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体験談(約 11 分で読了)

本当は臆病な私が、勇気を出して混浴に行った話。② 「完」(2/2ページ目)

投稿:2022-08-13 10:34:02

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本文(2/2ページ目)

でも、今このままはだかで男の人たちがいる脱衣場に行く勇気はありません。

(あああ、泣きそう)

男の人が来る・・・

(嫌あ・・・私、イヤあ・・・)

完全に動揺していました。

彼らが全員浴場に入って来たタイミングで、入れ違うようにすぐあがるしかありません。

それが最善のように思いました。

本当に、もう本当にそれで覚悟を決めるしかありません。

いつあの戸が開いて彼らが入ってきてもおかしくありませんでした。

死にそうに緊張します。

(どきどきどき)

閉じていた戸が、横に『さーっ』・・・

(ひいっ)

彼らが入ってきました。

ぞろぞろと3人です。

その瞬間、(あっ)私はすぐに気づきました。

こっちを見ながら、むしろ私以上に緊張した顔で入ってくる男の子たち・・・

なんという偶然でしょう。

あの子たちでした。

夕食のとき、隣のテーブルにいた彼らです。

思わず、平然としたお澄まし顔をつくってしまっている私でした。

(どきどきどき)

彼らも気づいたようです。

酔っ払いに絡まれて困っていた、あのときの女の人だと。

(どきどきどき)

正直、ほっとしていました。

もし、中年おやじ集団とかだったらすごく厄介だったかもしれないところです。

でも・・・彼らは違いました。

こんなふうに書くのは失礼だとわかっています。

でも、いかにも女に慣れていないという感じのオタクっぽいタイプの彼らでした。

そう思うのは、なにも外見の印象からだけではありません。

具体的には記しませんが、あのとき隣のテーブルから聞こえてきていた会話・・・

その話の内容からして明らかでした。

(助かった・・・いや、助かってはないけど・・・)

3人とも20代半ばぐらいでしょうか。

先にも書きましたが、学生(たぶん大学院?あるいは何かの専門生?)のはずです。

一方、私は30代ですが・・・

もともとの容姿から、30手前ぐらいに見られていると思って間違いありません。

(どきどきどき)

3人とも手に持ったタオルで前を隠していました。

それぞれ私の顔をチラチラ見ながら、小さく会釈して湯船に入ってきます。

「ざぶっ」「ざぶっ・・・」「ざぶっ」

見えてしまいました。

湯船のふちをまたいでいるとき、3番目の子のお○んちんが。

真上を向くようにそそり立っています。

(ひいん)

私は、完全に動揺していました。

萎縮してしまって、まったく声を発することができません。

みんな私から少し位置をおくような感じで、それぞれお湯につかっていました。

(いやあん、恥ずかしい)

(こっち見ないで)

誰もが押し黙ったまま無言です。

(ひいいん)

空気の重さに耐えられませんでした。

お互いに赤の他人だけど、さっきテーブルで隣り合わせていた人たちです。

まるで顔見知りといるかのような気まずさでした。

(ひいん、無理・・・もう無理)

ガチガチに緊張しているのは、彼らも同様のようです。

確信していました。

やはり、きっとそうなのです。

いかにもふだん女と縁のなさそうなタイプ・・・

何度も失礼だけど、やはりオタク3人組という表現がぴったりな印象の彼らです。

彼らにすれば、千載一遇のチャンスのはずでした。

堂々と女のはだかを目にできるのです。

しかも、そこにいるのは他でもないさっきのあのキレイなお姉さんでした。

見る気まんまんになっているに違いありません。

(ひいん、たすけて)

彼らは入ってきたばかりでした。

今なら、おそらく脱衣場は無人のはずです。

お風呂からあがるならこのタイミングしかありませんでした。

(ああん、出れないよ)

なにしろ、私はタオルひとつ持ち合わせていません。

でも、今しかありませんでした。

どんな顔をすればいいのかわからず、無表情を装います。

彼らに背を向けるかたちで、「ざばっ」お湯の中から立ちあがりました。

(きゃああああー!)

湯船のふちをまたいで、お湯からあがります。

タオルすらなしの真っ裸でした。

そのまま脱衣場のサッシ戸のほうにまっすぐ歩いていく私・・・

羞恥心で後ろを振り向くことなどできません。

(きゃああー、きゃあああーー)

頭の中が真っ白になりそうでした。

そして・・・同時に、心が激しく揺らいでいるもうひとりの自分がいます。

夕食のときに言われたおじさんたちのあの声が脳裏をよぎりました。

『一人でつまんなくないのー?』

一瞬にして、不思議なぐらいに意識が研ぎ澄まされます。

私のほうこそ千載一遇のチャンスでした。

代わり映えのない毎日を、ただ真面目に大人しく過ごすだけのいつもの私・・・

(いい子ぶってんなよ)

