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【高評価】隣の女子大生に泥酔して夜這いしたらナゼか夫になってほしいと言われた話2(1/2ページ目)

投稿:2025-09-10 22:13:13

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宵待草◆KCIJRVY(20代)
前回の話

俺の大学生活のスタートは超絶順調だった。友達をつくるために適当に入ったハイキング同好会という、実際は学内の人脈とづくりと飲み会ばかりしているサークルで彼女までできた。一年先輩だった香澄からアプローチされて付き合うことになり、俺は彼女で童貞から卒業できた。俺が一人暮らしをしていた部屋に、実…

「いやぁ、さっきは失礼なことを言ってしまって申し訳なかったね」

部屋に駿介を招き入れると、紗彩が煎れてくれたコーヒーを飲んで話を聞くことにした。

「お隣の部屋の方で、紗彩がお世話になっている大学の先輩だったなんて」

紗彩が俺を紹介すると、さっきまでの態度がコロっと変わった。

駿介は甘いマスクのイケメンで背が高くてスタイルもよい。

一目で仕立てが良いとわかるスーツを着ていて、育ちの良さを感じさせる好青年と言った感じだ。

「僕は伊藤駿介と言って、県議会議員をしている父の秘書をしているんだ」

駿介が差し出した名刺を見ると、県議会議員伊藤孝之秘書という肩書だった。

「紗彩から聞いているかもしれないけれど、僕たちの集落には平家の落ち武者だという伝承があるんだ」

紗彩と初めて会った日にも聞いていたが、紗彩の平という家系が平氏一門で、駿介の家が重臣だったらしい。

壇ノ浦で負けた紗彩のご先祖と付き従う家臣4名が落ちのびてできたのが故郷の集落らしい。

紗彩の家は主君の家系として集落の尊崇を集めているが、地元で事業を起こして経済力があるのは駿介の家だそうだ。

「だから両家は何度も縁組をしていて近しい親戚なんだが、僕と紗彩も近々そうなる予定なんだ」

「そうなる予定?」

「僕と紗彩は生まれたときからのイイナズケなんだ」

イイナズケ?一瞬意味がわからなかったが、すぐに許嫁と変換できた。

えぇ?!紗彩には故郷に婚約者がいたってこと?

