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【高評価】迷ったあげく家出中のJKを保護した話⑨(1/2ページ目)

投稿:2022-11-06 07:38:40

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土方 煉◆IkWDNHA
最初の話

この日は夕暮れから雨が降っていた。僕は仕事帰りに今晩の晩酌用のつまみを買いにコンビニへ寄った。駐車場に車を停めて、雨の中小走りで入口に向かおうとした時、店脇にあるゴミ捨て場で座り込む少女と出会った。少女は学校の制服を着たまま雨にうたれ、フェンスにもたれるように下を向いたまま座っていた。…

前回の話

⑧「産婦人科って…何?通ってんの?」#ブルー僕の問いに彼女は俯いて何も答えない。不安が一気に募った僕は言葉が止まらない。「なぁ?何で黙ってんの?…どうしたんだよ。言ってくれないと分からないだろ?」#ブルーしかし彼女はスマホを握り締めたまま、口を一文字に結んでなかなか話…

「ねぇ、このままエッチしちゃおっか?」

彼女は僕に股がりながら顔を覗き込んで言った。彼女の髪につけた整髪料の香りと首元からの香水の香りが混じり合って僕の鼻腔をほのかに抜けた。

「ちょ、ちょ!ちょい待ち!待て待て」

「んん~?どったのぉ?」

そう言いながらも彼女は顔を近付けてくる。唇が触れるスレスレまで近付けられて僕は思わず顔を横に背けた。

「つっ、美人局とかじゃないよな?」

僕が言うと彩は下げていた上体を起こしてきょとんとした。

「つつもたせ?」

無言で彼女の反応を伺っていると、彩は突然大笑いした。

「あっはっは!違う違う!そんなので小銭稼ぐほど落ちてないしぃ。つかどう考えても20代の独身に仕掛けるもんじゃないでしょ!」

「そ、そうなの?」

「そうそう、あんなのは妻子がいるもっとおじさんに仕掛けなきゃ。その方がお金いっぱい取れるでしょ?おじさんもバレたくないからさ」

「言われてみれば…確かにそうだな」

「そんなの初めて言われたしびっくりしたよ。一条さんて心配性なんだねぇ」

「いや、こんな可愛い子に押し倒されたら誰だって心配するだろ!」

「そんなに可愛い?」

彼女のストレートすぎる問いに少し声を詰まらせる。少しは謙遜しろよ、と前置きして答えた。

「まぁ可愛い方じゃないかな」

「出た出た!また上から。そんなんじゃモテないぞっ」

「うるさいよ。別に今更モテなくたって…」そう言いながら脳裏に瑠花が浮かぶ。

「今、瑠花の事考えてたでしょ?」

ギクリとした。だが彼女はにやついているだけでそれ以上は何も言って来なかった。

「つかさ、このおっ勃ててんの何とかしてくんない。そろそろ限界なんですけどっ」

彩は腰を浮かして勃起した性器を握った。

「あっ…ちょっ…そんないきなり困るよ」

「はぁ?別にいきなりじゃなくない?…まっ、仕方ない」

そう言ってようやく彼女は僕の上から降りた。ホッとしたような残念なような、よく分からない安心感が僕に訪れた。だが、それも束の間で彼女は当然のように僕のスーツのベルトを外し始めた。

「お、おい!なになに!?」

彩は明らかに外し慣れた手つきでベルトを外すと、ズボンを下ろしながら僕を見た。

「いきなりは嫌って言うから…」

「いや、そういう意味じゃなかったんだけど」

「くどいっ」

「ええぇ…」

そして僕は彼女に従う形となり、わずかに抵抗していたのを止めた。

彼女はズボンを下ろしきると僕の足から外し、そのままパンツに手をかけた。パンツをズルッと下ろされ僕の勃起した性器が薄暗い部屋のベッドの上で露になる。

「やぁーん、やっぱデカチンじゃん。それにちょー可愛い形してる」

彼女は亀頭に指の腹を当てて優しく撫で回す。

「しかも包茎チンポだし」と笑った。

僕は「仮性だし…」と反論する。

「そう?じゃあ剥いても痛くないよね?…ていっ」

彩は一方的に言うと手のひらの全面を優しく当てながらゆっくりと包皮を剥いた。一方的な口調とは裏腹に彩は腫れ物に触るかのように優しく包み込むように僕の性器をゆっくりじっくり上下に剥いては戻すを繰り返した。

