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あの日のこと~家族への洗礼(2/3ページ目)

投稿:2022-06-23 01:48:55

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本文(2/3ページ目)

「ね、肩凝りに効くとこ知ってる?ここ押してちょうだい」

ソファーに仰向けになり、両手を上げて脇の下を晒している。片手で脇の下の窪みを示してそこを押してという。剃り残しもない艶やかな場所。

一瞬戸惑う。しかしそこを押せというなら押してあげる。般若心経の文字が浮かんでこない。

脇の下の窪みを腕の付け根から押した。

「もっと真ん中……」

ジットリと汗ばんでいる肌、そこを押せば、マリの母は目を閉じてウットリ心地良い表情をする。

至近距離に成熟しきった女のあまりに妖艶な顔があった。

マリの母が目を閉じていることをいいことに、知られぬようにオレはそっと鼻を近づけてみた。ああ、女の香り……たまらない……たまらな過ぎる……思わず目を閉じてしまったが、目を開けると、マリの母に見られてしまった。

「私の匂い……嗅ぎたいの?」

やさしい目で見られてる。いたたまれない。

「……すいません」

「いいのよ、もっと嗅いで……」

予期せぬ言葉に耳を疑い生唾を飲んだ。

しかしもう制御不能。鼻を擦り付けてすんすんと匂いを吸い取る。

鼻先が脇の下を這い回り、マリの母は、あんあん、と声を上げた。

もう嗅ぐだけで治らない。禁を破って舌を出した。

母親の両手をオレの手で拘束した。成熟した女の脇の下、しょっぱいはずなのに、そこはあまりに甘美だった。

ソファーの背側の脇を舐めやすいように、母親が身体をずらしてくれた。こちらも舐めろというのなら舐めて差し上げます。もう何をしているか、分別はない。それはマリの母とて同じだろうが、この始末、どうなる……。

「マリが妊娠して、あなた溜まっているんでしょ……それは良くないわ……今日、この一度だけ、私がしてあげる…….これから家族になるから、あなたの男を確認しないと……」