「それは親同士が勝手に決めた約束でしょ」

「そうだけど、僕たちが結婚するのはもう決まっていることだからね。まあ、紗彩が東京で遊びたい気持ちもわかるから、結婚は卒業まで待ってもいいよ」

僕ってやさしくて理解があるでしょ?と言わんばかりの駿介の笑顔が鼻についた。

「私は駿介と結婚する気なんてないからね」

「何言ってるんだよ。そんなの許されるわけないだろ」

「だいたい、裳着のときはじめて知らされてから、ずっと納得いってなかったもの」

裳着というのは女子の成人の儀式で、紗彩の集落では13歳を迎える旧暦の正月に行うそうだ。

昔は裳着を済ませたら結婚もできたらしい。

「悪いけど、駿介はお兄ちゃんとしか思えない。夫になるのも抱かれるのも気持ち悪いから」

紗彩の手厳しい言葉にも、駿介は笑顔で動じる様子がない。

「まあ、はじめはそう思うだろうね。僕だって紗彩はずっとかわいい妹だったから。でも結婚したら変わるもんだよ」

「おばあさまが言ってた。好きな人と一緒になりたかったけど、その人が夜這いに来てくれなくて残念だったって」

「だから東京の大学に入るのに、おばあさまが手助けしてくれたわけか」

「駿介は今まで好きになった人はいなかったの?本当に私でいいの?」

紗彩の真剣な言葉に、はじめて駿介の顔から笑顔が消えた。

「そんなこと言っても仕方ないだろ。僕たちが結婚するのがみんなの幸せなんだから」

「みんなの幸せのために、私たちの幸せは犠牲になってもいいの?」

「紗彩、わがままもそのくらいにしなさい。今すぐ連れて帰ってもいいんだよ」

「もう無理だよ。私はそこにいる翔吾さんに夜這いされてしまったのだから」

「まさか!よそ者の夜這いを受け入れたのか?」

「もう一夜を一緒に過ごしました。集落の掟では夫婦と認められます」

駿介が議員秘書の仮面を脱ぎ捨てて俺を憎々しげににらんだ。

紗彩が言うには親が決めた結婚を破棄する唯一の方法が夜這いなのだそうだ。

お互いに好き合っている男女が、こっそり夜這いして既成事実を作り上げることで結ばれることができたのだ。

「よそ者の夜這いを認めるなんて、掟にはないぞ!」

「うちの古文書で調べたけど、旅人の夜這いで婚姻が認められたこともあるんだから。なら一夜の契りに勝るものはないでしょ」

「もう契りを結んだというのか!おまえ、よくも紗彩を…」

拳を震わせた駿介に今にも殴りかかられそうで、俺も少し下がって身構えた。

「くっまあいい、今日のところは出直すことにしよう」

大きく息を吐くと駿介はなんとか理性を取り戻して帰っていった。

駿介がいなくなったあと混乱した頭を整理しようとしていると、紗彩が突然手を付いて頭を下げた。

「ごめんなさい。私は今まで翔吾さんをだましていました」

「だましていたって、どういうこと?」

「翔吾さんが私に夜這いをしたときのことです。最初は寝ぼけていて、本当に愛犬のシナモンが布団に入ってきたのだと思っていたの」

俺が酔っぱらって部屋を間違えて、紗彩を香澄と勘違いして抱きしめたときのことだ。

「そのうち、シナモンじゃなくて隣の人だってわかったんです」

引っ越しの挨拶ができなかった紗彩は、俺が出かける音を聞いて慌ててタオルとソバを持って追いかけたことがあったらしい。

そのときは俺が自転車に乗って走り出して追いつけなかったが、顔と姿は覚えていたのだという。

「そのとき、この人の夜這いを受け入れて一夜をともにすれば、駿介との結婚をダメにできるって思いついたんです」

「じゃあ、一夜をともにした男女が結婚しなければならないっていう話がウソだってこと?」

「お互いに想い合ってなければ、結婚しなくてもいいんです。性欲を満たすためだけに夜這いすることもあるから」

だから紗彩はずっと一緒に生活していても体を許してはくれなかったのか。

「私は集落から逃げ出すために、翔吾さんを利用してたんです」

紗彩の告白を聞いても、香澄に裏切られたときほどのショックはなかった。

「紗彩が自由になるための役に立てたのなら良かったよ」

俺に怒られると思っていたのか、紗彩が驚いて顔を上げた。

「許してくれるの?警察に突き出すとかひどいことも言ったのに?」

「許すも何も、紗彩と一緒にいて楽しかったし。実は紗彩と出会う少し前に彼女に浮気されて振られてさ、けっこう落ち込んでたんだけど、紗彩のおかげで立ち直れたんだ。だから、感謝したいくらいだよ」

紗彩の顔が歪むと、ぽろぽろと涙をこぼし始めた。

「はじめは翔吾さんを利用するつもりだったんだけど。痴漢から助けてくれたり、熱を出したときに一生懸命看病してくれる翔吾さんに、本当の夫になってくれたらいいのにって思うようになったの」