(おまえなんか・・・)

自虐的な感情がわきあがります。

からだが勝手に動いていました。

(やめて、お願いやめて・・・)

必死に思いとどまろうとする、その葛藤の気持ちを無視します。

ふらついてみせました。

よろけながら、いきなりその場にへたりこんでしまいます。

演技でした。

本当にのぼせたわけではありません。

はあはあと肩で大きく息をしながら、うなだれるふりをしてみせました。

(ああん、だめえ)

「ざばっ」「ざばあっ、ざばっ」

湯船から人が飛び出す音が響きます。

(あああ・・・)

あっという間でした。

「大丈夫ですか!?」

3人に取り囲まれてしまいます。

間近に寄り添うようにして、心配そうに声をかけてきてくれていました。

嘘・・・わかっています。

心配してくれているわけじゃありません。

「のぼ、せ・・・すみま・・・」

眉間にしわをよせてつらそうにしている、こんなに華奢なお姉さん・・・

浴場の床にへたりこんだ彼女の胸が、無防備にも露わでした。

「だ、大丈夫?」

あのときおじさんたちにからかわれていた、キレイなOLさんのおっぱいです。

思いっきり見られまくっているのがわかりました。

(ひいいん、恥ずかしい。。。)

私の胸は、世間的にはいわゆる貧乳というやつです。

小さくてコンプレックスなのに・・・

まるで晒しものでした。

容赦なく凝視されているとわかっていて、乳首を隠すことすらできません。

うなだれてみせていました。

寄り添ってしゃがんでくれているオタクくんたちのお〇んちんが、真上に勃っています。

(恥ずかしいよ)

泣きそうでした。

この私が・・・私なのに・・・

羞恥の涙が頬を伝い落ちています。

そのうつむいた泣き顔を、息がかかるような近さで男の子に覗き込まれていました。

不憫なOLになりきっている自分が快感です。

「大丈夫ですか、立てますか?」

表面上は、あくまでも親切に見守ってくれているふりの彼らでした。

(私はぜんぜん悪くない)

のぼせて貧血になった、とてもかわいそうな女が『私』です。

(喜ばせてやれよ)

われながら迫真の演技でした。

つらいながらも立ち上がろうと、両手を前につきます。

腰を浮かせたところで「ぁ、ぁ・・・」ぎゅっと眉間にしわを寄せてみせました。

そのまま崩れるようにひじを折って、両腕をべったり床につけてしまいます。

すかさず後ろに回りこむ男の子たち・・・

(あああああ・・・)

もはや脳みそがとろけそうでした。

いい歳した大人の女が、死ぬほど恥ずかしい姿です。

(いやんいやん、イヤあぁ)

見物させてあげました。

股間をまる出しにしたまま、素っ裸で床に這いつくばってみせます。

こんなに素敵なお姉さんが・・・

ぶざまにも、お尻の穴までまる見えでした。

なのにちょうど、

(ああそんな、出る・・・だめ・・だめえ)

「ぶー」

その恥ずかしい格好でおならが出てしまった私・・・

(ひいいん、お嫁にいけない)

彼らの眼前で、肛門をきゅっとすぼめます。

演技ではなく涙声になっていました。

「恥ずかしい・・・見ないで、くださ・・」

力尽きたように、

「ぶーーーっ、ぶーー」

豪快に放屁してしまう彼女・・・

(もう死ぬ・・・死にたい・・・)

よろよろと上体を起こして、なんとか立ち上がるふりをしてみせます。

「歩けるの!?大丈夫?」

そんな彼らの声も、もう聞こえないふりでした。

ふらふらな足取りを装って歩いていきます。

サッシ戸を開けて、私ひとりで脱衣場に戻りました。

やはりそこは誰もいません。

(ばくばくばくばく)

ものすごい焦りとともに、思考が一瞬で切り替わっていました。

超スピードでロッカーの鍵を開けます。

(ひいいいん)

堰を切ったように涙があふれていました。

早くしないと、心配したふりの彼らが様子を見に来てしまうかもしれません。

もう顔を合わせたくありませんでした。

(ばくばくばくばく)

ろくにからだも拭かず、素肌に浴衣をまといます。

大急ぎで帯を結わえました。

荷物をぜんぶ抱えます。

暖簾をくぐって外の通路に飛び出していました。

(ばくばくばく)

興奮しすぎて涙がとまりません。

逃げるような後ろめたい気持ちで、足早に部屋へと帰る私でした。

(PS)

前半分の評価があまり良くなかったので、もう投稿しないつもりでいました。

でも、そのあとすぐにこの②も書いてしまってあったので・・・

今さらですが、やっぱり投稿してみました。

もう続きはありません。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

またいつか・・・ではでは。

-終わり-
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