何を言われたのかわからないが、もうこの女を抱きたい思いしかなかった。

完全に「女」の目をしている母親の唇を奪いにいく。

なんとそそる目なのか、こんな色っぽい目、若い女は絶対できない。

魂まで抜かれてしまうような口づけ、オレも負けじとむしゃぶりつくが、彼女はそれを嗜めるように包み返してくる。

オレのことを全て見透かされている。

その証拠にいつのまにか股間に手が伸びてやさしく様子をみられていた。

「もう……こんなにして……」

マリの母親が起き上がりワンピースを被り脱いだ。

「誰か来ませんか?」さすがに気になる。

「誰も来ない……夕方まで……待ってて、玄関に鍵かけてくる」

下着姿のまま立ち上がり歩いていく。その姿は30代の後半と言われれば信じられた。

倫理、道徳、信義、そのどれもに反することをしようとしている。

背徳などという言葉ではとても言い足りない。

マリの性への奔放さは、この母親から遺伝されたのだと思った。

今日、一度だけ……そう言っていた。そう、今日一度だけなんだ。

服を脱ぎ下着だけになる。彼女が笑みを浮かべて戻った。それにしても魅力的過ぎる。

何もない関係なら、この女と結ばれてもいいと思える。

「ホント、今だけ……それで忘れるのよ……」

そう念を押すと、母親は女へと切り替わった。

オレをソファーに引き寄せ寝かせて、首筋から舐めてきた。

一度きりの逢瀬の味を残すまいと念入りに舌が這っている。

オレのショーツに手がかかる。勃起が引っかかって脱がされるのを阻害している。腰を上げて脱ぐ。

禁断の甘い蜜を吸いたいと、勃起が張り裂けるほど膨張していた。

「……若いっていいわね…」

美味しそうな果物を食べるように彼女が口に咥えた。

亀頭の匂いを嗅いでは舐め、場所を変えて嗅いでは舐められた。

心から慈しんでくれてる、それがわかる。

彼女の愛に包まれてる。たとえそれが性的な行為だとしても、禁忌よりも愛の方が強くささってきた。

彼女も立ち上がり、下着を全て外した。

白い肌、スタイル、50過ぎには到底見えない。

ソファーに座って足を開いて招かれる。デジャブ、そうマリのものと瓜二つだ。遺伝子の精密さ、その技能の高さよ。

まずは乳房を味わいたい。マリより小ぶりだが、乳首の形状、色もほとんど同じだ。

初めてとは思えない親近感がわいて、マリにするように乳首を吸った。マリも赤子の頃、吸い付いたであろう、この乳首、口から離したくない。

「あらあら……赤ちゃんみたい……ああ……」

乳首を吸われながら、彼女はオレの勃起を扱いてくれる。

なんだろう……この掌の包み具合、そして穏やかな扱くスピード、絶妙過ぎてこれだけで果てそうになる。

「ダメ、良すぎて言ってしまう……」思わず言ってしまう。

イかれるのは、まだ少し早いと彼女は手を放した。

勃起を彼女に触れさせぬよう、オレは腰を落としてマリが産まれてきた場所に舌を落とした。

成熟の汁、甘美な蜜が溢れている。

オレは「女」をはじめて知ったような気がした。

これこそ「女」なんだ。人間のメスとして、そのフェロモンの胞子が全開で飛び散らかっている。

「う~ん、上手なのね……ああ…すごい」

彼女もオレの心の裡を察するように、受け止めて身を委ねてくれる。

いくら吸いとっても蜜は溢れてきた。脚を持って尻が見えるようにした。肛門までマリのモノをみているようだ。

だったら当然、ここが一番好きなはず。

アナルセックスしてた美人のお母さん、オレは貴女の娘の尻をちゃんと教育致しました。今その御本家を味わせていただきます。

お尻を上げたら、彼女が自分の指を咥えた。幼児が指を咥えるように、何かを期待し欲求を満たそうとしている仕草にみえる。

はじめての彼女の肛門なのに、マリの肛門へ向かうような心持ち。

鼻先を近づける。クンクンと大袈裟に鼻を鳴らし彼女の反応を見る。

指を咥えて、目を閉じて眉を顰めている。やはりここをされるのを待っている。

今度はちゃんと肛門の匂いを嗅いでみた。鼻先を襞の寄る中心にあてた。

「あ!」明確な反応をした。

マリの母、美しいヒトの尻は、この上なく切ない淫臭を漂わせている。

