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体験談(約 19 分で読了)

美乳JCさっちゃんの思い出〜その5〜花火大会デートとお姫様抱っこの事(1/3ページ目)

投稿:2026-05-30 06:54:00

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本文(1/3ページ目)

なたまめ◆ZZVRhw(50代)
最初の話

俺の中学生時代の思い出を書く。まず、俺は先日50歳になったおっさんだ。実年齢に合わないキモい表現が多々あるかも知れないが、まぁ青春の再現てことで了承してほしい。暇な時の時間つぶしにでも読んでくれれば幸いだ。あれは中学3年の夏休みのこと。時代は昭和から平成に変わる頃だったかな。世の中にはま…

前回の話

嬉し恥ずかしの騎乗位初体験を果たした翌日。曜日でいうと今日は金曜だ。塾の講習が終わり、俺たちはバス停に向かって歩いていた。今日のさっちゃんの服装は、白の袖なしブラウスに裾が長めの黒系キュロットパンツ、青系スニーカーだった。あといつもの白いヘアバンド。その道中で、さっちゃんが話…

さっちゃんのご家族への挨拶を終えた次の日、日曜日の17時。

俺はさっちゃんと花火大会に行くため、再度三島家を訪れた。

呼び鈴を押してしばらく待つと、

「いらっしゃい、俺山くん!」

さっちゃんは今日も笑顔いっぱいに出迎えてくれた。……浴衣姿で。

華やかな赤地に白菊が描かれた浴衣に加え、素足に草履、アップでまとめた髪にかんざしという王道の夏祭り衣装。

さらに金魚の刺繍がされた水色の巾着がアクセントとなり、めちゃくちゃ可愛かった。

俺が言葉を失っていることに気づいたさっちゃんは、

「……えへへ、せっかくの花火大会だから気分出しちゃった……どうかな?」

と玄関先でくるりと一回転してみせた。

な、なんという可憐さ……!!

「似合う!とっても良く似合ってるよ!すっごく綺麗!まさに妖精!夏の妖精だよ!!」

俺が素直な感想を述べると、

「……ぅ…………あ、あり……がと……」

さっちゃんは一瞬固まった後、顔を赤くして俯いた。可愛い。

「あらあら、隆志くんの反応が予想以上だったから恥ずかしくなっちゃったのね……フフッ」

奥からサーシャさんが現れた。今日はグレーのスウェットの上下で、ラフな格好だった。

「ちょっ、お母さん!言わなくていいからぁ~!」

さっちゃんがあたふた照れている……可愛い……!

「フフッ……こんばんは、隆志くん。沙耶子をよろしくね」

「サーシャさん、こんばんは。はい、精一杯エスコートします!」

俺の近くに来たさっちゃんが、Tシャツの袖をつまんで言った。

「俺山くん、バスが来るまでちょっと時間があるけど、もう出発する?」

「あぁ、ゆっくりめに歩けばちょうどいいかな。それじゃサーシャさん、行ってきますね」

「いってきまーす!」

「フフ……なんだか眩しいわね。いってらっしゃい」

花火大会の会場は、バスで40分ほど行ったところにある海浜公園だ。

バスに乗り、2人掛けのシートにさっちゃんと並んで揺られながら、俺はあることを考えていた。

……同級生に会ったらどうしようか……?

さっちゃんに比べると、どう考えても俺ははるか格下の存在だ。

特に今日は、美しい浴衣のさっちゃんに対し、俺は普通の白Tシャツにジーパン。

そんな俺がさっちゃんと一緒に居るのを見た時、同級生たちはどんな反応をするだろうか。

冷やかす?

馬鹿にする?