瑠花も手コキは上手いが彩も上手い。どちらが上か決める事なんてとうてい出来ない。強いて言うならば彩の方が亀頭を手のひらで包むように手コキするから少しこそばゆく感じた。

「お…あぁ…」

「んふっ、きもちぃ?腰浮いてきてるよ」

彩は手コキを続けながら制服のスカートを捲り上げて、パンティを見せた。

「どう?興奮する?今日は紐パンなんだぁ」

彼女のピンクのパンティに目を向けると、生地がスケスケでうっすら陰毛が見えた。

「そんなにスケてたら穿いてる意味ないだろ」

「そんな事ないもん。だって男の人はその方が興奮するでしょ?」

「そんなもん人によるだろ」

「一条さんは?」

「まぁ…するかな」

答えると彼女は一層にやにやとし「可愛いじゃん」と顔を近付けてキスをした。

あまりにもソフトなキスだった為、僕も簡単に応じてしまう。互いの唇の音が徐々に大きくなり、それが次第に激しいディープキスへと変わった。

「んん…はぁ…んー…」

「はぁ…はあ…ん…」

口内に溜まった唾液を丸々交換してしまうほど僕達は激しく舌を絡め合い、呼吸を荒らしながら抱き合った。

「ねぇねぇ…もういいでしょ?私これ以上は無理だよぉ」

「無理ってなに…がっ!?」

彼女はまたもや一方的に言い終わるの顔を下にずらして僕の性器を口いっぱいに頬張った。

「んふ…おっきい…んっ…んん」

手コキと同様にフェラも瑠花と彩は違う。彩はどちらかと言うと亀頭よりも竿や玉筋へ入念に舌這わせて、手は添えているだけであまり使わない。代わりに包皮に媚りついた皮脂の汚れを舌で掃除するように舐める。

「んーっ…はぁ…!…じゃあ早速…」

気が済むまで僕の性器をしゃぶった彼女は僕の上に股がり直して騎乗位で挿れようとする。

「ちょ、待って…!ゴム!」

僕が慌てて止めると彼女は「はぁ?」と笑った。手を伸ばし枕元を探る僕を微笑みながら見ている。

「これ…」

彩はゴムを受けとると、慣れた手つきでピッと袋を破り、グリグリっと性器に着けてくれた。

彩は中腰になりながら性器が後数センチで中に入るというところで止めてもったいつけるように言った。

「瑠花の事…もう考えてない?」

胸がチクリと痛む。だが所詮僕は雄であり、恋愛映画の主人公のように純情の持ち主ではなかった。

「うん…挿れて」

言い終わると彼女は納得したように「うん…」と小さく頷いて、僕の目を見ながらゆっくりと腰を下ろした。亀頭を包むように彼女の膣がゆっくりと覆い被さる。

「んんん!!やっば…っ!きもちぃ…」

彼女の膣内は心地良く熱を帯びており、締め付けも申し分ない。それに通常時よりもワントーン上がる彼女の喘ぎ声に萌えた。自然にぐぐっと股間に力が入る。

「ああんっ!あっ…んん!ちょっと…!それ以上硬くしないでぇ…」

「あぁっ、ごめん」

「別にっ…謝んなくて…っいいの…!んっ、あんっ!ああっ」

彼女は僕の腰の上で腰を上下に動かしながら乱れに乱れまくった。綺麗にセットした髪もとうに崩れ、触れると身体も徐々に汗ばんできているのを感じた。僕は下になったまま手を伸ばして彼女の身体に何度も触れ、汗ばんだ胸を揉んだ。

足が折れるのではと心配になるほどベッド軋ませながら彼女は大声で喘ぐ。

「ああぁん!!やっばぁいっ…!ああん!んんっ!ああっ!」

彩はセックスの方もやはり一方的で、自分が気持ち良くなる事だけを考えて腰を振っているようだった。僕は仰向けに寝転んだまま、完全に受け身になっていた。

感想としては正直どちらでも良い。彩とのセックスは愛撫をし合う訳でもないし疲労も少ない。風俗店を利用してる感は否めないが、このレベルの女とセックスできるだけで十分だ。それに受け身でただ寝転がってるだけでも気持ち良いのだから。

「あんっあっ…んっ…!イクッ…イキそっ!」

彩が絶頂を迎えそうになると自然と膣の締め付けも強まり、僕の性器も精液を搾り取られるような感覚があった。てっきり彼女にイカせられると思っていたのだが、僕の予想よりも先に彼女は絶頂を迎えた。