淫らで懐かしい香り……。この匂いを嗅いで、そのまま安らかに眠りにつきたい。

勃起は、これ以上大きくなれぬと限界まで膨らんでいる。

鼻先が肛門に触れるたび、彼女は肢体を細かく揺らした。なんと豊潤な感受性。

マリもこんな風にならないと。

舐めたらどうなるのか、舌で肛門の一枚一枚を丁寧に舐めていく。

彼女の全てが甘美で舌は厭きることを知らない。

「あっ……あっ……」と襞を一枚舐めるごとに回数分、声でカウントしてくれてる。

こんな美人なのに、お尻が大好きな素敵なヒト……マリの母親だという意識は、とうに消えてる。

舌を肛門の中に入れると、彼女の反応は感を極めた。

「……あーっダメぇぇ……」

鼻先をプッシーに押し付けながら、舌を尖らせて腸壁を味わう。ここもまた甘美、苦味など感じない。このヒトの全身を味わいたい……すべてが甘美過ぎる。

彼女の肛門はオレの舌をくるみこむようにまとわりつく。なんて素敵なんだ。

このまま、一晩中でも舌を挿れていたい。オレの鼻先はプッシーの蜜でびしょびしょになった。

勃起が催促している。早く潜り込みたいって……。

今日は二度と入れない特別なエリアに入れてやる、もうすぐだから待ってろ。

彼女は行為をしてから、できるだけ声を上げぬようにしている。恥じらいと自制心が、そうさせているのかも知れぬが、時折、洩れる嗚咽は、なんとも語り尽くせぬ色香がある。

彼女の肛門に指を入れてみる。熟練の肛門は、素直に指を受け入れた。

「ああん……そこっ……」

指の腹を回して、腸壁の随所を擦る。しっとりと湿り気のある、熱を帯びた淫らな粘膜。

指先の角度を変えるたび、彼女は肢体をくねらせた。

それでは参ります。体温40度を超えているのでは、と思うほどの勃起。

謹んで肛門にあてがい静々と押し進める。

オレの勃起熱より少し低めの湿った腸壁がやんわり包容してくる。

反応がないのか、と彼女を見たら、じっと動かないで顔を顰めている。

可愛い、思わず唇に吸い付く。歯を閉じていたが、すぐに舌を受け入れてくれた。

動かしますよ。ゆっくりゆっくり、二度と味わえぬ肛門を確かめるように突いていく。

動き出したら、フッフッと彼女が息を漏らした。

唇を合わせているから吐息はオレの鼻先にかかり、中に吸い込まれる。

口を離してその鼻先を彼女の口へ入れた。

まだ唾液の匂いを嗅いでいない。それも憶えておかなくては。

鼻先を彼女の舌がねっとり這い回ってくれた。オレの鼻の穴まで舌を入れてくれる。やはり唾の匂いまで甘い。もうオレの脳がそう認識している。

頭を離して、片足を持ち、足の裏の匂いを嗅ぐ。ほらここも甘かった。

指を捕まえて一本一本丁寧に舐めていく。なんて美味しんだ。足の小指なんてキュートでそのまま食べてしまいたい。

オレも長く持ちそうにない。

彼女を四つん這いにして後ろから突こう。

床に膝をつけて、上半身だけソファーに乗せてもらう。最善のスタイル。

素敵な尻、開いて、と命じたら両手で肛門を露出してくれた。

名残惜しいから、もう一度肛門を舐める。

マリのにソックリだけど、甘美な甘美な肛門…….舐めたら、ひっと彼女の手が外れてソファーの皮を掴もうとしてた。

ごめんなさい。貴女のお尻、素敵過ぎるんです。

この尻に今生の別れの思いで突く。

貴女の娘も素敵な「女」にします。なぜかそう思えた。

彼女の全身が魅力を発散させていた。ああー早くこの尻に出したい……。

「ああ………ハグッんん」彼女もオレの動きを受けている。

思いの丈をぶちまけて突いて、昂まりを解放した。

「イク……イキます」ドクドク脈打って精液が直腸に放出した。

充足感に満ちて、彼女に重なったが、射精と同時に照れ臭くなってしまった。

お義母さんも動けないでいる。

「大丈夫ですか?」声をかけた。

もう女としてではなく、マリの母親になったが、まだ全裸で尻を向けられたままだ。

ようやく、お義母さんが身体を起こした。

「……ありがとう……あなたのこと、よくわかったわ」

第一声に言われた言葉、何がわかったのだろう……アナル好きなこと?

