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体験談(約 3 分で読了)

文化祭 貧乳ユウ子の悲劇

投稿:2022-07-27 21:01:28

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山田はなこ f◆OBhllhA(千葉県/20代)

高校3年生、9月の終わり頃の話です。

私の高校で文化祭が催されました。希望する人は出しものをすることができます。

高校最後の文化祭だから思い出作りにと、同級生でかつてのダンス部仲間である2人とダンスを披露することにしました。

二人の内ひとりはユウ子と言って、目がぱっちりとして、少しだけ日焼けした、鼻が小さい、背のたけ160センチくらいのかわいい女の子です。外見とは裏腹にはきはきとした男勝りの性格で、その気の強さ故、女子からの評判は後輩、同級生、先生問わずあまり良くありませんでしたが、

一方男子からは大変人気がありました。ちなみにユウ子は貧乳でおそらく、Aカップしかありません。

もうひとりの子はあやかと言って、ユウ子の大親友です。

引退してしばらくだったので、ブランクを取り戻すようにと、3人とも精一杯練習しました。踊りの振り付けや衣装も完璧に仕上がり、準備はばんたんです。振り付けはみんなが楽しめるようなポップなものになり、衣装は短パンにさらし一枚と少し露出が多いですが、ダンスの衣装とは大抵露出の多いものです。

さて、本番当日です。

客席には全校生徒から保護者、教師、果ては来賓の方々までいます。話し合っている人、ビデオを回している人、文化祭に熱くなっている人などが黒山のように密集しています。

私は胸が緊張ではち切れそうでしたが、なんとか勇気を振り絞って舞台の上に上がりました。

陽気な音楽がかかります。ダンスの開始です。

振り付けを忘れはしないか、緊張で上手く動けないんじゃないか、という不安はあったのですが、何もハプニングは起こらず序盤が過ぎました。練習をした甲斐がありました。

と、安心しきっていた私ですが、中盤に入りもうすぐサビのところで異変に気づきます。観客がざわざわしているのです。歓声をあげている男子たちや、くすくす笑っている女子たちが伺えます。

私は途端に動きを止めてしまいました。横を振り向きます。すると、ユウ子のさらしが取れてしまっているのです。茶色っぽい乳首に、中学生くらいの小さなおっぱいが衆目に晒されています。

ユウ子の奥では、私と同じように動揺したあやかの顔が見えます。しかし、ユウ子に気づく気配はありません。踊り続けるたびに、成長途中のおっぱいが、ぷるぷると震えます。

笑っていたのは普段ユウ子を毛嫌いしていた同級生やダンス部の後輩達で、歓声を上げていたのは男子達なのでした。

私は考える間もなくユウ子に呼びかけます

「ゆうこ!さらし!」

自分の胸元を見たユウ子は、ようやく事態に気づき赤面していきます。コンプレックスだった貧乳が全校生徒のみならず、保護者にも見られてしまったのです。動転の末、自分の胸を隠しながら、

「ぎゃあ!」

と叫びうずくまります。続いてユウ子のすすり泣きが聞こえてきます。先生達が駆け寄って来ますが、ざわめきは収まりません。

観客席の騒音を背に、先生にタオルをかけられたユウ子と、困惑したままの私とあやかはひと目に付かないところへと引っ張られて行きます。その後、ユウ子を慰めたり、先生達と話し合ったりといろいろありましたが、ここでは割愛させていただきます。

さて、帰宅すると、一足先に文化祭から帰っていたお母さんが尋ねます。

「あのさらし取れっちゃた子可哀想にね。みんなに見られちゃって学校行けるのかしら?」

お母さんがユウ子のことを『あの子』と呼ぶのは、母とユウ子にあまり面識がないからです(ユウ子と遊ぶとき大抵外出するのです)。

私は適当に返事を返し、自分の部屋へと向かいます。すぐさまスマホ開いてラインをチェックします。ユウ子反りが合わない女子もさすがに、ラインには何も書いていませんでした。

次に、高校の裏サイトへといきます。すると、案の定ユウ子スレが立っていました。ユウがポロリしてから、胸隠すまでの一連がgifとなって貼られています。寄せられたコメントはひどいものでした。

『中学生の妹より小さい』

『子供おっぱいじゃねーか』

『いつも偉そうにしやがって、ざまーみやがれ』

『乳首、茶色っ』

『乳首のポツポツまで見える』

『ちっちゃ』

などなど、言いたい放題です。中には、明らかにダンス部の後輩が書いたと思しきものまでありました。

私は翌日ユウ子と顔を合わすのが不安で、なかなか寝つけませんでした。

そして、翌日。憂鬱な気分をなんとかはねのけ、学校に向かいました。

教室に着くユウ子は既に席に着いていました。男子どもの視線はこころなしユウ子の胸へと向いているようです。おそらく、ユウ子がポロリした映像を見て自慰行為でもしたのでしょう。

ユウ子は多少顔を赤くしながらも本に目を向け、気にしていないように装っていました。通りすがりの女子達はユウ子の胸へ明らかにニヤついた視線を送っています。顔では負ける女子も、おっぱいの大きさでは勝ったと言わんばかりです。

しかし、ユウ子は以前、平気な素振りをしています。ユウ子は本当に心が強いのです。

ユウ子ことを思うとなんとかしてあげたいですが、私には何もできないのでしょう。ユウ子のコンプレックスが晒されてしまったことは取り返しのつかないことです。

今回の話で良かったことを1つ捻り出すとしたら、私がユウ子をより好きになったことでしょう。死にたくなるほど恥ずかしい思いをしても強く生きる彼女の姿勢には憧れます。

というわけで、私の友達の羞恥な体験談でした。

この話の続き

文化祭の悲劇から一週間後、慰労会を兼ねて温泉旅行に行きました。メンバーは当然、わたし、ユウ子、あやかの三人です。ダンス部で知り合った、仲良し3人組です。高校3年生になって3人共引退してしまいましたが、仲の良さは変わりません。旅館についてチェックインを済ませ、さっそくひと風呂浴びようと…

-終わり-
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