彩はイク時ですら一方的で、タイミング計っていたのか腰を落として性器が奥に入ったと同時の絶頂だった。

「いやぁぁぁんっ!!」

このマンションに住み初めてそこまで騒音に悩まされた事はないが、彼女のイク時の声は絶対に近隣に聞こえたはずだ。とっさに彼女を抱き寄せ、手遅れだがキスで口を塞いだ。

よほど気持ち良かったのか、彩はぐでっと脱力したままかろうじてキスに応じた。このままでは僕は不完全燃焼で終わる。ぐちゅりととろけきった膣には場違いなほどギンギンな性器が刺さったままだ。身体を動かして性器が膣内で動くと彩は「まだ動かないでっ」と制止した。

「そんなに気持ち良かった?」

「やばすぎだよ~。瑠花が虜になるのも分かる」

(どちらかと言うと虜になってるのは僕だけど)

「てかさ、こっちはまだイケてないんだけど…」

「だよね?どうりでまだビンビンな訳だ。ちょっと待ってね、すぐ口で抜いてあげるからさ」

「いや、このままでいい。自分で勝手にイクから」

言い終わると僕は騎乗位で彼女を抱き寄せたまま腰を浮かせた。一方的に下から上にガンッガンッと腰を突き上げる。

「ちょっ…!無理!…無理無理!!ああんっ!もぉ!」

今度は僕が自分が気持ち良くなる事だけを考えてやらせてもらう。イッた直後で敏感になっている彼女を無視して僕は腰を突き上げ続けた。

「あああ~…イクッ、ん!」

「ああんっ…!!」

最後にひと突き思い切り突き上げると、僕は勢い良く射精した。彩は再び僕に覆い被さるように脱力し、僕はそれを受け止めた。肩で息をする彩を横目に膣から性器を抜くと、避妊具を着けた性器の先端には白いドロッとした液体がパンパンに溜まっていた。

「うわ、すごい出た」

それを聞いた彩は「見せて」と身体を起こして、徐々に硬さを失っていく僕の性器をまじまじと見た。挟まった陰毛を一緒に抜かないように慎重にコンドームを外し、ティッシュにくるもうと手を伸ばしたら彼女は「貸して」と言いながら僕の手から汚れたコンドームをもぎ取った。

「何やってんの?」と声を掛けると「いや、たくさん出たなーって。もしかして相当溜まってた?」

僕は瑠花とのセックスを思い出し「いいや、そんな事ないよ。二、三日程度」と答えた。

「じゃあ私のおかげだねっ」

「はあ?」

すると彼女は手に取ったコンドームを口元へ運び、中に溜まっていた精液を「あーん」と飲み始めた。

「お、おい!」

別に嫌とかではないが、何かおぞましいものを見ているようで僕は止めた。だが彼女はあっという間にゴムに溜まってた僕の精液を飲み干した。

「うげっ…苦っ!!それにゴムの味もするぅ」

「いやいや馬鹿か?そりゃそうだろう。そんな事するくらいならチンコに付いてるの舐めろよ」

「あっ…!そっか。そーだよねっ」

彼女は再び僕に身体を寄せるとだらんと垂れた半勃ちの性器を勢い良く咥えた。今度は亀頭を中心に舌を這わせて残った精液を一滴たりとも残すまいと入念に舐め続けた。

やれやれ、と思って見ていたものの、段々性器の硬さが元に戻り始める。そして二度目の射精の予兆を感じた。

「あー…また出そうかも」

「うっそ!?マジ?元気過ぎない?」

「うるさいなぁ」

「へへっ、いいよ!抜いてあげる」

彩は再び硬さを取り戻しつつある性器を手でしごいて咥え直すと、スコスコとさっきよりもきつめにしごき始めた。唾液を垂らし、それをローション代わりにする。

「出るっ…!出すよ!」

彩は「んっ…いいよっ」と言い、僕は彼女の口内で二度目の射精を終えた。

「んんん!!…んっ、けほっ…出しすぎぃ」

彩は口内に流れた精液を何の迷いもなく、当たり前のように飲み込むと再び僕の性器を咥え、先ほどと同じように入念に舌を這わせて精液を残らず絡め取った。僕もさすがに三度目は無かった。彼女は舐め終わるとさっさとはだけた身なりを整え始めた。

