体験談(約 22 分で読了)
【高評価】憂鬱だけだった中学生活が、突然バラ色に染められた(俺の童貞卒業話)(1/3ページ目)
投稿:2025-08-29 07:45:17
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俺の名前は“片桐俊”転勤族の親父、それにもちろん家族と共に、この春、この街にやってきた、中学3年生。
中学3年生までに転校は3回経験してきた。1回目が小学校3年生の春。2回目が6年生、それに中学3年生になったこの春が3回目。
小学生の時に転校したときは、新しいクラスで初めて担任の先生から俺のことを紹介されると、次の休憩時間には必ず数名の生徒が俺の周りに集まってきて、前の学校のことや、前に住んでた街のことを聞いてきたものだ。
そんな時、俺は得意になって、いろいろなことを初めて会う友達に聞かせていた。
ところが今回は以前と違って、俺のことを新しい教室で紹介された後も、だれも俺には近づいてこなかった。
中学3年生と言えば来年受験も控えてるし、適当に大人ぶってる生徒が多いことが原因かもしれない。そんなことを後になって思っていた。
転校して二日目、俺に与えられた教室の窓際の席から、グランドを眺めていると、俺の前に座ってた女子生徒が、修学旅行の話を友達と始めていた。
ん?修学旅行?俺は修学旅行は去年の秋に、前の学校で済ませていた。
俺は隣に座ってる男子生徒に聞いてみた。
「ねえねえ、修学旅行って、もう終わったんだよね?」
彼は答えてきた。
「え?まだだよ。お前知らないの?そういえば転校してきたばかりだからね~先生に聞いてないの?来月の終わりにあるよ」
「来月に?5月の終わり?聞いてないし・・」
「そうか。じゃあ早めに先生に話してた方がいいよ。“修学旅行のしおり”もできてるし」
そんな風に隣の男子生徒とは話が終わった。
マジかよ?修学旅行、俺は去年済ませたし、また行くのかよ?それとも一人置いて行かれるの?それはそれでいいけど・・・
なんてことをグランドに再び目をやりながら、俺は考えていた。
それでなくとも新しい学校で、しかもクラブ活動は帰宅部。
転校して二日目で友達もできずにグランドを一人眺めてる自分が惨めな気持ちになって、気分は憂鬱なのに、それに輪をかけるように修学旅行とは・・・
去年の修学旅行はすごく楽しかった。その楽しい気持ちのままで、修学旅行の思い出はとっておきたかった。
ますます気分も落ち込んでいった。
その日の6時限授業の後のホームルームで、担任の先生から、来週のホームルームで、修学旅行の班決めをするという話が出た。
クラス中のみんなは、誰と同じ班になるのかという期待と不安からか、少しざわついたが、残念ながら俺は、まだまだ憂鬱な気持ちの頂点にいた。
「先生!!」俺の隣の男子生徒が手を挙げて大声で叫んだ。
「なんだ!〇〇!!」
「あの~隣の片桐君、修学旅行のしおり、もらってないそうです」
え?なんでお前が‥余計なことを・・とは思ったが、本当はそんなことさえどうでもよかった。
「おお~~そっか。悪かったなあ、気が付かなかった。転校してきたばかりだしな。ごめんごめん」
そういうと担任の先生は、教室の前にある棚から一冊の冊子を取りだして、俺に渡してきた。
「ああ~~ありがとうございます」
「修学旅行のしおりだから、家に帰って、家の人と読んでおいて」
そういうと担任の先生は、教壇に戻っていった。
それからの1週間は、淡々と時が流れていくだけだった。その間、新しい学習塾にも入った。来年は高校受験。親父は今年転勤したばかりだから、数年はこの地にいることになる。従って、高校もまたこの地の学校を選ばないといけなかった。
そして1週間が経ち、クラスのみんなにとっては運命の一日。俺にとってはどうでもいいホームルームの時間になった。
休憩時間にトイレに行き、クラスに帰った俺の目に、見知らぬ女子生徒が一人、友達と談笑している姿が入ってきた。明らかにこのクラスの生徒ではなかった。
そしてその疑問はすぐに解けることになる。
ホームルームが始まってもその女子生徒は教室から出ていかなかった。開けっ放しの入り口から教室に入ってきた担任の先生は、その女子生徒に向かって、小さく手を挙げた。