「え…それってどういう意味?」

「翔吾さん、好きです。本当に私の夫になってください」

「俺も紗彩が好きだよ。紗彩といると楽しくて、何が起こるかわからなくてドキドキするんだ」

俺は紗彩を抱きしめると、そっと唇を重ねた。

「翔吾さん、抱いてください。契りを結んで本当の夫婦になりたい」

「俺も紗彩を妻にしたい!」

俺は紗彩を抱き上げてベッドに寝かせると、また唇を重ねた。

「んん?ん…ふぅん」

ふっくらとした紗彩の唇は気持ちよくて、すぐに舌を差し入れた。

最初は驚いたように舌をひっこめてしまった紗彩だが、そのうちぎこちなく舌を絡ませてくる。

だが慣れていないキスと、全身を緊張させている様子にまさかと思って尋ねてみた。

「紗彩、もしかして初めてだったりする?」

「初めてに決まってるでしょ?駿介っていう婚約者がいたんだもん、誰も手を出してこないよ」

地元の実力者の息子と婚約している紗彩に、閉鎖的な集落の男が夜這いできるわけなかったのだ。

夜這いの風習があるので経験豊富だと思っていたことを、心の中で紗彩にあやまった。

紗彩の緊張をほぐすようにたっぷりキスをすると、ブラウスの上からふっくらと盛り上がっているおっぱいを揉んでやった。

「んっふぅん…あぁ、気持ち、いい」

「紗彩のおっぱい、やわらかくて大きくて素敵だよ」

ブラウスを脱がしてブラも取るとDカップのおっぱいがプルンと揺れながら零れでる。

仰向けになっても豊かに盛り上がっている乳房はきれいで、きれいな乳輪と可憐な乳首が愛撫を待ちわびているようだ。

優しくおっぱいを揉みしだくと、てのひらに吸い付くような肌ざわりとやわらかさにうっとりとしてしまう。

乳房にキスをしながら少しずつ中心に近づいていき、乳首に吸いついて指でもつまみあげて転がすと紗彩の体がビクビクと震える。

「あっあぁ、恥ずかしい…はぁ、はぁ、あっんっんぁ、はぁん」

「ちゅっちゅっんはぁ、おいしいよ、紗彩のおっぱい最高だよ」

紗彩の息づかいがいよいよ熱っぽっくなってきたので、スカートをめくり上げてふとももを撫でまわした。

すると頑なに閉じていた脚が緩んだので、ショーツの上からアソコを撫でまわした。

「紗彩のココ、熱くなってるよ」

「いやぁ…そんな恥ずかしいこと、言わないで」

ショーツの下に指を忍び込ませると、紗彩の割れ目はもうぐっしょりと濡れている。

秘割れを撫でるようにしてから肉襞を触ると、さらにたっぷりと蜜が溢れて出してきた。

「すごい、もうびしょびしょになってる」

「んっあぁ、恥ずかしい…あっダメ、そんなとこ触ったら、あっあぁ!気持ちいいっ」

「すごく敏感なんだね。自分でも触ったりするの?」

「しません!そんなこと…」

「こんなにすんなり指が入るのに、オナニーもしたことないの?」

「あぁっごめんなさい…指を挿れて、自分でもしちゃいます」

清楚で真面目そうな紗彩がオナニーしていることを白状させると、ものすごく興奮してしまった。

乳首をなめながら指を挿入して抜き差しを繰り返すと、紗彩がうっとりした顔をしていやらしく腰を揺すり始めた。

スカートとショーツを脱がして紗彩を素裸にすると、たっぷりと潤っている紗彩の秘芯をじっくり見せてもらう。

座薬を入れたときはぴったりと合わさっていた割れ目を左右に広げると、色素の薄い桜色をした粘膜が濡れ光っている。

小ぶりな小陰唇は左右対称のきれいな形をしていて、米粒のように小さいクリトリスがかわいらしい。

「いやぁ…そんなに見られたら、恥ずかしいです」

見ているだけで粘膜がきゅっと締まって、透明な液体が涙のように溢れてくる。

俺は誘われるように襞粘膜に吸い付くと、紗彩の奥に舌を差し入れてなめまわした。

「レロレロ、ジュルル…紗彩のまんこ、最高においしいよ」

「もうっ恥ずかしいこと言わないで…あっすごい、そこ気持ちいいのっんっあっあぁん♡」