もし馬鹿にされたとしたら、さっちゃんはきっと怒ってくれるだろう。

嬉しいけど、それはさっちゃんとその人の関係性を俺が壊してしまう、ということだ。

塾の行き帰りや、一昨日のデパートでも同級生と遭遇する可能性はあったけど、花火大会での遭遇率は桁違いに高い。まず確実に誰かには会うだろう。

できれば誰にも会わずに済ませたいけど、人目を避けて行動するのは無理だし、第一それではさっちゃんが祭りを楽しめない。

うーーーーーーーーむ、どうしたら……

「俺山くん?何か考えごと?」

さっちゃんが至近距離で俺の顔を見上げていた。

大きくて綺麗な瞳。

……そうだよなぁ、こんな美少女が俺と付き合ってくれてること自体がありえない奇跡なんだよなぁ。

「……ん……いや、同級生と出会ったらどうしようかと思ってね」

「え?普通に[付き合ってる]って言えばいいんじゃない?」

「……うーん、それはそうなんだけどね」

「何か気になることがあるの?」

「さっちゃんと俺じゃ月とスッポンだからさ、何か言われてさっちゃんが傷ついたら嫌だな、と思ってた」

「むっ」

さっちゃんが不機嫌そうな顔になった。

「……ん、さっちゃん?」

「私は俺山くんのこと尊敬してるのに、私の気持ちは無視されちゃうんだ?」

「うっ」

「今の私があるのは俺山くんのおかげだよ。月とスッポンなら俺山くんの方が月だと私は思ってるよ」

「うぅっ……」

「私たちの間に遠慮とか恐縮とか、壁は無くなったんでしょ?」

「うむぅ……そうだね、そう言ったのは俺だったよね」

「そうだよ。もしまたそんな悲しいこと言ったら私、泣いちゃうからね?」

「……うん、わかった。もう言わないよ」

「ふふっ、よろしい!」

さっちゃんが笑顔で親指を立てた。……あぁ、本当に可愛い。

まぁ、余計な心配しても無駄だな。同級生に会ったら会ったでその時考えよう。

…………

「着いたー!……わぁ、すごい賑わいだね、俺山くん!」

会場は、すでに多くの見物客で賑わっていた。

この海浜公園はランニング用に遊歩道が整備されており、そこにテキ屋が各種屋台を出しているという寸法だ。

比較的規模の大きい花火大会なので屋台の数も多い。わたあめ、りんごあめ、たこやき、やきそば、フランクフルト、大阪焼、広島焼、射的、ヨーヨー釣り、金魚すくい、かたぬき……遊歩道の先の先まで屋台が並んでいた。

