな。」

家事手伝い?

「あいつ独り暮らしだから飯とかまともに食ってないと思うんだ。だから瑞希が住み込みで家政婦もどきをしてあげたら利息とかチャラにしてくれるかな…って。」

つまり・・独り暮らしの独身男性の部屋に家政婦として泊まれってこと??

「無、無理だよ!…ぎ、義理の弟だからって独身男性の部屋に泊まるなんて!!」

じょ、冗談だよね!?

「大丈夫だって(笑)あいつに瑞希を襲う甲斐性なんてないって(笑)なんなら童貞で女性とのやり方をしらないかも(爆笑)」

本気!?本気で言ってる!?普通に襲うなんて言ってるけど、そもそも会ったこともない男性と2人きりで何日も泊まるなんてあり得ない!!

「まさか本気なの!?無理に決まってる!会ったこともない人だよ!?それに…弟さんを悪く言うつもりはないけど、強引に迫られないなんて…言い切れないじゃない!!」

「まぁまぁ…でもさ、あいつ利息だけで月10万以上とるんだよ。俺の足元見て異常に高い利息にしやがって!」

利息だけで月10万以上…確かに高い。でもだからと言って承服できるはずもない。

「ずっとってわけじゃないよ。しばらくだよ。しばらく。」

「しばらくって…」

「そーだな。毎月の半分ぐらい家政婦もどきをやる感じ。それで利息をチャラにしてもらう。もちろん、最初に交渉はする。返済を待ってもらえるならこの話はなしだ。」

「そ、それが何時まで続くの?」

「借金がなくなるか…あいつが諦めるまでだな(笑)」

諦めるって…あり得るの?金額が少ないのかな?でも利息が多いから…

「確かにあいつに襲われる可能性がないわけじゃない。その時は…そーだなー…手で抜いてやれば満足するだろ(笑)最悪は口までなら…俺も我慢する」

この人は何を言っているのだろう。

「それでもダメなら…軽く相手をしてやって・・あとで慰謝料でも請求するか(笑)」

「あなたは・・それでいいの!?」

「そりゃ嫌に決まってんじゃん。瑞希がいないと家のことは自分でしないといけないし…あんなゲスな弟の相手を愛する瑞希にさせるのは心苦しいよ(笑)」

笑顔で言われても…全く説得力がない。

「利息…高いけど払えないかな?」

「無理だって(笑)10万以上だよ?もったいない!・・頼むよ、瑞希。お願い。・・もちろん、そうならないように説得するよ?あくまでもしもの時の話。」

「向こうが…嫌だって言ったら?」

「それはない(笑)…あいつ馬鹿だし、喜んでOKするよ(笑)」

あなたが言うところの馬鹿に…私…差し出されるだけど…

「頼むよ!なんなら…1回…1回だけでいいから!来月には目処を立てるから」

その後も拒否を続けたが、最終的に強引に了承させられた。

「それと…あいつ嘘つきだからあいつの言うことは信じない方がいいからね」

そんなに人に私は預けられるのか…。

出来れば…弟さんが借金の返済を待ってくれるか、もしくは夫の提案を拒否してくれるのを期待しよう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【裕也視点】

「だから利息を棒引きにしてくれたら瑞希を貸してやると言っているんだ」

「・・・意味わからん。何の話だ?」

「はぁ〜。だ・か・ら!利息のカタに瑞希を家政婦代わりに貸してやるっていってんだよ。月の半分でどうだ?」

「・・・つまり…瑞希さんが月の半分、俺の家に来て家事をしてくれる。その代わり、利息をなしにしろ…って言うことか?」

「そうだ。1回で聞き取れ。使えねーな。…ただ通いじゃねえ。お前の家に瑞希が泊まる。良かったな。お前ごときが美人と暮らせるんだぞ。喜べ(笑)」

自分の嫁を独身男の家に泊める?何日も?

俺は瑞希さんに聞いてみた。

「こいつ…正気?」

「・・・」

「はあ!?誰に言ってんだ。誰に。・・瑞希は納得済みなんだよ。な、瑞希。」

「・・・はい」

いやいや、どー見ても納得してねーだろ!?

「だが!手は出すなよ。手をだしたら慰謝料請求するからな!」

こいつ、本気で言っている?