性的な行為でも、それは慈愛に満ちていた。

「先にシャワー浴びてきます」

服を持って浴室へ向かった。

マリの母、お義母さん……すごい魅力的だった。

今までの女の中でも一番だろう。

しかしそのことは金輪際、心の奥深くに閉じ込めて封印する。

シャワーを使い居間に戻ると、お義母さんは身繕いも済ませていた。

テーブルに赤い色の飲み物があり、それを入れたガラスポットもある。

「さ、喉乾いたでしょ、これね紫蘇の葉のジュース、私が漬けたの、飲んでみて」

綺麗な赤、ワインよりは薄い自然の赤色。その香りは甘くてほんのり紫蘇の香もする。氷が2つ浮かべてある。

はじめて飲む。甘いがさっぱりしている。美味い。

「夏はね、毎年これを作ってマリに飲ませてたのよ、あの子も好きなの」

「そうですか、焼酎に割ったら良さそうですね」

「そう、主人はそうする時もあるわ……ちょっと私もお風呂に行ってくるから、飲んでてね」

オレはテレビのリモコンを取りスイッチを入れて、チャンネルを飛ばした。午後の情報番組で止めて見る。

マリのお義母さんは、何事もなかったように接してくれた。

ほんの数分前のことを消去してくれている。安堵した。少しでも気配が見えたら、いたたまれない。ソファーの敷物の乱れも完璧に戻ってある。さすがマリのお義母さん。

しかし、あの言葉の意味が解せない。ありがとう、そしてオレのことがわかったという意味。本人に聞くのは、憚れる。

人間を理解するには、まだまだ研鑽を積んでいかないとならないな。

テレビでは沖縄の梅雨明けを宣言したといっている。また夏がくる。

マリの部屋に戻ると、ちょうどケータイが鳴った。

あと1時間後に今からいうところに向かえにきて欲しいという。

マリの机にメモ用紙になるモノを探して控えた。じゃよろしくね、と電話は切られた。ケータイとメモした紙を持って居間へいく。

やがてお義母さんも戻ってきた。

マリのことを伝えると、今夜は外で夕食の予定だから、私も乗っていくという。時間もちょうどいいわ、なら着替えておかないとね、とひとりごちていた。

お義父さんは、と聞くと今日は会合があるから、私たちだけなのよ、だから手抜きで外で食べるの、と教えてくれた。

あと1時間、秘密の行為をしたおかげで、もうこの人とふたりきりでも、なにも気づまることはなかった。本当の母ではない。もちろん恋人でもない。マリの母であることを超えて家族になったような不思議な感覚が芽生えている。それは、一度抱いた女への所有欲とも違う、連帯感とか安心感に似た感情だった。

お義母さんが着替えをしてきた。ひっつめていた髪を解いて緩やかにウェーブをきかせている。

淡い紫の肩口ギリギリのシャツに濃紺のパンツを合わせている。思わず見惚れてしまう出来映えのいい女だ。知らぬ女なら街で間違いなく目で追ってしまうだろう。

オレはさっきこの女を……。

「さあ、そろそろ行きましょうか」

ヒールを履いて完成したマダムと共にマリの指定場所へ向かった。

車に乗ると、ふんわり上質な香水が漂う。

「大きな車ね、どこの車なの?」

「イタリアのマセラティって車です」

「なるほど、この辺の色使いがイタリアぽいわね」

お義母さんがダッシュボードの辺りを撫でている。

「触り心地もいいわ、で、マリはどこに来いっていってるの?」

マリのメモを渡すと、ああ、ここなら予約した店から近いので店に来てもらったらいいという。私がマリに電話するわ、とスマートフォンを使っていた。

お義母さんの道案内で目的地に着いた。言われた駐車場に車を止めてその店へ歩く。

ほんのひと角曲がってお義母さんが歩をとめた。

「お寿司にしたからね、地物がメインのマリが中学の時から連れて来たお店なの」

いい佇まいの寿司屋だ。間違いなく期待できる。

お義母さんに続いて暖簾をくぐる。いらっしゃいませ、あ、毎度どうも。大将の声が職人気質を現している。店内は誰もいない。

カウンターだけの小さな店内、氷式の昔の冷蔵庫もあり、つけ場の整然さが仕事の出来を示している。へえーこんないい店あるんだ、東京の銀座や赤坂の裏路地にひっそりと佇む名店といった趣きである。

「この人ね、マリの婚約者」

いきなり紹介された。婚約者、はじめてそう呼ばれる。まだ呼ばれることに慣れていない。

「へえーマリちゃんの……そうですか、そりゃどうも」

その矢先に扉が開いてマリが到着した。

「こんばんは、お邪魔します」

「お、マリちゃん、いらっしゃい。久しぶりだけど、またすっかりキレーになって、あ、この度はおめでたいこって」大将の簡潔な口調がいい。

「ありがとうございます。ご無沙汰しております」

「あら、来たわね、私たちも今着いたのよ」

日本酒の種類が多い。おすすめは日本酒ということだろう。お義母さんに任せる。

「どうだった?ふたりで仲良くしてた?」

マリが聞いてくる。

「あのね、マッサージ屋さんわからなくて、私が揉んであげたの」

オレへの質問にお義母さんが助け舟を出してくれた。さすがだ。

「うわーマジで、サービスいいわ、ムコ殿だねー」

「気持ち良かった?」

「ああ、お義母さん、上手だった、おまえのアルバム、全部読破した」

「アルバムって読破するものなの?」

「そうだよ……写真と写真のあいだの余白に意味がある」

「もう酔ってんの?」

お義母さんが笑って会話を聞いている。

備前の徳利が置かれた。盃も3口。

「あの、車はどうしたらいいですか」

「代行頼んでもタクシー呼んでもいいから、飲みましょう」

そうだ、地方には代行という運転サービスもあった。

カウンターには、頃合いを見計らって絶妙な間で、ひと手間加えられた寿司がおかれる。

そのどれもが実に良い。築地経由のモノとは一線を画していた。

男性のふたり組が来店して、店は埋まってしまった。このキャパで商売になるのもすごい。

「久しぶりにここ来た。マジ美味しいね」マリの言葉に大将がニコニコしている。

「うん、ホントに旨い、おまえ、こんなウマイもん中学の時から食ってたのか?」

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