僕も彼女の唾液まみれの性器を拭いて服を着た。

「ねぇー喉渇いたよ~」

セックスを終えまったりする事もなく、彩は独り言か区別が難しいトーンで僕にそう言いながら台所の方へと歩いて行く。僕は正直こんな感じの女性が苦手だ。だけど家に招いた時点でそんな事は言ってられない。僕は黙って彼女の後を追うと彩は勝手に冷蔵庫を開けて中を物色していた。

「好きなの飲みなよ」

「んー、じゃあこれでいい」そう言って彼女は冷蔵庫からパックのオレンジジュースを取り出した。このオレンジジュースは瑠花の飲み差しだ。

「ほら、コップ」

「サンキュ」

居間で腰を下ろすと僕は煙草を咥え「臭い大丈夫?」と彼女に一声掛けてから火を点けた。吐き出した煙をボーッと見ている彼女に僕は言った。

「結局しちゃったな」

「最初はからかってやろうと思っただけなんだけどね。…駄目だった?」

「駄目とかじゃないけど…瑠花ちゃんと友達なんだろう?知った上であれはちょっとまずいんじゃないか?もちろん乗った僕が一番悪いんだけれど」

「あぁ…それねぇ」

「それねぇ?…意外と薄情なんだな」

彩は座り直して、両手をテーブルの上で組みながら話し出すタイミングを伺っている。まるで妻が夫に離婚を告げる前みたいに空気もピリついた。

「な、何だよ?急に改まって…意味わかんねぇ」

「実はさ、瑠花と友達ってのは嘘なんだ。っていうか元友達?って感じ。向こうはどう思ってるか知らないけど」

「えっ…?ま、まぁそれは驚くけど別にどうだって良いよ。それより何で嘘を?」

僕は男女の交遊関係の違いを想像しながら訊いた。

「そうでも言わなけりゃ会ってくれなかったでしょ?直接会って話したかったのよ」

「別にそんな事ないけど…つか話って?」

「とにかく。それが嘘ついた理由。で、ここからが本題なんだけど…」

彩はカラーコンタクトの影響でか、茶色く大きな瞳を数回まばたきしながら言った。

「瑠花って詐欺師だよ…?師をつけるほど本格的じゃないかもだけど」

「はい?詐欺師?」

字の如く僕の目は点になる。あの子が詐欺師?それは絶対にありえない。冗談にしてはあまりにも幼稚で僕は吹き出しそうになったが、真剣な彩の眼差しを受けて笑うに笑えなかった。

「何で?」これが今僕が笑わずに発せられる限界の言葉だった。

「お姉ちゃんの旦…彼氏も瑠花にやられたんだ。で、瑠花はお金取ってから面白半分で約束破ってお姉ちゃんにその事を伝えたの。証拠と一緒に匿名でね。お姉ちゃんはその時妊娠しててさ、ショックのせいか赤ちゃんも駄目になっちゃったんだ…」

「何でそれが瑠花ちゃんだって思うの?匿名だったんでしょ?」

「お姉ちゃんと彼氏はその一件で別れちゃったんだけど…私は彼氏と仲良かったから後日詳しく話を訊いたの。その時に見せてもらった写真に写ってたのが瑠花だったんだ」

「君と瑠花ちゃんが友達同士ってのは言ったのかい?」

「ううん、言える訳ないじゃん。さすがにシラを切ったよ。瑠花も私の姉の彼氏を引っ掛けてしまってまさかそんな事になってるとは思いもしないだろうけど。それに多分あいつお姉ちゃんの顔は知らないと思うし」

僕は半信半疑だったが、彼女に何と声を掛ければ言いか分からずに口を閉ざした。

「でね、多分一条さんも瑠花にやられると思う。それも近いうちに」

「根拠は?」

「瑠花に妊娠の話題出されたでしょ?お姉ちゃんの彼氏の時もそうだけど、他の噂も合わせると手口がある程度一緒なのよ。しかも私に歳の離れた姉がいるのを知ってて近隣で人気の産婦人科はどこかって訊かれたし…私なら知ってると思ったんじゃない?それとなく驚いた風に返信しといたけど」

「いやぁ…それは少し思い込みな気もするけどなぁ」

「瑠花の手口は中絶の慰謝料を取る事。もちろん妊娠自体が嘘だから詐欺になるんだけどさ。だからよりリアリティを出す為に通いそうな産婦人科の名前訊いてきたんだと思うの。一条さん頭良さそうだし少し警戒したんじゃないかな。思い当たる節はないの?」