「まあ、女と縁のないお前のことだ。生の女が近くにいたら我慢出来ないだろ?…だから手でしごくぐらいなら瑞希にやってもらってもいいぞ。」

瑞希さんが目を見開いている。そりゃ驚くだろ。

「アホか。・・瑞希さんが嫌に決まってんだろ。何言ってんだか…」

「瑞希は納得済みといったろーが。こんな美人と住めるなんて感謝しろよ!…分かったか?その条件でいいな!」

「いいわけあるか…却下だ。」

確かに家政婦は少しだけ有難いとは思うが、泊まりとかあり得ない。俺も気を使うし、瑞希さんも気を使う。夜も一緒とか…気の休まる暇がねーっての。

そもそも嫁さんを貸すとか…こいつ、真正の馬鹿か寝取られ属性のキチガイだ。

「うるせー!!俺は利息なんか払わねー!瑞希を好きに使えよ!なんなら瑞希の口までなら使うの許してやらー!」

く、口って…マジでこいつ狂ってないか?

「もう決まりだ!食事とかちゃんとしたものだせよ。じゃあな、瑞希。」

「あ、こら!待て!帰るな!」

兄貴は俺が止める間もなく出て行った。

「・・・」

「・・・」

「はぁ〜〜。・・瑞希さん、帰ってもらっていいですか?」

「でも・・私が帰っても…そ、その借金の利息は払わないと思います。」

「それならそれで…法律に沿って差し押さえしますから。」

「そ、それは・・・困ります。」

それはそうだ。瑞希さんが兄貴に払うよう説得してくれたらいいが・・無理だろうな。俺に貸し出されるのを了承させられたぐらいだし。

「あ、あの…借金ってどれぐらいなんでしょうか?」

「聞いてないんですか?…マジで?…はぁ〜〜〜」

「・・すみません。」

「いや、瑞希さんは悪くない。…あいつが元凶だから。・・ちなみに借金は2000万。」

「2000万!…そんなに・・・それに高利息…」

「高利息?利息は今まで1%だったんですけど…それほど高くはないと思いますよ。」

「えっ?…夫は…利息は20%超えだって…」

「それは、法律違反です。あいつが5年以内に絶対に全額返すからどうしても貸してくれって…だから5年を超えたら8%にする約束だったんですよ。あっ、8%ですからね。ちゃんと法定内です。」

「・・・」

「あいつに俺は嘘つきだから信じるなー…とでも言われてます?」

「!」

「まあ、信じなくてもいいですよ。…一応、これ借用書。ちなみに返済はおろか、一度も利息すら払ってもらえてないです。」

「・・・そんな…」

「ベンツ乗り回すぐらいなら利息ぐらい払って欲しいものです。」

「す、すみません!」

なぜ、ベンツって分かったかって?これ見よがしに車のキーをテーブルに置いてたからな。誰でも知ってるエンブレムだ。

「はぁ〜〜どうしよ?…帰れないんですよね。」

「・・・すみません。」

さっきからあの馬鹿のせいで瑞希さんは謝ってばかりだ。可哀想に・・・

「・・仕方ない。一旦家に来ますか?」

「・・・は、はい。お願いします。」

これで今月は利息を取り損ねたな。仕方ない。来月、仕返しするか…。

ん?あれ?もしかして俺が瑞希さんの生活費をみる感じ?

「あの…一応、聞きますけど…あなたの生活費はどうするつもりですか?」

「・・・夫が・・出してもらようにと…」

「・・・ですよねー。あいつならそう言いますよねー。」

やられた。あいつなら十分に考えられる話だ。

「・・・ほんとに…すみません。」

「・・・いいです。…でも謝るのは、これで最後にして下さいね」

「えっ…」

「悪いのは兄貴ですから。瑞希さんは悪くないですって。…ただ、私もそれほど裕福というわけじゃないですから、瑞希さんにも働いてもらいますね。」

「!!・・・はい。覚悟してます。・・あまり経験ないので…上手くないかもしれませんが…頑張ります…」

「えっ…勘違いしてない!?…あ、あれ…じゃないですよ(照)ふ、普通の家事のことです。普通の!あいつの戯言は無視していいですから(照)」

「あ、ああ…そうなんですね。わ、私…てっきり・・・(照)」

まあ…瑞希さんはかなりの美人だし、スタイルも良い。バストラインが凄くきれいで・・正直、かなりタイプだ。

くそ、女性の好みはあいつと同じかよ。あれ?もしかして、ベビの生殺しってやつ?

はぁーー。マジ勘弁してくれ。いっそ…口はともかく、手でしてもらうか?

・・・アホか、女性…しかも兄嫁に嫌嫌させるほどのクズじゃない。はぁー。憂鬱だ。

俺は諦めて停めてあった車に瑞希さんを連れていく。

「今更ですけど…改めて…弟の裕也です。」

「…瑞希です。…あ、あの…私の方が年下ですから…敬語じゃなく普通に話してもらえれば…」

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