「あぁ、お互いはぐれないようにしないとね。はい」

俺が手を出すと、さっちゃんは恋人つなぎで握り返し、微笑んだ。

「こうすれば安心だね……ふふっ」

さっちゃんは嬉しそうにしている。もちろん、俺もスキップしたいくらい高揚している。

「花火が上がるのは20時からだったよね。それまで屋台を回ろうか」

「うん!まずは何かおなかに入れようよ。私、たこやき食べたい!」

「いいね、行こう」

できたてのたこやき(8個入り)と缶入り烏龍茶を購入。

ベンチに腰を下ろし、4個づつ分け合うことにした。

外はカリっと、中は灼熱のアツアツ生地がトロっと、タコは大粒のが入っていて美味しい。

「俺山くん、はい!あーん」

笑顔のさっちゃんが竹串に刺したたこやきを差し出してくる。

「ちょっと待った、これ、一個がでかいから口に入りきらないよ」

「はい!あーん」

「……さっちゃん?」

「はい!あーん」

さっちゃんはにっこにこの笑顔でたこやきを差し出している。

これは……灼熱のたこやきを一口で食わせる気だな……さすがサーシャさんの娘、Sっ気も旺盛のようだ。

……ならば全力で応えるのが漢の心意気。俺は覚悟を決めた。

「あーん……むぐ……あふっ!あふっ!やっはりあふっ!あふひっ!」

「あははははははは!!」

「んぐぐ……はふ!……むぐ……ごくん!……ぶはぁ!はぁ!」

「はい、冷たいお茶をどうぞ」

「んっ……んっ……ぷはぁ……あ~~~、熱かった……」

「あー、楽しいっ!ほんと、俺山くんていい反応してくれるよね♪」

「さっちゃんて、時々すっごくドSになるよね……」

「あはは、自分でも酷いことしてるなぁって思うんだけど、俺山くんが全部受け止めてくれるからついつい甘えちゃうんだよね……ごめんね♡」

さっちゃんが少し頭を傾けて笑う。くそぅ、可愛いな。

俺も竹串に1個刺してさっちゃんに差し出した。

「はい、あーん」

「私、もうおなか一杯」

「あーん」

「俺山くん、たべて?」

「あーん」

「……あぁー!たこやきが勝手にー!」

さっちゃんは俺の手首を掴むと、たこやきを180度反転させ俺の口に突っ込んだ。

「むぐっ!あふっ!あふひっ!あっふぅぅ!」

「あーっははははははははは!!」

さっちゃんはおなかを押さえ足をバタバタさせて笑っている。

……傍目にはくっだらない茶番だろうけど、さっちゃんは心から楽しめているようだ。

さっちゃんが喜んでくれると俺も嬉しい。口の中は火傷したけど、この笑顔の代償なら、まぁ、いいか。

…………

その後、俺たちはいくつか屋台をまわって遊んだ。

その中にあった、ガラス細工の店にて。

「俺山くん、見て!運試しだって」

「あぁ、くじ引きで出た番号の商品がもらえるんだね」

「一等は……すごっ!イルカさんだよ!大きい!」

一等は、大人のこぶしより一回り大きいサイズのガラスのイルカだった。

青く透明な着色がされており、台座部分の波しぶきの造形もリアル。縁日の屋台に並んでいるのが不思議なくらいのクオリティだった。客寄せパンダ……いや、客寄せイルカだな。

「……やってみる?」

「うん!」

……結果は俺が4等、さっちゃんが5等。まぁ、人生そんなもんだ。

数種類から選べるとのことだったので、俺は青い小さなイルカにした。さっちゃんは赤く透明に着色されたタコを選んだ。

「これ、あげる」

「え、いいの?」

俺はイルカをさっちゃんに渡した。

「わぁ、かわいい!大きいのは取れなかったけど、この子もすごくかわいいね……!」

「タコも意外と可愛い造形してるね。目がつぶらで表情豊かな感じ」

さっちゃんは、店でもらったプチプチと小箱でイルカとタコを丁寧に保護すると、巾着にしまった。

「俺山くんのイルカさんと私のタコさん、今日の思い出に机に飾るね!」

「あぁ、次お邪魔した時に見せてね」

「うん!」

屋台の照明に輝くさっちゃんの笑顔。……あぁ……可愛い……

と、その直後。

「あれ、俺山じゃね?」

「あ、沙耶子だぁ!」

声に振り向くと、同級生の男女が並んでいた。

男は山下正玄(やました・しょうげん)。小学校からの友人で、実直な性格のナイスガイだ。ちなみに中学デビューしたヤンキーでもある。

女の子は今井美月(いまい・みつき)。山下の彼女で、間延びした話し方をするけど成績は優秀、運動はちょっと苦手という美人さんだ。

たしか、2人はさっちゃんと同じクラスだったはずだ。

「え、お前ら……!?」

「これはぁ……間違いないよぉ……」

……あぁ、ついに来たか。

やはりさっちゃんと俺は月とスッポン。

不釣り合いなことを指摘されるだろう。俺はそれを甘受するけど、さっちゃんの気持ちだけは守らなければ……!