「起立!礼!!」
当番の生徒が大きな声を発する。そんな一連の行事が終わると、担任の先生はゆっくりと話始めた。
「前にも言ってるように今日は修学旅行の班決めをします。でもな、このクラスの人数が、班の人数、つまり4の倍数ではないので、隣のクラスから一人入ってもらって、人数調整をしました。〇〇君、立って!!」
隣のクラスから来たというその女の子は、少しはにかみながら起立した。
そうゆうことか・・だから見たことがない女子生徒がうちのクラスにいたってことかあ・・
班決めが始まった。あらかじめ担任の先生が作っておいた箱に入ったカードを、一人一人が引いていく。
俺は一番に名前が呼ばれ、くじを引いた。その理由は、単に席が一番後ろだったからである。そしてそれぞれの名前を黒板に、当番の生徒が書いていく。
名前が呼ばれるたびに大きな歓声がクラス中に響いていた。
俺はただ一人、いつものように窓の外を眺めていた。
班決めは15分で終わり、次は班ごとに分かれて、修学旅行中の行動を決める話し合いに移る。
俺の名前が呼ばれ、同じ班の後の3人が待つ席に誘われた。
俺は班決めの最中もいつものように教室の窓からグランドを眺めていて俺と同じ班になったメンバーのことは全く聞いてなかった。
俺を待つ3人の中には、隣のクラスから人数調整のために来たという女子生徒がいた。俺は憂鬱の種が一つ増えたと、再び大きく落ち込んでいた。
それでなくても友達がいないのに、なんでまた隣のクラスの女子生徒と一緒なんだよってね。
「片桐君って、転校してきたんだってね」
真希と名乗るその女子生徒が俺が席に着く前に口を開いた。
「うん!!」俺は少し声のトーンを下げて話した。
「どこから?」女子生徒が続けて聞いてきた。
「▽▽」俺は答えた。
「え?」「ええ~~」「え~~」
俺以外の3人がほとんど同時に声を上げた。
今回の修学旅行先がついこの前まで俺たち家族が住んでいた街だということは1週間前に担任の先生からもらった、修学旅行のしおりで知っていた。
なんでまた・・このめぐりあわせの悪さも、俺を憂鬱にさせた要因の一つでもあった。
「今回の修学旅行先じゃん」
美加と名乗る女子生徒が言葉をつづけた。
「まじで?」悟と名乗る男子生徒は言葉を吐き捨てるように口にした。
「でもさあ、俊君には悪いけど、私たち超ラッキーかもよ。修学旅行先に住んでた人が同じ班にいるわけだからね」
真希が続けた。
「そうね~~」
「うんうん!!」
各班でまず決めることは、班ごとの修学旅行先での行先だった。
各班は現地で一台のタクシーで移動していく。
観光地でのバス移動は、ほかの観光客が多い街では大変らしかった。
俺も前に住んでた街で、車の渋滞や駐車場待ちのバスの列を何度も見かけていた。
そんなこともあって班に分かれて、タクシーで移動という手段に決めたみたいだった。
4人のその後の話し合いは、非常にスムースに進んだ。もちろん俺が現地に詳しいということもあったが、悟と真希が率先して、話を決めたおかげで、クラスで一番早く、担任の先生に現地での研修ルートの提出を終えた。
「俊君ってさあ、どこに住んでるの?」
ほかの班がまだルートを決め切らない余暇なときに美加が俺に声をかけてきた。
今まで全く気が付かなかったが、美加は結構かわいい顔をしてて、何よりも胸がほかの女子生徒に比べて大きかった。
この時美加はクラスの男子生徒のあこがれの的だったということを相当後になって悟から聞いた。
「××町」
俺は少し照れながら、答えた。
「え?私◇◇町。ということは、帰り道同じ方向だね」
「そうなん?まだここに引っ越してから10日も経ってないからよくわからなけど・・・・」
「そうだよ。大きなスーパーがあるでしょ?その近くにうちの家があるの」
「ああ・・△△っていう名前のスーパー?それなら知ってる。うちから歩いて5分くらいかな?そのスーパーの隣に塾があるでしょ?そこへ行ってるから」
自分が少しいつもより饒舌になってることには自分自身では気が付かなかった。
「そうなんだ。△△スーパーの駐車場の前にある塾ね」