襞の隅々までたっぷり舐めまわしてから、可憐なクリトリスに吸い付いて舌で転がしてやる。

「うあぁあぁぁ!翔吾さん、もう許してぇ…んっはぁ、はぁ、感じちゃうっこんなの、おかしくなっちゃう♡」

硬く尖ったクリトリスを舌でしつこく舐め上げながら乳首を指先で刺激しつづけると、紗彩は俺の口に秘割れを押し付けるようにして喘いだ。

「あっあぁんっ気持ちいい!こんなのダメ!イっちゃう、イクのっイクっイクイクぅ♡」

俺の頭を挟みつけたふとももが痙攣を繰り返すと、紗彩は次第に脱力して甘い吐息を漏らしました。

香澄と暮していたときに枕の下に常備していたコンドームと取り出すと、はち切れそうに勃起したチンコに被せる。

紗彩が恥ずかしそうにその様子を見ているので、さらに気持ちが高ぶってしまう。

「紗彩、挿れるからね」

「翔吾さん、お願いします」

俺を見つめる紗彩の瞳には期待と不安が入り混じっていた。

俺も処女は初めてだったけど大丈夫だと語りかけるように微笑むと、襞粘膜にチンコの先を押しあてた。

そのまま腰をゆっくりと押し出していくと狭い膣粘膜にチンコが埋まっていく。

一瞬、痛みに紗彩の顔が歪んだが、すぐに俺の背中に腕を回して体を預けてくる。

「紗彩、大丈夫?ぜんぶ入ったよ」

初めての体験に戸惑う紗彩に優しく声をかけると、彼女は小さく首を横に振った。

俺は紗彩の額にかかった髪をそっと払いのけ、彼女の唇にキスをした。

「大丈夫…思ったより痛くないかも」

「動くから我慢できなくなったら言ってね」

ゆっくりと抜き出しを始めるとチンコが膣粘膜にしごかれる快感に夢中になり、いつの間にか激しく腰を動かしてしまった。

最初は緊張していた紗彩も、次第に俺の動きに合わせて腰を揺すり始める。

「んっんっ…ふぅん、あっあぁ…なんか気持ちよくなってきたかも」

気が付くと紗彩が小さな喘ぎを漏らし始めている。

噛みしめていた唇が開き、顔が上気して蕩けたような表情を浮かべていた。

「紗彩、すごくかわいい顔してるよ」

「いやんっ見ないで、恥ずかしい…あっんっんっ初めてなのに、気持ちよくなってきちゃった」

俺の動きに合わせて揺れるDカップのおっぱいを両手で揉んで腰を振っていると、痺れるほどの快感に熱い感覚がこみ上げてきてしまう。

「ヤバいっもうイキそう」

「んっあぁ、翔吾さん、ダメっ変になっちゃう、んっんっあぁ、翔吾さん!あぁあぁあぁぁあっ♡♡」

俺の名前を呼びながら紗彩が必死にしがみついてきてガクガクと震え出した。

すると膣粘膜がぎゅっと絞るように締め付けてきて、僕も限界を突破してしまった。

「あっあぁ!紗彩、イク!!」

ドクッドクッと精液が尿道を駆け抜けて大量に吐き出されていく。

紗彩の膣粘膜が精液を搾り取るようにうねって、俺は熱い射精快感に腰を震わせて喘いだ。

すべてを放出した俺は精根尽き果てたように紗彩の上に倒れこんだ。

「翔吾さん、大好きです。想い合っている人と結ばれて、とても幸せです」

紗彩の頬をつたう涙を指でぬぐってあげると、紗彩は幸せそうに微笑んだ。

この笑顔を守るためなら、俺はどんな困難にも打ち勝てるような気がした。

紗彩と一夜の契りを結ぶと、俺たちは心も体も強いつながりを持ったように思えた。

また駿介が来て紗彩を無理に連れ戻すような真似をしないかと心配していたが、あれっきり姿を現すことがなく拍子抜けしていた。

だが好事魔多しとはよく言ったもので、俺と紗彩の平穏な暮らしは思わぬ来訪者によって破られてしまった。

梅雨に入った少し肌寒い夜に紗彩の煎れたコーヒーを飲んでくつろいでいると、突然カギが開けられてドアが開いた。

ずかずかとリビングまで入ってきたのは、なんと元カノの香澄だった。

「香澄?今さら何の用だよ」

「翔吾!ごめんなさい!ぜんぶ私が悪かったの」