「正直全くないよ。それに金銭を要求された事もないし。被害にあった人はどういう流れで瑠花ちゃんと出会ったの?」

「私が聞いたのはマッチングアプリとナンパ。見張り役かどうか知らないけど初めて会った時の状況訊くと周りに若い男が数人瑠花の近くに居たそうよ」

「若い男?」

「うん、指示役かどうかまでは知らないけど…さすがに女の子一人では無理なんじゃない?被害にあった人は当時を思い出す過程でそう言うの」

「へぇー、そんな事ってほんとにあるんだな」

どこか他人事で、まだ疑念を抱いている僕の口調が気に入らなかったのか、彩は冷たくあしらうように言い放つ。

「別に無理に信じろとは言わないけど…だけど普通に考えてありえなくない?偶然出会った可愛い女子高生と毎日セックス三昧なんてさ。洗脳じゃないだろうけど一条さんはそれに近い状態になってると思うよ」

「うーん…いきなり言われて信じられるような内容ではないしなぁ。警察とかは?」

「警察?瑠花は未成年だよ?訴えでもしたら逆に足元すくわれるじゃん。だから皆お金取られるだけ取られて泣き寝入りするしかないの。やっぱお金より世間体や家族の方が大事だろうし」

「世間体…そりゃそうか」

僕は自分も同じ立場に置かれると間違いなく世間体を考えて金を払ってしまうな、思いと苦笑した。それに瑠花と出会った日の事を思い出せる範囲で思い出そうと試みる。

「あっ…!」

「何?」

「いや、何でもない」

瑠花と初めて会った夜。あの日は雨が降っていた。僕は瑠花のずぶ濡れになりながらも何かにすがるような姿を見て思わず声を掛けてしまった。彩が言う若い男もおらず、確かに瑠花は一人だった。

だけどコンビニの前に数人若い男が居た。たしか大学生ぐらいの年齢の若い男が数人。だが顔はもちろん、仕草や聞こえた会話などは一切思い出せない。徐々に鼓動が高くなるのを感じる。

「そういえば…学校の先生と親が一度家に押し掛けて来たな。三人居たんだけど全員おじさんで若い男は居なかったぞ?」

「会ったの?」

「いいや。インターフォンを鳴らされたけど瑠花ちゃんが出るなって言ったから…録画になってるから見てみようか」

立ち上がり、インターフォンへと向かう。そして履歴を探したが、三人組の男の画像が消されていた。

「どう?見つかった?」

「いや…消えてるわ。二、三日前の話だからデータの上書きとかじゃないはずだけど」

「じゃあ瑠花が消したんじゃない?つか瑠花しかいないでしょ。その三人の男は誰だか知らないけど出会うとまずい相手だったんじゃない?それに先生じゃないと思うけど」

「んー、何でだろう」

「そこまで知らないわよ。けど瑠花は昔から何かと色恋沙汰が絶えなかったから別件かもね。中学の担任も瑠花とヤッたって噂が立って辞めちゃったし」

「そんなのは他の中学でもある話だろう?あれだけ容姿が整っていれば、それを面白く思わない連中がデマを流す事だってあるだろうし」

「デマじゃないんだなこれが。私、あいつに担任とヤッてる最中の動画見せられたもん」

「動画?」

「うん。その時知ったんだけど、担任はMだったの。それもドが付くほどの。で、瑠花は裸にした担任の太ももをライターで炙ったり、股間を蹴ったりもしてた。色々してイキそうになってる担任を弄んでたわ」

「マジ?」

「嘘ついても仕方ないじゃない。まぁうろ覚えだけどね」

これだけ聞かされても僕はまだ疑念を払拭できなかった。彼女と暮らした僅か二、三ヶ月の月日がそれを邪魔をする。

「中学の話は百歩譲って過去の事だしいいよ。僕には瑠花ちゃんは普通の女子高生に見えるんだよね。バイトもスーパー銭湯でしてるって言ってたし、お金にがめついところを見た事もなければ感じた事もないし」

「スーパー銭湯?」彩は笑いそうで笑わない何とも言えない表情をした。

「そう、バイト先の。知ってる?」

彩は何とも言えない表情のまま、何かを言うか迷っている様だった。

「なになに?気になるよ」

「んー。言いにくいなぁ…」

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