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体験談(約 4 分で読了)

バイの同級生に絆された話

投稿:2019-05-19 21:55:26

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本文

名無し

百合体験

人物

私(メガネ)

お相手(Aと表記、バイ)

同級の女子にバイである事を打ち明けられたこと、それがすべての始まりだった。

私とAは高校に入ってから知り合った。

ちょうど趣味が合ったりして、すぐに仲良くなった。

それから一年間は特に何事も無く、本当にふつうの高◯生活を過ごしていた。

2年目からAの様子は変だった。

事あるごとに「好きー」なんて言って来る。出会い頭だったり、何かをしてあげた時だったり、特に理由もない時もあった。

初めのうちは冗談だと思って「ハイハイ」と受け流していたが、Aは良くも悪くもしぶとかった。

私がどれだけ冷たい返しをしようとも、ポジティブな捉え方しかしない。流石の私も呆れていたが、でもそれまでだった。

ある日を境に、私はおかしくなってしまった。

今までなんとも思わなかったAからの好き好き発言に、段々と私はAを意識をし始めていた。

当時の私は気の迷いだとか、なにかの勘違いだと思うように努めていたが、どうにもそれが難しい。

Aはよくスキンシップをしてきていたが、それも段々と多くなり、抱きついてくる、耳元で囁いてくる、などなど、明らかに距離感がおかしいことが多くなり、なんだか私は勝手に気まずくなっていた。

そんな中、私達は修学旅行を迎えた。

なんの偶然か部屋は全てAと一緒であり、4日あるうちの2日間、部屋では二人きりの状態だった。

Aはそれに心做しか終始嬉しそうだったことをよく覚えている。

1日目。

普通に過ごした。ちょっと環境が変わっただけで特に目立った何があるわけでもなかった。

2日目。

Aが巫山戯てか「一緒のベッドで寝る?」というようなことを言うので、普段のお返し半分、イタズラ心半分で「いいよ?」と言ってみる。

今までなら「なんでアンタと一緒のベッドで寝なきゃねらんの、狭いからやだ」ぐらいには返す私のその発言に、Aが怖気付いたか「え、いや、いい…」などと言ってくる。

この時の私の目的は、急に違う反応をしてやって、困らせてやろう位の気持ちだったので、強引にでも一緒のベッドへ引きずり込んだ。逃げるなんぞ許さんからなという意味で、背中側からホールドもした。

ようは抱きついた。ちなみにこの時私は寝ているフリをしていたので、Aは私が寝ぼけていると思ったらしい。

翌日には、「昨日ちょっと眠れなかった」というAを「どうして?」と問いつめて、さらに困らせてみた。案の定、私には教えてくれなかったが、真実は知っているのでまあ良しとしよう。

これ以降の3、4日目も、1日目と変わらない感じだったので割愛。

問題はここから。

修学旅行後から、Aのアピールはさらに激しくなってきた。私としても、まだ気の迷いだと言い聞かせては粘っており、冷たい返しを続けていた。

そんなある日、諸用で誰も居ない部室へと来た私達は、他愛もない雑談を交わしていた。

そこで、何がきっかけかはもう忘れたが、Aは私に、自分がバイである(男女とも恋愛の対象である)と打ち明けられた。私は昔から、そういった偏見などには寛容だった為すんなりとそれを受け入れたのに、Aが驚いて「引かない?」とか、「友達やめたりとかしない?」などとアホらしいことを聞いてくるので、「いや、別に悪いことではないんでしょ?それはほら、一種の個性なんじゃないの?それを私が否定する権利ある?」と、今思えば、この発言がAの琴線に触れたのだろう。

Aは突然私を押し倒したり、キスまでしてきた。私が突然の事に驚いて何も言わずにいると、

「〜(私)のこと、ほんとに好きだって言っても?」

Aの言葉に私は答えた。「…まぁ、別に。私は特に何も思わないから。」

Aは、そっか、というと、そのまま帰り支度を始めた。私もそれに習い、二人とも何事もなかったかのように部室を後にした。

それから数週間は、誰もこない部室で二人になることが多くなった。ここからなんだかややこしかったので簡潔に流れを言うと、Aのアピールに絆されていった私が、Aからの告白を、仮的に受け入れた。何故仮なのか、それは私が生まれてこの方人を好きになるということを知らなかった人間なので、Aを好きになれるかどうか分からないけれど気持ちは無下には出来ないから、ということで仮的に受け入れたのだ。

私がAをかなり意識し始めていることを知った日からは、アピールはアタックになった。人目は気にはしていたが、二人になれば「そういうコト」をして、私の気を引こうとしてくる。

おいおい順番がおかしいだろ、とは思ったが、後に聞けば「え、違うの?」と聞かれたので天然だったのだろう。それはまあ別にいい。実をいえば悪くはなかったので、本当にそれは気にしていないのだが、よく考えて欲しい。

「悪くなかった」

これはようはもうほぼ気持ちをAに許しているという事だったのだが、私がそれを自覚をするのが怖く、事実、私はずっと目を背け続けていた。

これが本当に恋愛感情なのか、はたまた同情の延長線上なのか分からなかった私は、今まで無縁だった恋愛診断をアプリやサイトで行い、この気持ちが何かを調べ続けた。

結果、殆どのアプリやサイトは、「好きだけれど自分に自信が持てていない」だの「恋愛の責任を負いたくないからと逃げている」だの、個人的には何を知ったふうな口をとは思っていたが、大抵事実であるから余計に悔しかった。それと同時に、自分のこの仮の受け入れが、Aへの態度として無責任ではないか、そう思うようになってきた。

何日かの熟考を重ね、ついにある日。

私は正式的にAの告白を受け入れ、「恋人」になった。

Aの嬉しそうな様子をみて、不思議と悪い気はしなかった。これが人を好きになるということだろうか、なんていうベタなモノローグを頭に思い浮かべて、その日はお互い晴れやかな気持ちで帰宅した。

以上が私に起きた事の顛末である。

これは余談だが、今もAとの関係は続いており、一緒に住みたいねー、と同棲も視野にいれている。最近の楽しみはいざと言う時にヘタレになるAを揶揄うことだ。本当に楽しいけれどやりすぎると怒られるので程々にしたいとおもう。

さて、こんな雑殴りな文章を最後までお読み頂いた方、ありがとうございます。

これを読んで特に思うことは無くていいですが、こんな世界があるんだなぁと言う、広い視野を持って頂けたら私は満足です。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

-終わり-
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