美加は続けて、俺がびっくりするような言葉をかけてきた。
「じゃあさあ、今日一緒に帰らない?」
「え?」
女の子と一緒に学校から帰る。そんな夢みたいなことが、突然急に空から降ってきた。俺の顔はそれ以前に比べて、多分一気に明るくなっていたと思う。
ふと悟と真希の方を見ると、俺たちと同じように笑顔で話をしていた。
美加もそのことに気が付いて、4人で顔を合わせて、大笑いした。
ホームルームが終わって、俺は美加と一緒に二人並んで、校門へ向かった。
俺たちの前には同じように一緒に並んだ、悟と真希がいた。
そして二組のカップルは、俺たちは校門を出て右に、悟たちは左に曲がって進んだ。
二組が分かれるときに、4人が一斉に手を挙げながら。
「##公園って知ってる?」
中学校の塀のそばを並んで歩きながら、美加が聞いてきた。
俺は周りの同じ中学校の生徒の目が気になって、あまりはっきりと美加の声が理解できなかった。
「ごめん、何?」
「だ・か・ら##公園」
「ああ。確か△△スーパーのすぐ近くの公園かな?」
「そうそう!!俊君の家の近くを通り越すけど、今から行ってみない?」
「うん、いいけど・・塾行ってるんでしょ?」
「うん、行ってるよ。でも少し時間あるでしょ?」
美加も俺同様、帰宅部だった。そしてもっと言えば、悟も真希も。
塾は部活をやってる生徒に時間を合わせて、授業時間を組んでいた。
従って帰宅部の生徒は、塾が始まるまで、数時間自由な時間があった。
##公園では、二人が木陰のベンチに並んで座って、いろいろな話をした。
美加との話はすごく楽しくて、もう少しで塾に遅刻しそうになるほどだった。
その日から毎日、学校帰りは美加と二人で並んで帰った。
俺が俺の家がある街を通り過ぎて、美加を家に送り届け、そして再び来た道を帰っていくという日々が続いた。
自分でも自分の顔がにやけていることがわかるほど、1週間前の俺はもうそこにはいなかった。
そして1週間後。いつものように俺が通う塾の教室に、これまたいつものように時間ギリギリに入っていくと、教室の真ん中に、ほかの同じ中学の友達と談笑をする美加の姿があった。しかも美加はいつも見る制服姿ではなく、私服を着ていた。
私服姿の美加は眩しかった。
俺は一度教室の外へ出たくらい驚いた。
始業のベルが鳴り、仕方なく俺はもう一度教室を確認して中に入り、空いてる席に座った。
その隣に美加が座ってきた。美加はあらかじめ俺がいつも遅刻ギリギリに教室に入ってくることを聞いてて、一番後ろの席を確保していたようだった。
「なんで美加がいるの?」
小さな声で俺が聞いた。
「詳しくはあとで!まずはお勉強」
塾での授業は始まったが、俺にはその内容は全く入って来なかった。
美加がノートに書く鉛筆の音だけが妙に耳に響いていた。
「今日も送ってくれるんでしょ?」
授業が終わり、塾の外へ出ると、俺の後ろから美加が声をかけてきた。
「それはいいけど、なんでまたうちの塾へ来たの?」
俺は自分の自転車を押しながら、隣を歩く美加に尋ねた。
「転塾したの。俊君みたいに学校を変わると転校。私みたいに塾を変わると転塾ね」
「そうだけど親は納得してるの?」
「大丈夫。ママもパパも私が言うことには反対しないから。。。。」
その日は美加を送り届けてから、俺は家に帰った。
そして次の日、遅刻ギリギリで学校の教室に入ると、再び俺の席の隣に美加が座っていた。
「なんで?」
俺は周りにも聞こえるような少し大きな声を上げた。
「詳しくはあとから・・」
美加は少し微笑みながら、自分の席に着いた。
次の休み時間、俺は美加の手を引っ張って、廊下の隅まで連れて行った。
「なんで隣の席に?先生は知ってるの?」
俺は素直に疑問を美加にぶつけた。
「私ね決めたの!!俊と同じ高校へ行こうってね!!」
「え?美加と同じ高校?それは無理でしょ!!だって悟に聞いたけど、美加はクラスで一番成績がいいんでしょ?塾なんて行く必要ないくらい。それに比べると俺はよくて真ん中」
「だから塾も俊と同じ塾に変わったし、先生に頼み込んで学校でも隣の席にしてもらったの」
「それがどうして同じ高校という話になるの?」
「今日からは私が俊の家庭教師になるのよ」
「家庭教師?」