雨に濡れたままの香澄が抱きついてきた。

懐かしい香水の匂いとFカップのふくよかな胸が押し付けられる。

一瞬だけ懐かしい感覚にとらわれたが、すぐに香澄を引き離した。

「今さら何言ってるんだよ」

「違うの!話を聞いて。私、騙されてたの、あの人、結婚してて子供までいたの」

香澄が浮気したアルバイト先の店長は、独身のフリをしていたが妻子持ちだったらしい。

「奥さんから突然メッセージが届いて慰謝料払えなんて言うから、こっちが騙されたんだから逆に慰謝料払えって返してやったの!」

なんとも香澄らしい話に呆れてしまった。

短めのショートカットを明るい茶色いに染めていて、切れ長の大きな瞳が気の強さを物語るように光っている。

俺もかつて魅了された瞳に、浮気相手の店長も道を踏み外してしまったのかもしれない。

「ごめんなさい!だまされて気が付いたの、翔吾の優しさと誠実さに。もう二度と浮気なんかしないから、今度だけは許して」

目に涙を浮かべてすがるように俺を見る香澄。

もし紗彩と出会う前だったら、俺は抱きしめて香澄を許してしまっただろう。

「悪いけど、もう無理なんだ。最後に香澄が言っただろ?もっといい娘見つけて、てさ」

俺が紗彩を見ると、香澄もはじめてその存在に気が付いたかのように紗彩を見る。

「ふぅん。翔吾ったら、私がいなくなって寂しかったからって、こんなダサい子と付き合ってるの?」

「やっぱりダサいですか?まだ田舎から出てきたばかりなので、東京の流行がわからなくて」

「顔はたしかにかわいいかもしれないけど、ファッションが田舎くさいってわからないの笑」

「翔吾さん、今度の日曜日に渋谷に連れて行ってください!おしゃれを勉強します」

挑発されているのに素直に受け取る紗彩に、香澄が呆気に取られている。

香澄は相手が美人だとすぐにマウントを取りたがるので、大学でもよくトラブルを起こしていた。

それでも俺が香澄に惹かれていたのは、絶妙なツンデレが魅力的だったからだ。

外では気が強くて俺にも当たりが強いのに、二人きりになると甘えてきてベッドでもすごく尽くしてくれるのだ。

「でもあなたは子どもっぽいから、翔吾にすぐ飽きられちゃうんじゃない?今のうちに別れたほうがいいと思うけど」

「飽きっぽいのは香澄さんの方じゃないですか?他の人と浮気しちゃうんだから」

悪気がない分、殺傷力が強いブーメランに香澄が顔を真っ赤にして怒りに震え出した。

言い負かされる香澄を初めて見た俺は、我慢できずに噴き出してしまった。

「なに笑ってるの!こんな田舎くさい女より、私の方がいいでしょ?」

「ごめんさない、香澄さん。私はもう翔吾さんの妻なんです」

紗彩が香澄に左手を上げて見せると、薬指に指輪が光っている。

「え?はぁ?翔吾、どういうこと?」

俺の左手をつかんだ香澄が、薬指の指輪に驚いて後ずさる。

「俺と紗彩はもう夫婦になったんだ。あきらめて帰ってくれよ」

実は一夜の契りを結んだ記念に安いペアリングを買っただけで、まだ結婚したわけではない。

紗彩は香澄にあきらめさせるために、結婚しているように装ってみせたのだ。

「うそ…信じないから。絶対にあきらめない!翔吾を奪い返してやるからね!」

青ざめた顔でよろけながら帰ろうとする香澄を呼び止める。

「香澄、合鍵は返してくれよな」

香澄はバッグから俺の部屋の合鍵を出すと、テーブルに叩きつけて帰っていった。

「はぁ…すごく気が強い人ですね、香澄さん」

「なんだか台風みたいなヤツなんだよな。もう来ないといいけど」

そんな俺の願いもむなしく、香澄は最悪の形で戻ってくることのだが。

香澄の襲来からしばらくすると梅雨が明けて本格的な夏になった。

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