……と、俺が決意を固めていると、

「は~~、やっとか……やっとくっついたか……」

「ずいぶん長かったねぇ……」

二人ともため息をついた。

「え?」

「え?」

予想とまったく違う反応に戸惑う俺。さっちゃんも驚いているようだ。

「沙耶子が俺山くんのこと好きなのは有名だったもんねぇ。早く告白すればいいのにさぁ」

「これでやっと落ち着いたな」

「え?え?え?……私が俺山くんのこと好きって教えたのは、早苗と貴子と有希だけだよ?あの子たち以外に冷やかされたことないよ?」

「黙っててもバレバレだよぉ。沙耶子ったら休み時間になるたび廊下に出て俺山くんを探してるんだもん」

「えぇぇぇぇーーーーーー!?絶対バレないよう目の端だけで探してたのに!?」

「気づかれてないと思ってたのか……俺山を見つけたらチャイムが鳴るまで顔赤くしてガン見だったじゃねぇか」

山下がヤレヤレと頭を振る。

「えぇぇぇ……嘘でしょ……そんな……」

「……ちょっと待った、それって有名だったの?俺本人が知らないって、おかしくない?」

「あぁ、それは皆でお前に知られないよう団結してたからだな」

「えぇぇぇ!?なんで!?」

「俺らみんな三島に告ってフられてるからよ?ムカつくから言わなかったんだよ」

「えぇぇ……」

「お前、他人の機微には敏感なくせに三島の視線には全く気づかねーんだもんよ。そんな野郎にわざわざ教えてまで三島と付き合わせるとか、ムカつく以外の何があるって話だわ」

「え~~~、正玄も沙耶子に告ってたのぉ?アタシは2番目だったってことぉ?」

「今は美月が一番だつってんべ?何度も言わせんなボケ」

「きゃ~~~!」

今井さんが山下に抱きついてすりすりした。

俺たちも人のこと言えないけど、彼らもだいぶ……だな。

「じゃな、俺ら行くわ。お前ら、喧嘩とかすんなよ?」

「さっきのイチャラブ見たでしょ、心配いらないよぉ」

「そうだな、明日集会だべ?皆に教えてやろうぜ」

「うん、そうしよ~~!」

山下と今井さんはキャッキャウフフしながら遠ざかっていった。

後に残された俺とさっちゃんは、しばらく茫然自失していた。

「……まさか……みんな知ってたなんて……」

「……生暖かく見守られてたんだね……まぁ、その、視線に気づいてあげられなくて……ごめん」

「や、ううん、いいの!今は、こうしていられるわけだし!」

「……じゃさ、気を取り直して、屋台巡りを再開しようか?」

「うん……そうだね、そうしよっか!」

さっちゃんが微笑んでくれた。

…………

そして時は過ぎ、そろそろ20時近くなってきた。

その後も何人か同級生と出会ったけど、皆一様に[やっと付き合いだしたか]の反応だった。

そのたびに俺は自分のニブさを痛感し、さっちゃんは秘めた恋心のバレっぷりに戦慄していた。

花火の見物ポイントにたどり着くと、すでに人で埋め尽くされていた。

「あちゃ~、出遅れたみたいだね……もうどこにも座れるスペース無いなぁ」

「別にいいよ。そもそも私は花火見るより俺山くんとお出かけする方が大事だったし」

さっちゃんが嬉しいことを言ってくれる。

「どうしよっか。このまま帰るのもなんだし、少し歩いて花火が見えるポイントを探してみようか?」

「さんせーい!……あ、ちょっとゆっくり歩いてくれると嬉しいな」

「うん、もちろん」

「えへへ……」

さっちゃんが腕を組んできた。

夏ではあるけど日は完全に暮れて夜風が涼しく、さっちゃんの温かさが心地よかった。

俺たちは遊歩道をゆっくり歩きながら、2人きりの時間を堪能した。

「あ~、楽しかったなぁ……俺山くんはどうだった?」

「俺もめっちゃ楽しかったよ。みんなからも祝福してもらえたしね」

「私は嬉しい反面ショックだったよ……まさかここまでバレバレだったなんて……」

「あはは、さっちゃんは嘘をつけない性格ってことだね。いいことじゃん」

「……フォローしてくれるの?……ふふっ、ありがとね」

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(2020年05月28日)

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