「そう!!俊の成績を私が上げてあげるから。さあ休憩時間は終わったよ。早く教室に戻らないと」
美加は俺の背中を教室まで押していった。
それからは学校でも塾でも、授業が終わると俺と美加とのその時の授業の復習が始まった。
はじめはうざいなあと思っていたが、よく聞いていくと、美加の教え方は、簡潔でわかりやすかった。
英語と数学は論点を整理して俺に教え、理科と社会は、その単元ごとの重要な単語にマーカーペンで印をして、その単語を一つの流れに沿って、覚えるように教えてきた。
そんなことが2週間も続くと、俺の前にあった各教科を覆う黒い雲に少しずつ切れ目が入るように、頭がすっくりとしていた。
そうなると、先生の言葉もすべて理解できるようになっていった。
勉強が間違いなく面白いものだという感覚を覚えてきてた。
そんなある日、いつものように塾から美加を家まで送る暗い帰り道で美加が俺に話しかけた。
「ねえねえ、公園に少し寄らない?」
「いいけど、時間大丈夫?」
「少しなら大丈夫でしょ」
美加はそう言うと、前に一度腰かけたことがあるベンチに誘った。
周りは真っ暗。このベンチは、道からも見えにくいところにあった。
二人は並んでベンチに腰掛けた。
「俊さぁ、最近よく頑張ってるね」
「いや~~美加のお陰だよ。自分自身もびっくりしてる」
「そっか。それはよかった。ねえねえ~~」
美加は自分の顔を俺の方に向けて言葉を続けた。
「キスしない?」
「え?キス?」
俺はもう少しでベンチから落ちるくらい驚いた。
「うん。キス。俊は前の学校でしたことある?」
「え?まさか・・ないよ」
「それはよかった。ねえねえキスしようよ」
「いいけど・・・美加はいいの?」
「私から言い出だしたんだからいいに決まってるじゃん」
美加はそう言うと、顔を俺に近づけてきた。
美加は両目をふさいでいる。
俺はドキドキしながら口を美加の顔の前に近づけた。
そして軽く、美加の唇に触れた。
「キスしちゃったね」
美加は顔を離して、目を開けながら言った。
「うん・・・・・」
美加は俺の手を引っ張りながら、家まで少し小走りで走って帰った。
二人が通う塾では、1週間に一度、授業が早く終わる日がある。
その理由は、塾の講師の先生のミーティングがあるという噂ではあったが正解は定かではなかった。
次の日がたまたまその授業が早く終わる日だった。
授業が終わると当然のように美加は公園へ俺を誘ってきた。
そして、ベンチに座ると顔を俺に向けて、目を閉じて、唇を前に出してきた。
俺は美加の唇に俺の唇を当てた。
昨日よりは少しだけ長いキスになった。
「もう一度して」
俺は再び美加の唇に俺の口ぶりを当てた。
「ねえ、大人のキスって知ってる?」
美加が顔を離しながらそう言ってきた。
「大人のキス?」
「そう、大人のキス。お互いの舌を絡ませるんだって」
「舌を絡ませる?」
「そう!!映画とかで見たことない?気持ちがいいみたいだよ」
「映画で?ないなあ・・・」
「二人でしてみない?」
「大人のキ・・・・・」
俺の言葉を美加が唇を重ねてきて、遮った。
美加は舌を俺の口の中へ入れてきた。
俺は半分びっくりりながら美加の舌の動きに答えた。
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2: 名無しさん [通報] [コメント禁止] [削除]この話に出ていた映画のタイトルって何ですか?
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2026-01-19 11:50:08
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1: 名無しさん [通報] [コメント禁止] [削除]その後の展開もお願いします!!
1
返信
2025-08-29 08:05:04
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(2020年05月28日)
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